カテゴリートップ - トップページ

2013年5月 関西本部
JR大阪環状線、地下鉄御堂筋線非協力乗車会の報告

当会関西本部では、去る5月24日の夜にJR大阪環状線と地下鉄御堂筋線で非協力(任意確認)乗車会を実施いたしました。

以下、参加したメンバーからの報告です。

実施区間:JR大阪〜西九条〜天王寺(地下鉄御堂筋線乗り換え)〜梅田

夜のJR&地下鉄で非協力乗車
今回は私達以外に男性客の女性専用車両乗車は無し。

JR大阪駅〜(大阪環状線内回り)〜天王寺

今回はJR大阪駅から、大阪環状線内回り電車で天王寺まで行き、そこから大阪市営地下鉄御堂筋線に乗り換えて梅田までのルートとした。

4月の乗車会の際は、昼間(14時台)の電車に乗車したが、今回は大阪駅20:05発の大阪環状線内回り電車に乗車。
大阪駅発車直後の車内は、座席がほぼ埋まっているが、立ち客はほとんどなく、比較的すいた状態。
両隣の車両を見ると、女性専用車よりも明らかに立ち客の数が多い。

4月の乗車会の際には、「私達以外にも女性専用車に多数の男性客が乗車し、事実上形骸化している」と、前回の活動報告で述べたが、今回私達が乗った大阪20:05発の列車は、大阪駅から女性専用車に乗車した男性客は私達だけのようだった。(通り抜けの男性客は数人ほど確認)


当日の大阪駅・大阪環状線ホーム


列車は、程なくして次の福島駅に到着。

福島駅を発車直後、女性専用車の案内の車内アナウンスが流れた。
「この列車の前から4両目は終日女性専用車です。女性専用車には車内に「女性専用車」のステッカーで表示しております。皆様のご理解ご協力を・・・」

当会HPですでに何度も述べているとおり、JR西日本の女性専用車はどう考えても痴漢対策ではない。
JR西日本は女性専用車内のドアに鏡を取り付けているが、痴漢対策に鏡が必要なのだろうか?

また、JR西日本は、「昼間や休日もラッシュ時と同様に痴漢が発生している」と言って、2011年(平成22年)に女性専用車を毎日・終日化したが、実際には、
「関西よりも人が多いはずの首都圏でさえ、昼間の痴漢被害は非常に少ない」というデータがすでにある(下記グラフ)。
しかも、JR西日本の昼間の普通列車(女性専用車設定列車)は大抵ガラガラである。どうやったらガラガラの昼間の車内でラッシュ時並に痴漢が多発するのか?

(警視庁HP・都内における痴漢犯罪の発生状況 〜 平成22年上半期 〜より。)
迷惑防止条例違反の時間別発生状況 グラフ

さらには、女性専用車を女性客への人気取りの材料にしているとしか思えない、駅構内などでのモニター・ポスターなどでの宣伝の数々・・・ そんなものに「ご理解ご協力」など、一切する必要はない。

そもそも、「女性専用」と書いてあっても実際には女性専用ではない、「ただの一般車両」である。

しかし、女性専用車に疑問や不満を持っていて、なおかつ「女性専用車が任意協力に過ぎない」と分かっている人でも、やはり男性が女性専用車と書いてある車両に乗るのは、かなり抵抗があるのではないだろうか。だが、だからといって男性客が皆、女性専用車を避けていると、やがて「男性が全くいない車両があって当たり前」になってしまう。つまりそれだけ女性専用車の存在を確固たるものにしてしまうのだ。

だから、女性専用車に疑問や不満のある人は、どんどん乗り込むべきなのである。と言っても、先にも述べた通り、一人ではとても乗り込めないという人も多いだろう。そういう人は是非当会に入会して、当会の乗車活動に参加してほしい。

入会申込フォームはこちら

もちろん当会のメンバーは、一人の時でも女性専用車に乗り込んで活動している、兵(つわもの)ぞろいである。
もしあなたが、女性専用車に疑問や不満を持ちつつ、実際には何もしていない(出来ずにいる)人なら、まずは当会に入会し、乗車活動に慣れたメンバー達とともに乗車活動に参加して、経験を積んでみてほしい。
非協力乗車をする人が増えなければ、女性専用車の形骸化も進まないのだから・・・

さて、乗車会の話に戻ろう。
列車は野田駅を過ぎ、西九条駅に到着。ここで阪神線からの乗り換えだろうか? ややまとまった数の乗客が乗ってきて、車内の立ち客が増えた。しかし、それでもまだ車内全体が見渡せるくらいの乗車率で、混雑しているというほどではない。

弁天町駅を過ぎたところで、また先ほどと同じ内容の女性専用車アナウンスが車内に流れた。何だか、女性専用車の存在を徹底してアピールしているようにも思えた。

当会では、以前からも夕〜夜間のJR西日本線で乗車会を行ってきたが、以前は夕方・夜間の時間帯でも、女性専用車に結構な数の男性客が乗車していたように記憶している。今回は私達以外の男性客の姿が全く無いが、これはJRが車内アナウンスで周知徹底をしてきたその結果なのだろうか?
いや、以前にも乗る日や列車によっては、私達以外の男性客がいなかったこともあるので、まだそう断定するのは早いかもしれないが、いづれにしても、こちらもこの先、さらに活動していかなければというのは感じた。

新今宮で関西線や南海線への乗り換えであろう、まとまった数の乗客が下車し、専用車内は空席が出来た。両隣の車両を見るとそちらはまだたくさんの立ち客がいる。ここでまた男性客が数人、車内を通り抜けていった。

新今宮を発車。通天閣を左手に見ながら、電車は次の天王寺駅に到着。私達はここで下車した。



天王寺〜梅田

天王寺から、大阪市営地下鉄御堂筋線に乗り換えた。
20:44発新大阪行きに乗車。

混雑が予想されるため、天王寺始発の列車に乗り、座席に座って乗車。天王寺始発のためか、車内は空いているが、天王寺からの北行き(新大阪・千里中央方面)はこの先、なんばあたりから混雑してくる。

列車は天王寺駅をゆっくりと発車した。天王寺発車後、男性を含む通り抜け客が専用車内を続々と通り抜けて行った。どういうわけか、御堂筋線は通り抜け客が結構多い。

先のJR西日本は、女性専用車を女性客への人気取りの材料にしているような状況があるが、ここ、大阪市営地下鉄の女性専用車は政治的な圧力によるものである。もっと言えば、全国各都市の地下鉄(大阪だけでなく、札幌・名古屋なども)や、関東の大手私鉄の女性専用車両のほとんども、実は政治的な力による導入なのだ。

JR西日本のように、自ら女性専用車を導入・拡大し、それをセールスポイント(ウリ)にしている鉄道事業者は、実は少数派である。というより、あそこまであからさまに女性専用車を「ウリ」にしている鉄道事業者はJR西日本くらいのものだろう。

ちなみに、地下鉄で女性専用車を運行している都市の市議会の過去の議事録などを見ると、女性専用車両の導入や拡大を渋っている交通局に対し、推進派の議員が「女性専用車両をもっと導入・拡大せよ」と発言している様子を垣間見ることができる。

御堂筋線天王寺駅の駅標(左)と、
ホームの専用車位置表示(右)



また、関東地区の大手私鉄等も、女性専用車両の導入には、混雑の悪化やラッシュ時の安全確保の問題などから難色を示していたが、当時の国交省が女性専用車両を強力に推進したことにより、2005年に女性専用車を「一斉導入」せざるを得なくなった。

「女性専用車両は痴漢被害者を救済する目的で導入された」と世間では信じられているが、実際には、一部政治家等の人気取り(女性票獲得)や実績作りの手段になっており、
「痴漢対策」など、実は「うわべの理由」に過ぎないのである。

あと、御堂筋線では女性専用車両限定広告が盛んに行われている。車内の他、車体にも全面に広告が出され、女性専用車両が広告料収入源となっている。痴漢対策と称して女性専用車両を設置しながら、実際にはそれを広告料収入源に使っているのである。

エレベーターの位置に女性専用車両(天王寺駅)
また、御堂筋線では、女性専用車両に車体広告がなされており、女性専用車両が広告料収入源として使われている。(写真向かって右側の白い車両が車体広告のなされた女性専用車両)



さて、列車は動物園前・大国町と過ぎ、なんばに着く直前くらいまでは車内は空いていたが、なんばで多数の乗客が乗ってきて、車内は座席が全て埋まり、若干の立ち客も出た。なんばの次の心斎橋でも、ややまとまった数の乗客が乗ってきた。

私達のそばにも女性客がいたが、何気ない日常会話で盛り上がっており、私達が乗っていることを特に気にしているような感じではなかった。

本町からは、座席から車内全体を見渡すことが出来ないくらいの乗車率となった。結構混雑してきたが、それでも押し合いへし合いするほどではない。淀屋橋を過ぎ、列車は20:59に梅田に到着。ドアが開くと、車内の乗客が一気にホームに向かって流れ出ていった。私達もここで下車し、解散した。

今回は、JR・地下鉄とも、通り抜けの男性客はいたものの、専用車に乗車する男性客は、(私達が確認出来た限りでは)私達だけだった。

この2月に、ネット上の「弁護士ドットコム」というサイトで「女性専用車両が実は任意強力に過ぎない」ということが掲載されて話題になり、それがヤフーなどのポータルサイトでニュースとして取り上げられるなど、「任意性の周知」はかなり進んだと思われるが、まだまだ今後もさらに活動をしていく必要性を感じた。

新規入会希望の方もお待ちしているので、入会申し込みフォームから是非お願いしたい。

女性専用車両に反対する会では、新規入会者を随時募集しています。
当会は男女を問わず、さまざまな年齢や立場の会員が在籍しています。女性専用車両について疑問に思っておられる方、不満に思っておられる方、ぜひ当会にお越し下さい。

入会申込フォームよりお待ちしております。

カテゴリートップ - トップページ