2019年3月 関東本部:京王線 任意確認乗車会

2019年3月22日の夜、京王線で乗車会を行いました。

今回も、先発・後発の2回行いましたが、今回は関東本部に新しく入会した新会員が参加し、これまで京王にはあまり乗ったことがないとのことでしたので、「おとり」になっていただきました。

以下、その報告です。


男性を可能な限り乗せないように一生懸命な京王

任意協力であることを知らせず移動要請・しつこい車内アナウンス・駅で待ち伏せ

京王線 新宿~調布(先発)

今回も、先発と後発の2回行いました。

我々は普段、京王でも定期的に乗車活動をしているので、鉄道事業者側にも顔を覚えられている可能性があります。

もしかしたら、我々に対しては、女性専用車両から移動要請しても応じないのは分かっているので、あまり言ってこないが、そうでない一般の男性が乗車しようとしたら、徹底して移動させようとしたりしているかもしれません。

そこで今回は、普段乗車しない人間が乗車したらどうなるのかを見るために、関東本部に新しく入ったメンバー(会員Aとする)に「おとり」になっていただくことにしました。

ちなみにその新会員Aですが、当会に入会する前から、個人で自分の地元の路線で女性専用車両への乗車活動を続けていたという、なかなかの兵(つわもの)で、しつこく移動を要求してくる駅員に対しても、一人で果敢に抗議していたようですが、やはり一人での抗議活動に限界を感じて当会に入会したという、まだ20代のこれから先が楽しみな、当会関東本部の新しい戦力です。

さて、まずは京王新宿18:40発の特急に乗車することにしたのですが、この際、会員Aだけ先に、停車中の電車に乗車してもらいました。

しばらくすると、案の定「引っかかった」駅員が会員Aに声かけしたので、我々が援護射撃に向かったのですが、その駅員は我々が援護射撃する前に引き下がりました。

以下の動画はその際の様子です。

会員Aによると、その駅員と会員Aとのやり取りは以下の通り。

駅員:こちら一応女性専用車として運転しておりますので

会員A:はぁ・・・。

駅員:動いてはいただけないというわけでしょうか

会員A:動かなきゃいけないもの・・・なんですか?

駅員:いや、全然全然、ご協力していただけるかなってことでお声がけしているだけなんで

会員A:動かなかったら協力しないってことになるんですよね?

駅員:いえいえ、ただお声がけはさせていただいてるだけですので・・・わかりました、全然それはそれで構いませんので。

(ここで駅員降車)

会員Aが移動を拒否したので、それ以上強制はして来ませんでしたが、女性専用車両が「任意協力」だからこそ、「差別にはならない」としてまかり通っていることを考えれば、任意協力であることを知らせずに移動を求める時点で、これはアンフェアなやり方といわれても仕方がないでしょう。

これが会員Aではなく一般の乗客ならば、任意協力であることを知らずに、そのまま降りてしまうでしょうし、鉄道会社側からすれば「男性客が自らの意思で女性専用車両にご協力くださっただけで、強制はしておらず、何も問題ありません」ということで済ませてしまえるからです。

そのまま列車は京王新宿を発車。

車内では特に何もなく、明大前で一旦下車し、ここで後続の列車に乗りかえる「自由が丘作戦」(少しでも多く任意周知するために、後続の列車に乗りかえること。東急東横線の自由が丘が名前の由来)を行いました。

しばらくして、後続の準特急がやってきたので、乗車しようとすると、車掌がやはり会員Aに声かけし、乗車を阻害するそぶりをしたため、我々も援護しながら乗車しました。

女性客:ここ女性専用車だけど(これと同時に車掌が寄ってくる)

車掌:お客様、前の車両に移っていただけますか?(前に立ちはだかり、腕で隣の車両へ移動するよう促す)

会員A:私、障がい者なんですけど。ダメなんですか? 移動しなきゃ・・・

車掌:あっ!いえそれはいいです・・・。

女性客:いつもそう言って乗ってくるよこの人達

会員A:いやちゃんと手帳持ってますけど?失礼ですよね、それ!

車掌:はい・・・はい。

(・・・以下、他メンバーがさらに車掌に抗議)

列車は明大前を発車。

次の千歳烏山で、会員Aに声をかけてきた中年の女性客を含め、半数近くの乗客が下車しました。

千歳烏山駅の改札は最も新宿寄り、つまり女性専用車両に一番近い位置にあります。

結局、痴漢対策云々ではなく、利便性で女性専用車両を利用している乗客が非常に多いということでしょう。

調布到着後、いつものように詰所で車掌の対応についてみっちりと抗議しました。

この日はいつもの助役は非番とのことで、初めて会う助役でした。

京王線 新宿~調布(後発)

我々は新宿へもどり、後発から参加の会員と合流。20:56発の準特急に乗車。

我々が女性専用両に乗った直後、車掌がすかさず女性専用車両の放送を行いました。

その後も新宿発車後すぐと、笹塚到着前に同じ放送を行い、結局、京王新宿から笹塚の間だけで3回も女性専用車両アナウンスを行いました。

明らかに我々を意識して、しつこくアナウンスを流しているようです。

さらに、笹塚停車中に車掌がわざわざ我々のところまでやってきて、直接声をかけてきました。

もちろん、移動は拒否しましたが、声をかければ(任意協力の)女性専用車両から我々を移動させることが出来ると思っているのでしょうか?

あるいは周囲の女性客に対する、「私はちゃんと仕事しています」アピールでしょうか?

このあと、例によって「自由が丘作戦」のため、明大前で降りたのですが、その際にも車掌に抗議しました。

(動画はそれぞれ、新宿駅・笹塚駅・明大前駅での模様)

明大前から、後続の準特急に乗車。

やはり車掌が一言「女性専用車両です」と言ってきました。

そのまま発車しましたが、次の千歳烏山でなぜか駅員が待機していました。

我々が(ここで多数の乗客が降りることもあり)一旦ホームに降りた後乗車すると、案の定、声かけしてきたため論破しました。

恐らく、車掌がわざわざ千歳烏山駅に連絡していたものと思われます。

それにしても、我々が降りないと分かっているのになぜここまでするのでしょうか?

むしろ墓穴を掘っているということに気づくべきです。

そうでないなら、やはり女性客への「私はちゃんと仕事してますアピール」としか思えません。

(動画は後続の準特急に乗車した際の模様と、千歳烏山駅で駅員が声かけしてきた際の模様)

調布到着後、再び先ほどの助役を呼び、強めに抗議(→講義)しました。

助役は終始うなずくだけて、(当然ながら)まったく反論の余地はありませんでした。

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