去る2月7日に、「反対する会」福岡地区メンバーによる、西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線 非協力乗車会が行なわれました。
以下、参加したメンバーからの報告です。
2011年2月 福岡・西日本鉄道(西鉄)非協力乗車会の報告
今回は西鉄小郡駅に集合し、西鉄小郡8時24分発の急行列車に乗車した後、二日市駅で乗り換え、二日市8時46分発の急行に乗車して西鉄福岡(天神)駅へ向かいました。
西鉄小郡から乗った急行電車では、朝倉街道駅を過ぎてから「最後尾1両は女性専用車両です」という車内アナウンスが流れましたが、さほどしつこいというほどの感じのものではありませんでした。
やがて二日市駅に到着したので、予定通りここで一旦下車。
二日市では無線を持った西鉄の助役がいましたが、もめることはありませんでした。
二日市から次の8時46分発の急行に乗ろうとすると、二日市にて連絡をしていた福岡(天神)行き普通列車の車掌が私達の所に詰め寄り、「乗るんですか?乗るんですか?女性専用車両ですよ」「お客様すみません、ここは女性専用車両、マナーを守っていただけませんか?」などと言ってきました。
(そんな「マナー」など存在しない。そもそも公共交通機関で「性別」という生まれつきの属性を理由に排除しようとすることの方が問題である。)
もちろん、私達は「任意ですから」と返し、そのまま乗車しました。
しかし、これだけでは終らなかったのです。
列車は二日市・下大利・春日原を発車した直後の車内アナウンスにおいて、「最後尾1両は女性専用車両です。ご協力をお願いいたします」と、しつこいほどのアナウンスを流しておりました。
そして9時ちょうど、大橋駅到着後、西鉄の職員が乗車。
ここから”事件”が始まったのです。
(西鉄天神大牟田線 大橋駅にて)
http://www.youtube.com/watch?v=9s17rGyJIFI&feature=player_embedded(リンク切れ)
上記リンクのyoutube動画(音声のみ)を聞いていただければ分かると思いますが、突然一部の女性客が騒ぎ出し、「降りろ」「他の車両に移れ」などと私達に言ってきたのです。
私も柳川~二日市・春日原間などでこれまで3度、女性専用車両に乗ったことはありましたが、このようなことに遭遇したのは初めてです。
しかも仲間の一人が、女性専用車両は任意で男性も乗れることや東京では男性を無理に女性専用車両から降ろそうとした女性客が警察に捕まったことを説明しても、「ここは福岡やけん(福岡だから)関係ない」などと、返してくる始末。
福岡が「他国」ならともかく、福岡だろうが東京だろうがどちらも同じ日本です。
同じ日本である以上、東京でも福岡でも日本の法律が適用されます。
そんな当たり前のことも分からないのでしょうか?
はっきり言って出鱈目もいいところです。
しばらくして西鉄の職員(助役)から、「お静かにご乗車して下さい」と注意があり、その後は静かになって、無事に西鉄福岡駅に到着しました。
しかし、西鉄の女性専用車両利用客は自分が一番と考えて、自分勝手な言い分ばかり言ってくる輩が多いようです。
しかも乗っているのは若い人よりも中高年の女性の方が多いし・・・特に筑後弁での文句が非常に目立ちましたね。
西鉄の女性専用車両は、男性の障がい者ですら、介護者に女性がいないと乗せない(男性が女性専用車両に乗れる条件として、障がい者か介護者のどちらかが女性であること、と案内されている)という、とんでもない車両です(下写真)。
福岡においても、「女性専用車両に強制力はなく、任意協力に過ぎない」ということを、もっと広く周知させる必要性を感じました。
今後も任意確認乗車(非協力乗車)を続けて行こうかと思っております。