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2021年6月 関西本部・JR大和路線、学研都市線、おおさか東線等、非協力乗車会の報告

当会関西本部では2021年6月27日に、JR大和路線、学研都市線、おおさか東線などで乗車活動を行いました。
以下その報告です。今回はJR学研都市線の快速で長尾~河内磐船(かわちいわふね)間を走行中に、車内を見廻っていた車掌からの声かけがありました。


JR学研都市線車内で車掌が声かけ
今回、女性客による声かけは無し。

ルート:
①大和路線:JR難波→王寺
②大和路線:王寺→木津(女性専用車設定なし)
③学研都市線:木津→同志社前→放出
④おおさか東線:放出→新大阪
⑤JR京都線:新大阪→大阪

JR大和路線・普通列車 JR難波→王寺

今回はJR難波駅改札前に14時集合、ここから14:15発大和路線普通王寺行に乗車の予定である。
集合時刻の10分前くらいに到着し、すでに集合場所に来ていたメンバーと何気ない話をしていたのだが、集合時刻が近づくにつれて徐々にメンバーが集まり、やがて集合時刻の14時になった。

私達が乗車したのは14:15発。


参加メンバーが揃ったのでそのまま改札内に入り、ホームに行くと既に14:15発の王寺行が停車していた。
JR難波駅は将来なにわ筋線が伸びてくる予定があるが、現在は行き止まりの終点駅なので、すべての列車がここで折り返す。


JR難波駅。
女性専用車がエスカレーターの目の前。


過去何度も言っているが、JR西日本は階段やエスカレーター・エレベータ―を降りた目の前が女性専用車になっていることが多い。ここJR難波もエスカレーターを降りたすぐ目の前が女性専用車である。
他の鉄道会社の路線でも駅によってたまたまそうなることはあるが、JR西日本は意図的にそうしていると思われるだけに腹立たしい。

JR西日本の資料。


これは過去何度も当会の活動報告ページで取り上げているので、いつも当会HPをご覧の皆様はよくご存じだと思うが、2004年(平成16年)にJR西日本が大和路線と阪和線に女性専用車を導入した際の資料である。

「お客様の分かりやすさとご利用の動線(ホームへの階段・通路位置など)を考慮し・・・」とあるが、要は「女性専用車が一番便利な位置に来るように設定しました」と言っているようなものである。つまりJR西日本は女性客の利便性しか頭に無い。男性客をいかに軽視しているかよく分かる。

もちろんいつも言っている通り、JR西日本は女性専用車をウケ狙い・営利目的の女性客向けサービスとして捉えており、痴漢対策なんて「真っ赤なウソ」である。

当時は女性専用車が平日朝9時までと夕方17時以降だったのと、大和路線や阪和線では列車の編成の関係ですべての列車に女性専用車があるわけではなかったので、女性専用車の設定されている列車本数自体は少な目だったのだが、これについてJR西日本は別の資料で「他線区に比べ、女性専用車の設定割合が低くなりますが、何卒ご理解ください」というようなことも記していた。

つまり女性専用車の設定で不便をかける男性客に詫びるのではなく、女性客に対して「女性専用車の割合が少なくて申し訳ございません」と言っているのである。どこまで男性客を軽視すれば気が済むのか!

その後2011年にJR西日本は、女性専用車を土日も含めて毎日・終日化した。表向きは「痴漢対策の強化」ということになっていたが、これらの資料を見れば毎日・終日に拡大した本当の理由は、もう言わずともお分かりいただけるだろう。

JR西日本は世間が女性専用車を痴漢対策だと思ってくれているのを良いことにしているのだ。
「痴漢対策と言いながら毎日・終日実施はおかしい」という意見もあるにはあるが、大して問題にはされていない。

JR難波駅の駅標と停車中の電車。


さて、私達が乗車した時点でまだ発車まで時間があるせいか、私達以外には女性客が3人だけの状態だった。
その後ぽつぽつと乗客が乗ってきて、人数は10数人程度まで増えた。その中に男性が1人。

車掌が肉声で「電車は6両で運転しております。この電車の前から3両目は終日、女性専用車となります。」とアナウンスしたが、乗車している男性客は移動しなかった。

その後男女のカップルが乗車してきたが、しばらくして女性専用車だと気づき、隣の車両に移って行った。

やがて発車時刻となり、列車は地下のJR難波駅をゆっくりと発車した。
しばらく地下線を走ったあと、次の今宮駅の手前で地上に出る。

今宮駅で今まで乗車していた男性が降りた。そして入れ替わりに女性客2人組が乗車してきて、私達のすぐ近くに座った。
そのまま何気ない会話をし始め、私達の事を気にしているような様子は全くなし。それで良いのだ。

私達の目的は、任意協力である女性専用車(=「専用」は名前だけ)に、男性が普通に乗車できるようにすることであって、トラブルを起こすことではない。

今宮に続いて新今宮を過ぎ、次の主要駅である天王寺で乗客が少しだけ入れ替わった。
ここでは快速列車の先発待ちのため4分ほど停車するが、特に駅員や乗務員・女性客からの声かけはなかった。
天王寺も女性専用車が便利な位置に停車する。

車内は座席がほぼ埋まるくらいの乗車率。天王寺から東部市場前・平野・加美と過ぎて、少しずつ乗客が降り、だんだん空いてきた。

久宝寺駅では大和路快速の先発待ちを行い、そこから乗り換えてきた乗客らの中に老夫婦らしき男女がいて、そのまま女性専用車内の優先座席に着席した。見たところ、足腰も弱っているような感じだ。

こういうところを見た乗務員や他の乗客などが、高齢者であるにもかかわらず男性を女性専用車だからと追いだしたりするケースが往々にしてあるが、今回は誰もそうした声掛けをする者はいなかった。
その点はまだよかったのだが、それでもJR西日本の関西エリアは、女性専用車が一番便利な位置に停車する駅が本当に多い。この久宝寺も女性専用車が階段・エスカレーターの前で、エレベーターも女性専用車から非常に近い。バリアフリー・ユニバーサルデザインに真っ向から反している。

久宝寺駅も女性専用車が階段・エレベーターの前。


改めて、足腰の弱った高齢男性より若い健常者の女性を優先する(しかも痴漢対策は建前)女性専用車がいかに歪な制度かを強く認識した。

列車は久宝寺を発車し、次の八尾でややまとまった降車があり、車内の乗車率は大きく下がった。
ここも女性専用車がちょうどエスカレーターの前で、一番便利のよい場所だった。

八尾も柏原も女性専用車が階段やエスカレーターの目の前。


さらに志紀・柏原(かしわら)と停車したが、柏原駅もまたちょうど階段・エスカレーターの位置に女性専用車が停車する。ここで残っていた女性客が一気に降りていき、女性専用車内は私達だけになってしまった。

よく「女性専用車を無くしたいなら、通勤列車の混雑を何とかする必要がある」というような意見を目にすることがあるが、少なくともJR西日本においては、そうした意見は全く意味をなさない。何せガラガラを通り越して、女性専用車に女性が一人もいない状態でも運行しているのだから。
こういうところからも、JR西日本の女性専用車が痴漢対策を名目にしているだけなのが良く分かる。

誰もいない女性専用車。
(柏原~高井田間)


柏原の次の高井田駅に到着する直前、隣の車両から1人の男性客が女性専用車内に移ってきてから降りていった。ここも女性専用車位置からのほうが階段に近いため、降りる際に隣の車両から移ってきたということらしい。

高井田を出ると大阪府と奈良県の府県境の山間部に入り、大和川を鉄橋で何度も渡りながら、いくつかのトンネルを抜ける。

高井田を過ぎると、徐々に山間部に入る。
(高井田~河内堅上間)


そして車窓がすっかり山っぽくなったところで、何となくローカル線の駅のような雰囲気を漂わせる河内堅上に到着した。ここでは2人の女性客が女性専用車に乗ってきて、そのうちの1人は私達のすぐ目の前に座った。私達の事を気にしているような様子は全く無い。女性専用車自体をあまり意識していないのだろうか?

河内堅上を出てもさらに何度も大和川を渡りながら山間部を鉄橋とトンネルで進むが、ほどなくして奈良県に入り、辺りの風景が山間部から平野部に戻ると三郷に到着。埼玉県にも同じ漢字表記の駅があるが、関西の三郷駅は「みさと」ではなく「さんごう」である。

三郷駅からは一人の男性が女性専用車に乗車して私達の近くに座った。
しばらく大和川に沿って走ると辺りが市街地になり、この列車の終点の王寺である。

この電車では声かけなどは全くなく、終点の王寺駅には14:57頃に到着した。
ここもやはり、女性専用車が階段に最も近い位置に停車するようになっていた。

終点、王寺に到着した普通列車。
ここでも女性専用車が階段の目の前。



JR大和路線・大和路快速 王寺→木津

王寺駅でしばらく待って、後続の15:03発大和路快速・加茂行に乗り換える予定にしていたが、どうやらその大和路快速が約7分ほど遅れているらしい。車内で急病人が出たとのこと。

王寺駅の駅標(左)と、
大和路快速の遅れを知らせる電光掲示板(右)。


JR西日本の女性専用車は毎日・終日実施で、通常ダイヤでは解除される日や時間帯が全くないのだが、列車の車種によって女性専用車がない場合がある。

大和路快速に使用されている車両は221系という車両(車種)なのだが、この221系には女性専用車は無い。
女性専用車のある普通列車の多くが王寺止まりで、この先は221系の大和路快速が奈良・加茂方面各駅に停車するので、王寺から先は女性専用車の設定のある列車は少ない。

221系。


もちろんこれから私達が乗車する大和路快速も、女性専用車の設定はない。
だからこの先しばらくは非協力乗車では無く、単なる移動である。

やがて遅れている大和路快速が王寺駅のホームに滑り込んできた。
この列車に木津駅まで乗って、そこで連絡しているJR学研都市線の列車に乗り換える予定だが、木津駅で連絡予定の学研都市線の列車は待っているだろうか?

木津駅からの学研都市線は日中30分に一本しか列車が無いため、もし木津で連絡しないとなると、そこでかなり待つことになる。まあ、今回は特定の列車を狙って乗車するような予定を組んでいるわけではないから、一本遅らせても大丈夫ではあるが。
木津で30分待つことになったら、参加メンバー同士で何気ない雑談でもして時間を潰せばいいだろう・・・

と、車内でそんなことを考えていたが、やはり非協力乗車ではなく「単なる移動」なら気が楽である。
ネット上などにはたまに「女性専用車反対派は女性と一緒に電車に乗りたいのか?」などとトンチンカンなことを言ってくる者がいるが、とんでもない。

私達も非協力乗車自体を好きこのんでやっているわけではない。通常の車両に乗るのと違い、何かあったらすぐ対応できるよう気を引き締めて乗車する必要がある。乗車している間は気が抜けないのだ。ただ、何もしないでいて女性専用車がますます「あって当たり前」・「任意といいつつ男性は乗れなくて当たり前」になってしまうのは許すべきでないと考えるから、継続して粘り強く非協力乗車活動を行っているのである。

水田が広がる中にぽつぽつ住宅のある奈良盆地の風景を車窓に、列車は快調に飛ばしていく。
座席も快適なクロスシート(特急列車などによくある、向かい合わせの座席)で、ちょっとした旅行気分である。

王寺を過ぎると、辺りは田園風景が広がるようになる。
(王寺~法隆寺間)


やがて線路が高架に上がり、周囲が急に市街地に変わって奈良県の県庁所在地駅である奈良駅に到着したが、私達は木津まで行くので引き続き乗車した。奈良を出てしばらくすると高架から地上に降り、周囲も市街地から急に郊外の丘陵地帯の風景になった。

そして奈良の隣の駅とは思えないくらい小じんまりしていて、人気(ひとけ)も少ない平城山(ならやま)駅を出ると、列車は奈良県から京都府に入り、私達が降りる予定の木津駅である。

少し遅れは取り戻したものの、約5分遅れで15:33頃木津駅に到着した。


JR学研都市線・快速 木津→同志社前→放出

木津駅は京都府木津川市の代表駅であり、私達が乗ってきた大和路線(関西線)の他、ここから京都へ向かうJR奈良線と、そして私達がこれから乗るJR学研都市線が分岐する、ちょっとした交通の要衝である。

木津駅ホームには、本来15:28発(現時点で約5分遅れ)の学研都市線・宝塚行快速が、私達の乗った大和路快速を待ってくれていた。すぐに発車するであろうと思われることから、ホームを急いで歩いてサッと乗り換え。
ここは女性専用車の位置が階段などとは少し外れているようだ。

木津駅に停車中の学研都市線・快速宝塚行。


車内は女性客が数人いるだけで、ガラガラ。
思った通り、私達が乗車するとすぐに発車した。

発車後に車掌が肉声で「前から5両目は女性専用車です、ご理解とご協力をお願いします。」とアナウンスしていた。

列車は西木津・祝園(ほうその)・下狛(しもこま)と過ぎたが、車内は空いており声かけなどは全くなく、途中のJR三山木(みやまき)駅から乗ってきた若い女性客2人組は私達の目の前の座席に座ってから何気ない会話を始めた。私達の事を気にしているような様子は全くない。それで良いのだ。

JR三山木の次の同志社前駅に15:46到着、ここで一旦下車し後続の列車に乗りかえることにした。
これは複数の列車に乗車して少しでもしっかりと「男性の任意協力」である事を徹底させるためと、この駅での後続列車というのが当駅始発(折り返し)のため、ここで乗務員が交代する(車掌と運転士が場所を入れ替わるためにホームを歩く)ので、女性専用車に乗車している私達の目の前を通る(つまり乗務員が声掛けしてこないかどうか、確認することが出来る)からである。

同志社前駅の駅標(左)。
同志社前駅ホーム(右)。


木津から乗車してきた列車を見送り、しばらく同志社前駅のホームで待っていると、京橋方面からやってきた同志社前止まりの列車がホームに滑り込んできた。これが15:57発の快速宝塚行として、ここで折り返す。

木津からここ、同志社前までは先述の通り日中約30分に1本の運転だが、この先は同志社前折り返しの列車が加わるので、本数が増えて約15分に1本のダイヤになる。

列車が到着するとドアが開き、乗車していた乗客がぱらぱらと降りて駅の改札を出ていった。
そのまま折り返すようだったので、私達は入れ替わりに乗車した。発車まで約6分ほどある。

しばらくして運転士と車掌らしき乗務員がそれぞれホームを通っていったものの、その時は何も言ってこなかった。
車内は折り返しということもあり、私達以外に女性客が1人乗っているだけだった。

同志社前を出てしばらく走ると沿線の主要駅の一つ京田辺駅に到着した。ここまで簡素な作りの無人駅が多かったが、この駅は京田辺市の中心部にある駅で、それなりに立派だ。
ただ、ここもまた女性専用車のすぐ目の前が階段で、階段から降りてきた男性客がわざわざ隣の車両のドアから入っていったり、また学生風の男性客3人が階段から降りてきて女性専用車に入ってきたもののすぐに隣の車両へ移って行ったりと、JR西日本の男性軽視・差別がこのようなはっきり目に見える事象として現れたのである。

まあ、本人たちは大して気にしていないかもしれないが、逆に言えばそれだけJR西日本の男性軽視・差別が当たり前のこととしてまかり通ってしまっているということでもある。

車内のモニターにも各駅に停車するたび【女性専用車】と表示されていた。

(左)京田辺も階段が女性専用車の目の前。
(右)車内モニター。


京田辺から大住駅を過ぎ、さらにその次の松井山手駅からは複線となる。
ここで折り返して京橋・北新地方面に向かう列車も多く、さらに本数も増えて大阪の郊外と都心を結ぶ大都市近郊路線らしいダイヤになる。

松井山手を出るとほどなくして京都と大阪の府境を超え、大阪府に入る。そしてすぐに到着するのが長尾駅。
木津からここまでは快速列車もすべて各駅に停車するが、長尾からは通過運転を開始する。

長尾を出ると、途中の藤阪と津田は通過して、次の停車駅は河内磐船(かわちいわふね)である。
次に停車するまでしばらく時間があるためか、長尾発車後に車掌が車内の見廻りにやってきた。恐らく先ほど同志社前駅でホームを歩いて通りすぎていったあの車掌だろう。先ほど、同志社前駅では全く私達に声をかけるそぶりも見せなかったので、このまま車内を通りすぎるかと思いきや、

車掌H氏:すみません、ここ女性専用車となるんですよ。ご協力お願いできますか?
会員A:いや、任意ですよね?そういう紛らわしい嘘の声かけ止めてもらえますか?
車掌H氏:すみません、お声かけだけはさせて頂いております。
会員A:で、一体何を見て男性と判断するのですかね?
車掌H氏:………見た目…。
会員A:見た目が男性に見えるからという理由で声かけするのは失礼ですよ!
車掌H氏:申し訳ありません。

しかしこのやり取りの後も、車内にいた女性客らの中には何気ない会話を続けている人もおり、私達がそのまま乗り続けていてもあまり気にしていないようだった。

河内磐船を出ると続けて星田に停まり、寝屋川公園・忍ヶ丘は通過して、沿線の主要駅の一つ四條畷(しじょうなわて)駅に到着する。大阪府四条畷市の名を名乗っているが、駅自体は四条畷市ではなく隣の大東市にある。関東で言えば、JR品川駅が品川区ではなく港区にあったり、JR目黒駅が目黒区ではなく品川区にあったりするようなものか。


ここまで車内は比較的空いていたが、四条畷で乗客が一気に増え、座席がほぼ埋まった。

四条畷を出て野崎を通過し、次の停車駅は住道(すみのどう)である。この駅もまた女性専用車の目の前に階段があり、その階段を上ってきた男性客が女性専用車を避け、隣の車両から車内に入った。先の京田辺駅でもそうだったが、こうして見ていると男性客も女性専用車がある状態に馴らされてしまっているような気がする。

住道駅も女性専用車が階段の目の前。


住道を出ると車内放送が入り、この先列車が直通しているJR神戸線内で車両点検を行った関係でダイヤが乱れているらしい。

鴻池新田と徳庵を通過後、ダイヤ乱れの影響か、私達の乗った列車もやや速度を落としたが、それほど大きな遅れにはならず次の停車駅放出(はなてん)には16:32頃到着した。難読駅名として結構有名なところである。

放出駅もまたエスカレーターやエレベーターが女性専用車の位置にピッタリで、まったくやれやれである。ここまで確認しただけでも「女性専用車がちょうど目の前」の駅がどれだけあったか・・・
先ほどは触れなかったが、長尾や星田も女性専用車が階段やエレベータ―などのちょうど前だった。

(左)放出駅も女性専用車がエスカレーターの目の前。
(右)エレベーターの目の前でもある。


女性専用車を可能な限りわざと便利な位置に持ってくるJR西日本のやり方には開いた口が塞がらないが、先ほどのH車掌の件も見逃せない。
車内でH車掌から声かけがあった事について駅で抗議することにした。

こちらからは参加メンバー全員で、いつものように、

「見た目だけで男性と判断して声かけするのは差別である」
「(言い方は丁寧でも)お前は男性だから出ていけと言っているようなもので、これはいじめの論理と同じ」

というようなことを各自述べて行った。

「任意協力」だといっても、やはり男性が乗車していると女性客から苦情が来るとのことなので、こちらからはさらに、

「男性が乗っている事について女性客からの苦情があるのなら、その女性客に対して『男性も乗る場合がありますがご了承下さい』とか、『男性客を強制的に追い出す事は出来ない』と回答する事は出来ないのか?」

とも言った。

まあ、任意であるにもかかわらず「女性専用車」と表記している限りは、いつまでも同じ状況が続くだろうが、恐らくこの先もJRはこの車両の名前を変える気は無いだろう。ならばこちらとしても、任意といいながら事実上の強制にさせないよう、乗車活動を続けるしかない。

余談だが、ネットを見ているとどうも私達が女性客に抗議するために乗車していると勘違いしている人が少なく無いようで「なぜ鉄道会社に抗議せずに女性客に矛先を向けるのか?そんなに女性専用車に文句があるなら鉄道会社に直接言えばいいのになぜそんなことも分からないのか?」などと、トンチンカンなことを言ってくる者を良く見かける。

何度も言っているが、鉄道事業者は法的にもグレーな女性専用車を「任意協力」を逃げ道に「強制はしていないから」と正当化し、それでいて任意であることには触れずに「事実上の強制」にしようとしているのだ。
だからこそ、そうはさせないために私達は敢えて乗車しているのであって、乗り合わせた女性客には何の用もない。女性客から私達に”抗議”してきた場合はやむなく応対しているだけであって、女性客に抗議するのが目的ではない。

このHPをしっかりと見ていただければわかるが、私達は鉄道事業者の本社・本局にも何度も直接抗議している。ただ本社・本局に直接抗議してもそれだけでは「その場をやり過ごされて終わり」だから、実際に乗車して鉄道事業者自身が「任意といいつつ事実上の強制」に出来ないようにしているのである。

しかし、私達が乗車活動しているというだけで「こいつらは女性専用車に乗りこむだけで、鉄道会社(本社・本局)に抗議しようとしない」と思い込む人間がこうも多いのには、少々ウンザリする。
「乗車活動をしている=他の活動を全くしていない」ではないのだが・・・

結局放出駅で15分くらい抗議して、対応くださった駅員には「お忙しいところありがとうございました」と伝え、私達は先に向かうことにした。


JRおおさか東線・普通 放出→新大阪

放出駅での抗議を終え、ここから16:59発おおさか東線新大阪行に乗車した。
こちらはJR学研都市線やJR神戸線などとは直通しておらず、ダイヤ乱れの影響は受けていないようだった。

車内で女性専用車アナウンスが流れ、周囲には何人か女性客がいたが、特に何も言ってこなかった。

放出を出て次の鴫野(しぎの)で夫婦と思われる男女が乗車、着席した。

そのまま、特に何もなく車内もガラガラのまま、17:14頃に終点の新大阪に到着した。

新大阪も女性専用車がエレベーターの目の前。



JR京都線・普通 新大阪→大阪

新大阪でJR京都線(東海道線)に乗り換えたが、私達がおおさか東線に乗車している間にこちらでは先のJR神戸線のダイヤ乱れの影響が大きくなっていたようで、新大阪からは17:19頃に発車した新三田行普通に乗車することにした。本来の発車時刻は17:08で、現時点ですでに10分余り遅れている。

車内は先ほどのおおさか東線より乗車率は高かったが、それでもところどころに空席がある状態だった。遠くを見ると、隣の車両には立ち客がいるのが確認でき、女性専用車と隣の車両で明らかに混雑差が生じていた。

途中、淀川を渡ったあたりで列車は速度を落とし徐行、車掌が肉声でさらに列車が遅れる旨のアナウンスをしていた。
この先の大阪駅ホームに先行列車が入っており、列車がつかえているとのこと。淀川を渡って大阪駅の少し手前で列車は完全に停車した。

こういう状況で、他社であれば女性専用車を解除するところだろうが、JR西日本はよほどのことがない限り女性専用車は解除しない(過去には列車が数時間遅れていても解除しないこともあった)。これもJR西日本の極端な女性偏重主義の表れであろう。

結局、所定のダイヤよりかなり遅れて大阪駅に到着、ここで解散した。


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