東武鉄道が野田線(アーバンパークライン)の列車について、現在6両編成で運行しているものを今後2024年度から新型車両に置き換え、5両編成とする事を発表した。
これにより、ネット上では「朝は今でも結構混雑するが、減車して積み残しを出さないのか?」「女性専用車が廃止になるのでは?」などの意見が飛び交った。
ヤフーニュースで2022年5月2日付で配信された、ハフポスト日本版の記事『東武アーバンパークラインが6両⇒5両編成に。「混雑が心配」「女性車両は廃止?」の声に東武鉄道は何と答えた?』によれば、減車することになった理由は「コロナによる乗客減から車両数を再検討する流れになった」からとのこと。
また女性専用車については「痴漢対策として必要だと認識しており、廃止するつもりはない」とのこと。
東武鉄道の担当者は「乗客の不利益にならないよう、適切なダイヤの検討に努める」と言っているとのことだが、6両から5両に減車して女性専用車はそのままであれば、これは男性客に対するかなりの不利益が増すことになりえる。
ヤフーニュースのコメント欄にも恐らくは地元の利用客と思われる書き込みが多数見られるが、2022年5月5日現在では一昔前のような「女性専用車は痴漢対策なので絶対に必要です!」といった意見はほとんど見られず、「乗客が減ったからと減車しつつ、女性専用車は維持」という東武鉄道の姿勢に疑問を呈する意見がかなり多くなっている。
多くの鉄道事業者等において、女性専用車が痴漢対策と言いつつ、政治目的あるいは営利目的・客寄せ策などになってしまっていることは当会がこれまで繰り返し述べてきたことだ。
一方で、廃止しようとすると一部の女性専用車に賛成な女性客が強くクレームを入れてくるので、廃止できない(廃止したくない)というのはあるのかもしれない。
【2024年4月追記】
東武野田線の5両化について続報が入ったため、前回の確認時から1年経っていることもあり、改めて当会会員が再度女性専用車の存廃を東武鉄道に確認したところ「女性専用車は継続する」と、1年前と変わらずの回答でした。
情報元:
東武アーバンパークラインが6両⇒5両編成に。「混雑が心配」「女性車両は廃止?」の声に東武鉄道は何と答えた?<魚拓>