7月13日より、札幌市営地下鉄東西線で女性専用車両(札幌市交では「女性と子どもの安心車両」と表記)が導入されることとなった。
これは6月16日付の北海道新聞が伝えたもの。
それによると、宮の沢方面、新さっぽろ方面とも7両編成の4両目に設置。平日の始発から午前9時まで運行するとのことである。
北海道新聞の記事では「主に痴漢防止を目的に…」とあるが、実際には市議会での公明党の圧力によるものであり、痴漢対策とはおよそ言えないものであるということは、当ニュースの過去の記事等ですでに何度も述べてきた通りである。(改めて、当ニュースの過去の札幌市交通局関連の記事等も参照頂きたい)
また、この記事では、「女性の乗車しか認められていないが、小学生までの子供や障害者とその介護者に限り、性別に関係なく乗車できる。」
と述べられているが、これでは読み手に「中学生以上の健常者男性は乗車禁止」と受け取られかねない。これは市交通局のサイトに掲載されている「男性の乗車を拒否することは出来ません」という内容とは明らかに食い違う。
これは記者の認識不足によるものだろうか。いずれにしても交通局が「男性の乗車を拒否できない」(=年齢や障害の有無にかかわらず、男性であっても乗車不可能ではない)とサイト上に明記している以上、このような書き方は不適当であると思われる。
情報元 北海道新聞 2009年6月16日付
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/171818.html