2010年11月 関東本部:京王線 非協力乗車会

当会関東本部では、2010年11月に京王線にて非協力乗車会を行いました。

以下、参加したメンバーからの報告です。


女性客が「オヤジと乗りたくない」と暴言

男性を突き飛ばして降りる女性客も

駅員は相変わらず「ご協力いただけませんか?」の一点張り

 「差別ネットワーク」と「男性差別を許さない市民の会」のメンバーは新宿南口での街宣後、「女性専用車両に反対する会」のメンバーと合流、京王線に向かった。

 ホームには、「女性専用車」のゾーンを示す看板が男性乗客のいく手を阻んでいる。これでは、普通の男性はまず、「女性専用車」(という名の一般車両)に乗れない。

 その結果、女権拡大・男性差別がどんどんエスカレートして、一部の女性客が善良な男性を不当に排除するようになり、それが原因でこれまでも幾度となくトラブルが発生した。

 もちろん、最大の原因は任意であるにもかかわらず、乗客に一切周知しない京王電鉄にある。

 「私ら」は、4人と2人の二手に分かれて乗車することにした。

 4人の先発隊の方は、一人の30歳前後の女性から「女性専用車両ですよ」と声掛けはあったが、「知っていますが、それが何か?」と返答すると、それまでだった。

 車内でも突き刺す視線はあったものの、他に直接声を掛けてくる女性はいなかった。

 先発隊が出発した後、マスターと私が、電車を待って並んでいたら、女性から声掛けされた。「任意なのだから、初対面の人にあえて声掛けすること自体、おかしいでしょ?」と言うと、渋い顔をしていたが、それ以上、何も言わなかった。

 乗ってからも、「ここは、女性専用車ですけど・・・」などと声掛けされた。「任意」だと説明しても、納得がいかない様子。

 別の女性が、後ろから、私の肩を叩き、何か言ってきたので、「赤の他人の肩を叩けば、暴行罪になることもありますよ」と言うと、「すみません」と言いつつ、不満気にしていた。

 しかし、事は、それで、終わらなかった。私らの前にいた年配の女性客が、「オヤジと乗りたくないから乗っている」などと暴言を吐いた。マスターが「私はオヤジじゃないからいいんですか?」と応酬したら、口をモゴモゴさせていた。

 その後も、「マナー」だの何だの、典型的な賛成派の屁理屈を並べていた。

 いつものように、こちらが論破すると、なぜか、ケラケラ笑っていた。

 明大前で、降りる女性が結構いるので、(邪魔にならないように)こちらも一端降りようか、としていたら、別の年配の女性客が、何と私を突き飛ばしながら、降りた。

 私は、とっさにその女性の腕を(軽く)つかみ、目の前にいた駅員に「突き飛ばされた」、「暴力を受けた」、「どうにかしろ」と言った。

 ところが、その駅員は、その女性に何するわけでもなく、「白線の内側に下がって」だの、この期に及んで、私らに「ご協力いただけませんか?」などとトンチンカンなことを言い、女性を逃してしまった。

 「降りて話を」などとふざけたことを言うので、その駅員を乗せて、車内でアレコレ言うことにした。

 まずは、その女性の暴行について抗議した。

しかし、駅員も警察官も、「女性に甘く、男性に厳しい」のは共通する体質のようである。

 逆に、男性がこんなこと(突き飛ばし)をしたら、大変なことになるに違いない。

 それから、京王の対応、会員がわざわざ本社に出向き、質問状を出したのに「梨の礫」という無責任ぶりを糾弾した。

「東急や阪急は回答した」と言ったら、「そうなんですか」などと言っていた。

 「駅員に文句を言うのはかわいそう」などという人がいるが、無責任な会社に勤めていたら、その責任を社員が負うのは仕方がない。

 「かわいそう」と言うのなら、会社の無責任をやめさせる以外にない。

 さて、女性乗客は「男性が乗れる」と本当に知らないのか、それとも知っていて声掛けしているのか、定かではない。

 しかし、「私ら」が説明しても、ウジウジ言うところをみると、「男性は(女性専用車に)乗らないのがマナー」などというありもしないマナーを信じているのだろう。

 知ってて男性を降ろすなら悪質、知らないで男性を降ろすのも過失、いずれも立派な犯罪(強要罪)である。

 とにかく、「女性専用車」内は、ワガママの温床、差別の温床である。常識が通じない世界である。

 「もっと、女性にやさしく応対したら」などという人もいるが、こんな不条理な車両内で「やさしく」なんかしていられない。

 と言うか、「私ら」は、一般女性には、とやかく言わないし、一度くらい声掛けしてくる女性にも、厳しくは言わない。

 こちらが説明しても、アレコレ言う、屁理屈を言う、「私ら」を降ろそうとすることをやめない、そういう女性に対して、あるいは、不適切な対応をする駅員や警備員に対して、厳しく叱責するだけである。

(報告者:「差別ネットワーク」代表・ドクター差別こと兼松)

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