2010年11月 関西本部:JR西日本線 非協力乗車会の報告

実施区間:大阪~新大阪~大阪

「反対する会」関西本部では、去る11月26日の夜に、JR京都線(東海道線)において、非協力乗車会を行いました。
同日、関東では京王線 非協力乗車会が行われ、この日は、非協力乗車会の東西同時実施となりました。
(京王線 非協力乗車会の報告はこちら

以下、関西本部:JR線 非協力乗車会の報告です。

11・26 関西本部

JR西日本線 非協力乗車会の報告

関東では京王線で東西同時に非協力乗車を実施

突然とんでもないニュースが飛び込んできた。
JR西日本が現在平日の朝夕運行している女性専用車を、来春から土日も含めて毎日完全終日実施にするというのだ。そのため今回、本当は他社の路線で非協力乗車を行う予定だったところ、急遽JR線に変更した。

大阪~新大阪

まず、大阪19:32発、JR京都(東海道)線・高槻行き普通列車の女性専用車に乗車することにした。

私たちが乗車しようとすると、近くにいた女性駅員が、「ここは女性専用車です・・・」 と声かけしてきたが、メンバーの一人が、「知ってます。協力しません。」 と返すとそれ以上何も言ってこなかった。

大阪駅といえば、9月に非協力乗車を行った際、警備員が拡声器を持って「女性専用車です、降りてください」 などとやって来たところである。(活動報告10年9月・関西本部非協力乗車会の報告参照)

その時は、こちらが「協力しません」と言ったにもかかわらず、それでも私たちを降車させようとしてきたため、警備員相手に激しい抗議となった。
今回もホームに警備員がいたが、私たちの存在に気付きながら何も言ってこなかった。

どうやら先ほどの女性駅員が、私たちのこと(専用車に協力しない意思で乗車している) を警備員に伝えたようだ。

列車は大阪駅を発車。発車後すぐに「女性専用車についてご案内いたします。只今の時間帯、前から3両目は女性専用車として運行いたしております。皆様のご理解とご協力をお願いします。」 というアナウンスが流れた。

 今回は大阪~新大阪間、1駅のみの乗車だったが、9月に尼崎から新大阪まで乗車した際には、大阪発車後だけでなく、尼崎を発車した直後にもやはり同じようなアナウンスをしていた(尼崎~新大阪の3駅間だけで2回)。

恐らく、始発駅から終着駅に到着するまでの間に、何度となく同じアナウンスを繰り返しているのだろう。

 列車は数分で次の駅、新大阪に到着した。

私達はここで降りたが、女性専用車の位置に駅員がおり、専用車内を何かを探すかのように覗き込んでいた。

普段JR線を利用している会員によると、通常、新大阪駅では女性専用車の位置には駅員はいない(少し離れた位置にいる)らしい。
 何か様子がおかしいと思ったので、私たちの方からその駅員に声をかけ、尋ねてみると、やはり無線で連絡を受けていたらしい。

 先ほどのアナウンスもそうだが、JR西日本は、女性専用車を守ることには随分ときっちり対応するようである。
 痴漢対策を建前にしているだけで、実際には女性客への人気取りサービスとしか思えないような女性専用車を守ることより、さらなる安全運行の確保にそのエネルギーを使っていただきたいものだ。

数年前、尼崎で大事故を起こしたことからも分かるように、JR西日本は安全運行をおろそかにしてまでとにかく増収・増益に突っ走ってきた。尼崎事故を起こすまでは、列車の驚異的なスピードアップで、到達時分において他社をはるかに凌いできたのは、広く知られているところである。  

また、他社が外部からの政治的圧力などから女性専用車を実施・拡大してきた中、自分から進んで女性専用車をどんどん拡大し、車内に身だしなみ直し用のものと思われる鏡を取り付け(痴漢対策と何の関係があるのか?)、ポスター・パンフレットなどで女性専用車をセールスポイントのように宣伝してきたのもJR西日本である。

尼崎で大事故を起こし、列車のスピードアップという切り札が使えなくなった今、JR西日本は以前にも増して女性優遇に突っ走っているような印象も受ける。

女性専用車などで女性を優遇すれば、増収・増益につながるとでも思っているのだろうか?
実際には、女性専用車のポスターやステッカーなどを定期的に更新するための費用だけでも相当かかっていると思われるが・・・

JR西日本は、そのあたりの費用がどのくらいかかっているのかを公表していないが、公表している他社(局)によれば、ポスター・ステッカー・ホームの乗車位置表示等の更新費用が一路線あたり、数百万円から1000万円前後くらいするらしい。

京阪神エリアのほとんどの路線で、広域的に女性専用車を実施しているJR西日本のことだから、そうしたものの更新を行うたびに、億単位の費用がかかっていたとしてもおかしくない。

今回の女性専用車終日化においても、実施している全駅・全路線でポスター・ステッカー・ホームの乗車位置表示などを全て更新するのだから、相当な費用がかかることだろう。

そんな金があるのなら、「同じ運賃を払えば、誰もが公平に利用できる」 という公共交通の大原則に完全に反する上に、導入しても痴漢件数の減らない女性専用車を拡大するのではなく、関東のJR埼京線で痴漢件数を6割減少させた車内監視カメラこそ、是非設置して頂きたいものだ。

しかし、一部報道によると、JR西日本は「監視カメラは効果がはっきりしない」などと言って、監視カメラの導入は行わないという。

すでに「痴漢件数6割減」という結果が出ているのに、これのどこが「効果がはっきりしない」のか!

こういうところからも、JR西日本が痴漢対策を真剣に考えているのではなく、女性客への人気取り・営業戦略として女性専用車を導入・拡大していることが分かる。

新大阪~大阪

若干話が逸れたが、非協力乗車の方に話を戻そう。

新大阪で下車後、一旦改札を出て、今度は新大阪19:52発、新三田行き普通列車に乗車して、大阪駅に戻ることにした。
乗車しようとすると、ホームにいた駅員(先ほどの駅員とは別人)が声かけしてきた。

駅員:女性専用車ですので(と言って、手で遮るような仕草をする。ただし完全に「通せんぼ」したわけではない)。
会員:知っています。協力しません。任意の協力でしょ? だいたいあなたね、若い女性がいっぱい座っていて、おじいさんが乗れないなんておかしいと思いませんか?

駅員:ウチが決めたことですから。
会員:ウチが決めた?? 国交省が決めたのと違うのか?
駅員:
(無視して)15番乗り場から電車が発車いたします・・・

会員:人の話聞いてんのか!!

自分から声かけしておきながら、反論されると無視。
この駅員、社員教育がなっていない。

新三田行きの女性専用車内は若干空席もあるくらいの乗車率で、ラッシュ時間帯と思えないほど空いていた。

一方、隣接車両はかなりの混雑状態であった。

女性専用車を導入した当初、一部の鉄道事業者などが、「女性専用車設置後も、一般車両との混雑格差は少ない(あるいは「是正されてきている」)等と発表していたこともあったが、実際は今でもこういう状態なのである。

ちなみに、右の写真は当日のものではなく、過去の非協力乗車の際に撮影されたものだが、イメージとしては、大体こんな感じだと思っていただければよいと思う。(実際には右の写真よりもさらに混雑の差が激しかった。)

やがて列車は淀川を渡り、数分で次の大阪駅に到着した。
JR西日本の、女性専用車・毎日終日化という暴挙に、私達は今後も強く抗議していく。

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