女性専用車を土日祝日も含め、毎日始発から終着まで運行するJR西日本の社員が、制服姿で9歳の女児のスカート内をスマホで盗撮し、逮捕されるという事件があった。
事件があったのは兵庫県のJR西明石駅構内。
2023年6月18日午後3時半ごろ、勤務を終えて制服姿で移動中だったJR西日本車掌のY容疑者(32)が、駅構内の階段で前を歩く女児のスカート内にスマホを差し入れたのを近くにいた人が目撃。「駅員が盗撮している」と警察に通報した。
通報を受け、兵庫県警明石署は同月28日までにY容疑者を逮捕。
取り調べに対し、容疑を認めているという。
今回の事件について、JR西日本近畿統括本部は「詳細な事実確認の上、厳正に処分をする」としているが、JR西日本では以前から社員が痴漢や盗撮で捕まる事件が多数発生しており、現在もそれがあとを絶たない。
比較的最近では、2022年の11月に石川県内でJR西日本の社員が痴漢の容疑で捕まっている。
酷いものでは、2008年12月に滋賀県のJR野洲駅付近で当日非番日だったJR西日本の車掌のK容疑者が通学中の女子高生に刃物を突きつけて脅し、近くの多目的トイレに連れこんで下着を脱がせるなどの乱暴を働くという事件もあった。
この事件では多目的トイレから女子高生の泣き声が聞こえたため通行人が通報。
駆けつけた警察によってK容疑者は逮捕された。
先述の通り、JR西日本は関西圏の通勤電車に女性専用車を土日祝日も含め通年毎日、始発から終着まで完全終日運行し、さらには一部在来線特急列車にも女性専用席を設けるなど、女性専用サービスには非常に熱心な鉄道事業者である。
過去にはポスターや駅構内などのモニターで
「乗ってますか、女性専用車」
「毎日終日運行しているからいつでも乗れる」
「行きも帰りも女性専用車、もう私の習慣です」
などと、女性専用車を「宣伝」していたこともある。
これでは痴漢対策ではなく、女性客をターゲットにした客寄せサービスだと思わざるを得ない。
加えて男性客に対して女性専用サービスへのご理解・ご協力をお願いしている割に社員による性犯罪があとを絶たないのなら、まさに『盗人猛々しい』という他ないだろう。
JR西日本は女性専用サービスに熱心なだけで痴漢には無関心だと言われても仕方ないのではないか。
JR西日本の女性専用車が本当に痴漢対策なのか、根底から疑わなければならないだろう。
情報元:
JR西明石駅で女児(9)のスカートにスマホ差し入れたか JR西日本の車掌を逮捕 – サンテレビニュース<アーカイブ>
JR西日本の車掌を逮捕 制服姿で9歳女児のスカート内を盗撮か 西明石駅構内の階段 | MBSニュース(アーカイブ)
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