当会関東本部では、12月18日に京王線とJR埼京線で、任意確認乗車を行いました。
実施路線・区間:京王線 新宿~調布 JR埼京線 大崎~武蔵浦和
以下、当日参加したメンバーからの報告です。
京王線・JR埼京線で任意確認乗車
警備員が女性客に、「この人たちは協力していただけないので・・・」
京王線 新宿~調布
私達は20時に新宿西口交番前に集合し、京王線3番線ホームに移動しました。
忘年会シーズンで帰宅が遅い人が多いためか、普段に比べれば全体的に空いている感じでした。
私達は20:30発の準特急に乗車すべく、次々発の乗車位置に並びました。
すると後ろに並んだ中年の女性客が、
「体がどこか悪いの?」
などと話しかけてきました。
私達は相手にしないようにしていましたが、近くにいた警備員がこの女性客に、
「この人達は協力していただけないので」
と言いました。
私達に声かけはしなかったものの、この警備員の対応はいただけません。
しかも「協力」って何なのでしょうか?
普通に「男性も乗られる場合があります」と言えば良いのです。
私達が乗車する列車の1本前の特急に男性が1人乗車したものの、女性専用車と気がついたのか、降りてしまいました。
その後私達が乗る予定の準特急が到着し、乗車しました。
私達は座席に並んで着席しました。
京王の10両編成の車両には、各車両の新宿寄り車端部(優先席付近)に、写真のようなステッカーが掲げられています。
【混雑は新宿寄りの車両に集中します】
比較的空いている車両を是非ご利用ください
朝、新宿着7:00~9:00は6・7・8・9号車が大変混雑します。
ところが、女性専用車の隣の9号車(女性専用車は10号車)には何故かこのステッカーがないようです。
なぜ9号車だけ、ステッカーを出さないのでしょうか?
「出来るだけ空いている車両をご利用下さいというなら、”任意”なのだから男性が10号車に乗っても良いだろう」という話になるからでしょうか?
前回、2015年10月の京王線乗車報告でも触れたように、京王は新宿駅での女性専用車関係の掲示類を増設して、男性排除を強化しようとしています。
京王は「女性専用車両は任意で強制できない」ことを承知していながら、掲示類などで乗客を騙すことによってさらに「女性専用」を強化しようとしているのです。
以前、2008~11年ごろのように、「男性が女性専用車に一歩でも踏み入れれば大騒ぎ」という状況ではありませんが、その一方で京王はこのところ、明らかに反対派に対して挑戦的な姿勢を見せてきています。
これに対抗するためには、少しでも多くの男性が根気よく女性専用車に乗り続ける必要があります。
このページをご覧の反対派の皆様も、見ているだけでなく、是非活動にご参加ください。
入会申し込みフォームよりお待ちいたしております。
やがて発車時刻になり、列車は京王新宿駅を出発。長い地下トンネルを走り出し、笹塚手前で地上に。
現在の準特急は、都営新宿線からの便を図っているのでしょう。特急が停まる明大前のほか、笹塚と千歳烏山にも停車します。
千歳烏山でメンバーのうち1人が帰宅のため途中離脱。列車は夜の街を走り抜け、調布手前で再び地下に潜り、結局何事もなく調布に到着しました。
調布駅では、私達が乗車していることが一応駅に連絡されていたのか、ホームに駅員が待機していましたが、私達に声かけしてくることなく引き上げて行きました。
しかし、先ほどの新宿駅の警備員の対応については、やはりいただけないということで、駅務室で抗議しました。
埼京線 大崎~武蔵浦和
調布で一旦解散した私達は、22:40頃、大崎駅8番線で待ち合わせて、再び集合しました。
そして、22:54発の川越行に乗車しました。
車内には私達以外にも男性が2~3人乗っていましたが、しかし、やはり隣の車両は混んでいました。
渋谷では、警備員が1人いました。
乗降の際、車内に聞こえるように女性専用車の案内をしていました。
池袋を含め、それ以外の駅には警備員はいませんでした。
赤羽で一旦降り、次の電車に乗車し、武蔵浦和まで乗車しました。
この時間は、川越線でのトラブルの影響により、数分遅れていました。
いずれも、駅員や車掌、女性客から私達に声かけされることはありませんでした。
私達は武蔵浦和で解散し、乗車会はここで終了となりました。