2011年12月 JR西日本福知山線強制排除に対する報告

2011年12月5日、JR西日本福知山線の尼崎~塚口間で「女性専用車」という偽装表示を貼り付けた一般車両に乗っていた当会会員が、尼崎駅から乗り込んだ同駅営業総括統括助役と同駅教育総括係長から強制排除を受けるという事件が発生しました。

以下、強制排除を受けた当会会員からの報告です。

JR西日本、乗客の腕を掴み強制排除
不当な賠償請求をチラつかせて脅迫
 JR西日本福知山線大阪~塚口間で任意確認乗車していたところ、途中の尼崎駅を発車した後に尼崎駅営業総括助役(以下「助役」)と尼崎駅育成総括係長(以下「係長」)が私の前に来て、以下の通りしつこく車両の移動を強要しました。

「他の車両に移って下さい」
「他の女性客に迷惑でしょう」
「移らないなら次の塚口駅で降りてもらいます」

 さらに塚口駅に到着すると電車を停めて、今度は以下の通り脅迫してきました。

「あなたが降りないと電車動きません」
「あなたに賠償請求いきますよ」

 私が「任意でしょう?降りません」、「あなた方が勝手に停めてるだけでしょう」、「何で男性排除するんですか?」、「専用は嘘でしょう」と言うと、今度は以下の通り反論しました。

「女性専用車両に男性が乗っていると、うちが提供している女性専用車両というサービスが提供できない」
「嘘ではなく女性専用車両としてやらせてもらっている」
「排除ではなくお願い」

 そこで「国土交通省に報告します」と言うと、助役は「そうですか。どうぞ」と開き直りました。

最後は助役と係長二人が「仕方ないな」、「そうやな」と言い、私の腕を掴んで無理矢理電車から降ろしました。(※注1)

 その後駅事務室に誘導され、「あなたのせいで電車が2分遅れたから名前と電話番号聞いて上に報告しなくてはならない。それとどこまで乗られるんですか?」と聞かれたため「個人情報なので拒否します」と言うと、「そうですか、ではお帰りください」と開き直るという始末です。

 さらに監督省庁である国土交通省の見解を見せて任意性を説明したのですが、助役は「任意任意ってそんなの関係ない」と反論しました。

国(国土交通省)が「任意」、「(全ての)男性も乗れる」と認めていることを、いち鉄道会社社員が否定する権利など一切ありません。

 国が乗れると認めている車両に粛々と乗っているだけで迷惑だと言い、挙句の果てに暴行行為をしてまで排除する男性の人権を著しく侵害する行為が、JR西日本(※注2)では平然と行われているのです。

 結局謝罪を求めても、助役と係長は一切謝罪をしませんでした。

そのため、事務室を出てすぐに国土交通省の近畿運輸局に電話して今回の件を全て話したところ、向こうの言い分も聞いて問題があれば指導すると回答を頂きました。

腕つかまれて怖かったです・・・。
男性には人権はないようですね。

※注1 女性専用車両に乗った男性客を無理矢理降ろそうとすると、刑法223条「強要罪」(最大で3年の懲役)となる。
さらに男性客を排除するために暴言を吐いたり手を出したりすると、「強要罪」の他に刑法231条の「侮辱罪」や刑法208条の「暴行罪」も加わる。
これは駅員だけでなく、他の職種の鉄道会社社員・警備員・女性客も同様である。

※注2 JR西日本は2011年4月より女性専用車両を終日・全日に拡大した。さらに大阪駅構内に有料の女性専用休憩室を設置したり、北陸方面や南紀方面の特急に女性専用席を導入したりなど、JR西日本は自ら積極的に女性優遇・男性差別を推し進めている。

 この強制排除事件の翌日、友好団体である「男性差別を許さない市民の会」が関東から関西へ2名を派遣しました。現地で同じく友好団体「差別ネットワーク」の会員1名及び被害を受けた当会会員と合流し、4名で尼崎駅に抗議へ行きました。
 さらに事件発生の翌々日には前述の4名と当会理事1名の合計5名でJR西日本大阪支社に抗議に行き、JR西日本は不適切な行為と認め、謝罪しました。

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