当会に寄せられた体験談(2016年)

ご意見・体験談の紹介


障がい者の方の体験談(2016年4月)

●性別:男性

●ご活動、お疲れ様です。
 いつも応援しております。

 先日,まさかと思いたくなるような,夢であって欲しいと思うような,●●に罹患するような忌まわしき出来事があり,社長あてに下記のとおり苦情文書とともに,同じ内容のものを西武鉄道のウェブサイトのフォームから通報しました。

 是非,これを貴会でも取り上げて,公表・紹介して下さい。
 よろしくお願いいたします。

 そして,機会があったら,西武鉄道にも神聖なる制裁を!!!
 貴会に栄光あらんことを!!!!

平成28 年 4 月 20 日

西武鉄道株式会社 取締役社長  ●●●●殿

                      ●● ●●(※投稿者名) 

   女性専用車両と御社職員の倫理観について(依頼)

 平成28年4月19日(火)午前7時55分過ぎに,西武新宿線本川越駅の同57分に折返し発車予定の準急西武新宿行の先頭車両の運転席付近の座席を利用しておりました。

 車両及びプラットフォームの何れにも特段注意の表示もなく(他社ではバラのマークが強烈に施されている),そこがどういう場所か知りませんでした。

 さらに,偶然わたくしは下肢障がい3級の状態であり,見た目にもそれが分かる状態でした。

 車掌の発車1分前を切った旨伝える放送の後,時間に余裕がないのに突然運転手が客室へ来られました。

 最初は,わたくしの向かい側に座っていた,如何にも泥酔して,相当長時間に渡り折返し何度も始発と終点の間を往復している感じの(料金が凄まじい額と思料),公然猥褻罪成立のいやらしい様態の女性を注意するかと思いました。

 しかし,わたくしに注意をしてきました。

 「あなたは,足が不自由なんですか??」

 何を,当てつけの嫌味を言うのかと思いましたが,直ぐにこうも言ってきました。

 「ここは,女性専用車輛です。一応,体の不自由な方もご利用はいただけますが,まだ空きがあるので・・・。」と,追い出しのお声掛け運動をされました。

 非常に不快で,無理をしてでも足早に他へ移りました。

 そんな確認をする暇があったら,線路妨害等が頻発するこのご時世なのだから,進路の安全確認をされてはいかがでしょうか。

 しかし,いつも思います。多くの女性が自ら逆に妙な服装で公然猥褻罪をはたらきながらも,ごく一部の正当な服装にして痴漢に遭った方の存在を利用して,猥褻若年健常女性が,高齢・傷病・障がい者及び妊婦を虐待してでも,極楽エリアを牛耳っており,そんな不届きな彼らこそ一律被害者若しくは弱者と看做され,又は社会全般より擁護どころか優遇され,挙句,実際に必要としている傷病者等が淘汰及び虐待され続けていると言う矛盾。

 さらには,若年健常女性自身のみならず,鉄道員さんまでもが,一緒になって傷病者等を淘汰し,痴漢に全然恐れを成さぬばかりか自身が猥褻で,さらに日頃より高齢・障がい者を虐待している加害者たる女性たちを擁護し,被害者たる障がい者たちに追い打ちをかけるなど言語道断であります。

 恐らく女性専用車両から座席をとれば,誰も利用しないはずです。猥褻な服装をし,高齢者たちを虐待している女性本人たちには,最初から痴漢対策のつもりなど毛頭ないのですから。単に楽をしたいだけです。

 また,「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行され,民間企業にも合理的配慮が法令により義務付けられております。

 逆に,健常若年男性も含め,女性専用車両における男性排除には,法的根拠など一切なく,明らかに前者の障がい者への合理的配慮の方が優先順位も拘束力も圧勝です。

 法律に違反している加害者は,女性専用車両に協力しない男性ではなく,むしろ障がい者等を常日頃虐待し,猥褻な様態を晒している女性の方であり,障がい者にさらなる淘汰等の追い打ちをかける鉄道社員側なのです。

 そもそも,百歩譲って法令根拠がないことを抜きにしても,車掌さんの車内放送のとおり,障がい者等は女性専用車両利用対象者に含まれており,これすらも排除する貴社社員の考えを少しも理解できません。

 いずれにせよ,今回の件も含め,常日頃行われていることは,障がい者に対する虐待であり,差別であり,人権侵害であり,先述の法律に抵触する違法行為です。

 この手の虐待はもとより,そもそも男性排除の女性専用車両など,海外ではあり得ません。

 これほどにまで,健常若年女性に著しく不当に甘い国は,日本だけです。

 あって精々,中東で,お手洗いと同様に男性用と女性用に平等に峻別しているだけであります。お互い様なのです。

 常日頃,多種多様の淘汰を数多に受け続け,心身ともに疲労している中での止めを刺された感を受けます。

 今回のことは極めて遺憾であり,人権を蹂躪されたことに外ならず,断じて許し難く,鉄道路線及びバス等の交通機関のみならず,遍く御社関連各社のサービス等を一切,利用したくなくなりました。

そろそろ定期が切れるので,他社様の別路線に切り替えようと思いました。

 鉄道以外でも,御社の多くのサービスを気に入っていただけに,誠に残念です

当会からの回答

体験談報告ありがとうございます。

運転士の発言などから、あなたが障がい者であることや女性専用車両に男性の障がい者も乗車して良いことを知っていながら移動させたことが読み取れ、事実であれば言語道断だと思います。

もしかしたら、女性専用車両について、この会社はきちんとした社員教育をしていないのかもしれません。

この運転士が勝手に「男性の障がい者などが女性専用車両に乗車して良いのは女性専用車両以外の車両が満員で入りきらなくなった時だけ」という独自の脳内ルールを設定してしまっているようにも見えます。

一度苦情を申し入れても、鉄道会社の態度はそう簡単には変わらないとは思いますが、だからといって何も言わなければいつまで経っても状況は変わらないと思いますので、これからも何かあった際にはどうか負けずに抗議していっていただきたいと思います。


東京メトロに抗議された方の体験談(2016年1月)

●性別:男性

●以前、東京メトロに問い合わせた回答です。

参考になりますでしょうか?

東京地下鉄お客様センターです。

平素より東京地下鉄をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

また、弊社ホームページより問い合わせいただきまして重ねてお礼申し上げます。

お客様におかれましては、この度、女性専用車両についてご迷惑をお掛けいたしまして誠に申し訳ございません。

私どもでは、痴漢行為抑止の必要性について認識しており、これまで車内放送、ポスターの活用等啓蒙に努めてまいりましたが、より効果の望める方法として女性専用車を導入しております。また、弱者保護を目的として導入し、男性のお客様にはご理解とご協力をお願いしております。

お客様のおっしゃる通り、法的な強制力はございませんが、上記目的のもと運用させていただいておりますので、ご質問にございます「問題の是非」に関しては、申し訳ございませんがご回答は致しかねます。

また、女性専用車にご乗車になった場合は、お声をかけさせていただく場合もありますのでご了承ください。

東京地下鉄では、お客様に安心してご利用いただける鉄道を目指すべく努力してまいります。

今後も東京地下鉄をご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

東京地下鉄株式会社 お客様センター

http://www.tokyometro.jp

当会からの回答

投稿者様が東京メトロに対してお出しになった元文がないので(女性専用車両に関する抗議であることは分かるものの)文中の「問題の是非」など具体的な抗議内容については分かりませんが、しかしながら世間が「女性専用車両=痴漢対策」と思い込んでいるのを良いことに東京メトロが白々しい回答をしているのはよく分かります。

「弱者保護」と言いながら実際には歩くのもままならない足腰の弱ったおじいさんよりも、若い健常者の女性を優先しているわけで、これだけでも十分おかしいですが、肝心なことには都合が悪いので答えず、こんな回答で片付けて反対意見を「やり過ごしている」わけです。

インターネット上などではよく「女性専用車両にわざわざ乗り込んでないで、鉄道会社に直接抗議すればいいのに」という意見を見かけますが、直接抗議してもこのようにやり過ごされるだけなので、当会をはじめとする反対派はあえて乗車しているわけです。

しかし、あなたがなさっているようなこういう抗議も反対意見の存在を鉄道事業者に伝えるという意味で、決して無意味ではないと思います。

当会でもメールや電話・投書などはもちろん、時には鉄道事業者の本社・本局を直接訪問して抗議活動を行っています。

鉄道事業者は反対派が諦めるのを待っているわけですから、こちらとしてはそうはさせないようにする必要があります。

乗車するにしてもメールや電話などで抗議するにしても、決して諦めないことです。

この度は当会に体験談投稿くださいましてありがとうございました。

以下のコメント欄では当会会員以外も、どなた様でもコメントができます。

なお、コメントが当会にご意見・ご回答を求められている内容の場合には当会はコメント欄での返信は行わず、別途「ご意見・体験談の紹介」ページで当会公式の返答として掲載させていただく場合がございます。

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