【関西】2023年12月 阪神電鉄線非協力乗車会

2023年12月8日に神戸と大阪を結ぶ阪神電鉄線で非協力乗車会を行いました。

途中の甲子園駅で駅員から声掛けを受けたので、乗車会終了後大阪梅田駅で抗議しました。

以下、その報告です。


甲子園駅で会員が「朝専用缶コーヒー」を使って抗議

阪神御影駅で

今回は朝6:50に阪神電鉄の御影駅に集合。

6:55発の大阪梅田行き区間特急の女性専用車両で非協力乗車するためである。

御影駅6:55発の区間特急に乗車
御影駅の駅標

阪神電鉄は平日朝ラッシュ時の上り(大阪梅田方面)のみ運転される、御影駅始発の区間特急に女性専用車両が設定されている。

実施時間帯が限定されている上、実施している列車種別も区間特急だけに限定されているので女性専用車両のある列車の本数自体は少ない(対象列車はこちら)。

しかし少ないから差別が許されるというものではない。差別は1ミリたりとも許してはならないものだ。

「痴漢対策だから差別じゃない」という者が未だにいるが、こういうのを「周回遅れの情弱(情報弱者)」というのである。

どんな理由であろう「差を付けて分ければ差別」であるし、また痴漢対策という理由自体も実はかなり怪しい。

導入以前の報道によれば、阪神電鉄は当初「ウチは列車の編成が短いから」と様子見を決め込んでいた。(これは当会で度々乗車活動している神戸電鉄も同じ)

しかし、他の鉄道事業者が次々と女性専用車両を導入・拡大するのを見て「他がやっているからウチも」と、横並びで女性専用車両を導入したものであり、痴漢対策のためにやむを得ず導入したものではない。

よって阪神電鉄の女性専用車両は痴漢対策を表向きの理由にしているだけで、実際は周りに合わせただけの「単なる差別車両」ということである。

もちろん毎度言っている通り、差別だと言われてもうまくかわせるようにするため「女性専用」と言いつつ、実際は「任意協力」になっているわけだが…

さて、ホームに並んでしばらく待っていると、乗車する6:55発の区間特急が入線してきた。もちろんここ始発なので誰も乗っていない。

女性専用車両の窓には着脱式の女性専用車両表示が掲出されていた。

阪神電鉄の女性専用車両表示

ドアが開いたので乗車。乗車してすぐ、女性専用車両アナウンスが流れた。御影駅停車中に隣の車両はすぐ立ち客多数になったが、女性専用車両はすべての座席が埋まっておらず、空席もある。

車内には私達の他にも男性客が1人乗車していた。

御影駅停車中の車内(女性専用車両側から見た隣の車両)

御影~甲子園

発車時刻になり列車はゆっくりと御影駅を発車した。

発車してすぐに次の住吉駅を通過し、魚崎駅に到着。

私達と共に乗車していた1人の男性客がここで降りた。

魚崎駅で下車するのかと思ったらそうではなく、ホームを移動して隣の混雑した車両に再び乗車した。どうやら女性専用車両だと知らずに乗車して後から気づいて移動したらしい。

魚崎駅を出てすぐに車内に女性専用車両アナウンス。

しばらく走って次の青木おおぎ駅に到着。「あおき」駅ではなく「おおぎ」駅である。一見何の変哲もない駅名のように見えて実は読めない、知る人ぞ知る難読駅だ。

青木駅の駅標

青木駅では後続の快速急行と直通特急(山陽電鉄の姫路から直通する特急)の列車2本通過待ちのため5分ほど停車した。その間に車掌が車内巡回で回ってきた。私達に声をかけて来るかと思ったが、この車掌は声掛けせず通り過ぎて行った。

阪神の区間特急は「特急」の名を冠しているものの、始発の御影駅から途中の甲子園駅あたりまではほとんど各駅に停まる。だからここで後続列車の通過待ちをしているのだ。

先ほど住吉駅を通過したのは住吉駅のホームが4両分しかなく6両編成で運転される区間特急が停車できないからである。

通過列車2本を見送り、私達の乗った区間特急は青木駅を発車。発車後すぐに車掌の肉声で女性専用車両の案内アナウンスがあった。

次の深江駅では若干の乗車があった。

続いて芦屋駅でも少し乗車があり、徐々に座席が埋まってきたが、それでもまだ女性専用車両内は空席がある。隣の車両はすでに混雑していた。

次の打出駅でも乗車があり、ここで女性専用車両も座席がすべて埋まった。

続いて香櫨園こうろえん駅にも停車。阪神甲子園球場で有名な甲子園駅と名前が紛らわしいが別の駅である。

香櫨園駅発車後にも女性専用車両の案内アナウンス。

香櫨園駅を出ると次の西宮にしのみや駅は通過する。

西宮駅と言えば兵庫県西宮市の代表駅であり、阪神電鉄でもこの区間特急以外すべての列車が停車する主要駅だが、区間特急は朝ラッシュの西宮駅ホームをさっと通過していく。

ここまで、「ほぼ各停しか停まらないような駅」も含めて(ホームが短くて停まれない住吉駅以外の)各駅に停車しながら、主要駅の西宮は通過という変わり者だが、これは朝ラッシュ時に特急や快速急行などの「速い列車」が停まらない駅からの利用客を拾って大阪梅田まで送り届けるための列車だからである。

阪神電鉄独自のラッシュ対策ともいえるだろう。

西宮駅を通過した列車は今津駅に停車。今津駅を発車後にまた「この列車の前から〇両目は・・・」と、女性専用車両の案内アナウンス。

今津駅の次の久寿川駅は通過。ここもホームが5両分しかないので6両の区間特急は停まれないため通過する。ここまでで3つ目の通過駅であるが、住吉駅と久寿川駅はホームが短いための通過であり、本当の意味での通過駅はここまで西宮だけである。

久寿川駅を通過するとすぐ高架に上がって、阪神甲子園球場最寄りの甲子園駅に到着する。

私達はここで一旦下車して後続の区間特急への乗り換えを行うことにした。理由はいつも言っている通り、少しでも多く任意周知するためである。

甲子園駅で後続乗車のため下車

甲子園駅で駅員が声かけ

甲子園駅で後続の列車を待っている間に会員の1人が飲料の自販機で「朝専用缶コーヒー」を買ってきた。

当会サイトを以前からご覧くださっている方やX(旧ツイッター)などで女性専用車両のことを検索したりしている人はご存じかと思うが、女性専用車両は単なる名称であり、実際には何の効力も法的根拠もない。

これまで、当会を含めた反対派はそれを説明するために夕方や夜に飲んでも何の問題もない(ただの商品名である)朝専用コーヒーを例に出したりしてきた。

朝専用は単なる名称であり、何の強制力も法的根拠もない

しばらくして後続の区間特急が到着したので乗車。

ここまで駅員や乗務員、周囲の女性客からは特に声掛けが無かったが、ここで乗車直後に駅員がホームを歩いてわざわざ私たちのところまでやってきて声を掛けてきた。

声をかけてきた駅員

駅員:女性専用車両になりますので、隣の方に・・・・

会員A:(朝専用缶コーヒーの缶を出して)駅員さん。朝専用缶コーヒーを午後に飲んだ人に声掛けしますか?それと同じなんですよ。

駅員:あのー、ご協力いただけたらなので。

会員A:ウソにご理解ご協力できません。

会員B:文句あるんだったら警察呼びなさいよ。

(会員Bによると、この時この駅員が睨んできたとのこと)

駅員:分かりました、はい。

駅員の名札を見たところ、どうやらこの人は助役のようだ。

結局、この駅員(助役)は引き下がったが、やはり阪神電鉄のような「平日朝のみ設定」の路線だと私達のように敢えて乗る人は非常に少ない(もしくはほぼいない)のだろう。それ故、車内に男性(に見える人)がいた場合の対応について、社内での情報共有がなされていないのではないかと思われる。

女性専用車を毎日・終日やっているJR西日本などでは過去何度も乗車活動を行い、もし声掛けやトラブルがあればその都度抗議していた。

そのためか、今ではほぼ声掛けはないし、列車によっては男性も普通に乗車している。

平日終日女性専用車両を設定している大阪メトロ御堂筋線も列車によっては女性専用車両に10人以上、男性と思われる人が乗車していたりする。

平日朝のみ設定の路線については終日実施の路線に比べ女性専用車両自体の設定は少ないが、その反面でどうしても活動が手薄になりがちである。

実際、今回非協力乗車したメンバーもたまたま平日に仕事が休みの者や勤務時間帯の関係で朝が空いている人、あるいは有給休暇を取った者などで、多くの会員は仕事のため今回の乗車会には参加できなかった。

しかしながらこのあたりは、純粋に非協力乗車をする人数を増やしていくしかないだろう。

全体の数が増えればその中で平日朝に活動出来る人数も増えるからだ。

甲子園~大阪梅田

列車は若干遅延して甲子園駅を発車。

他の車両は混雑していたが女性専用車両は比較的空いている。

始発の御影駅からここまで住吉、西宮、久寿川の3駅以外はすべての駅に停まってきた区間特急だが、ここからは一気に速達運転に切り替わる。甲子園駅を出ると次は尼崎駅まで停まらない。

尼崎駅では阪神なんば線に乗り換えて大阪難波方面に向かうのであろう乗客がかなり降りた。

尼崎駅を発車後、車掌が「皆様にお願い申し上げまーす。大阪側、前から4両目は女性専用車両となっておりまーす。皆様のご理解ご協力をお願いしまーす。」と念を押すような車内アナウンスをしてきた。

尼崎駅を出ると、大阪梅田に向かう阪神本線と大阪難波に向かうなんば線の複線が並行して線路は4本になる。並行したまま大物だいもつ駅を通過。通過してすぐ阪神なんば線が分岐していく。

一方こちらは阪神本線を引き続き走行。

阪神電鉄は駅間距離が短いので区間特急は次々と駅を通過する。

杭瀬駅を通過し、神崎川を渡ってすぐの千船駅付近から大阪市内へ入る。

さらに姫島駅を通過して大きな淀川を渡り、淀川駅も通過すると次の停車駅である野田駅である。

野田駅ではホームに駅員が立っていた。

女性専用車両位置から離れたところにいたので男性を乗せないために立っているのではないと思われる。

この辺りはすでに大阪の都心部にほど近く、周囲は市街地である。高架線上を走っているため見晴らしがよい。

野田駅を発車してしばらくすると線路は高架から地上に降り、JR大阪環状線の下をくぐってそのまま地下に潜る。その先で福島駅を通過。さらに地下を約1キロ走って8:02に終点の大阪梅田駅に到着した。

結局、最後まで女性専用車両は若干立ち客がいる程度で、それほど混雑はしなかった。また、甲子園駅から大阪梅田駅まで女性専用車両内の男性客は私達のみだった。

大阪梅田駅に到着

大阪梅田駅で抗議

乗車会はここで終了であるが、甲子園駅で声掛けがあったので、大阪梅田駅で抗議しておくことにした。

会員Aはここでも朝専用缶コーヒーを用いて抗議を行い、会員Bも甲子園駅で「警察呼びなさいよ」と言ったら助役が睨んできたと抗議した。

これについてはお詫びがあった。

また、女性専用車両についてのアナウンスがしつこいことについても抗議を行ったが、これについては「会社としてのPRである」と回答。

会員Bが「任意協力で誰でも乗れるのに(女性専用だと)PRとはどういうことか?」と返したが、私達の後ろに他の客が並んでいたこともあり、ここで切り上げた。

平日の朝という事もあり、なかなか乗車活動を行いにくいが、阪神電鉄に関しては「今後も可能であれば乗車活動はしなければならないな」ということで参加者の意見は一致。今回は解散となった。

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