2021年6月 関東本部:東武鉄道本社訪問&抗議文提出の報告

6月11日の任意確認(非協力)乗車において、東武鉄道の車掌が乗車していた当会メンバーの一人に至近距離まで近づき、「男性ですか女性ですか、答えてください!」と失礼極まりない質問を3分近くに渡って浴びせ続けるなどしました。

これは個人のプライバシーを深く侵害しようとする行為であり「配慮がない」というような生易しいレベルの問題ではないことから、このまま放置するわけには行かないということで、当日声をかけられたメンバーと他数名で、東武鉄道の本社を直接訪問&抗議文を提出してきました。

以下その報告です。


東武鉄道本社を訪問&抗議文提出

6月11日の件については謝罪。しかし、女性専用車導入後の痴漢件数の推移を尋ねると「数えていないから教えられない」と惚ける。

このページは、6月11日の関東本部乗車会の報告

2021年6月 関東本部:東武線&東京メトロ線(半蔵門線&千代田線&有楽町線) 任意確認乗車会

の続きです。

まだ上記リンクのページをお読みになっていない方は先にそちらを読みください。

東武鉄道本社へ抗議文提出

2021年6月25日午後に東武鉄道本社に行ってまいりましたのでその報告です。

まず、3階にある受付で手続きを済ませて待合スペースで10分ほど待ちました。

そこではお客様サービス課?の社員2人の方と3階のテーブルでお話をさせていただきました。

まずは女性専用車の声かけについてですが、男性に見える人が乗っていた場合に関してはその方に対しての個別の声かけはしないのが基本でありルールだとの事でした。

しかしながら女性客からの多数の車掌に対する苦情により、車掌が精神的?に追い込まれて病んでしまって、無断で男性に見える人に対して声かけしたりしているのが現状の様です。

この車掌の個別の声かけについては、キチンと最後に本社の2人の方から正式に謝罪していただきました。

「決して多数の言い分だけを聞く会社ではない。それでは今の時代はやっていけない。」と本社の方から丁寧に説明を受けました。

ただ、抗議文を渡したときに文書での回答を求めましたが「文書での回答はマスコミの取材も含めてしていない」とのことでした。

「メールでの問い合わせだと返信メールだから残ります」と言われました。

証拠が残ると何かまずいことでもあるのでしょうか。

古くからの会員によると、過去に東武ではないのですがとある鉄道会社に当会から公開質問状を出し、文書での回答を求めたところ、

「文章では様々な機微が伝わらないので、電話で答えるようにしている。この件だけではなく、すべての問い合わせに対して電話で答えている。」

などと言って文書での回答を拒否しながら、それとほぼ同時期に当時学生だった当会会員が所属する学校の部活動で、 学校長名義で都市開発関連(女性専用車両とは全く関係ない内容)についての質問状を送ったところ、その鉄道会社から学校宛へ【手書きの】回答文書が送られてきたということがあったそうです。

つまり、その鉄道事業者は「すべての問い合わせに電話でお答えしている」と言いながら、実際には当会からの質問状に文書で回答したくなかっただけなんですね。

要するに平然とウソをついたわけですが、今回の東武鉄道はどうなんですかね?

また、近年の東武鉄道の痴漢犯罪の推移について尋ねたところ「数えていないから答えられない」様な事を言われました。

コールセンターの女性専用車関連の問い合わせ数に関しても「お答えは差し控える」とのことでした。

今回の東武鉄道に限らず、女性専用車導入後の痴漢件数の推移を鉄道事業者に尋ねると、ほぼどこも「数えていない」「データを取っていない」「把握していない」などと惚けてきます。

これは今に始まったことではなく、はるか昔今から10数年前でもやはり鉄道事業者の態度は同じようなもので、(これも東武鉄道ではなく他社ですが)当会から問い合わせても「データーは無い」と回答しながら、問い詰めると渋々データーを出してきたりというようなことがありました。

またそれ以外にも「痴漢件数の統計は取っていない」と回答していた鉄道事業者の路線の痴漢件数が後に新聞等のマスコミ記事で公開されていたりというようなことが度々ありました。

要するに各社ともデーターがあるのに「データーは無い」とウソをついているのですね。

知られたら都合が悪いから隠しているのでしょうが、女性専用車に関しては聞かれてもまともに回答できないようなことをしているということですね。

本当に正しいことをしていて、かつそれなりの成果も出ているのなら「数えていないから答えられない」「データーは無い」などと言い訳してコソコソ隠す必要はありませんから。

あと余談になりますが、当会が任意確認乗車(非協力乗車)を行っているからといって、それだけで「女性専用車両をやっているのは鉄道会社なんだから、乗客の女性に抗議しても仕方ないのになぜそれが分からないのか」などと、まるで当会が「女性専用車両に乗り込むだけで、鉄道会社(本社や本局)に抗議しようとしない」かのように思い込む人間が多いようですが、このように本社や本局への抗議もきちんとやっています。

「乗車活動をしている=他の活動を全くしていない」ではありません。

また、任意確認乗車は乗客に抗議するのが目的ではありません。

どうしてこんなに勘違いな人が多いのでしょうか。

当日提出した抗議文の内容

さて、若干話が横道にそれましたが最後に当日提出し、回答することを拒否された抗議文の内容を公開します。

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