阪神電鉄なんば線が3月20日に開通し、阪神線と近鉄奈良線の相互直通乗り入れが開始された。阪神電鉄・近鉄奈良線とも、朝のラッシュ時の一部の列車に女性専用車両が設置されているが、今回の相互直通開始によるダイヤ改定で、運転系統などが大きく変化するため、両線の女性専用車両の動向がどのようになるかと思われていたが、結局阪神・近鉄とも既存の女性専用車両は存続するようである。
近鉄はこれまで通り、平日朝ラッシュ時の快速急行(奈良~難波間)に、阪神も平日朝ラッシュ時の梅田行き区間特急にそれぞれ女性専用車両が運行される。
また阪神は神戸三宮から大阪梅田方面に向かう区間特急に設定があり、これはこれまで通りだが、今回新規延長開業する阪神なんば線には設定されない。
両線の直通運転開始に伴うダイヤ改定の詳細については、かなり以前から駅のポスターやチラシ・パンフレットなどで告知されていたが、その一方で女性専用車両の動向に関してはダイヤ改定直前まで全く情報が公開されなかった。
結局、ダイヤ改定前日に駅ホームの女性専用車両乗車位置表示が貼り直されているのを当会会員が確認したため、ダイヤ改定後も女性専用車が存続することが判明した。
情報元:当会による現地調査。