2016年10月 関西本部:JR京都線・学研都市線・東西線・大阪市営地下鉄御堂筋線 非協力乗車会の報告

当会関西本部では前回、JR神戸線・東西線・大阪環状線で乗車会を行いましたが、今回は平日(金曜日)に、JR京都線・学研都市線・東西線と、大阪市営地下鉄の御堂筋線で非協力乗車を行いました。

以下、当日の報告です。


平日・日中のJR西日本線と、夜の地下鉄御堂筋線で非協力乗車

大阪駅~新大阪駅で女性客から声掛け3連発、御堂筋線でも女性客と駅員から声掛け

JR大阪駅~京都(JR京都線)

今回は大阪駅に15:30に集合。

普段、乗車会と言えば関西の場合、人数が集まりやすい土日になりがち(JR西は土日も含めて毎日終日実施)だが、今回はあえて平日(金曜日)の日中に行うことにした。

当日の大阪駅ホーム(乗車会前に撮影)

大阪15:40発、京都行普通列車に乗車するため、私達は女性専用車乗車位置に並んだのだが、隣の乗車位置に並んでいた中年の女性客が、わざわざこちらに移動してきて声をかけてきた。

無視していたが、何度も声をかけてくるので、「知ってます」と一言いうと、退散。

それだけかと思ったら、しばらくしてまた別の女性客が私達のところに来て、やはり「女性専用車」と声をかけてきたので、列に並んでいた会員が、移動する意思のないことを伝えると、やはり退散していった。

専用車乗車位置に並んだだけで、立て続けに2回の声掛け。やはり平日のこの時間帯は、「男性がいなくて当たり前」になっているのだろうか?

やれやれと思っていると、放送が入り、駅のホームに列車が入線してきた。

私達は車内に乗り込み、座席に座った。

ふと向こうを見ると、私達以外に、スキンヘッドの男性客が乗車していた。

大阪駅では数分ほど停車時間があるが、移動する気配がなかったので、「平日の昼間でも乗ってくる男性客はちゃんといるじゃないか・・・」と思ったものの、発車間際になって、「前から●両目、車内に女性専用の案内表示がある車両は女性専用車です・・・」という車内アナウンスが流れ、そのスキンヘッドの男性客は降りてしまった。

「あ、降りてしまった・・・」と思っていたら、ドアが閉まり列車はゆっくりと大阪駅を発車。

発車してすぐ、新大阪駅に向けて走っている車内でもまた、「前から●両目は、終日女性専用車です・・・」と、アナウンスが入った。

今日は妙に専用車アナウンスがしつこいが、誰かが車掌に、「男性が乗っている」などと言いに行ったのだろうか?

アナウンスを聞いたからか、私達のすぐ隣に座って居た女性客が、「ここ女性専用ですけど」と声をかけてきた。

大阪駅から、まだ新大阪駅についていないこの時点で、女性客からのすでに声掛けすでに3回目。

私達から「敢えて乗っている」ことを伝えると、「すみません」と言って、その女性客はそれ以上何も言ってこなかった。

茨木駅に到着。
ここでややまとまった数の乗客が降りたが、その中に男性客(さっきのスキンヘッドの人とは別人)が一人いた。

どうやら私達が気付かない間にどこからか乗車していたらしい。

ここで新たに会員1名合流。

茨木を発車した時点で、やや空席が目立つ程度の乗車率になっていたので、茨木から合流の会員も私達の横に着席。

高槻を出ると、私達以外の乗客の数が数えられる程度の人数になった。

車内はガラガラのまま大阪府から京都府に入り、その後、向日町駅で男性が一人乗車して、着席した。

今回、大阪駅から新大阪駅付近まで、女性客からの声掛けが異様に多かったが、だからといって、この時間帯、「男性の乗車が全くない」のかと言えば、そうでもないようだ。

桂川駅では、ホームに警備員がいたが、私達には声をかけてこなかった。

16:26京都駅着。

京都駅のホームは、人で一杯だった。

ここからは、非協力乗車ではないが、移動のためJR奈良線のみやこ路快速に乗り換え、学研都市線の列車が発着する木津駅へ。

学研都市線木津~京橋~JR東西線北新地

JR奈良線で京都から約40分かけて、木津に到着。

時刻は17時過ぎ。

まだ辺りは明るいが、やはり日が西に傾くのがだいぶ早くなってきているようで、駅周辺はすっかり夕暮れの雰囲気になっていた。

当日の木津駅構内
到着した列車

ホームでしばらく待っていると、木津折り返しの17:25発、篠山口行快速列車が到着。

私達は乗りこんだ。

ここでは特に女性客からの直接の声掛けなどはなかったが、座席に座ってメンバー同士雑談していると、やや離れたところに乗っていた女子高生のグループが、「女性専用車なのに・・・」等と言っているのが聞こえた。

その女子高生たちは知るわけもないだろうが、女性専用車も、「女性専用車」と書かれたステッカーが貼ってあるだけで、実はただの一般車両である。

JR西日本も、もう15年近く女性専用車をやっているから、その女子高生たちにすれば女性専用車は、物心ついたときからすでに存在しているわけで、特に意識することなく、「あって当たり前」という感覚になってしまっているのではないだろうか?

女性専用車は、はっきり言って教育上も非常によろしくない。

そう言うと、今度は「痴漢がいるのだから仕方ないだろう」などという者が出てきそうだが、JR西日本が営利目的(商業戦略)で女性専用車をやっていることは、当HPでこれまでからも繰り返し、根拠も示して述べてきた通りである。

JR西日本の女性専用車は痴漢対策ではない。

「痴漢がいるのだから仕方ないだろう」というのは、女性専用車問題について深く知らない人間の言うことである。

車内はガラガラのまま発車時刻になり、列車は木津駅をゆっくりと発車。

西木津・祝園・下狛・JR三山木と過ぎたが、車内はガラガラのまま。

京田辺あたりで座席がほぼ埋まるくらいになった。

京田辺でしばらく停車の後、列車は大住駅を過ぎ、京都府から大阪府に入る。

大阪府に入って最初の松井山手駅で、ややまとまった下車があり、車内は再び空いてきた。

外はすっかり日が暮れて暗くなり、長尾に到着。

木津からここまで各駅に停まってきたが、ここから快速運転となる。

藤阪・津田と通過して次の停車駅、河内磐船に到着。ここでまとまった乗車があり、車内には立ち客が出始めた。

河内磐船から星ヶ丘・四条畷と停車。

四条畷駅で妊娠中と思われる女性客が乗車してきたので、会員の一人が席を譲った。

よく、「女性専用車両は任意だといって協力しない奴は、優先座席にも協力せずに年寄りや妊婦が目の前に立っていても座席でふんぞり返っているのだろう」などと言いだす者がいるが、とんでもない。

女性専用車はウソの塊(→任意なのに「専用」表記・「痴漢対策」と言いながら実は営利目的)だから、そして健常者の女性は交通弱者とは言えない(→足腰の弱った高齢者の男性のほうがよほど交通弱者である)から協力しないのであって、優先座席にはそのようなウソはないから私達は協力するし、また優先座席でなくても、今回のように目の前に妊娠中の女性客が来た場合、あるいは障がい者や高齢者の方などが来たら、私達は座席を譲る。

このあたりから、女性専用車も結構、乗車率が上がってきた。

押し合いへし合いにはなっていないが、かなり立ち客が多くなってきている。

そのまま住道・放出と停車し、列車は大阪環状線との乗換駅である京橋に到着。

いつもならここで多くの乗客が大阪環状線に乗り換えて、車内は一気にガラガラになるのだが、この時間帯(平日夕方)はそうではないのか、京橋を出てもガラガラになることはなく、そのまま列車は地下におりて、JR東西線に入った。

大阪城北詰・大阪天満宮と過ぎ、私達が下車する予定の北新地駅に到着。

時刻は18:30になっていた。

ここから徒歩で地下街を通り抜け、大阪市営地下鉄御堂筋線の梅田駅まで移動。

梅田の地下街

大阪市営地下鉄 梅田~なかもず

JR北新地駅から地下街を歩くこと約10分。

私達は大阪市営地下鉄御堂筋線の梅田駅に到着した。

ここでさらに会員1人が合流。

地下鉄御堂筋線も、女性専用車両だけに車体ラッピング広告が施され、また女性専用車の座席にも女性専用車限定で広告を募集したりするなど、女性専用車を明らかに広告料収入源として営利目的に利用している。

しかし、大阪市交通局のHPには、「お客様の声によって、女性専用車限定広告を行っている」などという記載がなされており、女性専用車限定広告を「利用客のせい」にしている。

普通に考えて、一般の利用客がそんなことを要求するだろうか?

http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/general/faq/hanei/koukoku.html

しかも、それでいて利用客から女性専用車両について抗議を受けると、「女性を保護するため」・「多数の痴漢被害を背景に導入された女性専用車両」などと回答して来る。

世間もいい加減、「女性専用車は性犯罪から女性を守るためのもの」などという、「表向きの綺麗事」に気づくべきである。

ホームで待っていると、なかもず行の列車が入線してきたため、私達はそれに乗車。

車内は結構人が乗っているが、押し合いへし合いするほどではない。

私達は一カ所にまとまって、立って乗車した。

淀屋橋・本町・心斎橋と過ぎて、なんばでまとまった降車があり、車内はやや空いてきた。

さらに大国町を過ぎて、動物園前に差し掛かったあたりで近くの座席に座っていた中年の女性客が突然私達に声をかけてきた。

男性が多人数でまとまって女性専用車に乗車しているのを見て、なぜだろうと思ったということらしいが、私達から、「女性専用車という名前がついていても、実は任意協力でしかない」ことなどを説明すると、「何かの研究会で乗っているのかと・・・」との答え。

まあ、当会が研究会かどうかは別にしても、この女性客、私達が意図的に乗車していたことは分かっていたようだ。

いつも言っているように、私達は自分たちから女性客には原則声はかけないし、今回のように女性客から声をかけてきたとしても、相手が高圧的な態度に出ない限りはあくまで紳士的に対応する。

今回も、あくまで紳士的に対応したので、トラブルにはならなかった。

女性専用車両が任意であることを知る人が一人でも増えれば、私達としてはそれで良いのだ。

決してトラブルを起こすことが目的ではない。

列車はほどなくして次の天王寺駅に到着。

ここで多くの乗客が下車するが、それと入れ替わりに一人の男性客が乗車してきた。

ホームには駅員が立っていたが、その男性客には全く声をかけなかったので、私達にも何も言ってこないかと思ったら、その駅員、私達が車内にいるのを見つけ、こちらまでわざわざやって来て、「Women only!」などと言ってきた。

御堂筋線には中国人や韓国人がよく乗車しているが、私達のことを外国人だと思ったのだろうか。

私達が、「分かってます」・「任意でしょう?」と日本語で返すと、その駅員はその場で頭を深々と下げ、黙って引き下がって行った。

以前と異なり、現場の職員も女性専用車両が任意であるということは知っているようだが、しかし、これがもし私達のような、「任意協力だということを知っている」相手ではなく、何も知らない外国人だったら、そのまま任意だということも伝えずに、男性というだけで降ろしていたのであろう。

列車の停車時間がわずかだったので、その場ではそれ以上言わなかったが、このことについては後で、駅で抗議することにした。

列車は天王寺の次の昭和町駅に到着。

このあたりから本格的に車内が空いて来はじめた。

西田辺駅では改札が女性専用車両のど真ん前だった。

意図的にやっているJR西日本と異なり、こちらは「たまたま」であろうが、しかしながら、女性専用車の前に改札や階段・エレベーターなどが来るのは、バリアフリーの観点からしても非常に問題である。

だからこそ、「男性の障がい者は例外として女性専用車に乗れる(※本当は障がい者でなくても誰でも乗れる)」 ということに一応、しているのだろうが、実際は障がい者であっても非常に乗りにくい。

女性専用車両を利用している障がい者男性によるツイート

結局、「男性の障がい者は乗れる」というのは、バリアフリー云々で突っ込まれた際に、「うちは男性の障がい者の乗車を禁止していないので、問題ない(=障がい者の男性も乗れるということを知らずに(あるいは知っていて)声をかける女性客が悪い)」という逃げを打てるようにするためのものと見ることが出来る。

なかもず~梅田

列車はガラガラのまま、終点のなかもずに到着。

一旦改札を出て、しばらく外で休憩を入れることにした。

なかもず駅の入口の標識
なかもず駅の入口の標識

長い階段を登って地上に出ると、すぐ脇に南海電鉄の中百舌鳥(なかもず)駅があり、電車が発着しているのが見えた。

御堂筋線と異なり、南海電鉄は今のところ女性専用車両は平日朝だけに限定しているが、今年(2016年)の1月に当会が、差別ネットワークのドクター差別こと兼松氏とともに南海本社に抗議に行った際、本社の社員が何と、「女性専用車両は、痴漢の冤罪が防げるという点で、男性のお客様のためにもなる」などという、根拠のないピンボケ発言をして、兼松氏に突っ込まれていた。

世間では未だに、「女性専用車両は冤罪防止で男性のためにもなる」などという人間が後を絶たないが、多くの場合、女性専用車で痴漢は減っていないのである。

(だからこそ鉄道事業者は、痴漢件数のデータを隠蔽するとともに、女性専用車の設置理由を「痴漢対策のための緊急避難措置」から、「女性に安心して快適にご乗車いただくため」などとすり替えてくる。)

女性専用車が出来たことによって、男女が共に乗車する車両が一両減っているにもかかわらず、全体での痴漢件数が減っていないわけだから、非女性専用車両1両当たりでは、逆に痴漢の発生密度は上がっているといえる。

そして男性客がいるのはその非女性専用車両だから、当然冤罪対策になるはずがない。

「女性専用車両は冤罪対策にもなるのだから賛成!」と言っている男性諸氏は、胸に手を当てて、もう一度よく考えなおしたほうが良い。

地上から再び地下ホームへ・・・

さて、しばらくの休憩の後、私達は再び梅田に向けて、御堂筋線に乗車することにした。

乗車する前に、なかもず駅の改札口で、先の天王寺駅での出来事について抗議し、交通局の本局にも伝えてもらうことにした。

やはり、現場だけでなく、本局にも反対派の存在を示す必要があるからだ。

但し、今回の天王寺の件は、なかもず駅の駅員氏が悪いわけではないので、強く抗議するのではなく、「本局に伝えておいて下さい」という、どちらかというと「お願い」に近い形とした。

駅員氏からは、「それはいつ頃ですか?」との質問があったので、「今日の19時15分ごろ」と答えておいた。

なかもず駅改札口。
なかもず駅ホームに停車中の千里中央行。女性専用車のみに白い車体広告が施されている。

ホームに降りると、すでに千里中央行の列車が停車していた。

このすぐ上の右側の写真を、よくご覧いただくと分かるが、写真奥の非女性専用車両と異なり、女性専用車だけ白い車体広告が施されている。

痴漢対策と言いつつ、実際には女性専用車が広告料収入源となっているわけだ。

車内はガラガラ。

私達の乗車した列車は、19:55に中百舌鳥駅を発車。

なかもず駅発車時点で、すでに私達以外に男性客が一人いたが、その先の北花田でも男性客がさらに2人乗車してきて着席した。

思ったより男性の乗車もあるようだ。

天王寺あたりから座席が埋まってきた。ふと見渡すと、なかもず・北花田からの男性客がまだ座席に座っているのが確認できた。

大国町でもさらに男性客が何人か乗車。

なんば(難波)からは、立ち客が多くなってきた。

心斎橋・本町と過ぎ、特に何事もなかったが、淀屋橋駅に到着する少し前ぐらいで、私達の前でつり革をもって立っていた若い女性客が突然、「何で乗っているんですか?」などと声をかけてきた。

私達からは、「任意だから」等と答えたが、この女性客、淀屋橋駅につくとさっさと降りてしまった。

恐らく、自分が降りる駅に着く直前に、タイミングを合わせて私達に声をかけてきたのだろう。

淀屋橋駅を出て、次の梅田に20:29到着。全員ホームに降りた。

乗車会はここで終了だが、昼間、乗車会の前に食事をしてから今まで全く何も飲食しておらず、空腹していたので、その場にいたメンバーで近くの串カツの店に行くことにした。

串カツ店で2次会

地下鉄の梅田駅からしばらく歩いて、私達はとある串カツの店に入った。

ご存知の方も多いと思うが、関西の串カツ店は、「ソース2度づけ禁止」にしているところが多い。

私達の入った店もやはり、「ソース2度づけ禁止」であった。

ソース2度づけ禁止!

私達はその、「ソース2度づけ禁止」を”遵守”しながら、仲間どうし、美味しい串カツに舌鼓を打ち、楽しいひと時を過ごした。

外部からは会の内部の様子が見えにくいため、入会を考えながら、ためらっている人もいるかも知れないが、私達はこうした会員間のコミュニケーションも重視して活動している。

入会を希望の方は是非、当会にお越しいただければ幸いである。

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