当会に寄せられた体験談(2020~2022年)


目の不自由な関東の方の体験談

●性別:男性

●私は子供の頃から目が見えません。この文も友人に協力してもらって書いています。

ある日、少し遠出しようとお思い普段使っている駅とは違う駅を利用しようとしたときの話です。

偶然乗ろうとした電車が女性専用車両だったらしく、乗ろうとしたとき乗っていた女性の方に、「男は乗ってくるな!」と非常に強い口調で言われ、弁明する間もなく、電車から押し出されました。

さすがにこれはやりすぎだし、暴行罪にもなるのではないかと思います。また、それ以上にこの明らかに差別ともとれる行動にいら立ち、駅員さんに事情を説明しましたが、「今忙しいから」と言われ全く取り合ってもらえませんでした。

私には国交省で働く知人がいたので相談し、その鉄道会社に抗議してもらいました。

それがどこまで効果があるのかわかりませんが、私のような出来事を経験されたことのある方もいると思います。こういったことをなくすためにも女性専用車両への乗車は任意であるという事実を広めるとともに、最終的には女性専用車両が無くなるといいなと思います。

長文失礼しました。これからも貴会の活動を支持しています。

当会からの回答

当会に体験談報告くださいましてありがとうございます。

当会のほうで事実確認したものではありませんので敢えてこのように書きますが、これが事実だとしたらとんでもない話ですね。

出来ればどこの路線のどの駅かを明記していただければ、こちらとしても確認を取りやすいですが・・・

鉄道事業者は数年前くらいから、建前上「男性の障がい者の単独乗車も可能である」という案内を始めました(実際には誰でも乗車可能だが・・・)。

しかし、実際には鉄道事業者は「女性専用車両への乗車は任意である」ということを利用客には隠したまま、相変わらず「女性専用車両」という名前で「男性禁止車両」のように装い続けています。

これまで再三言い続けていることですが、鉄道事業者は法的な問題を回避するために女性専用車両を強制にせず、建前上「任意」にしているだけで、ほぼ事実上の強制であることに変わりはありません。

逆に言えば女性専用車両は「ウソをつかないと成り立たない車両」なのです。

これだけでも女性専用車両がいかにおかしなものか良く分かろうというものです。

結局のところ「男性の障がい者も乗れる」としているのも、男性の障がい者への配慮ではなく、「男性障がい者に対する差別だ」「バリアフリーに反する」などと言われると反論ができないため、建前上「男性の障がい者は乗れる」としておいて、批判をかわせるようにしているだけです。

しかしながら、なぜこんなものが当たり前のように罷り通っているかといえば、「痴漢対策」という一見もっともらしく聞こえる「ただの建前」を、世間が全く疑っていないからです。

実際には企業イメージの向上や増収増益につながると思って(あるいは他との横並びで)このようなことをやっているわけですから、「痴漢対策のためのやむを得ない対策」ではなく、「痴漢対策を装った偽善」であり、「やむを得ない対策に見せかけた、ただの差別」です。

差別を正当化するのに「犯罪対策」や「弱者保護」を口実にするのは、差別を「する側」にとって非常に便利で有効な方法なのです。

こう言っておけば、反対する者がいても「犯罪対策に反対するのか」「お前は犯罪を正当化している」「被害者の気持ちを考えろ」「犯罪をする奴が悪いからこうなったんだろうが、文句を言うなら犯罪する奴に言え」などと、反対する側を悪者にしたり、犯罪者の存在を口実に差別を正当化したり出来ますから。

これは女性専用車両に限らず、夜行バスやプリクラなどの女性専用についても同じことが言えるわけで、だからこそ犯罪防止や弱者保護を口実にした男性排除に対しては犯罪防止のため・弱者保護のためという「うわべの口実」を真に受けないようにしなければならないのです。


名古屋の地下鉄を利用されている、内部障がい者の体験談

●性別:男性

●お世話になります。名古屋市交通局における女性専用車両の取り扱いにつきまして、大変不適切な点がありましたのでご連絡させて頂きました。私は身体障がい者手帳を保有しております。内部障がい者のため、外見では障害があることは分かりません。名古屋市交通局では女性専用車両を利用できる人の「例示」として「お身体の不自由な方」としているため、私は積極的に女性専用車両を利用しておりました。然しながら、乗務員を含めて女性客から度重なる個別の声掛けがあり、その度に障害のことを説明しなければならず、本当に不快な気持ちでした。

見ず知らずの女性客からも障害の内容について問われたり、手帳を見せるように求められたことがあります。私は思い切って、名古屋市交通局の本社に問い合わせたところ、下記のような返信がありました。

現在運行している女性専用車両につきましては、痴漢等迷惑行為の防止対策として、女性のお客さまに安心してご乗車いただけるよう、男性のお客さまにご理解・ご協力をお願いして運行しているものでございます。目の不自由な男性のお客様など、一定の配慮が必要な男性の方もご乗車いただけますが、女性専用車両の趣旨をご理解いただ き、今後ともご協力をお願い申し上げます。なお、内部疾患をお持ちのお客さまにつきましては、優先席をご利用いただけるよう車内ステッカーや車内案内放送等でご案内しておりますので、そちらをご利用いただきますようお願いいたします。

私は女性専用車両の優先席を使うべきなのか、女性専用車両以外の優先席を使うべきなのか分からなかったため、重ねてご質問させて頂いたところ、下記の返信がありました。

女性専用車両をご利用いただける「一定の配慮が必要な方」とは、目の不自由な方や足の不自由な方など、他の車両へ移動することが困難な方を対象としており、他の車両をご利用いただける男性のお客さまにつきましては、女性専用車両以外の優先席をご利用いただきますようご協力をお願いしております。

つまり、名古屋市交通局としては、内部障がい者は「一定の配慮が必要な方」に該当しないという見解のようです。

これは非常に問題がある発言かと思われます。貴会としての見解を教えて頂ければと思います。

当会からの回答

当会に体験談報告くださいましてありがとうございます。

交通局は障がい者であっても男性は可能な限り乗せないようにしているのです。

ただバリアフリー法などもありますので、男性だからと障がい者まで排除してしまうと、「女性と言うだけで障がい者よりも健常者を優先するのか?」「女性専用車両はバリアフリーに反する」などの批判を浴びることになります。

そこで、仕方なく表向きは「男性であっても障がい者は乗れる」ということにしているわけです。

しかし実際には男性を乗せたくないから、障がい者であっても何だかんだと理由をつけて、出来るだけ乗せないようにしているわけです。

「一定の配慮が必要な方=他の車両へ異動することが困難な方」というのは何を根拠にしているのかが不明ですが、もちろんそのようなものに法的根拠はありませんし、またもし輸送約款などにも記載がないのであれば、これはただ単に「交通局が勝手に言っているだけ」ということになります。

そのあたりの根拠も問いただしてみる必要があるかもしれません。

ただ、交通局の回答の一文、

「女性専用車両以外の優先席をご利用いただきますようご協力をお願いしております」

の中の【お願いしております】というのが曲者(くせもの)で、交通局は「あくまでも【お願いしているだけ】で強制していないから問題ない」と、いくらでも逃げを打つことが出来ます。

何をやっても「強制してないんだから問題ないだろう」というわけです。

しかし、だからといって男性が誰も乗車しない状態が長く続くと、今度は「女性専用車両」という名前のせいで、現場の職員の中から半ば強制するような態度を取る者が現れる可能性はありますし、それでも抗議の声が上がらなければ、いつしかそれが「当たり前」になってしまいます(だからこそ、当会は女性専用車両に敢えて乗車する活動を続けているわけです)。

あなたからのご意見投稿を会の内部でも見てもらったのですが、ある名古屋地区の会員は「名古屋市交通局にはついこの間抗議したばかりなのに、まだこんな対応をしているとは開いた口が塞がらない」と言っていました。

個人に障がいの内容を尋ねたりするのは大変失礼なことですし、非常に不快だと思いますが、それによってあなたが女性専用車両に乗らなくなれば、交通局としては「それでいい」わけです。

だから、決して負けないでください。

そして、もしまた何かあれば当会にご連絡ください。


京阪電鉄で強制に近い排除を受けたという体験談

●性別:男性

●先日京阪にて(積極的な任意確認ではなくたまたま)専用車に乗車し、車掌より強硬に注意され排除され、その後いかにここが専用車で、移動しなければならないか、移動先はどこかをしつこく案内されました。

本当はここで積極的に事を構えてもよかったのかもしれませんが、私用の最中であり遅れると面倒だったので従うことに。

その終わりに私が「でも任意ですよね?」と聞き返すと「ま…まあそうなんだけどね」と急にトーンダウンして去っていきました。

そんなに口ごもるぐらい後ろめたいなら最初から導入しなけりゃいいのに、と思いました。

思うのですが、やはり鉄道職員や一般市民は専用車を社会正義だと思っているのですよね。

実態は女性優遇、男性差別にしかなっていなかったり、活動家の男性蔑視思想を広めるための道具だったりしても社会正義でやってるから、専用車に協力しない人は強制排除するのが正しいことになってしまうし、反対する人は悪人だから攻撃するのが正しいことになってしまう。

正義というのは最も強い感情なので、反駁するのが難しい。こうして専用車の存在が、社会を善悪に分断して「正義」を暴走させる思想を強固にしていると思います。

導入から20年近く経ち、もはや「あって当たり前」の専用車ですが、今一度その存在を考え直し、廃止を働きかけようと改めて思う機会となりました。

当会からの回答

当会に体験談報告くださいましてありがとうございます。

もし可能でしたら、何月何日の何時頃(出来れば発駅とその時刻も)の列車で、車掌の氏名なども分かりましたら当会までお伝えいただけませんでしょうか?

ちなみに京阪は、過去に当会が非協力乗車した時も車掌が声をかけてきて私達が移動を断ると、周囲の女性客一人一人に「男性が乗車して申し訳ございません。移動していただくように言ったのですが、移動していただけませんので・・・」などと頭を下げて回ったりしたことがありました。

2019年10月 関西本部:京阪本線&JRおおさか東線等 非協力乗車会

確かに仰る通り、多くの人々は女性専用車両を社会正義だと思っていると思います。

だからこそ当会はJR西日本や熊本市交通局などのような女性専用車(熊本は優先車)を女性優遇サービスと捉えている鉄道事業者が存在することや、また女性専用車両には一部の政党の選挙対策や実績作りのため利用されている側面もあるということを主張してきました。(「活動家の男性蔑視思想を広めるため」というのは、これまで当会としては主張して来なかったのですが・・・)

今回のことを通じて「今一度その存在を考え直し、廃止を働きかけようと改めて思う機会となりました」とのことで、やはりこういう問題は一人でも多くの方が問題意識を持って動いていくしかないので、もしよろしければ今後何らかの形でアクションを起こしていただければと思います。

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