2023年6月~10月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。
札幌市営地下鉄に問い合わせされた方からのご質問
●性別:男性
●札幌市民で、札幌市営地下鉄をよく利用します。そこで疑問に思ったことがありました。東西線の「東札幌駅」という駅は、改札を出たらすぐホームの構造なのですが、改札を出て、真っ直ぐいった車両は、女性と子どもの安心車両なのです。
私はこれはおかしいと思い、数ヶ月前、札幌市交通局に要望をしたら、「大通駅では、その車両から降りたすぐのところにエレベーターがあり、『お身体の不自由な方とその介助者』への配慮」という回答で、特に何かを変える方針はないらしいです。それ以降、追加で要望を交通局には出していませんが、そもそも、女性専用車両は多くの路線では「体の不自由な方とその介助者」も乗れる制度だと思います。
そう言った方は、体が不自由で、逃げづらいため、女性専用車両に乗れる(実際は全員乗れますが)のでしょうか。だとしたら、エレベーターが降りてすぐにあるのは、「体の不自由な方とその介助者」は女性専用車両に乗るという前提でこの位置にあることになるのでしょうか。勿論他の車両にも身障者は乗れます。体の不自由な男性がいても、現実を言うと、痴漢加害者は自分の欲求を満たすために犯罪を犯していて、特に自分に何かないけど嫌がらせという人はほとんどいないと思います。それなら、身障者の男性は痴漢を受ける可能性は少ないと思うのです(嫌がらせや差別があっても、痴漢という方法ではないと思うのです)。
以前このサイトの何かの記事で、「エスカレーターを降りたらすぐのところに専用車両がある」という文章があったのですが、これは優遇されているという意味だったなら、この札幌の件も同じことなのでしょうか。
女性優遇か、交通局の言う通り身障者への配慮か、分かりません。
これはあくまで私の予想で、御会の考え、または事実があったら聞かせて頂きたいです。
なお、私も御会と同じ考えで、反対の立場であることを申し添えます。
当会からの回答
※当会にご投稿くださいましてありがとうございます。
この交通局からの回答に関して、当会から見解を述べたいと思います。
交通局は「大通駅では、その車両から降りたすぐのところにエレベーターがあり、『お身体の不自由な方とその介助者』への配慮なので、位置を変えるつもりはない」と回答したとのことですが、まず前提として、本当は男性も任意協力で乗れるにもかかわらず「女性しか乗れない」かのように見せかけて設定しているのが女性専用車両(安心車両)であり、そもそも身体の不自由な男性や介護者への配慮で設置されたものなどではないはずです。
身体の不自由な男性を差し置いて、健常者の女性を優先するのもまずいので、後から仕方なく「身体の不自由な人や介護者は男性でも一応乗車可能」としただけであり、それをあたかも「身体の不自由な人や介護者への配慮で安心車両を一番便利な位置に持ってきている」かのように言ったのであれば、それは悪質なウソ・デタラメと言われても仕方が無いと思います。
恐らく、交通局は「一番便利な位置に安心車両が来るのはおかしい」という投稿者様のご意見を退けるための言い訳(というかほぼ騙し)で「障がい者への配慮」などとウソを言ったのではないでしょうか?
それから、女性専用車両が階段などのすぐそばに来る場合について、投稿者様もご存知の通り、当会ホームページではJR西日本の例を出し、
「JR西日本は客寄せサービスで女性専用車(JR西日本は「女性専用車」表記)を終日実施したり、主要駅で意図的に階段のすぐそばに女性専用車が来るようにしている」
と言い続けてきたのですが、これは「利用客の動線を考慮して(主要駅の階段に近いところなど)に女性専用車を設置している」という内容の、JR西日本が過去に作成した資料があるためです。
女性専用車を「女性が利用しやすいようにするため」と、わざと階段などに近いところに持ってきているのは恐らくJR西日本だけで、札幌市交も含め他社局の場合は女性専用車両が偶然、階段やエスカレーター・改札などの前に来たというケースがほとんどかと思います。
とはいえ、女性専用車両(安心車両)が便利な位置に来るのを「身体の不自由な人や介護者への配慮で安心車両を一番便利な位置に持ってきている」などと交通局が本当に言ったのであれば、交通局には「いい加減なことを言うな!」と言いたいですね。
この度は、当会にご意見投稿くださいましてありがとうございました。
今後とも、当会サイトをよろしくお願いいたします。
地方の方からいただいた、当会支持のご意見
●ご意見失礼いたします。私も「女性専用車両」にはどこか違和感を感じていました。幸いにも、当方は地方在住の為、あまり目にするものではありませんが、痴漢等の犯罪防止と謳って、短絡的に「生物学的な性」で区分しようとする「女性専用車両」は廃止すべきだと考えます。
貴会の活動記録も拝見しました。交通・行政機関に要望書を提出するなど良い取り組みだと思いました。しかし、いまだ実現には至っていないのが現状です。
どうか、貴会には社会的に正当な方法で「女性専用車両廃止」を実現していただきたいと思います。
お問い合わせフォームの性別欄に「その他・無回答」があるのもすごくいいと思います。
プライバシーポリシーにある、「個人情報の開示・訂正・削除について」にあるようにこの個人情報は削除していただくようお願い申し上げます。
当会からの回答
※ご声援ありがとうございます。
当会はサイトにも記載しております通り、当会は合法な活動をモットーとしております。
今後も地道な活動にはなりますが、女性専用車両の廃止を目指していきたいと思います。
なおいただきました個人情報につきましては、すでに削除いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。
ジパング倶楽部の入会可能年齢の男女差についてのご投稿
●先日、来年度よりジパング倶楽部の入会年齢が男女ともに65歳以上になると発表がありました。これは妥当であるが、来年からは64歳までは入会出来なくなるので不公平感があります。女性60、男性65歳以上ってのも根拠がありません。本来であれば男性も60にするのが筋だと思います。
免許返納に伴い入会金半額、平日日中帯や土休日のIC乗車半額としても良いのではと思います。
まあでも一歩前進だと思います。
当会からの回答
※ご投稿ありがとうございます。
当会は活動対象を通勤電車の女性専用車両に限定しているため、この件については会として直接活動できることではないのですが、確かに男性の入会可能年齢だけが高くなっていたのはなぜなのか、何か釈然としませんね。
来年度(2024年4月)より、男女とも65歳以上に統一されるとのことですが、理由はどうあれ年齢差をそのままにして引き上げるのではなく、男女統一したと言うことで一歩前進と捉えてもよいのかもしれません。
大阪メトロに情報提供された方からのご報告
●性別:男性
●お久しぶりです。
私事もあって、以前のようには活動できないものの、ネット上で軽く炎上していた事例があったため(おそらくは、反対する会でも共有済みかもしれませんが)大阪メトロに、メールにて情報提供をさせていただいております。
内容は、以下になります。
このところ、御堂筋線ならびに直通運転をしております北大阪急行線内において、中ほど6号車(女性専用車両)に乗車し、車内の男性客や、同様に車内で化粧をする女性客、また、女性の下半身(主に脚の部分)を盗撮し、X(旧twitter)にて写真を複数、常習的に投稿する女性がいるようです。
****(アカウント名)
おそらく女性、千里中央付近から大阪市内を通勤などで乗車していると思われる。
@****_****※注:当会でアカウント名等を伏せました
#女性専用車両#クソ#ブス男
というハッシュタグをつけて、女性専用車内の男性客を誹謗したり(2023年10月30日午前5時32分など)
#便所 でやれ
#便所女
#電車 #車内 #迷惑行為 #化粧 #ブス
という内容で、車内で化粧をする女性客を誹謗したり(2023年9月27日午前5時35分など)
どういう意図かわかりませんが、このアカウントの投稿者は、女性の下半身、特に脚の部分を
執拗に撮影、投稿しています(2023年6月8日午前0時15分など)。
まず、申し上げたいのは、2023年ごろより、特定の女性客が、女性専用車両で常習的に盗撮行為をしているということです。
刑事告訴等を行うか否かは、管理者であります、貴社ならびに北大阪急行電鉄にお任せしたいと思います。私は被害にあってはいないとは思いますが、平日ダイヤに御社の女性専用車両に乗車することは(協力しないという意味もあり)ありますので、このような行為を御社が黙認されますと、女性専用車両はあくまで男性利用者の任意の協力によって成立するものであり、その協力を断り、男性が女性専用車両を乗車することができる権利を侵害するものになりかねないと認識します。
貴社に置かれましては、かかる犯罪行為につき、適切な措置をとっていだきたく思います。
そのうえで、女性専用車両はあくまで男性利用者の任意の協力によって成立するものであり、その協力を断り、男性が女性専用車両を乗車することができる権利にも配慮していただきたいです。
更に申し上げれば、女性専用車両は、廃止が望ましいですが、それが難しいのであれば(交通局時代に公明党の圧力で導入させられたいきさつ等、政治が関係している)阪急京都線のように、終日設定から事実上朝のみに縮小するなどの見直しをしていただきたいです。
少なくとも、情報提供した悪質行為につきましては、刑事告訴等の法的措置も視野に、厳正かつ毅然たる対応をお願いいたします。
車内・駅構内の盗撮行為は、性犯罪に限られず、近年では、個人的に気に入らないというだけで盗撮し、インターネットに投稿する事例があります。このような行為につきましても、貴社におかれましては、快適な地下鉄を実現するために、毅然とした対応を期待したいところです。すくなくとも、御堂筋線での女性客の蛮行は許し難いものです。
御堂筋線は、たしかに私がよく乗車する路線ですので、今回ばかりは少し動きました。
なお、この盗撮女は大学職員と噂され、通勤経路から○○の○大あたりではないかと推測します。(※注:当会で大学名等を伏せました)
すくなくとも17時30分ごろには帰宅するため、当該時間帯に、千里中央付近から中百舌鳥方面に乗車してる可能性がありそうです。
現在も、御堂筋線などで非協力乗車することはありますが、「女性専用車両は任意」「男性も乗車できる」という事実は、まだ浸透し切れていないようには思います。
しかし、ネット上では、それが共有されていること、ここ10年でも、差別や人権に対する考え方が少しは進んできており、多様性の尊重などによって、今後も社会は世界規模で変化していきます。
反対する会は、まちがいなく、女性専用車両に関しては、その活動と見識において、その追随を許さない唯一の団体と認識しております。
私も、かつては、差別や人権をめぐって首を突っ込み、その思いを少しはもちながらも、自分が持つ目標に向けて精進してまいりたいと思います。
当会からの回答
※ご投稿者様。
お久しぶりです。当会へのご報告および、大阪メトロへの情報提供、ありがとうございました。
私も当該アカウントを見ましたが、どうやら女性専用車両に乗車する男性だけでなく、自分がマナー違反だと思ったもの(女性専用車両に男性が乗ってはいけないというマナーなど最初から存在しませんが・・・)について、正義の鉄槌を下しているつもりになっている、いわゆる「正義マン(いや、ウーマンか?)」と思いました。
映った人物の顔に塗りやぼかしなどを入れるのなら、(私達からすればそれでも快くは思わないものの)まだ分からなくもないですが、映った本人の許可無く無処理で画像を晒しているのはまずいのではないでしょうか。
いずれにしても自分の正義に酔っているような印象を受けますね。
女性専用車両は専用と名前がついていても、実は性別にかかわらず誰でも乗れる(女性専用と言う文言に強制力は無い)ということも、以前に比べれば比較にならないくらい多くの人々が知るところとはなったと思いますが、まだまだ女性専用車両という名前に騙されてこういうことをする者は後を絶ちませんね。
今後とも地道な活動ではありますが、頑張っていきたいと思います。
今後とも当会をよろしくお願いいたします。
地方在住の30代男性からのご投稿
●性別:男性
●よくこのサイトを拝見させていただいてます
田舎の車社会の人間のため都市部の電車とは縁がないのですがこんな考えた方の人もいるんだと思いながら見させています
さて質問なんですがこの会の皆様は高速バスの女性専用シートはどのように考えているのでしょうか?
よく高速バスを利用していているのですが他の路線を見てたらたまにレディースシートなんていうのもありました
自分自身は女性車両も高速バスの女性専用シートなんかは直接お目にかかることがないため特に不自由なこともなくそれほどきにしてないのですがよかったら回答をお願いします。
当会からの回答
※ご投稿ありがとうございます。
当会はその活動対象を通勤列車の女性専用車両に限定しており、高速バスなどの女性専用シートは本来活動対象外なのですが、女性専用シートなどの話が出てきましたので以下、このサイトをご覧の皆様へ女性専用シートについて、当会のある会員が個人的に国交省に問い合わせた際、国交省から得られた回答(国交省の見解)を以下に示します。
国土交通省の見解
・「高速乗合バス」の女性専用席には法的根拠は無く、各バス会社において「サービス」として設けてある場合がある。
・本来バスの座席に空きが有る限り、「性別」は利用を断る根拠とならない。
・よって、バスの座席の残席が女性専用席しか無い場合で、そこに男性の利用希望がある場合はバス会社は「最大限の配慮」を行う必要がある。
・但し、上記「配慮」の具体的内容については、各バス会社に委ねられており、場合によってはバス会社に「指導」が行く場合がある。
・女性専用席の設置理由については種々あるが、主な理由は「女性の安心」である。
以上が、当会の会員が国交省に問い合わせた、国交省の見解です。
高速乗り合いバスの女性専用シート、或いは女性専用バスについては、問題の性質は女性専用車両以上であると思います。
通勤列車の場合、本数も多く、女性専用と称する車両があるのみで、実際に男性が移動そのものを妨げられることはありません。(もちろんそれで問題ないというわけではありませんが)
一方でバスの場合は本数は限られており、「女性と男性で利用可能な席数が異なる」というのは、明らかに男性の移動の自由を妨げてしまう場合があります。
夜行バスの場合、車内が暗くなり、ほぼ必然的に就寝という行為が生じます。男性のみが不利益を被らない防犯を考慮するのであれば、3列独立シートのバスをより普及(隣客と密着リスクが無いので女性専用席は無し)させたり、車内カメラの設置の周知等を広く行っていく(防犯啓発)べきでしょう。
しかしながら一方で、当会ニュースでも取り上げた、明光バス(和歌山県白浜町)と西武観光バス(埼玉県所沢市)が共同運行する白浜東京線のように、「コロナで乗客が激減したので利用を促進するため」などといった「客寄せ目的」でそうした座席が設けられることもあり、これは公共交通機関として、非常に問題があるといえるでしょう。
もっと言えば他の夜行高速バスや、さらには鉄道の女性専用席・車両も少なからず、防犯対策と言いつつ、実は客寄せ目的で設けられている可能性があります。
鉄道でも当会サイトでたびたび取り上げているJR西日本の女性専用車や熊本市電の女性優先車両などは、明らかにやむを得ない痴漢対策ではなく、客寄せサービス化しているといえるものです。(詳細は当会ホームページ「活動履歴」などの中で何度も繰り返し述べているので、ここでは割愛します)
賛成派の男性からのご意見投稿
●性別:男性
●活動内容を読ませていただいて疑問に思ったのですが、女性専用車両廃止に向けてあなたがたはそれほどまでのエネルギーをお持ちなのに、なぜそれを痴漢撲滅運動に向けないのかということです。
女性専用車両が存在するのは、「男性が加害者で、女性が被害者という構図をもつ」痴漢防止という実際的な目的のためです。女性優遇でも男性差別でもありません。
確かに他車両での痴漢被害など、女性専用車両が痴漢撲滅という目的を完全に果たしているとは言えないと思いますが、男性がいない、痴漢被害に襲われる心配のない、女性専用車両に乗る女性たちの心理的な安心感は計り知れないことは考えなくても明白であり、これだけでも大きな意義があるといえるでしょう。
「自分は絶対に痴漢をしないのに痴漢予備軍のように扱われるのが許せない」という主張はまあ分からなくもないのですが、見かけ上だけでは痴漢かどうか判断できるわけがないのはあなたがたもわかるでしょう。
繰り返しになりますが明白なのは、痴漢という犯罪の大多数は、「男性が加害者で、女性が被害者という構図をもつ」ということだけなのです。
私を含め、多くの痴漢などしないような男性は、痴漢被害におびえている女性たちのことを慮り、女性専用車両の取り組みを理解し一般車両に乗り込むのです。多くの男性はこのように考えているのですが、どうしても許せないとあなた方がいうのならば怒りの矛先に向けるべきなのは、罪のない女性や女性専用車両ではなく、そのような原因を作った痴漢犯罪者です。あなたたちの活動とやらでどれほどの女性が恐怖をおぼえたことでしょうか。活動の目的をもう一度考え直し、社会の発展に貢献する団体に生まれ変わってください。長文駄文失礼しました。
当会からの回答
※とりあえずご投稿ありがとうございます。
冒頭からこういうことを言うのもなんですが、文章の端々に自己中心的な性格がにじみ出ているように思います。
活動内容を読ませていただいて疑問に思ったのですが、女性専用車両廃止に向けてあなたがたはそれほどまでのエネルギーをお持ちなのに、なぜそれを痴漢撲滅運動に向けないのかということです。
「女性専用車両に反対する会は女性専用車両反対ばかり熱心で、痴漢撲滅には目もくれようとしない」と言わんばかりですが、本当に当会の活動内容をきちんと読めてますか?
当会は、痴漢防止のために「車内防犯カメラの設置推進」や警備員・警官による「見せる警備」などを鉄道事業者の本社・本局に直接出向いて提案し続けていますし、そのことはサイト(活動報告など)にも度々詳細に書いていますが、お気づきになりませんでしたか?
おそらくは当会サイトの内容を上っ面しか読んでいないのではないかと思いますが、批判なさるのならキチンとサイトをお読みになってからなさってくださいますようお願いします。
女性専用車両が存在するのは、「男性が加害者で、女性が被害者という構図をもつ」痴漢防止という実際的な目的のためです。女性優遇でも男性差別でもありません。
それは投稿者様が「勝手にそう思っている」だけで、実際には「男性が加害者で女性が被害者だから設けられたもの」ではありません。政党の人気取りや実績作りのため導入されたものであり、痴漢防止はうわべの建前です。まあ百歩譲って「女性が被害者だから痴漢対策で設けられたもの」だとしても、性別という「属性」を理由に人間を排除している時点で差別であることに変わりはありません。
確かに他車両での痴漢被害など、女性専用車両が痴漢撲滅という目的を完全に果たしているとは言えないと思いますが、男性がいない、痴漢被害に襲われる心配のない、女性専用車両に乗る女性たちの心理的な安心感は計り知れないことは考えなくても明白であり、これだけでも大きな意義があるといえるでしょう。
残念ながら、実際は「臭いオヤジがいなくて快適」「すいているから楽」などの理由で利用している利用者が少なくありません。
また下右のポストのように、女性専用車両を「女性の特権」と勘違いしている女性客がいるのも残念ながら事実です。
「痴漢被害者が安心できるから」と言うのは「何が何でも女性専用車両を温存したい」または「女性の味方ぶりたい」人間がよく引き合いに出してくる口実です。
実際に女性専用車両のことをあまり良く思っていない女性の投稿なども珍しくありませんからね。
「女性専用車両=安心」というのは一種のステレオタイプ(固定観念)というべきでしょう。
「自分は絶対に痴漢をしないのに痴漢予備軍のように扱われるのが許せない」という主張はまあ分からなくもないのですが、見かけ上だけでは痴漢かどうか判断できるわけがないのはあなたがたもわかるでしょう。
「痴漢の被害者がいるはずなのに、女性専用車両反対運動をするのは許せない」という主張はまあ分からなくもないのですが、見かけ上だけで判断できないのなら、属性(性別)を理由に一律に排除して良いわけがないのは投稿者様もわかるでしょう。
繰り返しになりますが明白なのは、痴漢という犯罪の大多数は、「男性が加害者で、女性が被害者という構図をもつ」ということだけなのです。
台詞を「ビシッ!」と決めたところ申し訳ございませんが、どちらが被害者だろうと加害者だろうと差別をして良い理由にはなりません。
そして当会は「痴漢対策をするな」とは言っておりません。女性専用車両によらない痴漢対策をどんどん強化しろと言っているんですが、これらも当会サイトをきちんと読んでいれば分かるはずです。
私を含め、多くの痴漢などしないような男性は、痴漢被害におびえている女性たちのことを慮り、女性専用車両の取り組みを理解し一般車両に乗り込むのです。
「ボクも含め、他の多くの痴漢などしない男性も痴漢被害におびえている女性たちのことを慮って一般車両に乗り込んでるはずなんです! ボクがそう思うんだからみんなそうなんです!」と言っているようなもので、これも自己中心的思考ですね。
単に「女性専用車両に乗り込んでトラブルになったら面倒だから乗らない」という男性も少なからずいると思いますが、違いますか?
多くの男性はこのように考えているのですが
「多く」というのは全体の何%ですか? そしてそれはどうやって調べましたか?
一体何を根拠に「多くの男性はこのように考えている」と仰っているんですか?
「自分がそう思うからそうなんだ」になっていませんか?
どうしても許せないとあなた方がいうのならば怒りの矛先に向けるべきなのは、罪のない女性や女性専用車両ではなく、そのような原因を作った痴漢犯罪者です。
当会は怒りの矛先を女性に向けているのではありません。
女性ではなく、女性専用車両を「痴漢対策」などという表向きのきれい事で推進・運行している鉄道事業者や推進者に対して(怒りをぶつけるのではなく)社会に対する問題提起として活動を行っています。
「痴漢対策を理由にして女性専用車両という差別を正当化するのではなく、本当に痴漢対策をしろ」と。
あと、痴漢犯罪者にいくら怒りをぶつけたところで、女性専用車両はなくなりません。
痴漢が卑劣な犯罪なのは言うまでもありませんが・・・
あなたたちの活動とやらでどれほどの女性が恐怖をおぼえたことでしょうか。
女性専用車両にたどり着くまでに(男性が当たり前のようにいる)駅のホームや通路・階段を「普通に」通ってきていながら、女性専用車両にいるときだけ「男性が怖い!怖い!」といってもそれは信用できませんね。
投稿者様は女性が「コワいコワい・・・」と言っていると全て真に受けてしまう人ですか?
そんなことでは詐欺師や悪い女に引っかかったときに簡単に騙されてしまうのではないでしょうか。
活動の目的をもう一度考え直し、社会の発展に貢献する団体に生まれ変わってください。長文駄文失礼しました。
当会に「生まれ変わってください」などと上から目線で言う前に、当会のサイトをもう少しきちんと読んでいただけませんでしょうか?