当会に寄せられたご意見(2015年9月~11月)

2015年9~11月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


関東の大学生の方からの投稿

●性別:男性

●朝、大学に行く時に分倍河原駅~聖蹟桜ヶ丘駅間を利用しているのですが、向かい側のホームは女性専用車両は空いてるのに他の車両はみっしりしていてなんか変だと思っています。女性専用車両と書いてあるせいか並んでいるのは女性だけです。任意であるのだから男性も乗っていいはずなのに。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

任意であるのに「専用」と称し強制であるかのように見せかける鉄道事業者のウソが今でもそれだけまかり通っているということです。

しかし、今の状況がおかしいと心の中でいくら思っていてもそれだけでは何も変わりません。

当会や差別ネットワークのような団体の活動を一度、見学されてみるのも良いのではないでしょうか?


広島県の方よりいただいたご意見投稿

●性別:男性

●このサイトの内容に賛成です。

もっと多くの人に女性専用車両の問題に気付いてほしいですね。

応援しています。

当会からの回答

※ご声援ありがとうございます。

マスコミ等が女性専用車両のことを取り上げる際、反対意見を紹介するとしても「混雑率が・・・」とか、「駆け込み乗車しようとしたらそこが女性専用車両だった」というような、当事者以外からすれば「些細なこと」と取られがちな理由しか紹介されないことが多いですし、ひどい場合には反対意見そのものが紹介されないこともあります。

女性専用車両問題の本質は「生まれ持った、本人の意思や努力ではどうすることもできない属性(ここでは性別)を理由とした公共の場所からの排除・差別」であり、列車の混雑率や乗車する際の利便性などは「導入した結果生じた問題点」であって、仮にそれらが解決したとしても、女性専用車両の問題そのものが解決したとは言えないわけです。

もう一つ付け加えさせていただくならば、「女性専用車両で痴漢が減らないこと」も導入した結果の問題点です。

したがって、仮に女性専用車両で痴漢が減ったとしても、やはり問題の解決とはなりません。

「公共の場における、属性による差別」という問題点はそのまま残りますから・・・

そういうと今度は「痴漢対策という正当な理由があるのだから、差別ではない」などと言いだす人が出てきますが、当会が過去何度も申し上げている通り、実際には一部の政治家・政党によって政治目的に利用されていたり、鉄道事業者の広告料収入源になっていたりするわけで、「痴漢対策は建前」なのです。

当会は今後も社会に本当のことを伝えるため、活動してまいります。


阪急京都線に乗車された方のご投稿

●性別:男性

●毎度この活動をこのブログにて見ているものです。少し前の話なのですが阪急京都線に8月に乗った時、女性専用車両がありこの専用車両の座席は全然すいているのに対し他の車両は立客が沢山居て、明らかに混雑率が違いました。とても不便に思い改めて差別を実感させられました。その時僕も専用車両にいてもよかったのですが、男1人だと肩身が狭く気にしてしまうので他の車両に移りましたが不便です。

正当な運賃を払って乗っているだけなのに最悪です。本当は抗議したかったのですが自信がなく無力ですみません。痴漢も減っていなくて効果なしのものはさっさとなくなりますように。

なのでJRもよいですが阪急にも乗って頂いて女性専用車両をなくすよう頑張ってください。応援しています。

当会からの回答

※応援のメッセージをいただきありがとうございます。

女性専用車両を推進している勢力や実際に運行している鉄道事業者は大きな組織です。

ですから、反対運動も少しでも多くの人間が参加し、その規模を大きくしていかなければならないのです。

もちろん仕事等が忙しく、活動したくてもできない人がいるのも承知しておりますし、もしかしたらあなたもそうなのかもしれませんが、活動できないわけでもないのに自分からは何もせず、活動している者に期待や要望をするだけの 「期待組」がどんどん増えていくと、「実際に活動をしている反対派はごくわずかで、あとは何もせずに期待している者ばかり」ということになりかねません。

あなたの場合、恐らくは「活動したくても一人では勇気が・・・」というところではないかと思います。

一人で非協力(任意確認)乗車したり抗議したりするのが難しいということであれば、当会や差別ネットワークなどのような団体に所属して、その一員として活動するのも良いのではないかと思います。


神奈川県の方からの投稿

●性別:男性

●初めて意見投稿します。活動拝見させていただいております。まさしく女性専用車両または女性専用バスに飲食店などの公共の場の女性専用は法的定義を明記しない灰色運用だと思います。私は東日本震災の原発事故の風評被害を思い出します。私自身が原子力の知識が無いがゆえに福島産の農産物を買い控えたからです。ある情報から福島産の農産物は安全であることを理論上から説いてもらい今では安心して食べております。少し例えの重なる部分で意見は分かれるとこだと思い出ますが、運行側の女性専用車両やバス、設置する施設側も法的定義を女性を保護する観点と同時に主旨に兼ねて一番最初の発足時点で説明しないのがそもそもの反対の会の方々が出会す女性専用は強制である風評からの事件発生だと思います。私は自分の車で足柄サービスエリアで休憩してトイレに向かう道筋に夜中に休憩停車している後に知った女性専用高速バスの近辺を近くを歩いただけで不振者扱いされて反対の会の方々が受けたような罵倒侮辱をバスの女性利用客から浴びせかけられたのです。私は勿論抗議してマイカー利用者であることを告げて謝罪は受けましたが。何でこの女性専用の定義の周知不足で私がマイカー利用者であることを申告して謝罪を受けにゃならんか?ホントに女性専用の定義の周知不足が公共交通以外の公的場所に寄生してるかと思うと、それこそ女性が恐くて公的場所や交通なんて利用できません。私はマイカー派ですから会員にはなれませんが1意見として1経験として私の経験を活動に生かしてください。

当会からの回答

※仰る通り、公共交通機関に(本当の意味での)女性専用は法的に設置できませんし、また飲食店や娯楽施設などの私企業(の女性優遇)についても、今日では各自治体の条例などで「性別による不利益を与えるようなことはしてはならない」という規定を設けているところが多くなり、本当はこれらもそうした条例の規制対象となるべきものですが、実際には男性が不利益を被るようなものについてはほぼ無視されているのが現実だと思います。

鉄道事業者が本当のことを言わないが故に発生する問題を福島産の農作物の件に例えてくださっていますが、公共交通での「女性専用」は表向き「痴漢対策・防犯対策」などと言いながら実際には女性客を少しでも多く取り込み、収益向上につなげようとする、「女性向け人気取りサービス」となっている側面があり、そしてそんなものを維持するために、鉄道事業者などは「任意であることが知れると、女性専用が成立しなくなる」などと言って、意図的に任意性を隠蔽しているわけです。

そうした意味では、情報を発信する側・受け取る側の知識不足による福島産の野菜の件よりもある意味、さらに悪質であると思います。

道のりはまだまだこれからですが、こうした問題について当会は今後とも取り組んでまいります。

この度は、当会にご投稿くださいましてありがとうございました。


ちょっと勘違いをされているご投稿

貴会ホームページの実施状況調査に女性専用車両に男性が乗らないこと(=専用車両に協力すること)と書かれておられますが、鉄道会社の呼びかける「ご協力」が女性専用車両に男性が乗らないことであると、確認されていらっしゃいますでしょうか?

私の乗車しているJR東日本の場合、ご協力の内容を具体的に教えてください。

という質問に対し、「何卒ご協力をお願いいたします」との回答が来ております。

乗車しないことを、鉄道会社側から協力要請されていないのであれば、そもそも男性が乗車することが、非協力にすら当たりません。

(JR東日本の場合、他のご協力は席をお譲りください。携帯電話はマナーモードに~のように具体的に要請内容を明らかにしています。)

また、鉄道会社がそのような要請をしていないのに、女性専用車両に男性が乗らないことが協力である。

と思い込まれているのであれば、鉄道会社に騙されていると言うことです。

賛成派は往々にして強制だと思い込んでいる場合がありますが、任意という点ですら、思い込みの場合もあるのです。

貴会は女性専用車両に反対ですから、廃止という論になるのだと思いますが、推進派の方も、また、契約等により強制的に男性の乗車を禁止する車両を望んだはずが、なんのお願いすらも鉄道会社はしていない、ご理解とご協力車両(中身不明)という実態にあることを大いに追求すべきです。

この点も参考として、貴会で調査し、掲載されてはいかがでしょうか。

当会からの回答

※ちょっと勘違いされているようですが、JR東日本はあなたの質問に「きちんと答えていないだけ」で、「(男性が)女性専用車両に乗らないよう、協力要請していること」を否定しているわけではありません。

ただ単に「質問にきちんと答えていないだけ」です。

これはJR東日本に限ったことではありませんが、男性が女性専用車両に乗っていると「女性専用車両にご協力ください」と言いながら、何とかして他の車両に移動させようとしてしつこく声掛けをしてくるのですから、鉄道事業者の言う「ご協力」が「男性が乗らないこと」であるのは明らかです。

よって、

乗車しないことを、鉄道会社側から協力要請されていないのであれば、そもそも男性が乗車することが、非協力にすら当たりません。

また、鉄道会社がそのような要請をしていないのに、女性専用車両に男性が乗らないことが協力である。と思い込まれているのであれば、鉄道会社に騙されていると言うことです。

と仰るのであれば、これはあなたの方が「思い込みをしている」と言わざるを得ません。

JR東日本が「はぐらかして答えなかった」だけなのを「男性が乗車しないことを、JRが協力要請していない証拠だ」と、あなたが勝手に解釈して、そう思い込んでしまっているのではないでしょうか。


当会へのご質問

●性別:男性

●一般車両に乗車している女性に対して”女性専用車”へ移動を促すような事はされないのでしょうか?

当会からの回答

※当会は「女性専用車両に反対する会」であり、「女性専用車両の利用を促進する会」ではございません。

また、女性専用車両でない車両の女性を無理に移動させようとしてトラブルになれば、これは先に声を掛けたほうが悪いということになりますし、場合によっては強要罪にもなりかねません。

よって、当会はこのようなことは一切いたしておりませんし、今後も行うつもりはございません。

悪しからずご了承ください。

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女性専用車両に反対する会では新規入会者を随時募集しています。
当会は男女を問わず、さまざまな年齢や立場の会員が在籍しています。
女性専用車両について疑問に思っておられる方や不満に思っておられる方はぜひ当会にお越しください。

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