高速バス白浜東京線の女性専用席は防犯目的ではなく、コロナで激減した乗客を増やすため。

関東と関西を結ぶバス路線である白浜東京線に女性専用席が導入され、2022年4月21日より運行を開始した。

白浜東京線は明光バス(和歌山県白浜町)と西武観光バス(埼玉県所沢市)が共同運行をしている路線である。

導入理由は長時間運行するため、女性に安心して乗ってもらいたいということで後部の6席を女性専用席にしたとの事だが、何とこの女性専用席は「防犯目的ではない」らしい。

これはバスを運行する会社に問い合わせをした当会会員からの報告によるもの。

※当会の活動対象はあくまで通勤列車の女性専用車(席)であるので、この問い合わせは当会の活動としてではなく、あくまでも会員が個人として独自に行ったものである。

そのため「活動履歴」ではなく、ニュースにて紹介している。

バス会社の担当者によれば(防犯対策が主な目的ではなく)コロナの影響で乗客が激減したため「利用者増のための施策」として和歌山と東京のバス会社間で話し合った結果、出された案だったということだ。

鉄道の女性専用車両も、夜行高速バスなどに見られる女性専用席も、世間では「やむを得ない防犯対策」と認識されていると思われるが、近年コロナで公共交通機関の利用客数が低迷する中、熊本市交通局のようにコロナ禍による減収対策のため、女性客を引き寄せるための女性専用車(熊本市交通局は後に「女性優先車両」と改称)を設置しようとするケースがある。

世間で「痴漢対策・防犯対策だから差別ではない(または仕方ない)」と思われているものを公共交通機関が客寄せサービスに使うなど大いに問題があるが、今回の白浜東京線への女性専用席導入もそうした動きのひとつと言えるだろう。

ただ、会員によるとこの担当者は横柄な態度ではなく「早速、東京の会社にも意見の内容について連絡をする。

今回導入の女性専用席は未来永劫続くものではなく、バスの予約が回復し、女性専用席により男性の利便性が著しく損なわれるような事態になれば当然廃止の選択肢は出てくると思う」と言っていたとのことである。

情報元:

夜行バスに女性専用席、白浜東京線で導入<アーカイブ

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