JR西日本の大阪駅のJR京都線・神戸線(東海道・山陽線)ホームに新しくホームドアが設置された。
白色の飾り気のないホームドアだが、女性専用車位置の部分だけ真っ赤に塗りたてられ、さらに女性が足を組んで座っているピクトグラム(トイレや喫煙ルームなどの入り口に表示されているような記号絵)が多数あしらわれており、そこが女性専用車乗車位置であることを非常に強く強調したものになっている。
以前、JR西日本は男性が女性専用車に乗車していると、降りるまでしつこく声掛けしてくることが多かったが、反対派が乗車活動を行い、声掛けに抗議してきたためか、最近はJR職員などからの声掛けは少なくなってきていた。
しかし、一方で男性が乗車しないよう、女性専用車だけ車内の照明の色を変えるなど特別仕様にした新型車両323系を大阪環状線に導入し、さらに今回は大阪駅に女性専用車位置を強調したホームドアを設置してきたのである。
直接の声掛けは少なくなってきたとはいえ、JR西日本はまだまだ男性排除を諦めてはいない。
「作戦を変えてきただけ」である。
だからこそ、反対派としては今後も引き続き乗車活動を継続・強化していく必要がある。
なお、JR西日本では大阪駅以外でもホームドアを設置している駅はあるが、現在(2017年5月)のところ、女性専用車運行区間のすべてのホームドアがその仕様になっているわけではない。
情報元:当会会員による現地確認