JR新宿駅副長「女性専用車両が痴漢対策かどうかは分からない」と発言。やはり「痴漢対策」は建前か。

JR新宿駅の副長が「女性専用車両が痴漢対策かどうかは分からない」と発言した模様がYouTube動画として公開されている。

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これは去る9月29日にJR新宿駅で中央線の女性専用車に乗車しようとした男性に新宿駅のM副長が声をかけたために男性が抗議していたところ、M副長が「女性専用車が痴漢対策かどうかは分からない」と発言したもの。

JR新宿駅では男性を女性専用車に乗せないようにするため、朝ラッシュ時に社員がホームに立って男性と思われる乗客が来ると声をかけるようにしている。  

動画の3分15秒前後で男性が「これ痴漢対策らしいじゃないですか?」と言ったのに対し「痴漢対策かどうかは分からない」と発言。

世間では「女性専用車両」と言えば絶対的に「痴漢対策」であると信じられており、またそうした認識が「当然の常識」と化していると思われるが、実際の現場の職員の認識はどうかというと、ご覧の通りである。

つまり女性専用車を「痴漢対策」だとは認識していないのだ。

その後、M副長はさらに「男性が怖い女性のため」というような発言をしている。

これも世間では「痴漢対策」を単に別の言葉で言い替えたものだと取られがちだが、実は別物である。

「痴漢対策」なら「排除するべきは痴漢であって、それ以外の男性を排除するのはおかしい」となるが、「男性が怖い女性のため」だと「男性が存在しているだけで怖い女性もいるのだから(痴漢でなくても)男性はすべて排除すべき」となる。

つまり、「痴漢対策」ではなく「男性対策」と言っているようなものだ。

もちろん公共交通機関でそのようなことは許されない。

また、女性専用車から一歩外に出れば普通にどこにでもたくさん男性はいるのだが「女性専用車内では男性が怖くても外に出れば大丈夫。女性専用車内でのみ男性がいると怖い」などということがあるのだろうか。

いや、それ以前に自宅等を出てから女性専用車にたどり着くまでにも普通に男性がいる場所を通るのだから本当に「男性が近くにいるだけで怖い」のならそもそも女性専用車にたどり着くことさえできないのではないだろうか?

そういう意味でも「男性が怖い女性のため」(これはしばしば「女性に安心して乗車してもらうため」と言い換えられることもある)と理由をつけて男性排除を正当化するのはいかがなものかと言わざるを得ない。

情報元:

[トレレコ]「女性専用車は痴漢対策」の否定か!?<女性専用車 任意確認乗車>

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