日経新聞ニュースより。(以下引用)
首都圏私鉄8社とメトロ、女性専用車両を一斉に導入へ
東急、西武、京王など首都圏の私鉄8社と東京メトロは26日までに、電車内の痴漢被害を減らすために朝の通勤時間帯で「女性専用車両」を5月に一斉に導入することを決めた。国土交通省が今月設置した女性専用車両に関する協議会で、検討を鉄道各社に指示していた。関西に比べ女性専用車両の浸透が遅れていた首都圏で、導入が一気に進む。導入を決めたのは東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、東急電鉄、京急電鉄、相模鉄道、東京メトロの9社。28日に開かれる協議会の会合で国交省に正式に報告、発表する。
関東地区の鉄道事業者は、これまで女性専用車両の導入についてはごく消極的であり、東武鉄道など、社長自らが「男女で乗れる車両数が違うのはおかしい」とコメントしていた程だが、国土交通省が「女性専用車両に関する協議会」を設置し、各鉄道事業者に指示を出した結果、こうも簡単に各社とも一斉に導入を決めてしまうということは、国土交通省などからの鉄道事業者に相当な圧力がかかっていると思われる。
これでは国交省(及び、女性専用車両推進に熱心な政治家・政治団体等)がその気になれば、どんな無茶でも「ごり押しすれば全てまかり通る」ということになってしまうのではないだろうか。