首都圏で女性専用車両を拡大できない理由(東京都議会)

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女性専用車両は関西では広がっているが、関東ではあまり広がっていない。その理由は以前関東にあった「婦人子供専用車」が関係しているようだ。

平成12年の都議会定例会において、民主党和田宗春議員が寺内東京都営交通局長に「ラッシュ時の女性専用車両の導入を試験的に実施する事を検討すべきではないか」という質問をしたのに対し、次のように答えている。

女性専用車両について、関東地方では、かつて、国鉄や一部の私鉄において、戦後から昭和48年まで婦人子供専用車を運行していた経緯があるが、利用効率の低下や老人等弱者との均衡から、現在では実施している鉄道会社はない。都営地下鉄における女性専用車の導入については、

・車両により空いている車両と混雑している車両が発生し、乗り切れない場合や乗降時間が長くなる場合があり、列車遅延の原因となるため、お客様に迷惑がかかる。

・お客様は乗り降りに、より便利な車両を選ぶ傾向にあり、乗車場所を制限するこ とは困難である。

・他社と相互直通運転を行っているため、相直他社との調整が必要となる。

等の課題が多く、現時点では困難だが、現状を深刻に受け止め、関係機関と協議しながら痴漢防止に努めていく。

情報元:「知恵蔵」2004年版(朝日新聞社刊)406頁

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「女性専用車両」の項目に、旧国鉄時代に導入された「婦人子供専用車」が「男女平等にふさわしくない」などの理由で1973年までに廃止された、とある。

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