2015年7~8月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。
今回も下記に紹介させていただきましたご投稿の他にも多数のご投稿をいただきました。ありがとうございました。
名古屋の学生さんからの投稿
●性別:男性
●名古屋市の地下鉄を利用する学生です。
東山線では女性専用車両が車両のド真ん中にあり、私的な事ですが、最寄駅やよく利用する駅の階段下りてすぐにあり非常に不便だと感じています。
しかし一番問題と感じることはこれは男性差別にあたるのではないかということです。
一方的にただ男性を男性という理由だけで排除しているからというのももちろんそうですが、女性専用車両に積極的に乗りたがる女性というのは実際に痴漢された経験がある人間などを除き、男性は痴漢する生き物だと決めつけている差別思想や強迫観念の持ち主であり、そのような合理性のない考えを支持している、また、女性専用車両の存在そのものがそうした考えを助長しかねないからです。
女性専用車両、痴漢冤罪などに限らず、男性の権利は現代の日本において軽視される一方、男尊女卑という大義名分で一方的な女性優遇が行われています。
他人事のように受け取ることができればまだよいのですが、毎日利用する交通機関がリマインダーとなってしまってはどうしようもありません。
私は女性専用車両は現代日本における解決されるべき最も理不尽な事象の一つと考えており、そのようなものが平然と日本全土にはびこっていることに憤りを抑えられません。
女性専用車両は男性も乗車可能である、ということはほとんどの鉄道会社も認めるところですが、ならば多大な税金を使って製作しているステッカーなりポスターなりにその旨を記載すべきです。
専用車ができようが痴漢する人は専用車以外で痴漢するんだから全体の痴漢件数が減る訳がありません。
同様に当然痴漢冤罪も減りません。
なぜこのような理不尽がまかり通るのか、このサイトを見て得心しました。
政治的、商業的な理由でこのような人権侵害を平然にやってのけるなど、なんと心の醜いことでしょうか。
やり口が本当に汚いと思いました。
僕も女性専用車両撤廃に向け微力ながら力になりたいと考えています。
しかし、政治などを語る人間にありがちな他人を貶めたり煽るような攻撃的な言動は一切したくありません。
正しいことだからこそ静かに主張する必要があると思います。
このサイトに書かれていることはすべて論理的かつ客観的で素晴らしいと感じました。
しかし、貼られていた動画の一つに口喧嘩になっているものを見つけました。
論理的には会のメンバーの方の方が正しいとは思いつつも、やはり感情的になるのでなく、事実を淡々と主張することで事態を解決すべきだと思います。
そのような指導(と言っていいのか分かりませんが)はされていないのでしょうか。
このようなことが頻繁に起これば会の品格が疑われ、引いては主張を受け入れられなくなってしまいます。
おそらく女性専用車両を反対する組織としては最大であろうこの会がそのようなくだらない理由で勢力を失い、今後も専用車が継続、または増加するようなことになってしまってはあまりにも残念です。
女性専用車両に反対する会、参加を検討しています。
最後に一つ質問なのですが、女性専用車両撤廃に向けて具体的にどのようなビジョンをお考えなのでしょうか。
サイトからは理念や主張、活動の記録などは分かっても具体的にどうやって撤廃まで持ち込むかという道筋が見えてきませんでした。
私の意見としましては、青臭い学生なものですから具体的なことは言えませんが、専用車両の実態が理解されればほとんどの人間が理不尽だと感じるはずなので、信用を獲得しつつ、啓蒙していく方向で活動していくのがいいと考えています。
冗長な文章になってしまい申し訳ありません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
当会からの回答
※この度は当会にご意見投稿いただきまして、ありがとうございます。
あなた様の仰る通り、女性専用車両は表向き痴漢対策と言いながら政治的・商業的な目的に利用されるなど、実際にはそこからかけ離れた現実があります。
また、実際に女性専用車両を利用している女性の意見も「空いているから楽」「臭いオヤジがいないから快適」などの、およそ痴漢対策とは言えないものが多く、「痴漢対策として利用している」といった意見のほうが、わずか1割程度といった調査結果も実際にあります。
だからこそ私達も女性専用車両には以前からずっと異を唱え続けてきたわけですが、世間の人々の多くはこの問題に深い関心を持たず、上辺だけ見て「痴漢対策なのだから・・・」という判断をしてしまいがちです。
当会といたしましては、乗車会などの活動においては「原則として、他の乗客にこちらから話しかけない」「他の乗客が、ここは女性専用車だと言ってきたとしても相手が高圧的な態度に出てこない限り、紳士的に対応する」などのルールを定め、それに基づいて行動しています。
少なくとも向こうが高圧的な態度に出てきたわけでもないのに、こちらから高圧的な態度で向かっていくようなことは決していたしません。
また、万一そのようなことがあった場合は当該会員に対し、注意・指導することになります。
ただし、他の乗客や鉄道員などが高圧的な態度で私達に向かってきた場合は(法に触れない範囲で)それ相応の対応をすることもあります。
女性専用車両撤廃に向けては会員数を増やし、活動する人数を確保することが重要であると考えています。
やはり、女性専用車反対運動も人数が増え、活動が活性化すれば、それだけ世間からの関心も増しますし、またそうすることが最終的に女性専用車撤廃への一歩につながっていくと考えています。
今後とも、当会へのご支持・ご声援よろしくお願いいたします。
当会支持者からのメッセージ
●性別:男性
●自分は社会的な立場から参加することはできませんが応援しています!
頑張ってください!
当会からの回答
※励ましのメッセージ、 ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
当会サイトをご覧になった女性からのご意見
●性別:女性
●女性専用車が設置されてからだいぶ経ちますが、ニュース等を見る限り痴漢の数は減っていないと思います。
件数が増えたのは被害を言い出せる女性が増えたからだ! などという人もいますが、その分冤罪にされた男性も多くいるのでは…と思います。
また、女性専用車には誰でも乗れるということをこのホームページを拝見して初めて知りました。
鉄道会社の説明はわかりにくく、「一部例外はあっても、それ以外は男性禁止」といったように捉えてしまう方も多いと思います。(実際、わたしもそうでした)
やはり「専用車」という表記がいけないと思います。
他の方も書いていましたが「優先車」ぐらいが適切だと思います。
それから、「男性優先車」などといったものもあってもいいと思います。
わざわざ男性優先車に乗る女性もそうそういないでしょうし、これで痴漢も痴漢冤罪も、少しは減るのではないでしょうか?
当会からの回答
※当会にご意見をいただきありがとうございます。
仰るように、女性専用車両を導入しても痴漢件数が減っていないことを指摘されると「件数が増えたのは被害を言い出せる女性が増えたからだ! 」などと言いだす賛成派が出てきますが、その理屈で行くと、逆に痴漢件数が減った場合は「泣き寝入りが増えた」ことになってしまいます。
しかしそうなると、そういう賛成派は今度は「女性専用車両の効果で痴漢が減った」などと言いだすでしょう。
つまり、痴漢件数が減ろうが増えようがどちらに転んでも強引に「女性専用車両は効果がある」という方向に持っていけるよう、後から理由をつけているだけなのです。
結局のところ、この手の賛成派は「女性専用車両という既得権益を守るのが目的」の女性であったり、「俺はこんな奴らとは違って、女性のことを慮れる立派な男なんだぞ!」と主張することが目的の、リアル社会で評価されない男性であったりすることが多いと思われますが、そういう人間は女性専用車両に痴漢対策としての効果があろうとなかろうと、実はそんなことはどうでも良いわけです。
(もちろん、賛成派が全てそんな人間だと言いたいわけではありません。同じ賛成派でも真剣に痴漢対策を考えている人ならば痴漢件数が減っていないことや痴漢対策から外れてきていることなどを指摘すると、聞く耳を持ってくれますので)
また、あなた様も仰る通り、任意なのに「専用」という、鉄道事業者のウソが平然とまかり通っているのも問題です。
しかし、よほどのことがない限り、鉄道事業者はそれを改善しようとはしないと思います。
これまで「専用という表記は不適切では?」という意見を何度も鉄道事業者に出していますが、鉄道事業者は利用客に任意だと知られないよう、意図的に「専用」と出しているようなふしがあります。
また、男性専用(優先)車も実際のところはまず実現しないと思います。
そもそも女性専用車両自体、痴漢や冤罪の対策として設けられたものとはおよそ言えないような代物ですので・・・
何とか女性専用車両を守ろうとしている(?)女性からの投稿
●性別:女性
●今の社会は、女性差別をなくそうとして男性差別を生み出していると思い、女性専用車両について調べていました。乗車した男性を罵倒したりする女性はごく一部だとは思いますが、同じ女性として恥ずかしくなりました。
しかし、このサイトを見て意見が変わりました。
世の中の男性たちに分かってほしいことがあります。
女性と比べ、男性は大きく、力が強いので怖いと感じる女性もいます。
女性専用車両がなくなると困る人がたくさんいます。
女性専用車両の何が気に入らないんですか?
「女性」と限定されているからですか?
今のままでは、女性専用車両を良く思っていない人たちが不幸せになります。
女性専用車両がなくなると、必要な人たちが不幸せになります。
なので、女性専用車両をなくそうとするのではなく、男性専用車両ができるようにお願いしてみたらいいと思います。
そうしたら、男女平等になるし、両方の立場の人が幸せになるとおもいます。
当会からの回答
※女性専用車両についてお調べになって当会サイトにたどり着かれたようですが、可能であればもう少し女性専用車問題について、きちんとお調べになることをお勧めいたします。
そもそも「痴漢対策と言いながら、実は全然痴漢対策ではない女性専用車両」に私達は反対をしているわけですが、そのあたりをきちんとお調べになられましたか?
当会の過去のページをご覧いただいてもお分かりいただけると思いますが、女性専用車両がおよそ痴漢対策ではないと言える、これだけの「事実」が存在します。
- 女性専用車両が実は一部の政党・政治家によって政治目的に利用されている事実
- 女性専用車両が鉄道事業者の広告料収入源として商業利用されている事実
- 鉄道事業者が「痴漢対策」と言いながら、実際には痴漢件数が減らないと分かったため、痴漢件数を隠蔽している事実
- 痴漢対策では都合が悪くなってきたので「人にやさしい鉄道サービス実現のためのサービス向上策」などと、鉄道事業者が導入理由をすり替え始めている事実
- JR埼京線で試験的に導入された車内監視カメラが痴漢件数6割減という素晴らしい実績を残したにも関わらず、何かと理由をつけて痴漢の減らない女性専用車両が更に推進されている事実
きちんと調べていれば「女性専用車両の何が気に入らないんですか?「女性」と限定されているからですか?」などというような言葉は出てこないと思います。
また、「今のままでは女性専用車両を良く思っていない人たち(つまり反対派)が不幸せになります」などと仰っていますが、これはどういう思考からのものでしょうか?
かなり思い込みで突っ走っておられるようにも見えますが・・・
あなたのご投稿を見ていると、男性専用車両を引き合いに出して何とか女性専用車両を守ろうとしているようにも見えますが、そもそも本当に痴漢対策のために女性専用車両が作られたのではありませんので、その延長線上の存在に当たる男性専用車両など作られるわけがないのです。
もっと分かりやすく言うと、女性専用車両を推進すれば何かと得をすると思っている人(主に政治家)がいるから、そしてそういう人が力を持っているから推進されるのです。
そして、そういう人達は男性専用車両を作ったところで何も得をしませんから、男性専用車両が推進されるはずがないのです。
また、仮に男性専用車両が作られたとしても女性専用車両のせいで足腰の弱った高齢者の男性などがホームを余分に歩かされたりしているのと同様に男性専用車両によって高齢者などの女性にご負担をかけることになります。
ですので、私達としては男性専用車両の推進には賛同いたしかねます。