当会に寄せられた体験談(~2014年)

京浜東北線利用の女性の体験談(2014年10月)

●性別:女性

●先日、京浜東北線で若い男性が高齢のおばあちゃんと一緒に乗ってきました。

すると、「ここは女性車両だよ!」と声を荒げて叫んだバカが居ました。

小児、体調不良者、障がい者、介助者は乗車出来るのに、なぜこのような非人間的な発言が出来るのでしょうか?

介助者に対してこのような仕打ちをするのであれば、女性車両はなくして、1両丸々優先席とした方がよっぽどマシかと思いました。
女性車両はいらないと思いました。あくまでも、優先席と同じ筈なのに、我が物顔してこんなバカなことをするのが居るのであれば。

当会からの回答

おっしゃることについては私達も概ね同感なのですが、今の世の中、変な規則が横行して常識でものを考えられない人達がますます増えているような気がします。

高齢者と一緒の若者ですら男性というだけで「乗ってはいけない」なんて、どう考えてもおかしいですよね。

私たちも一生懸命、運動を続けてきましたが、このような活動は男性がいくら声を上げても「お前は痴漢がしたいからだろう」とか、「そんなに女と一緒に乗りたいのか?」などと言われるだけで、なかなか訴えが理解されず、マスコミもなかなか取材や報道をしてくれません。

当会には女性会員もいますが手が足りない状況です。

ちなみに3年前の産経新聞大阪版には以下のような投書が掲載されたことがありました。

87歳の老人でさえも乗せて貰えない女性専用車両って一体、何なんですかね?

(2011.5.25 産経新聞夕刊(大阪本社発行版)「夕焼けエッセー」掲載)

今風のきまり 田中忠彦 87 大阪府寝屋川市

足が悪い女房の手を引いて、梅田の地下鉄の幅広い階段をゆっくり降りる途中で、タイミング良く電車がホームに滑り込んできた。

どっと出てきた人波をかわしながら車両に近づいたら、意外にすいている。次の淀屋橋駅までだが、女房とゆったり座れそうなのでホッとした。

今日は銀行に行ったり、百貨店に寄ったりと、日ごろ出歩かぬ女房の気晴らしにでも、と大阪に出てきたが、あちこち歩き回って私も少々疲れていた。女房は私の倍も疲れているに違いない。やれやれ…と一歩車内に踏み込み、支えていた女房が車内に踏み入れたところで、後ろから肩を叩かれた。振り返ると、「ここはダメです」とホームにいる駅員が言った。とっさにその意味がのみ込めず戸惑っている私に、駅員は強面で念を押すように言った。

「ここは女性専用車両です」

気づかなかった。足の悪い女房の介添人だが、決まりなら致し方ない。回れ右をして女房の手を引いた。そのとき、視野の端に、ちょっと気の毒そうに見送る乗客の表情があった。ホームに出て次の車両まで女房のおぼつかない足では時間がかかる。隣の車両の開いた扉はもう目の前に見えている。閉まらないように、と祈るような気持ちで歩みを進めたが、扉は無情に閉まり、列車はゆっくり動き出した。
潮が引いたように降車客が居なくなったホームに、私たち二人だけが取り残され、釈然としない気分で赤いテールランプを見送った。


西武線を利用した方の体験談(2014年9月)

●性別:男性

●日々の活動に敬意を表します。

初めて投稿いたします。

先日、西武新宿線の女性専用車に乗った時、周りの女性から「男は降りろ!!」と暴言を吐かれ、屈辱的な侮辱を受けました。

早速、西武鉄道お客様ご意見センターに意見TELをしましたところ、対応が酷過ぎて、西武鉄道の会社としてのレベルの低さを実感しました。電話口に出た社員に侮辱を受けた経緯を説明し、以下の質問をしました。

私:「男性も乗車できるのですか?」

西武鉄道:「男性のお客様にはご協力をお願いしています」

私:「だから、男性も乗れるか否か、YESかNOか、答えてください」

西武鉄道:「ですから男性にはご協力をいただいております」

私:「乗れるか、乗れないか答えてください」

西武鉄道:「ご協力をいただいております」

私:「ではその[ご協力]には任意性が担保されていますか?

西武鉄道:「ご協力です」

もう、話にならないので一方的に電話を切りました。

一時間後、再度TELし、同様の質問をしたのですが、結局この時に対応した社員も、「ご協力」を連呼するばかりで結局話が進展しませんでした。国交省も最高裁判所も男性が乗れることを認めており、法的拘束力が無い旨を話しても「ご協力をいただいている。それ以上でもそれ以下でもない」との回答。

西武鉄道という会社は社員に任意性が担保されていることを客に説明しないよう教育を受けているのでしょうか?

こんな会社が公共機関として成り立っている事自体が許せません。

この会社には「女性専用車両」の改善をできないと実感しました。

当会からの回答

当会にご意見投稿をいただき、ありがとうございます。 女性専用車両への乗車と鉄道会社への電話の際に嫌な思いをされたことにつき、心中お察し申し上げます。

これは、「ご協力をいただいている」で押し切って、反対派が諦めるのを待つ手法と思われます。

ですから、ここで諦めたら鉄道会社の思う壺なわけです。

しかし、かといって個人でできることには限界があります。

恐らくこの先、いくら抗議しても「ご協力いただいています」で、あなたが諦めるまでひたすら押し切ってくるでしょう。

当会がなぜ非協力(任意確認)乗車活動を行っているかといえば、このように鉄道会社に直接抗議したところで「その場をやり過ごされるだけ」だからです。

インターネットなど世間の声を見ていると、「女性専用車両に無理やり乗り込んで、女性客や現場の駅員・乗務員に文句を言っても反対派の印象が悪くなるだけ。そんなに女性専用車両に文句があるなら、鉄道会社に直接文句を言いに行けばいいのに、反対派はなぜそんなこともわからないのか」などと言う人がいますが、こういう人こそ実は「何もわかっていない」のです。

鉄道会社に文句を言っても、その場をやり過ごそうとするだけで、まともに話し合いにも応じようとしない(軽くあしらっておけばそのうち諦めるだろうという態度をとる)わけですから、こちらとしては鉄道事業者を困らせる(もちろん合法的に)しかないわけです。

つまり、強制すれば法的に問題になりかねない女性専用車両を法に触れないよう、制度上「任意協力」にして、それを乗客には隠蔽するという姑息な真似を鉄道会社はしているわけですから、私達としてはそこを突く活動をしているわけです。

もし、それで何か問題が起きても、制度上は任意協力ですから、乗車した反対派を処罰するようなことはできず、結果的に鉄道事業者自身が何らかの対策(社員教育など)を取らざるを得なくなります。

もしあなたが、「鉄道会社をどうしても許すことが出来ない!」とお考えなら、当会にご入会の上、乗車活動に参加されることをお勧めします。


大阪の学生さんの体験談(2014年7月)

●性別:男性

●こんにちは。僕は大阪市交通局谷町線沿線の中高一貫校に通うものです。

さて、会の皆様がお調べになった通り僕の乗る駅も、降りる駅も一番ホームや改札口に近い車両はみな女性専用車両です。以前、たまたま来た車両に乗った時、駅員に「ここは女性専用車両」と言われました。その時に僕は剣道着や体操服などの大きな荷物を持っていたので、「ほかの車両に移るととても混んでいて、荷物が邪魔になる。」や、「善良な男性客まで排除するのはひどい」と紳士的かつ冷静に対応しました。

すると調子に乗った駅員が、「お前がいると邪魔」だの「降りろ」など無礼極まりない暴言を吐いてきたのです。もう少しで腕をつかまれて引きずり下ろされそうになりましたが、間一髪、「それ暴力やぞ」と威嚇したので駅員はすぐに引き下がりました。

ある日、たまたま皆様方のサイトを見つけました。読んでみると、あなた方の勇気ある行動と、なおかつ決して味方にも甘くない本当の意味での同志としてのつながりに心を打たれました。そして、京王電鉄やつくばエキスプレス、東京急行電鉄などの男性差別鉄道会社への怒りが、より強固なものになりました。

僕は学校の科目では理系が苦手です。僕は法律の専門家になって、いずれ女性専用車両をなくしてゆく立場になりたいです。そのために、苦手を克服できるように頑張りたいと思います。

最後に皆様方へのお願いです。皆様方は、終日女性占領車両のところのみ非協力乗車をされているように思えます。(思い違いだったらすみません)ですが、まだまだ女性占領車両で苦しんでいる、またはサラリーマン・学生シュウマイとならざるを得ない善良な方々がたくさんいらっしゃいます。ぜひ、朝は早いですが、皆様お誘いあわせのうえ、谷町線や一部時間帯のみ女性占領車両の路線でも、非協力乗車をしていただけたらと思います。

皆様の活躍を陰ながら応援しています。これからも頑張ってください。

悪文をだらだらと失礼しました。

当会からの回答

朝の女性専用車への非協力乗車についてですが、各自仕事を持っているので、谷町線のような平日の朝のみ実施の路線で、会として集まって非協力乗車会を行うのは現在のところ難しいです。

このあたりが、一般の会社員などの集まりである当会の悩みの一つではあるのですが、もちろん会員各自の意識は高いので、会として行う乗車会のほか、各自、自分の通勤で使う路線で個人的に非協力乗車を行いながら通勤しています。

もう少し人数が増えれば関西でも同じ路線で通勤する会員同士で朝の乗車会なども可能になるかもしれません。

あなたの現在の年齢がわかりませんが、もし15歳以上(中学生は除く)でしたら入会可能ですので、もしよろしければ当会への入会もご検討ください。


東急東横線利用の男性客の体験談(2009年以前)

私は以前、東急お客さまセンター宛に、メールにて女性専用車両の法的拘束力について問い合わせたことがあります。

回答は、「あくまでもシルバーシートと同様、男性客の任意協力によるものである」ことを意味する内容でした。

平日の夜、菊名~自由が丘間、東横線の特急を利用する機会がありました。
女性専用車両は、空席があるくらい空いているのに、隣の車両は座れない乗客がいるという状況でした。

東急お客さまセンターからの回答を思い出した私は、女性専用車両に反対する意思を表示するため、菊名で女性専用車両に乗車しました。

次の停車駅の、武蔵小杉でのことです。私の姿を見た駅員は、私に注意してきました。
私は紳士的に、東急お客さまセンターからの回答について説明したうえで、協力する気がない旨はっきりと意思表示しました。

するとその駅員は、「任意ですが、それでは女性専用車両の意味がなくなってしまいます」
「強制はしませんが、私どもが女性客に『男性客が乗ってる』と苦情を言われてしまいます」
「本社に確認を取りますので、お客さまの名前を教えてください」等と、5回以上にもわたり、私に対して協力するよう言ってきました。

これだけならまだしも、その駅員は終始私のことを鬼のような形相でにらみつけながら話し、私の至近距離まで詰め寄ってきました。

途中で、別の駅員があわてて止めに入り、その駅員のことを羽交い絞めにして止めに入りました。
しかしそれでもなお、その駅員は私に詰め寄ろうとしてきました。まるで、私に襲い掛かってくる気があったとしか思えない態度でした。

私はその駅員の「命令」には、頑として従いませんでした。また、結局強制的に降車させられることはありませんでした。

しかしこれは「任意のお願い」ではなく、実質「強制命令」と何ら変わらないと、私は思います。

この件に関しては、既に東急お客さまセンターに苦情申し立て済です。

東急には、「任意を主張すれば何をやっても許される」という認識は、改めてもらいたいです。


京王線利用の男性客の体験談(2009年以前)

今日、久々に深夜の京王線通勤快速橋本行き最終の京王永山ー多摩境間に乗りました。

今は、女性専用車両は、下りは、新宿から調布までなので既に女性専用車両は、終わっているはずでした。

ところが、一人の女性が、電車が南大沢に着いた段階で、「ここは女性専用ですよ!!!!」と我が物顔で言ってきました。このことを知らせるアナウンスを車掌がしなかった為だと思い、私は腹が立ったので、多摩境の駅員に当然文句を言いました。そしたら、「堂々と乗ればいいんですよ」とか「他の鉄道会社もやっていることなので、差別に当たらない」とか「奥で寝ている駅員が起きてしまいます」とか「もう気が済みましたか?」と、自分が一方的に逆切れしているかにような言われ方をされ、鉄道会社の誠意の無さに、本当に腹が立ちました。この駅員の件に関しては、当然、京王電鉄広報部に、苦情を申し立てるつもりです。

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