名古屋市交通局の吉井信雄局長は6日の市議会一般質問で、市営地下鉄の東山線で導入している女性専用車両について、名城線にも拡大できるか検討していく考えを明らかにした。2007年度に利用客を対象にした調査を実施。結果を踏まえ判断していくという。
市営地下鉄の女性専用車両は2002年9月、女性の乗客を痴漢から守る目的で地下鉄としては初めて導入された。朝のラッシュ時の平日の始発から午前9時まで、列車1編成(6両)ごとに中央部の1両を専用車両にしている。
一般質問では、議員が、2004年10月に環状化された名城線についても、女性専用車両の導入を要望。これに対し、吉井局長は「2007年度に改めて乗客の意見、要望をうかがうためのしっかりした調査を実施し、その結果を踏まえ判断をしたいと考えている」と答弁した。今後、具体的な調査手法や調査対象などについて詰めた上で実施していく。
情報元:
毎日新聞3月7日付朝刊