当会に寄せられたご意見(2013年2月~3月)

ご意見・体験談の紹介

2013年2月下旬に弁護士ドットコムで「女性専用車両に男性が乗っても違法性はない」という記事(参考1 参考2)が掲載され、さらにそれがヤフーやライブドアなどのポータルサイトでもニュースとして取り上げられるなど、ネット上で大きな反響を呼びました。

その関係で、当会ご意見投稿フォームにも多数のご意見投稿が寄せられましたが、いただいたご意見投稿のうち、投稿者が「公開しても構わない」として送信されたものの中から一部をここで紹介させていただきます。


いただいたご意見・ご質問

●性別:男性

●ご意見・質問・メッセージ等

はじめまして。

YouTubeの方、拝見させて頂きました。(ほぼ全部見たと思います。)

やっぱりこの「女性専用車両」という代物は、即刻(もう遅い位ですが)やめるべきだと思いますね。

他の反対している方々の意見の内容で、僕の言いたい事の大半は網羅されていますので、改めてまた僕が書く必要もないに相当します。(勿論、会の皆様の御主張が正しいのは明白です。)

そもそも、本当にこんな車両が存在している事じたいが改めて信じられません。

しかし女性というのは、何故これをおかしいと思わないのでしょうかね?

何故「やっぱりもうこれは結構です」の一言を発する女性の方が現れないのでしょう…?

確かに女性専用車両は、使ってみれば女性にとってすごく快適便利な空間かも知れません。

「でも…ちょっと待てよ…本当にこれでいいのかな…?私達こんなふうに電車を使っていいのかな…?」

「法律的にとかのレベルまで考えるかどうかは別して、みんなが同じように運賃を支払って乗っている電車をこんなふうに優遇されちゃっていいのかな…?」

「ここの車両以外の車両すごくギュウギュウ詰めだなぁ…やっぱりこの車両1台分のこのスペースのしわ寄せが残りの車両に行ってるんだろな…なんか段々申し訳なくなって来たな私…」

こうゆう気持ちの微塵も生まれる女性ってのは果たして本当にいないのでしょうかねぇ?(賛成して悠々と乗車している女性の事)

もう数年間続けられているこの代物、賛成している女性達は、本当~にこれでいいと思っているのでしょうかねぇ?

それどころか、「男は降りろ!出て行け!」って信じられないどころか、憤りさえ感じてしまいます。
僕は駅員や鉄道会社の不適切な対応もすごく問題だと感じますが、何よりもやっぱりそうゆう事を言う女性の意識が問題だと強く感じます。

もし逆に男性だったら、女性あるいは他の人達にとってこれは不公平だと感じたり、不平等だと感じたら決して進めたり希望したりはしないと思うんです。(社会的全般の様々な事で)

そりゃ確かに「こうゆうのがあったらどんなにいいだろな~」的な物ってたくさんあると思うけど、やっぱり常に、社会の目や、色々な事象と照らし合わせて考える物ですよね?普通。

そんな誰々がいいって言ったからとか、みんなやってるじゃん、とか、そうゆう事じゃないと思いますよね。

本当にこれは大変な問題だと思います。まだ個人のお店のサービスとか、あるターゲットに向けた商品ならともかく、公共の場でこういった専用、専有まがいな事はあってはならないですよね。

最近では、女性のバス運転手さん、電車の運転手さんも増えていますが、もしこれを男性が「おい、本当に大丈夫なのか?ちゃんと運転出来るんかい?怖いなぁ、男に替わってくれよ。」のような発言をしたらどうなります?

これと同じ事を、女性専用車両と言う名の一般車両で「男性は降りて!」って言ってるのが同じだと感じるのは僕だけでしょうか?

当会からの回答

※当会や当会の友好協力団体である差別ネットワークなどのYouTube動画をほぼ全部見てくださったとのことで、ありがとうございます。

女性の中にも女性専用車両に疑問を持つ人は実はいます。

具体的には「男女逆でも差別はよくない」「痴漢対策としては方向性が違うのでは?」「鉄道会社は女性を意識しすぎ」などの女性からの意見がネット上では時折見られますが、リアルの世界でそれを表立って言う女性は確かに少ないですね。

しかしながら当会にも女性会員が在籍しているように、決して全ての女性が女性専用車両を当然の権利のように考えて賛成しているわけではないと思います。

女性客が特権意識を持ってしまうことについては、女性「専用」という表記を出している鉄道事業者にも問題があると思います。

これについては引き続き改善を求めていかなければならないと考えておりますが、鉄道事業者というものは抗議の声を受けても、なかなかそう簡単には動き出さないものです。(だからこそ、粘り強く抗議していく必要があるわけですが・・・)

女性専用車両が「専用」と名乗りつつ、実際は専用ではなく任意協力に過ぎないということは、ネット上のニュースサイトで取り上げられ、それが反響を呼んだことなどから、かなり広く世間に知られるようになりましたが、まだまだやらなければならないことはたくさんありますので、これからも頑張って活動してまいりたいと思います。


いただいたご意見・ご質問

●性別:男性

●初めまして。ニュースサイトから「~は違法か?」を経て流れてきたものです。

他の方も言われている、最初は貴会を「右翼や固執した偏見の持ち主」等の見方をしておりましたが、こちらのサイトを見て、貴会の主張は間違っていない、いや、正しいと思うようになりました。

自分は、女性専用車両に一般男性が乗ってよいことは知っておりましたが(乗ったことはありません)、正直、女性専用車両を導入して以降、痴漢件数が変わっていない現状を知りませんでした。

また、元の発端が政党の利権に関わるものだとも知りませんでした。

女性専用車両(痴漢対策としての)の代替案について、今現在どれほど考えられ議論されているのか知りませんが、女性専用車両が痴漢対策として成り立っていない以上、早急に別対応が求められる問題と思っています。

しかし、あえて言わせていただきたいのですが、非協力乗車ついては、方法論としてどうなのかと思っています。貴会員の方かわかりませんが、動画サイトでのやり取りをみて、正直、非協力乗車は「迷惑行為」だと感じました。確かに言い分は、よくわかっているつもりですし、文句を言う方がおかしいのかもしれませんが、
・基本的に男性は乗車しないのが前提なので、それに対して女性乗客が文句を言うのはわかりきっている。
・悪いのが誰であれ、実際に遅延している現状を見てほしい。電車を利用している全員に迷惑がかかっている。
・実際に電車遅延が経済損失の問題になっている。
・正しい思って行動した女性客が、少なからず警察に捕まっている。
という現実を考えていただきたいです。

非協力乗車を続けるのは、「この問題を考えていただきたい」という理由かもしれませんが、電車遅延の理由が「女性専用車両の問題に対する非協力乗車」と知らされてない以上、有効な手段ではないです。

これは国や鉄道事業者と解決する問題であって、一般利用客に迷惑をかけてよい問題ではないと思います。

たとえ国や鉄道事業者のやり方が変わらなくとも、別の方法で一般利用客の考え方を変えることは可能と思います。

なので、時間をかけてでも問題提起を続け理解を促し、世間に認識してもらってからでも遅くない方法と思います。

また、「女性専用車両」は必要ないと思いますが、優先車両のような考え方は必要に感じています。
対象者は、体の不自由な方、車椅子、ベビーカー、ご老人、妊婦、精神疾患、等(もちろん普通の人も乗車できるが)

貴会の主義主張に反するところもありますが、優先席でなく優先車両を本当に必要としている人たちがいると思います。

また、上記以外の人からすると、混雑時に上記の人が周辺にいると何かしらの気遣いなり、対応を強いられます。

押し詰め状態ではかなりつらいでですし、それが見えないで、強引に入ってくる人も少なからずいます。

まとまりなく、思うことをツラツラと書いてしまいましたが、貴会の目標達成を願っております。。

長文、失礼しました。

当会からの回答

※当会にご意見投稿ありがとうございました。

2月に「~は違法か?」のサイト(弁護士ドットコム)で女性専用車両のことが取り上げられて以来、当会にも多数のご意見投稿があったのですが、その中には当会のサイトもろくに読まずに当会を批判してきているようなものが少なくありませんでした。

しかし、あなたは当会のページなどをご覧になった上で投稿くださったものと思われ、その点、当方といたしましても好感が持てました。

ただ乗車活動については、私達はあくまでも「任意協力」のルールに基づいて粛々と乗車しているだけで、決して私達が他の利用客に迷惑を掛けているわけではございません。

鉄道事業者が「任意協力」と言っていながら、実際には強制まがいのことをするために列車が遅延したりするのです。

したがって、「電車を利用している全員に迷惑がかかっている」「電車遅延が経済損失の問題になっている」と言うのであれば、これは私達ではなく、鉄道事業者に言うべきことなのです。

私達としても、列車を遅延させるのが目的ではないので、鉄道事業者に対し、女性専用車両に男性が乗車していても列車を止めてまで無理に降ろそうとしたりしないよう、常に申し入れています。(これについては、私達が乗車活動を始めた当初よりもかなり改善されました)

鉄道事業者は基本的に女性専用車両に対する疑問や抗議の声は黙殺しようとします。

つまり、抗議の声を「やり過ごす」ことによって、反対派が諦めるのを待っているわけです。

したがって、鉄道事業者が無視できないようなことをしなければ、いつまでも黙殺され続けるばかりで、時間だけが過ぎ去っていくということになります。

ですから、「たとえ鉄道事業者の方に問題があるとしても列車遅延につながることが予想されるから乗車はやめておこう」では鉄道事業者の思う壺なのです。

また「正しいと思って行動した女性客が、少なからず警察に捕まっている」と仰いますが、女性客が乗車活動をしている私達に車両を移動するように言ってきたとしても、それだけで警察に突き出したりはしません。

私達もきちんと話の出来る相手にはきちんと対応いたします。

私達が女性客を警察に突き出すのは相手が暴言を吐いたり暴力に及んだ場合です。

こういう行為は女性客自身が自らの行動(女性専用だからと、男性を移動させようとしたこと)を正しいと思う・思わない以前の問題で、侮辱罪・暴行罪等に該当する犯罪ですから、これは警察に突き出されても仕方がありません。


いただいたご意見・ご質問

●性別:男性

●歩き疲れてせっかく乗ろうとした階段付近の車両が女性専用車両だったときには悪意を感じました。

もちろん法的効力がないことは知っていましたが、かなり腹が立ちました。

明らかな男性差別ですよね。

痴漢を防止するのなら10代、20代専用車両を作ったほうが有効だと思います。

正常な人は痴漢をしませんし、痴漢をするのは異常な方だと思いますが異常な方が男性だけだとは限らないわけですし。

むしろおばちゃんには必要ないだろうと。

学生である僕の立場では、女性専用車両よりも10代20代専用車両のほうが、うるさいおばちゃんたちの世間話を聞かされずに車内で勉強する等、有意義に使えます。

ネットで見つけたのでメール送ってしまいました。

女性専用車両について反対意見を持っている僕のような方が多くいることをしって嬉しいです。

当会からの回答

※当会にご意見投稿ありがとうございました。

女性専用車両に疑問を持つ人の多くは最初はあなたのような「電車に乗ろうとしたらそこが女性専用車両だった」とか、あるいは「女性専用車両と他の車両の混雑率が全然違う」などの理由から専用車問題に関心を持ち始めることが多いと思われますが、実際には単に利便性や混雑率だけの問題ではなく、もっと根の深いものだということを一人でも多くの方に知っていただければ、こちらとしても嬉しく思います。


いただいたご意見・ご質問

●性別:女性

●私は女性ですが、度々痴漢に合い不快な思いをしてきました。

なので、安心して乗ることのできる女性専用車両には助けられています。

今使用している路線の女性専用車両には高頻度で男性が乗車してきますが、やはり遠慮していただきたいと思ってしまいます。

男性専用車両を作って、強制力を持って分離してもらえるといいなと思います。

少なくとも女性専用車両ができてから痴漢に合うこともなくなり、毎朝嫌な思いをしなくて済むようになったので、私は女性専用車両に賛成です。

男性の皆さんにもご理解いただけると嬉しいです。

皆さんの活動が女性専用車両の廃止ではなく、うまく折り合いを地点を目指していただけるよう願っております。

最後に。男性の皆さんが考えるより痴漢は女性にとって深い心の傷となります。満員電車では犯人を特定することも困難ですので、泣き寝入りする他ありません。

痴漢撲滅も含めて活動していただければ、女性の賛同者も増えると思います。

すべての人が快適に電車に乗れる日が来ることを願います。

当会からの回答

※ご意見を拝見させていただきましたが、あなたは「反対派(の男達)は痴漢される女性の気持ちや立場を考えないから、痴漢対策の女性専用車両に反対する」と認識されているのではないでしょうか?(違っていたらお詫びいたします)

信じられないと仰るかもしれませんが、そもそも女性専用車両は痴漢対策ではありません。

詳しく書くと大変長くなりますのでここでは詳細は触れませんが、一部の政党・政治家の人気取り政策として、政治目的で推進されてきたことや、女性専用車両で痴漢が減らないと分かると鉄道事業者が導入後の痴漢件数を隠蔽するようになったことなどから、痴漢対策ではないのは明らかです。

また、男性専用車両を作ることも専用車両に法的強制力を持たせることも現状ではほぼ不可能と言って良いでしょう。

私達は効果的な痴漢対策として、車内監視カメラの設置推進などを提言しております。

車内監視カメラは2009年にJR埼京線で試験導入され、痴漢が多いことで有名だった埼京線の痴漢件数を何と約6割も減少させるという素晴らしい効果を発揮し、それが当時の新聞などでも大きく取り上げられました(一方、女性専用車両で痴漢が減らないのは前述のとおり)。

以前から、インターネット上の掲示板などでは女性専用車両の是非についての議論が行われ続けてきましたが、以前は専用車反対派に対して賛成派は決まり文句のように「反対するなら代替案を示せ」と言い続けてきました。

そして私達が監視カメラの設置や警備の強化などを提案しても「そんなもの役に立たない」「非現実的」と、一切受け付けませんでした。

しかし、埼京線で監視カメラが実際に試験導入され、「痴漢件数6割減」という結果が出ると、賛成派は(監視カメラで「痴漢6割減」という決定的なデータは無視して)「監視カメラに一体何が出来るというのですか」「監視カメラは死角が出来るからダメ」などの言葉を連ね、監視カメラの設置推進には強く反対し、「女性専用車内では痴漢が起きないのだから女性専用車両が絶対確実」と、女性専用車両以外での痴漢被害は「度外視」して女性専用車両を守ろうとするようになりました。

女性専用車両を導入しても痴漢件数が減っていないわけですから、それ以外の車両で痴漢はやりたい放題になっていることはお分かりいただけると思います。

しかし、なぜか賛成派は女性専用車両さえあれば、それ以外の車両でいくら被害者が出ても、それは問題にしようとしません。

また他の投稿者に対する回答でも触れていますが、賛成している女性の7割以上が「臭いオヤジが居なくていい」「車内で化粧が出来る」などの身勝手な理由で賛成しているという調査結果もすでに出ています。

つまり、賛成派(の多く)は効果的な痴漢対策を求めているのではなく、女性専用車両を守るために痴漢対策を理由にしているだけなのです。

そして「代替案を示せ」という言葉も、単に反対派を黙らせ、女性専用車両を守るためのものだったわけです。

「痴漢撲滅も含めて活動していただければ・・・」とあなたは仰っていますが、実際には当会(を含む反対派)と賛成派のどちらが痴漢対策を真剣に考えているか、もうお分かりでしょう。

もちろん、あなたは上記のような賛成派ではなく、純粋に「女性専用車両は痴漢対策」だと信じておられたのだと思いますが・・・

それと、これだけは申し上げておきたかったのですが、あなたは「痴漢は女性にとって深い心の傷になる」と仰っていますが、痴漢冤罪で人生を棒に振る男性も悲惨な痴漢の被害者です。

それこそ心の傷だけでは済まされません。女性だけが被害者ではないのです。

先ほど「監視カメラで痴漢6割減」という話をしましたが、「全体での痴漢件数が減る」ということは多数の女性が痴漢被害から救われるというだけでなく、「冤罪の可能性も減る」ということです。

つまり、全体での痴漢件数が減ることは男女どちらにとっても良いことであるといえるわけです。

監視カメラと女性専用車両のどちらが良いか、あなた自身でもう一度よく考えてみてください。


いただいたご意見・ご質問

●女性専用車を導入している関西某鉄道会社で乗務員をしている者です。現在他社では知りませんが自分の会社では女性専用車も含め、ホーム上の喫煙・優先座席での携帯電話の操作・車内での通話のご遠慮は全て利用者の協力のもとで行うものであって高圧的に言ったり強制的にやめさせるようなことは絶対に言わないようにと指導されています。そして車内放送や駅の案内の効果もあってか現在では女性専用車で男性を見かけることはほとんどなくなりました。ただもちろん男性の方が乗っていた場合は気付かずに乗っていた場合等もあるので一言だけ「ここは女性専用車ですよ」と伝えます。今までほぼ全ての方はその一言で別の車両に移っていただけました(隣に移ってくださいと言うようなニュアンスの事は一切言ってません)。

さて、そして私自身の考えを言うと女性専用車には賛成です。そちらの主張は法的効力はないしそもそも痴漢は減っていないとのことですが、まず法的効力云々に関しては確かにありません。現役の鉄道員としてもそこは心得てます。ちなみに鉄道営業法第34条2項は憲法に違反するため無効とか書いてありましたけど。これは女性専用車を指ku檮]鯤犬任呂覆・・㌫僂離肇ぅ譴簍畆爾覆匹鮖悗垢箸い・枷十蠅慮・鬚・△襪茲Δ覆里罵Ⅳ悊任△襪塙佑┐泙・・・ぢこれを理由に男性を女性専用車から強制退去させることが出来るというものではない)。

次に痴漢の件数ですが、もし今までに痴漢の被害にあわれて男性の乗っている車両に乗ることに恐怖心を抱いている女性がいたとしたらどうでしょう?鉄道は不特定多数の人が利用する場です。こんな人がいないとも限りません。痴漢を防止する目的もありますが、女性専用車にはこういった方々に安心して乗っていただく目的もあると自分は考えております。世の中法律が全てではありません、だからこそ公共のマナーというものが必要なのです。

最後にこれらの取り組みは全て利用者の協力のもと成り立っているものです。私はこれからもその取り組みが続く限り今の立場を貫いて協力をお願いし続けます。

議員の圧力か何かで導入されたかどうかは知りません、しかし今は不必要なものどんどん淘汰される時代です。もし本当にそうだとしたらこんなに導入する会社はあるのでしょうか?こんなに長続きするのでしょうか?

これだけ各鉄道会社で続いているにはそれだけの理由があるはずです。

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございました。

以下の通りコメントさせていただきます。

現在他社では知りませんが自分の会社では女性専用車も含め、ホーム上の喫煙・優先座席での携帯電話の操作・車内での通話のご遠慮は全て利用者の協力のもとで行うものであって高圧的に言ったり強制的にやめさせるようなことは絶対に言わないようにと指導されています。

高圧的に言ったり強制的にやめさせることをしないのは結構なのですが、「車内喫煙や優先座席での携帯電話操作」と「女性専用車両に男性が乗ること」を同列に考えておられるのなら、とんでもないことです。

喫煙や優先席での携帯電話操作なら本人の意思でやめることは出来ますが、男性であることを本人の意思でやめることは出来ません。

「性別」という、生まれつきの属性を理由に公共の場から男性を排除するのなら、これは「人種」という生まれつきの属性を理由に黒人を排除したアパルトヘイトと同じです。

だからこそ私達は乗車活動を行っているのであって、車内で喫煙したりするような輩と一緒にされる筋合いはありません。

次に痴漢の件数ですが、もし今までに痴漢の被害にあわれて男性の乗っている車両に乗ることに恐怖心を抱いている女性がいたとしたらどうでしょう? 鉄道は不特定多数の人が利用する場です。こんな人がいないとも限りません。痴漢を防止する目的もありますが、女性専用車にはこういった方々に安心して乗っていただく目的もあると自分は考えております。

痴漢対策と言って導入しながら、痴漢の件数が減っていない時点で問題だと思いますが・・・

失礼ながら、これでは女性専用車両を正当化する理由を後から探しているようにも思えてしまいます。

また、他の投稿者への回答でも触れていますが、女性専用車両に賛成し、利用している女性の7割以上が「臭いオヤジが居なくていい」「車内で化粧が出来る」などの身勝手な理由で女性専用車両を支持しているという調査結果がすでに出ています。

それに、「過去に痴漢被害に遭って恐怖している女性に安心して乗っていただくため」というのなら、過去に痴漢冤罪に遭って、満員電車に恐怖を感じる男性客はどうするのでしょうか?

男性も女性も同じ鉄道会社に運賃を支払って乗車している「お客様」のはずですが。

「女性の安心」ではなく、「全てのお客様の安心」のために(専用車両以外の方法で)施策を講じることに努力するのが筋ではないのでしょうか?

世の中法律が全てではありません、だからこそ公共のマナーというものが必要なのです。

先にも述べた通り、女性専用車両に男性が乗らないのがマナーではありません。

車内喫煙などとは全くの別物です。

「女性専用車両に男性が乗らないのがマナー」などと言うのは「白人専用車両に黒人が乗らないのがマナー」などと言っているようなものです。

そして、言うまでもありませんが、法律>マナーです。

議員の圧力か何かで導入されたかどうかは知りません、

インターネットで「女性専用車 政党」などのワードで検索をかければすぐに分かりますよ。

現在、各鉄道事業者で運行されている女性専用車両の大半は政治的圧力によって導入されたものです。

そして、(これは女性専用車両に限りませんが)「政治目的に利用されているものは利用されている時点で本来の目的から外れている」というのは、社会の常識です。

もっとも、中には(恐らく)政治的圧力とは関係なく、女性集客目的と思われる女性専用車両を導入し、「私は乗る、女性専用車」などと宣伝している鉄道事業者もありますが・・・

しかし今は不必要なものどんどん淘汰される時代です。もし本当にそうだとしたらこんなに導入する会社はあるのでしょうか?こんなに長続きするのでしょうか?

これだけ各鉄道会社で続いているにはそれだけの理由があるはずです。

「長続きしているからそれだけの理由がある」と言っても、その「理由」が正しいとは限りません。

「お上から言われてやったものだから簡単に廃止できない」というのもあるかもしれませんが、それよりも一部の鉄道事業者では女性専用車両に「女性専用車限定広告」なるものを募集し、そこに女性向けの広告を出せば効果が高いということで、非女性専用車両よりもかなり高い広告料で広告主を募集しています。

いいお金儲けですから、当然それは続くでしょう。

そして、一般のサービス業ではなく「公共交通機関」である鉄道事業者が(痴漢対策を名目に)こういうことをすること自体、鉄道事業者のモラルが問われるのでは?

よく、「女性専用車両に男性が乗り込むことは法律に反していなくても、マナーやモラルの問題だ」などと言う人がいますが、モラルに反しているのは誰なのか(どこなのか)と言いたいところです。


いただいたご意見・ご質問

●性別:男性

●君らの趣旨や理屈はよくわかる。法の下の両性の平等。

しかしね、女性専用車両は男性にこそメリットがあるんだ。。考えてもごらんよ、チカン被害は一時の苦しみにすぎないけど、チカン冤罪だと数年は確実にたっぷりいやな目に会うし、たぶん一生を棒に振るんだぜ。

女性専用車両ができるまで、満員電車で女性の近くに立つのは怖かった。もしチカンと言われたら最後、職も家族も名誉も失うことになる。やっていない証拠は出せないのだから、どうしようもない。だからラッシュ時は公共交通に乗らないようにしているし、乗った場合は両手でつり革をつかむ。

女性専用車両が増えて、妄想気味の連中がそっちを使うようになって、正直ほっとしている。

当会からの回答

※「女性専用車両は男性の痴漢冤罪防止に絶大な効果がある」と信じきっておられるようですが、

  • 女性専用車両が導入されて、非女性専用車両が1両減っているにも関わらず、全体での痴漢件数が減っていない(つまり、非女性専用車両1両あたりの痴漢件数は導入前より増えている。当然、痴漢があるところには冤罪もある。)
  • 大阪市営地下鉄御堂筋線の痴漢でっち上げ事件をはじめ、女性専用車両実施中の列車で冤罪事件が次々と発生している。
    (JR西日本阪和線で、痴漢をしたとして捕まったJRの幹部が無実を訴え、自殺した事件がありましたが、これも女性専用車のある列車での出来事でした)

これらの事実を踏まえて、もう一度よく考えていただきたいものです。

「女性専用車が増えて、妄想気味の連中がそっちを使うようになって、正直ほっとしている」と、本気でそう思っていらっしゃるのなら、あなたも別の意味で「妄想気味」なのではないでしょうか?


いただいたご意見・ご質問

●性別:女性

●男性差別ではないと思います。女性が快適に通勤できるようになって、よりよいと思います。背の低い女性や妊婦さんが電車で押しつぶされている光景を見たことはありませんか?女性が社会進出をするにあたっても必要な手段であると思います。

※「女性が快適に通勤できるようになれば(男性はどういう扱いであっても)それは差別ではない」ということですか?

「女性さえよければそれで良い」のですか?

「背の低い女性や妊婦が通勤電車で押しつぶされている」と言うなら、女性専用車両ではなく、混雑緩和を求めるのが筋ではないでしょうか?

女性専用車両を設置するということはその分、他車両の混雑を上げるということです。

そして、男性でも高齢者や病弱な人はいますが、女性専用車両以外の車両でそういう人達が押しつぶされていてもそれはいいのですか?

「女性の社会進出に必要」とかいうのも理解不能ですね。

そもそも日本よりも女性の社会進出が進んでいるとされる先進諸外国の多くには(日本よりもはるかに治安は悪いですが)女性専用車両はありませんよ。

なぜかご自身でよくお考えください。


いただいたご意見・ご質問

●暇ですね。どうして女性専用車両ができたのかをまず考えろよ。

当会からの回答

※女性専用車両が出来たのは、一部の政治家・政党が政治目的で推進したのが主な理由です。

「痴漢がいるから」ではありません。これは基本中の基本です。

当会に「暇ですね」などという前にもう少し専用車問題について勉強してから出直してきてください。


当会にご意見投稿くださった皆様へ

以上、2月下旬にインターネット上のサイト(弁護士ドットコム)で、「女性専用車両に男性が乗ることに違法性はない」という内容の記事が掲載されてから、3月一杯までにいただいたご意見投稿の中から一部紹介してまいりましたが、実際にはここに紹介したもの以外にも多数のご意見投稿をいただきました。

ここで紹介したご意見投稿には返信コメントを付けさせていただき、またここで掲載しなかったものについても、可能な限りメールで返信させていただくなどいたしましたが、全てのご意見投稿に対して返信を行なうことが出来ませんでした。

このことについてはお詫びいたします。

当会から返信できなかった方も含めて、ご意見投稿をくださった全ての方々に改めて御礼申し上げます。

当会へのご意見投稿、誠にありがとうございました。

以下のコメント欄では当会会員以外も、どなた様でもコメントができます。

なお、コメントが当会にご意見・ご回答を求められている内容の場合には当会はコメント欄での返信は行わず、別途「ご意見・体験談の紹介」ページで当会公式の返答として掲載させていただく場合がございます。

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