2023年3月23日、大阪メトロ御堂筋線の延長線である北大阪急行の千里中央~箕面萱野間が新規開業しました。
そこで当会では3月25日(月)に乗車会を行うことにいたしました。
以下その報告です。
新規開業区間で設定初日の非協力乗車
梅田~新大阪
今回は以下のルートで乗車した。
時々、途中駅で降りて後続列車に乗り換えたりもした。
①梅田~箕面萱野~梅田 (往復)
②梅田~箕面萱野~梅田 (もう1往復)
③梅田~なかもず
2024年3月23日、以前から工事が進められていた北大阪急行線 千里中央~箕面萱野間がついに開業となった。
開業初日は多くの人が乗車に訪れて賑やかだったが、御堂筋線・北大阪急行線はもともと平日の終日女性専用車両を運行しているので必然的に新規開業区間にも女性専用車両が乗り入れることになる。
とはいえ開業初日は土曜日であり女性専用車両の設定はなかったので、開業後初の平日となる3月25日に非協力乗車活動を行うこととした。
今回は18時に梅田駅に集合。
夕ラッシュ時の梅田駅は列車が到着する度に多数の乗客がホームにあふれる。
集合時刻近くなると参加予定の会員が集まってきた。
まずは18:01発箕面萱野行きに乗車。
車内は立ち客が多いが押し合いへし合いするほどではない。声かけは無し。
梅田の次の中津駅の先で地上に上がる。外はまだ暗くなっていない。
私達は新大阪で一旦下車。私達が降りたのと入れ替わりに男性客が1人乗車していった。
新大阪~箕面萱野
今回、新大阪駅からももう1人会員が合流する事になっている。
しばらくしてその新大阪から参加の会員がやってきて合流。
後続の新大阪18:13発の箕面萱野行きに乗車した。
こちらも立ち客が多いが、押し合いへし合いにはなっていない。
男性は見た限り私達だけのようだ。引き続き列車は地上を走る。
江坂駅で大阪メトロ御堂筋線は終わりで、そこから先は北大阪急行線に入る。
北大阪急行も実質、御堂筋線の続きのようなものだが、別会社のため運賃は別計算となる。
次の緑地公園駅には「2024.3.23 北大阪急行延伸開業」の大きな横断幕が掲示されていた。
緑地公園駅を出て、その次の桃山台駅あたりから立ち客が少なくなってきた。
列車はまだ地上を走っているがこの辺りから日が暮れて暗くなってきはじめた。
桃山台駅の先で再び地下に潜り千里中央駅に到着。つい数日前までここが終点だったのだが、今はもう終着駅でなくなってしまった。長い間ここが終点だったせいで何か違和感を感じる。
千里中央駅で多数の乗客が降りて車内はガラガラになった。これも長らくここが終着駅だった名残だろうか?
千里中央駅を発車し、ここから新線区間に入る。
引き続き地下トンネル内を走り、次の箕面船場阪大前駅に到着。
ホームも出来たてで大変きれいである。ホームに清掃員がいたが乗車している私達には声をかけてこなかった。
箕面船場阪大前を出てさらに地下トンネルを走るとしばらくして地上に上がり、新しく終点となった箕面萱野駅に18:33に到着。
箕面萱野~梅田
今回は大阪メトロ1日乗車券は使用していない。というのも江坂駅から先、箕面萱野駅までは北大阪急行の路線であり、大阪メトロの1日乗車券は有効でないからだ。
当然、折り返し乗車する際は切符を買い直さないと不正乗車になる。だから箕面萱野駅では一旦改札を出て切符を買い直し、再度改札内に入った。
当会はあくまでも合法の範囲内で活動する団体である。
箕面萱野駅の改札外はまだ駅前広場などの工事が完了していないようで、改札口の目の前が工事用の壁でぐるりと囲まれている状態だった。いかにも新規開業の駅らしい風景である。
私達はホームに戻り、停車中の18:44発のなかもず行きに乗車。
箕面萱野は終点駅で折り返しのため、車掌と運転士が場所を替わるため車内(またはホーム)を歩いて移動する。その際に声をかけてこないかチェックするため車内で着席し、様子を見ることにした。
私達は1カ所にまとまるのではなく、各自それぞれ車内の違う場所に座って、別々の客のようにしていた。
しばらくすると車掌が車内を通りかかり、まず車内にいた会員の1人に声をかけてきた。
「こちら女性専用車両となっております」
「承知しておりますが・・・」
「ご協力いただけない・・・」
「はい」
しばらくして筆者にも声をかけてきたが、移動しないと分かると今度は少し離れたところにいた会員Aに声をかけに行った。
会員Aが声かけに反応せず無視していると、この車掌は結構しつこく声をかけてきたため会員Aが非常ボタンを押し強く抗議。
車内に他の乗務員や駅員(?)なども次々と乗車してきて車内は一時、緊迫した空気になった。
結局、定刻から少し遅れて列車は箕面萱野駅を発車。車内はガラガラである。
特に何も無く箕面船場阪大前駅を過ぎ、千里中央駅で一旦下車。ここからもさらにもう1人会員が合流する予定である。
しばらく待っていると、その会員がやってきたので挨拶を交わし、その後やってきた後続の千里中央19:09発のなかもず行きに乗車した。
車内は少し空席がある状態。途中の江坂辺りで座席が埋まった。
隣の車両はすでに立ち客が多数いる。
その後は特に何事も無く、19:30に梅田に到着。ここで一度下車。
梅田~箕面萱野(2回目)
梅田で一旦改札を出たあと、切符を買い直し、再び箕面萱野方面へ。
梅田20:02発の箕面萱野行きに乗車。
車内は立ち客が多いが、押し合いへし合いにはなっていない。
隣の車両とは明らかに混雑差がある。
中津駅の先で地上に上がり、並行する道路の車と共に走りながら新大阪駅や江坂駅を過ぎていった。
途中駅で少しずつ降りて、桃山台駅あたりでガラガラに。
箕面萱野駅到着時点では私達以外に女性客が5人だけという状態だった。
列車はここで折り返しとなるが、私達は車内にしばらく留まって乗務員が通りかかるのを待ち、声かけがないかどうかチェックした。
先ほどの一件もあったので特に意識して注意していたが、乗務員は私達に全く声をかけることなく、素通りしていった。
箕面萱野~なかもず
チェックが終わったので一旦下車して改札外に出て切符を買い直し再入場。
ホームには後続のなかもず行きの列車が停車していたので、乗車してもう一度声かけチェックしてみたが、やはり乗務員は素通りしていった。
やがて発車時刻となり、列車は発車。
こちらもやはりガラガラだったが徐々に乗客が増え、江坂駅あたりから立ち客が出始めた。
江坂駅で男性と思われる乗客が1人乗車して着席した。
この乗客はそのまま新大阪まで乗車して、降りていった。
車内の男性が私達だけになったが梅田駅から乗車してきた乗客の中に男性と思われる乗客が2人(それぞれ別に)乗車してきた。
梅田駅からの男性客のうち1人は次の淀屋橋で降りていったがもう1人はなんば駅あたりまで乗車していた。
女性専用車両内は立ち客がパラパラいる程度だが、両隣の車両は梅田あたりからここまでかなりの混雑である。
なんば駅でまとまった下車があり、少し空いてきたかと思っていたところ、天王寺駅でまた結構な乗車があり車内は再び混んできた。
恐らく先行の天王寺止まり列車からの乗り換えだろう。
昭和町駅、西田辺駅、長居駅と過ぎたが、あまり乗車率は変わらず、あびこ駅でまとまった数の乗客が降りて、車内は少し空いてきた。
北花田駅、新金岡駅でも乗客が降り、終点のなかもず駅に着くころには車内は空席が目立つようになっていた。
結局、他の乗客からの声かけは無く20:42に終着のなかもず駅に到着。
列車はここで折り返すが、箕面萱野駅の時と同じようにしばらく車内に留まって声かけチェックすることにした。
しばらくして乗務員と思われる職員2人が車内を通りかかったが、2人で雑談をしながら私達には全く関わること無くそのまま私達の目の前を通り過ぎていった。
声かけチェックもすんだのでホームに降り、改札を出て、乗車会はここで終了とした。