2011年7月 東京都交通局に寄せられた女性専用車の導入要望意見

東京都交通局のお客様サービス課と電車部にて、情報開示として閲覧及びデジカメ撮影が可能な、過去1年半分の女性専用車両に関する意見・要望・苦情を閲覧したデータを入手しました。

約480通の意見のうち、ほぼ9割にあたる約430通が女性専用車に対して批判的な意見であり、賛成意見は1割程度(約50通)だったのですが、そのうち、悪質で自分勝手な女性専用車両要望意見や男性の乗車を不当に排除しようと考えている意見を、デジカメで撮影してきました。

多くの方が利用する公共交通機関において、「自分さえよければいい」という身勝手な要望は、到底受け入れるべきものではありません。

しかし、女性専用車両導入後は、時には感情論とも言える自分勝手な要望が目立つようになりました。

このような女性のために、なぜ善良な男性が犠牲にならなくてはいけないのでしょうか?

この度、東京都から第三者への開示の許可が出ましたので、その一部を公開します。

※それぞれのリンクをクリックすると詳細をご覧になれます。

なお、個人情報に当たる部分は目隠しされています。

●期間:2009年4月~2010年9月
●通数:約480
    批判:約430/賛成:約50 (数字はいずれも目安です)


●痴漢対策のために導入してほしい

三田線へ痴漢対策のために導入を

大江戸線へ痴漢対策のために導入を

痴漢・冤罪対策のために導入を

痴漢に遭ったから導入を

平日の終日、男性専用車両の導入を

※女性専用車両導入後、痴漢件数が大幅に減少した路線は一つもなく、痴漢対策としての効果はありません。
 女性専用車両は「痴漢を排除」しているのではなく、「男性全体を不当に排除」しているため、痴漢が減らないのは当然です。
 痴漢対策を求めるのであれば、埼京線で痴漢件数が6割減少したという効果が出ており、性差別にも当たらない
 車内への防犯カメラ設置を要望すべきです。

●男性と一緒に乗るのが嫌だから導入してほしい

男性がいると不愉快な気分になる

男性のマナーが悪くて不愉快

男性と接触するのが嫌

男性の顔が正面にくると緊張する

朝は殺気立っている男性が多い

後ろに男性が来ると嫌

隣に座った男性が不快

娘が男性と一緒に乗ってって怖い思いをした

朝から満員電車で知らない男性と接触しているのが不快

なるべく女性のいるところに並んでも男が入ってくる
※これこそまさに「自分勝手」と言える意見です。

●混雑するのが嫌だから導入してほしい

混雑を気にせず利用したい

混雑がひどいのに導入しないのは疑問

乗客増を見越して導入を

※混雑が嫌なら、電車の増発を要望するのが筋ではないのですか?
 混雑を理由に女性専用車両を要望するとは、的外れもいいところです。

●女性専用車両に乗っている男性客を排除してほしい

本八幡駅で男性排除を要望

ホームに駅員を配置して男性排除を

折り返し乗車をするために女性専用車両に乗っている男性の排除を

警察の方で女性専用車両に乗っている困った男性客を注意してほしい

※性差別を禁止している憲法14条の観点から、国土交通省は「任意で男性も乗れる」と認めています。
 したがって、駅員・警備員・警察官・女性客らが、女性専用車両に乗っている男性客を排除する権利は一切ありません。
 もし女性専用車両に乗っている男性客を強制的に排除しようとすると、刑法223条の「強要罪」に問われ、排除しようとした側が犯罪者になることがあります。

●なぜ女性専用車両を導入しないのか?

三田線になぜ導入しないのか(その1)

三田線になぜ導入しないのか(その2)

新宿線のように、三田線にも女性専用車両を2両導入してほしい
(新宿線は両端の車両にステッカーが貼られているが、実際は両方向で実施車両が異なる=女性専用車両を同時に2両運行しているわけではない)

乗客の3分の1から半数は女性なのだから導入を

民間の東京メトロが導入してるんだから、都営も大江戸線に導入を

※公共交通機関は、一部の女性の「ワガママ」のために存在するものではありません。

●反対意見(女性専用車両のせいで困ったこと)

障がい者が女性専用車両に乗車して因縁をつけられた

改札のそばに女性専用車両が停車するため、降車時に悪影響を受ける

※先にも述べた通り、東京都交通局に寄せられた意見の大半(480通中430通)は、女性専用車両に対して批判的なものです。

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