当会では10月に、京王線 非協力乗車会を行いました。
以下、10月京王線 非協力乗車会の報告です。
当会では雑誌等、メディアの取材を歓迎しています。
取材の依頼・お問い合わせは、こちらの連絡先までお願いします。
当会勇士が奮戦、警察も論破!
週刊新潮が当会を取材・京王線 非協力乗車会報告
いや、凄いことになった。京王新宿駅の女性専用車両ホームは、約1時間にわたって騒然となった。
「騒ぎに驚いた」という女性客が110番通報したらしく、近くの交番から制服警官が数人駆けつけ、少し遅れて鉄道警察もやって来た。
しかし、当会側も錚々たる論客メンバーが揃った最強の布陣。
これではいくら駅員や警官が応酬してきても、論戦で負けるわけがないのである。
副駅長の困惑しきった顔…。勝ち誇ったように誤った持論をぶちまけた制服警官も反論され何も言えず…。
最後に鉄道警察は「乗ってもいいから、頼むから問題だけは起こさないでくれ!」と哀願するように言った。
颯爽と乗った私達に、もはや罵声を浴びせてくる女性客もいなかった。
当会顧問の小坂英二・東京都荒川区議会議員の紹介で、週刊新潮さんの取材打診があったのは開催の1週間ほど前でした。
そこで当会では京王線の女性客の醜態を見て頂こうと提案し、開催の3日ほど前に正式に取材が決定しました。
待ち合わせ場所では当会の名称入りのボードを持って、週刊新潮の記者・カメラマンと参加者が集まるのを待っていました。
ところが、それを不審に思った近くの交番の警官が私たちに声をかけて事情聴取してきました。
「待ち合わせのために出している」と答えたところ、警官は責任者に対して名前と住所、生年月日を聞いてきましたが、この場ではそれだけで済みました。
まさか数十分後、再び同じ警官と顔を合わせるとは、このとき一体、誰が想像したでしょうか?
参加者が全員集合したところで京王線新宿駅へ向かい、改札を入ってそのまま女性専用車両乗車口へ向かいました。
そこで目にしたのは「女性専用車」と書かれた複数の立て看板と、その付近で仁王様のように目を光らせる警備員がいるという、平日夜の京王線新宿駅の「いつもの光景」です。
これでは、誰がどう見ても、
「これより先、男性立入禁止!」
と威圧する以外の何者でもありません!
かつて南アフリカで見られた「白人専用・黒人立入禁止」というアパルトヘイト政策と同じ差別行為が、21世紀の日本で当たり前のように公然と行われているのです。
私たちは女性専用車両の行列の後ろの方に並び、週刊新潮のカメラマンがその様子を含めた女性専用車両付近を撮影していました。
その時、こんな会話がありました。
会員H:「駅員呼んできた方がいいんじゃない?」
会員Y:「放っておいても来ますよ」
会員Yによると、京王では男性が一人で女性専用車両の乗車口に並んでいても駅員が来るとのことでした。
程なくして、予想通り駅員登場!
国土交通省や鉄道会社は「任意」と認めながらも、「乗らないでほしい」という執拗なお願いは相変わらずでした。
そして目の前には男性客を締め出す立て看板や、「女性専用車」という、どう見ても「強制」を示す表示が…。
そして、侃侃諤諤、喧喧囂囂、議論の応酬がスタートしたのです。
「言ってることと、やってることが違うだろ!」
「女性専用車は不当表示、偽装表示だ!」
もう、こうなると抗議は止まりません。駅員も返す言葉がありません。
しかし、この模様を遠巻きに見ていた女性客が110番通報をしたようです。
日本社会に蔓延している「女性は優遇されて当たり前」という風潮が、男性を犯罪者扱いして憚らない、このように平気で不当な通報をする女性を生み出しているのです。
「女性のため」なら黙っているわけがありません。
当然のように警官が登場!
最初に制服警官が駆け付け、続いて鉄道警察隊が来ました。
制服警官の中には先ほど集合場所で私たちを不審者とみなして声をかけてきた警官もいました。
特に我々を「カチン」とさせたのが、右側にいる若い制服警官です。
国土交通省が出した「任意」という見解文を見せても、納得いかない様子でした。
警官:「女性専用車に男は乗ったらいけないでしょ!相手が迷惑に思ったら、それは迷惑なんですよ」
会員H:「何を言ってるんだ! そんなバカなことがあるか!」
Hがこう言うと若い制服警官はHを睨み付けましたが、もはやそんなことでは動じません。
そして警官が再び同じようなことを言うと、隣にいたSも一気にまくし立てました。
会員S:「国土交通省は任意だと言っているんだ。おたくは国交省より偉いのか!」
「国交省の見解を無視して、全員逮捕する気なのか!」
「こっちは女性客の化粧に迷惑してるんだ。だったら今度見かけたら警察に通報するぞ!それでも来るのか?」
左の画像の中央の正面を向いているのが鉄道警察です。
どちらかというと「通報があったから取り敢えず来た」という感じに見えました。
鉄道警察は国土交通省が出した「任意」という見解をあっさりと認めたため、当会の主張をいろいろと伝えました。
それにしても高圧的なのは制服警官の方です。
こうなると止まりません。
警官、駅員、私服の京王社員、週刊新潮の記者とカメラマン・・・。
もう、入り乱れての大混戦・・・。
あっちで打々発止、こっちで猛抗議!
最後は鉄道警察が「乗ってもいいから、頼むから問題だけは起こさないでくれ!」と哀願するように言い、ようやく収まりました。
しかし、私たちは何も問題を起こそうとしているのではありません。
ただ、普通に誰でも乗れるべき電車に乗ろうとしているだけなのです。
それが問題になるような不当で紛らわしいことをしている鉄道会社にこそ、警察は行政指導すべきではないのでしょうか?
・・・こんな感じで、電車に乗るまで約1時間も費やしてしまいました。
その後私たちは二手に分かれ、2本の電車の女性専用車両に乗り込みました。
それまでの抗議を目の当たりにしたためか、車内で文句を言ってくる女性客は誰もいませんでした。
そのまま粛々と乗車して、女性専用車が解除になる調布駅に到着し、私たちもここで下車しました。
後発隊が下車した時は、もはや待機していた駅員は何もすることができず、ただホームの端に固まって立ち、改札へ向かう 私たちを見送っているだけでした。
調布駅の改札を出たところで、当会の幹部会員が週刊新潮の取材を受けました。
女性専用車両の弊害や矛盾、不当性を訴えて、今回の乗車会は終了しました。