2015年2月 関西本部:JR東海道線・JR東西線 非協力乗車会の報告

「反対する会」関西本部では去る2月10日、JR東海道線とJR東西線で非協力乗車会を行いました。

JR東西線と言えば昨年(2014年)8月に、御幣島駅でJR職員が非協力乗車していた当会メンバーたちを無理やり降ろそうとして、20分近くも電車を止めた挙句、当会メンバーの腕をつかんで引っ張るなどの暴挙に及ぶという「事件」(詳しくはこちら)があったところですが、それに屈しないという意味でも、改めてJR東西線で乗車活動しようということで、今回またJR東西線で行ったものです。

以下、当日参加したメンバーからの報告です。

実施区間:東海道線大阪~尼崎・JR東西線尼崎~京橋

大阪~尼崎

今回はJR大阪駅に20時集合。
下の写真は、乗車会前に撮影したJR大阪駅のホームの様子である。相変わらず過剰な女性専用車乗車位置の表示が目につく。
平日の夜だったが、続々とメンバーが集まって来て、今回は10人での実施となった。

ネット上では、根拠もなく当会のことを「無職の集まり」などと言う者がいるが、実際は各自仕事を持ちながらの活動で、乗車会なども思ったように参加できない会員が少なくない。今回も仕事のため参加できなかった会員が何人かいたが、それでも10人集まったのだ。

やがて列車の発車時刻が近づいてきたので、私達は女性専用車両位置に並んだ。
やはり多人数で並ぶと目立つせいか、周囲からじろじろ見てくる女性客が何人かいたが、構わずにホームに入ってきた20:14発、新三田行普通に乗車した。

車内は立ち客が多いが、押し合いへし合いするほどではない。見たところ、車内は私達以外すべて女性客のようである。

乗車して発車を待っていると、私達の近くにいた若い女性客が、「ここ女性専用車ですけど・・・」と声をかけてきたが、メンバーの一人が、「優先座席と同じで、協力するのもしないのも実は任意」であることを伝えると、「そういうルールになっているんですか・・・」と、すぐに引き下がった。恐らく、私達が気付かずに乗っていると思って、親切心のつもりで声をかけてきたのだろう。


ここで、「優先座席と同じ」 という表現が出てきたので一応、念のために言っておくと、「優先座席と同じ」というのは、「任意協力で強制力がない」という意味で、「女性専用車と優先座席は何もかも同じ」 という意味ではない。

私達は女性専用車両に乗車活動中でも、目の前に高齢の方や、身体の不自由な方が来られた時には席を譲る。

優先座席と女性専用車両では、ざっと見ただけでも、

●優先席に女性専用車両のような政治的背景はない(つまり特定の政党による「実績作り」や「人気取り」の手っ取り早い手段として、導入をごり押しされてきたようなことはない)

●優先席はあくまで「優先」であり、名称にウソはないが、女性専用車両は専用でもないのに「専用」とウソをついている。

●優先席は優先対象以外の乗客を犯罪者予備軍と見なしたものではないが、女性専用車両は(実際には痴漢対策とは言えないが)表向き「痴漢対策」と銘打っている以上、そこから痴漢でない男性も含め、「男性=悪」といった偏見を作り出す元となる。

●優先席は、本来優先されなければならない人間よりも、それ以外の人間が優先されているという矛盾は存在しないが、女性専用車両では、高齢の足腰の弱った男性よりも、若い健常者の女性のほうが優先されるという矛盾が生じている。


など、根本的な違いがいくつもある。

ネットなどでは、たまに「女性専用車両に協力しない人間は、足腰の弱った老人を前にしても、優先座席で平然とふんぞり返っていられる人間なのだろう」 という勘違いな発言も見られるが、これはナンセンスというものである。

なお、上記で「女性専用車には政治的背景がある」と述べたが、当会HPで過去何度も述べている通り、JR西日本の場合は政治的背景というより、明らかな女性集客策である。某政党などのゴリ押しで渋々女性専用車両を導入した鉄道事業者が多い中、「女性を優遇すれば儲かるだろう」 とばかりに最初から女性専用車を「ウリ」にしていたのがJR西日本である。

当初は、JR西日本のそうした「ぶっ飛びぶり」が目立っていたが、この頃では、女性専用車両が最初に導入されてから10年以上経ち、大都市近辺ではどこでも、半ば「女性専用車両があって当たり前」のようになっているせいか、JR西日本以外でも、HPに堂々と「サービス向上策」などと明記して宝塚線への女性専用車両の新規導入を発表した阪急のように、痴漢対策ではなく、「女性向けサービス目的」で女性専用車両を拡大する向きも出てきた。
今や、女性専用車両を拡大するのに、いちいち「痴漢対策」などと、もっともらしく聞こえる「表向きの理由」をつける必要もないという状況になってきたのかもしれない。

これは鉄道事業の公共性という点から考えて、とんでもないことである。
「痴漢対策だから」と、女性専用車両を”理解”している人も多いと思うが、鉄道事業者はそうした人々の”善意”をいいことにしているのだ。だから、女性専用車両を痴漢対策だと思って容認している人は、ぜひ認識を改めていただきたい。

やがて列車は大阪駅を発車。
発車後すぐに、「この列車の前から5両目は、終日女性専用車です・・・」と、いつものように、毎日・終日を強調したアナウンスが入った。
これでは、(任意協力であるにもかかわらず)女性専用車が男性立ち入り禁止であると勘違いする人が多数出てきてもおかしくない。

列車は約7分で尼崎に到着、私達はここで下車し、JR東西線経由の20:31発、木津行快速に乗り換えることにした。

尼崎~京橋

尼崎駅のホームは、先ほどの大阪駅のホームと異なり、比較的空いていた。
その女性専用車両乗車位置に10人で並ぶと、やはりかなりインパクトがある。

やがてホームにJR東西線の列車が入ってきた。こちらはラッシュと逆方向のせいか空いている。
私達は乗車して各自座席に座った。その時、近くにいた女性客の一人が私達を見て他の車両へ移って行った。

その後、ツイッターを見ると、その女性のものとは断定できないものの、

「女性専用車両におっさん軍団、しかも日本人。テロか? 不気味・・・」
「降りた」
(女性客自身が、乗りたくないので「降りた」という意味と思われる)というツイートが見つかった。


当然ながら、私達のやっていることはテロではない。あくまでも合法の範囲でやっていることである。また、当日参加のメンバーの多くは20代~30代の比較的若いメンバーであるが、どうも専用車賛成派や私達を快く思わない者は、根拠もなく人をオッサン呼ばわりしたがる傾向があるようだ。

やがて列車は尼崎を発車した。車内は座席がほぼ埋まっている程度で立ち客はいない。
加島駅を過ぎ、昨年8月の乗車会で「事件」のあった御幣島駅に差しかかったが、何事も起きなかった。

北新地駅で多数の乗客が乗って来て、車内は立ち客が多い状態になったが、やはり押し合いへし合いにはならず。
やがて列車は地上に出て、京橋駅に到着。私達はここで列車を降り、解散した。

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