2012年3月 関西本部:阪急京都線 非協力乗車会の報告 

実施区間:阪急梅田~河原町間往復

当会関西本部では、3月2日に、阪急京都線において非協力乗車会を行いました。

今回、行きの河原町行では特に何もなかったものの、帰りの梅田行きに乗車していると、途中の桂駅で阪急電鉄社員3人が乗り込んできて、「女性専用車です」・「ご協力お願いします」などと声をかけてきた上、そのうち一人は私達を監視するかのように、梅田駅まで同乗してついてきました。

以下、参加したメンバーからの報告です。


桂駅で阪急社員3人が乗り込み声かけ

うち一人は終着駅まで同乗

そうだ、阪急電車が!

昨年だが車内で気の強い和服の女から「男と一緒に乗りたくないからここに乗ってるのに!」と言われ(私もあなたと一緒はイヤ)、駅では阪急社員から「女性がおびえていましたので」と言われ(女が演技丸出しで「おぉ~こわっ!」って言っただけでしょ)、という事件があった。

また以前私が阪急運輸部に電話したとき、「協力しません」の意思表示をしたのになおもしつこくお願いしてくるのは国交省のいう「男性の任意協力」に逸脱している、というやりとりもあって・・・。

その前提でお読みいただきたい。

非協力乗車のため、改札内に向かう当会メンバー達
(阪急梅田駅にて)

梅田駅19時40分発の通勤特急女性専用車両に男性メンバーで乗車した。立ち客もいるが、満員というほどではない。

メンバーには「女性専用車両は法律上も契約上も誰でも乗れます」と書いたジャンパーを着用した者もいる。

私もいつでも対応できるよう、カバンの中には国土交通省の回答(見解)を印刷したものを用意した。

途中十三駅でアルバイト駅員から「女性専用車両ですので移動をお願いします」との発言があった。

しかしすぐに撤収し、しつこくはなかったので私たちも何ら対応はせず。

停車駅ごとに少しずつ乗客は減っていったが、思ったほどではない。高槻市や長岡天神からの通勤客が多いのであろう。何人か男性客の姿も見かけた。

西院・大宮・烏丸ではかなりの人が降りてガラガラになった。

京都よいとこ!?

列車は無事河原町駅に到着。

それぞれ自由時間ののち、再び河原町ホームに集合した。

ホームで並んでいると清掃係員がそわそわしたり近づいたり、離れたり(駅員に報告したと思われる)…。

私たちは河原町20時51分発の通勤特急梅田行きの女性専用車両に乗車した。

発車前、私たちが座席で雑談しているとホームを歩いていた男性運転士が入ってきて「ここ女性専用車両なんですが」という。

「えぇ知っています」と答えると、急に上から目線・横柄な態度になって「あ、知ってて乗ってるの!あ、そう」との返答。かなり不愉快である。

運転士はそれ以上しつこくはなく退散した。

しかしそれから間もなく、とんでもないことが起こった。

列車が桂駅に着くと、すぐに3人の社員が乗ってきて「女性専用車両です」・「ご協力お願いします」の連呼である。

会社として河原町から桂に連絡しているのは間違いない。

この会社はそういう「しつこいお願い」を連絡を入れてまで行うのである。

私たちが強く拒否したのは言うまでもない。

こんな事をされると、いくら国土交通省が女性専用車両は「あくまでも利用者のご理解と任意のご協力の下に行われているものであり・・・」と言っても、到底「任意」とは感じられない。

私たちのように確かな情報と強い意志を持ったものでなければ移動せざるをえないだろう。

さらにその3人のうちひとりが私たちに同乗、「梅田までご一緒します」とのこと。

近くで見ているので、「私たちは監視が必要な犯罪者ではありません」などと言うと車両の端にまで下がった。

このとき私たちが同乗の男性社員に「あなたがいることで男性がひとり増えているんですよ」と言ったことに対して、ネット上では「意味分からん」といった反応もあったようだ。

しかし「女性専用車両にご協力を」と言っている立場の人間が、自らも女性専用車両に乗車して車内の男性の人数を一人増やしているのだから、何をかいわんやである。

阪急によると「同乗は女性客から文句が出た場合男性客を守るため」だそうだが、私たちからすれば「男性客を監視するため」としか見えない。真実はどうなのやら。

途中の茨木市駅にも連絡があったようで、同乗の社員が同駅で交代した。なんと手際の良いことか。会社が組織として動いていることは明らかだ。

降車時、梅田まで同乗してきた社員に「私たちには女性専用車両ですと言いながら、あなたも男なのになぜ乗っていたんですか?」と問うと「私は係員ですので」とのこと。

「ここ(車体ドア横のステッカー)には『お体の不自由なお客様と・・・』とは書いているが『弊社係員』とは書いていないですよ」と追及すると彼は言葉を詰まらせた。

夜の梅田にて

私たちは苦情と抗議申し入れのため、すぐに駅事務室へ向かった。

同乗してきた社員も同席で、梅田駅助役に”社員の立場もかなり気遣いながら”約50分にわたっていろいろ申し上げた。

梅田駅事務室

立ち話ではなく応接室に案内され、助役はきっちりメモをとってくれた。

こういう状況では私たちの主張もよく理解してくれる。

少し古い話だが、女性専用車両内で私に「この辺にいて欲しくない、イライラする」と言ってきた女性客がいた。彼女は通りがかった男性車掌を呼び止め「なんとか言ってやってよ!」と頼んだ。

車掌は私に「お願い」したが拒否されて、女性客に「あくまでお願いで…」と言いながら少し近寄ると「必要以上に近寄らないで!!」と強く言い返された。

車掌であろうと何であろうと「男はそばに来るな!」というわけだ。

こんな体験談も梅田駅助役らには披露した。「係員であっても、こういう女性客は男はそばにいて欲しくないわけですよ」と言うと、同乗してきた男性社員は「そうですね」と答えてくれた。

終わりに

現場の方は板挟みだと思うが、そういう状況を漫然と放置している阪急電鉄には【大いに抗議申し上げたい】【現場の苦労も含め上層部に伝えていただきたい】わけである。

また周知不足で「しつこくお願いする」「女性の意見のみ重視する」「男性排除を試みる」ような場合には、駅員や乗務員個人を追及する事もある。

少しでも私たちが声を上げていかなければ「女性専用車両は世間に認知されている」と解釈されてしまうであろう。いろいろ考えさせられる一日であった。

後日この件は阪急本社運輸部にも電話で苦情申し入れと抗議をした。しかし納得のいく回答は得られなかった。

(報告:関西本部 山尾)

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