2008年1月 関東本部:京王線 非協力乗車会の報告

京王線 非協力乗車会の報告

2008年1月11日、「男女共生を推進する会」主催で京王線の非協力乗車会が行われました。当会はこの非協力乗車会に後援し、当会からもメンバーが参加しました。

我々は乗車前に駅事務室にて応対した助役に対して、主に下記の件を主張しました。

●女性専用車両には男性も自由に乗れるのに、鉄道会社はそのような告知をしていない。
●「女性専用車」という表示が原因で、男性は乗っていけないと勘違いしている女性がいる。
●男性は差別されている。反対意見をメール等で伝えても一向に改善されない。
●お年寄りや身障者でさえ「優先席」なのに、女性というだけで「専用車」とするのはおかしい。


これに対し、助役の意見や現場で取った対応は下記の通りです。

●非協力乗車をする前に、関係各署と話し合う形を取ってもらいたい、と我々に伝えた。
●我々を自由に乗せず、主任と一緒に同乗した。
●車内で女性とトラブルになった場合は我々に降りてもらう、と通告した。
●車内では女性客に対してやたらと低姿勢であり、我々を仕方なく乗せたような発言をした。
●乗車後に「個人的にも女性専用車両には賛成であり、我々に乗ってもらいたくない」と発言した。


主催者は駅事務室にて「今回は乗車するが、いつでも話し合いに応じる」と助役に伝えました。
助役は調布駅到着後に、「関係各署に言っていく」・「当然報告する」と言いました。

これを受けて主催者は16日に「お客様センター」宛に電話をしました。「お客様センター」の担当者はこの件について報告を受けていました。(後日電話したら、国交省にも報告がいっていた)
しかし、「話し合いを持つ」ということは「初耳」と言っていました。
「話し合いを持つ」のか確認したところ、翌日の回答では「その予定はない」とのことでした。


助役は我々に乗ってもらいたくないために、その場凌ぎの言い逃れをしたのでしょうか?

以下は当会関東本部メンバーS氏からの詳細報告です。


賛成派の助役らに引率され、VIP待遇で乗車
今回の非協力乗車会は、私たちが集合する前に、既に主催者の方が京王百貨店口側にある駅事務室で乗車予告を行っていました。そして、今回の参加者7名全員が揃ったところで改めて駅事務室へ向かいました。応対した助役は、見た目40代後半くらいの実直そうな方です。

 助役:ウチの方としては、もうお願いするしかないんですけど、お客様たち乗りますよね。
主催者:はい。
 助役:分かりました。私一応代表として、車内に一緒に乗らせてもらいます。

    それで、お客様たち乗る意思しかないんで、私は止める権利はありません。
    周りの女のお客様たちが騒いだりなんだりしても、それでもずっと乗り続けますか?
    できればそういうときはもう降りて頂きたいんですけど、私たちとしては。
※女性専用車両は本来男性も普通に乗車できるもの。
 それなのに自由に乗せず、「一緒に乗らせてもらう」とは我々を犯罪者扱いしているのか?


私(S):我々の方から威嚇することはしませんから。
 助役:はい、そう言ってくれたんで私も分かりますから。

    ただ、私たち現場を預かっている人間としては、車内で乗っている女性の方とかがいますよね。
    当然乗った時に対して、「降ろして下さい」とか、当然私のところに来ると思うんですよ。
    そういった場合は、私たちとしては「お願いはしてます」としか対応できませんから、そのように対応します。

  私:分かりました。
主催者:それが問題なんですよね。

    お願いしかできないってことを知らないんですよ、女性の方が。
    だから勘違いして、文句言うわけでしょ?
 助役:乗る前に、そういう問題提示について新宿なら新宿に来てもらって、ウチの関係各署とかと話し合うってことはできないんですか?

※今回の非協力乗車を何としても阻止しようという意図がミエミエ。
 現場としては本社に行ってもらったほうが助かるわけだし。


仲間A:我々は署名運動だとか、直接御社の方にメールを送るとかしてるわけですよ。

    それで一向に何も改善されないわけ、ずっと差別されたままなんですよ、男性は。
    だからこうやって実力行使という形で取らせてもらいます。
    乗るっていうか、自由に乗車するだけです。
    自分の権利を行使するだけですから。
 助役:当然私が、止めることもできませんし、お願いしかできないんです。
    ただ、「女性専用」ってのがある程度各社浸透されていますよね。
※女性専用車両を最初に導入したのは京王であるが、強制まがいのことをしておいて勝ち誇ったように「浸透されている」とは言語道断。
 京王の責任は極めて重大である。
 

主催者:助役さんの立場は十分かるんだけど、鉄道会社全体としてはね、「専用車」と言うことが問題だ、ということを認識して頂きたいんですよね。
「専用車」であるがゆえに女性が勘違いして、女性がそれが元で怖がったり「迷惑だ」と言ったり、あるいは言いがかりをつけたり、文句言ったり、時として手を出してくるなんてことがある、その原因は私たちにあるんではなくてそういう告知がきちんとされていない、助役さんじゃなくて、鉄道会社全体として考えて頂きたい。
  私:女性専用車というのは、扱い的には優先席と一緒ですよね。もちろんお願いですから。
    だから「専用」という言葉自体も見直して頂きたいんですよ。
 助役:こちらのお客さんも言われてる通り、ウチの会社にメールを入れてもラチがあかないんですよね。
    もう一回だけそういう場じゃないですけど、一回お話できる形を取って頂きたいんですよ。
主催者:今日は乗らせて頂きます。どういうものか分からないから。どういう対応しているのか。

 助役:分かりました。私もこれ以上同じことを言ってもしょうがないんで。
    私はお客様の安全を守るために・・・
主催者:助役さんがそう言ってもね、もしかしたら誰かが「お前だめだ、降りろ」とかいうケースがあるかもしれないんですよ。

だから、そう言うのを確認するためにも一回乗らないと。やはり差別本当にされているのか、排除されるかどうかというのを知らないと、伝聞でしか聞いてないですから。

 助役:乗るのは、私一人では何もできないので、一応私と主任の2名で乗らせてもらいます。
    こういうのは初めてのケースなんですよ。一応、周りのお客様にお願いは申しますけど。
※「初めてのケース」ということは、一緒に乗るのは会社の判断ではなくて、自分の判断である可能性が高い。

主催者:あと、この(当会の)ボードは持って乗るのは問題ないんですかね。

    何も見せてないで乗っていると、逆に何で乗っているのか分からないって意味なんですよね。

仲間A:これを持っているのと持っていないのとでは女性客から来る苦情が全然違うんですよ。
    これは無言で意思を示すわけですから。

その後、助役はどこかに電話をかけました。

助役(電話):今ですね7名の男性の方が、女性専用車両に抗議しているという・・・(この先聞き取れない)で、各乗務区間と関係各駅にこういうことで乗るって連絡は入れています。

駅などに既に連絡を入れたということは、本社の上層部にでも電話しているのでしょうか?電話が終わって再び再開です。

助役:女性の方とかと言い合いになった場合に対しては、その時に関しては降りてもらいます。
※トラブルになったら男性だけが降りろ、というわけか? これは「女性専用車両に乗った男が悪い」という典型的な賛成派の主張である。
 つまりそれは「女性のためなら男性は犠牲になって我慢するべき」という、いわゆる「馬鹿マッチョ」な男性の考え。
 もちろん、賛成派の主張に法的根拠は無い。
 

主催者:それおかしいのは、トラブルの原因は一体何かということなんですよ。

 助役:それ分かります。この原因は大元ここ(女性専用車両)なんですけど、言い合いになった時とかに・・・

主催者:私は言い合うつもりはないですけど、(女性が)一方的に言ってきた場合に我々降りなきゃならないの?

 助役:私は降りる方に協力を求めます。どういう状況になるか分からないですから。

主催者:私はね、料金払って乗ってるわけですよ。女性と何ら変わりない。そうでしょ。それで何で強制的に降ろされなきゃいけないんですか?女性が降りたっていいじゃないですか?

 助役:だからそのお客様にもお願いはしますけど、降りる方向で私は動きますから、両方当然。

主催者:でも私が何にも言わないのに、勝手にベラベラ喋りまくってくるというのをトラブルって言うんですか?

 助役: いや、それは状況判断しますんで・・・
主催者:ただ東急であったのは、これ(ボード)を掲げてたらね、一方的にそれを取り上げてグチャグチャにした女性がいたんですよ。
(←この件についての詳細はこちら

    「私たち、こんなに疲れているのにこんなことやられて迷惑」ってね、迷惑ってのはこっちが四六時中かかってるんですよ。

 助役:いや、そういう状況になったら・・・

主催者:そういう女性もいるの!それは助役さんのせいではないんだけど、さっきも言ってるようにそれは鉄道会社が女性専用車には男性も乗れるんだ、ということを告知してないからですよ。もともとの原因はね、トラブルの原因は。

 助役:専用車と優先席のことですよね。

主催者:そうそう。高齢者や障がい者という、より重要にケアしなければいけない人でさえ優先席なんですよ。
なのに、女性だからというだけで専用車というのはおかしいんじゃないの?どう考えたってね。

そうこうしているうちに乗車予定の20時30分が近づいてきました。我々は改札を通過し、前に助役と主任、その後ろから我々がついていくという形で最後尾の女性専用車両乗車口に向かいました。階段を降りる時に主催者が「VIP待遇だね」と言うと、思わず周囲から笑いがこぼれました。

ホームに降りると相変わらず女性専用車両との境界付近に複数の立て看板を立てて、一般車両と隔離していました。アレを見ると誰もが
女性専用車両は強制と思うことでしょう。

それに加えて体格のいい警備員もいましたが、事前に連絡が来ていたのか後ろの方で大人しくしていました。

一番後ろのドア付近に我々が並ぶと、すぐに若い女性2名が隣の乗車口に逃げるように移り、何やらヒソヒソ話していました。

電車が到着すると、我々は駅員2名に引率されるように20時30分発、準特急京王八王子行きの一番後ろのドアから乗車しました。運転席の前に7名、我々の前に駅員2名が立って乗車しました。

乗り込むと助役が、女性客に向かってこのように言いました。

今からこの車両の一番後ろの方に、7名の男性の方がこれから乗車されます。

私、新宿駅助役の○○と申しますけど、先ほどから7名の男性の方にはご理解を求めて乗車しないように先ほどから言っているんですけど、このような目的で乗車ということでこれから調布まで行きます。

私たち京王としてはここから降りて頂きたいということを再三お願い申し上げているんですけど、どうしてもこれは受け入れてもらえないということで。

強制で私たちがお客様を乗せないということが今の現状ではできません。

それで私は調布まで一緒に乗車しますので、お客様たちにそういうトラブルが起きたりした場合についてはそれなりに私は対処していきます。

すいませんけど、今回これから7名の男性が女性専用車両に一緒に乗り込んでいきます。

お許し下さい。

※やたら低姿勢で女性客に案内している。何でここまで女性に対して下手に出るのか?
 「お許し下さい」とは、「こいつらを排除できなくてごめんなさい」と言っているようなもの。
 また、乗車しないように先ほどからいっている」というのは、
 女性専用車両は強制」と専用車に乗っている女性にアピールしているも同然。


その時から降車時まで、ボードはずっと出していました。しかもこっちは何も頼んでないのに「このような目的で乗車する」と、勝手に我々の趣旨を言ってくれたんですから・・・。まさにVIP待遇、といったところでしょうか?

助役は、新宿発車直前や明大前到着直前と発車時の計4回同じようなことを言いました。車掌も3~4回くらいお決まりの放送をしていました。
「一番後ろの車両は調布まで女性専用車両となっております。ご理解ご協力をお願いします」と。
発車後に別な仲間の方が主任にこんなことを言っていました。

仲間B: 車内に防犯カメラとか設置したりとか、非常通報装置を設置したりとかそういうやり方は何とか京王さんでできないもんなんですかね。
主任:そういうお話はまた改めて。今日は私たちは、お客様にご協力を頂いて、本当は私たちの趣旨としては乗ってもらいたくないと。で、さっきから散々お話してるんですけど、お客様の目的はこういう目的ということで、そういうお話は、まだ後日。

出発前の駅事務室でのやり取りでもありましたが、つまり、今日お前らはどうしても非協力乗車したいと言っているから、こっちも仕方なく乗っているんだ。改善策とか問題提示とかはこんなところでガダガダ言ってないで、後日本社とかに来て言え!というのが京王の見解なのでしょう。

明大前駅では3名の駅員がお出迎えしていました。最後尾はホーム幅が狭いためか、乗り込む客はわずかで、何事もなくそのまま発車しました。

続いて明大前駅発車時の助役の発言です。

お客様にお知らせです。只今一番後ろに7名の男性の方が乗車されております。調布まで一緒に行きます。

女性専用車両に反対する会、ということで

散々私どもの方で乗らないようにとお願いしたんですけど、今、こういう風に7名の男性の方が乗車しています。ご迷惑をお掛けしまして誠に申し訳ありません。

ここで助役は思わず当会の名称を言ってしまいました。これは我々が来る前に主催者が駅事務室で、主催先である「男女共生を推進する会」と、後援先である当会の名前を出したためです。これにより、京王には「女性専用車両に反対する団体は複数存在する」というのが伝わり、「女性専用車反対勢力は結構侮れない」というのをアピールできたことになります。

明大前駅発車後、車内ではボードを高く掲げていた仲間に向かって「広告が見えない」とイチャモンをつけてきた40代~50代くらいの女性がいました。助役が女性客に何か話して事なきを得ましたが、一歩間違ったら前月の東急東横線の二の舞になっていたかもしれません。
※何でこの年代以上の女性は男性に対して言いがかりをつけたがるのか?
 一体自分は何様のつもりでいるのか?
 今すぐこの場で広告を見なければならない必要性なんかあるのだろうか? 

また、明大前を発車すると主催者の方と主任が話をしていたのですが、それに関心を示していた30代くらいの女性がいたため、主催者のチラシ、「女性専用車両に任意」と記されている国土交通省からの回答文書、当会チラシをそれぞれその女性に渡しました。

電車が調布に到着して下車すると、助役は
すいませんでした、ご迷惑をお掛けしましてどうもすいません!
と専用車に乗っていた女性客に向かって平謝りしていました。ただ乗っているだけで何で迷惑なのでしょうか?
※これは女性に対して「女性専用車両に男性がいるだけで迷惑」という考えを助長させるものであり、明らかな男性差別発言である。男性が男性を差別してどうするんだ?

そして、調布では7名ものお出迎えがいました。まさに我々はVIP待遇です。その中でこのような会話がありました。

主催者:そういうことを伝えてください。助役さんの立場は分かっていますんで、会社として取り組んで下さい、といういこと。

 助役:いや、これは当然こうやって、各関係各署に言っていきますんで。

主催者:インターネットでお宅さんの評判凄く悪いんです。で、皆さんも心配していた。今日来たら殴られるんじゃないか、と。

 助役:お客様と私は先ほども話しましたが、私はここに乗ってきてもらいたくないんです。

主催者:それは立場なんでしょ。

 助役:いや、自分としては女性専用車両に賛成ですので、個人的にもお客様にも乗せて(もらいたくない)・・・。 ただ、このことは当然報告致しますから。はい。

ついに助役が本性を出しました。
女性専用車両賛成派の助役なんですね。
新宿駅での強制と見なすようなやり方も助役の指示なんでしょうか?

そして主催者の方と助役との会話が終わった直後に私が発したこの一言により、先ほど車内で主任と話していた仲間の方が、助役に対して激怒することになりました。

私:(女性専用車両が)解除になったのに、男性客誰も乗ってないですね。
※反対側のホームには、先に到着していた急行橋本行き(女性専用車両未設定)が停車していた。
 見たところ、急行の最後尾車両は男性客が結構乗っていた。
 したがって、解除となった順特急の最後尾車両に、調布から男性客が乗車しても何ら不思議ではないはず。


仲間B:ああ、そうですね。これ、解除って言わないんですか?
    向こう(車掌や駅員)からちゃんと。
 助役:どういうことですか?
仲間B:ここで解除じゃないですか、専用車両って。

    それで協力に対して何でお礼放送がないんだよ!(ここからかなり激怒モード)
    協力してるんだよ男性は!おかしいよこんなの!!!
    何で「ありがとう」の一言が言えないんですかお宅は。

    だって任意で協力してるんでしょ。中には嫌々協力している人間だっているんですよ!
主催者:私らは協力してないから言わなくていいんだけど、皆さんに言うべきなんですよ。
 助役:これはまだ違う形で報告しますんで。今日はそれを議論しても結論は出ませんから。
仲間B:男性客をバカにしてるんじゃないかと思うよホントに。
主催者:だからそういう意見があるってことは伝えて下さい。
仲間B:怒り心頭ですよこっちはホントに!

 助役: はい、分かりました。

以上が今回の非協力乗車の一部始終です。

それにしてもさすが京王。最初に女性専用車両を導入した鉄道会社だけあってやる気満々ですね。

東急は乗車する旨を伝えても「はいどうぞ」とあっさり通しますし。

それに引き換え京王は女性専用車両賛成派の助役を新宿駅に配置して、しかも駅員自らが動いて調布まで我々と同行するのですから。

まあ、駅員をここまで煩わせたわけですから、非常に収穫のあった密度の濃い非協力乗車だったと思います。

投稿フッター

女性専用車両に反対する会では新規入会者を随時募集しています。
当会は男女を問わず、さまざまな年齢や立場の会員が在籍しています。
女性専用車両について疑問に思っておられる方や不満に思っておられる方はぜひ当会にお越しください。

入会申し込みフォーム よりお待ちしております。

活動履歴
シェアする
女性専用車両に反対する会

以下のコメント欄では当会会員以外も、どなた様でもコメントができます。

なお、当会にご意見を求められている内容の場合には当会はコメント欄での返信は行わず、別途「ご意見・体験談の紹介」のページで当会公式の返信として掲載させていただく場合がございますことをご承知おきください。

0 Comments
Inline Feedbacks
コメントをすべて表示
タイトルとURLをコピーしました