非女性専用車両で「女なら専用車両に行けよ!」

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あるニュースによると、ニュース記事の筆者の女性が女性専用車両のある列車で非女性専用車両に乗った際に乗り合って付近にいた男性から「女なんだったら専用行けよ!」と怒鳴られたそうである。

逆パターンで男性が女性専用車両に乗ったときに乗り合わせた女性客等から「男なんだったら隣の車両に行けよ!」などと言われても、女性専用車両がただ女性専用車両という車両名になっているだけの『誰でも乗れる車両』である以上、そんな主張は間違っており、言われた男性には移動する義務もなければ、そんなことを言われる筋合いなんてないのと同様に、『誰でも乗れる』非女性専用車両に乗った女性が乗り合わせた男性客等から「女なんだったら専用行けよ!」なんてそんなことを言われる筋合いはない。

そもそも今回ニュースになった「女なんだったら専用行けよ!」も女性専用車両に乗った男性が言われることがある「男なんだったら隣の車両に行けよ!」も、どっちも「男/女なら〇〇しろよ/すべき」と考える性別役割分業の性差別意識から出る言葉であり、近年の社会情勢が向かっている男女平等のベクトルとして男女ともに意識からなくしていかなければならない考えである。

「女なんだったら専用行けよ!」と怒鳴られたという体験がニュース記事として見かけたのは当会として初めてだが、SNSでも同様のことをポストされているのを見かける。

このような話は他の車両名の車両では当然聞かないわけだから、女性専用車両というものがあることが原因でこういう差別意識が発露されるものだと思われる。

当会は女性専用車両のことを「男性差別になる」と主張しているわけだが、さらにはこのニュースのように非女性専用車両では女性差別も醸成されてしまっている。

つまり、乗り合いの電車においてそれぞれそのような性差別意識からくる発言が出る原因は女性専用車両の存在であって、ひいては女性専用車両というものをやっている鉄道事業者ということになる。

このような性差別意識や性差別発言をなくしていくためにも女性専用車両の全廃は急務だと考える。

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