当会関東本部では、2009年12月にJR埼京線にて非協力乗車会を行いました。
以下、関東本部非協力乗車会に参加したメンバーからの報告です。
朝の埼京線で非協力乗車
多くの乗客の前で不当性を訴える!!
今回は大宮駅始発の7時19分発の埼京線各駅停車新木場行きの先頭車に乗車した。
女性客に対して今回の乗車目的と「女性専用車両には誰でも自由に乗れる」という鉄道会社が隠している本当の事実を周知させるため、参加者の1名に街宣活動で使用しているウィンドブレーカーを着用してもらった。
ホームに整列していると、やはりそのウィンドブレーカーが目立ち、女性専用車両の前を通り過ぎる多くの男性客の注目を集めた。
女性専用車両付近に駅員が一人いたが、特に声かけはなく、そのまま乗った。
私たちが乗り込んでから電車が発車するまでの間、ホームから中年女性が物凄い怖い顔をして、私たちの方を睨み付けているではないか。
男性が女性専用車両に乗っているのが気に食わないのか、私たちを勝手に痴漢という犯罪者と決めつけているのか、とにかく睨み続けていた。
それからは何事もなく大宮駅を発車。
車掌は、最近急増している女性車掌であった。
女性車掌は真っ先に女性専用車両の案内放送をする傾向があるが、今回もそうであった。
非常に気分が悪い…。
乗車中も多くの女性客が私たちが出したボードやウィンドブレーカーを見ていて、無言ながらも我々の主張が伝わっているように感じた。
今回は特に女性客によるトラブルや声かけ等はなかった。
無事に武蔵浦和駅に到着するが、通勤快速との待ち合わせのため、私たちが乗っていた各駅停車はしばらく停車する。
つまり、駅員にとっては私たちを排除する絶好の機会というわけだ。
すると…助役が2名、駅のホームで待機しているではないか。
埼京線で通勤している会員によると、普段は武蔵浦和駅の女性専用車両付近に駅員がいることはない。
しかも、停車時間の長い駅で助役クラスが待ち構えていたということは、明らかに誰かが「通報」したのだ。
車両の中吊り広告が全て女性向けの同じ広告になっているが、これはJR東日本の子会社が企画した「女性専用車限定広告」である。
つまり、JR東日本は女性専用車両を利用して、営利目的の金儲けを企んでいるのだ。
一体、これのどこが痴漢対策なのか?
中年と背の高い若い助役が来て「恐れ入ります、女性専用車ですのでご協力をお願いします」といつものパターン。
もうそのセリフ飽きたよ!と思いつつも「お断りします」、「僕たちは痴漢じゃないよ」と対応。
「お願い」という屁理屈ばかりこねているので、ついに怒りが炸裂!!
会員:男性が乗っていると安心じゃないってこと?
助役:そういう方もいらっしゃいます
会員:それこそ失礼じゃない
助役:犯罪が発生しているのは事実ですので…
会員:私が犯罪者だって言いたいの?
助役:いいえ、違います
会員:じゃあ、なんでこんな事を言うの?
助役:皆様に気持ち良く乗っていただきたい…
会員:我々は不快なのよ、そんなこと言われると!
男性がいないと安心だなんて言われると、それは痴漢以上に馬鹿にしているよ
助役:一つご理解いただけないでしょうか?
会員:ご理解って、ウソをつかれてどうやってご理解しろって…
助役:ウソはついてないですよ
会員:女性専用になりますって。何を根拠に女性専用になりますって言ってるの?
助役:そういうご利用をお願いしているという事で…
会員:じゃあ、ちゃんとそういう風に書きなさいよ!
任意だけど、男性のご理解ご協力をお願いしますって書けばいいじゃない!
助役:まぁ、車内で大きい声を出さないでいただきたいのですが
会員:貴方がたが来るからじゃない。、私たちは静かに乗ってるじゃない!
助役:ですから、ご協力をお願いしに…
会員:だから何でワザワザくるのよ、ご協力をお願いしに!任意なのに!!
助役は話をすりかえたり、きちんとと回答しなかったりと、相変わらず卑怯な手ばかりを使っている。
公共交通機関なのだから「誰でもどこの車両に自由に乗れる」というのは当たり前であり、原則なのにも関わらず、「女性が安心する為に」と言う名目で善良な男性を排除し、男性が乗れば任意なのにも関わらずわざわざ「お願い」に来る。
助役が2人も来たら普通の男性客なら降りてしまうだろう。
それでは任意ではないし、任意なら利用客のマナーに任せて、注意やお願いしに来ないのが普通だろう。
鉄道会社の決まり文句である「ご理解ご協力」とは、実際には乗客に「強制」を促しているのだ。
「ウソ」に対して、「ご理解ご協力」をする必要はない!
助役:そろそろ発車します。今日は時間がないので
会員:何が時間がないのよ!
助役:電車が遅れますので
会員:貴方達が来なければ電車スムーズに走っているじゃない!
我々のせいにするなよ!! 電車が遅れる事を!!
我々は国土交通省が乗れると言っているから乗ってるんだよ!!
向こうから仕掛けてきておきながら「時間がない」、「電車が遅れる」と屁理屈ばかり。
鉄道会社が注意やお願いをして来なければ、電車が遅れる事はないのは言うまでもない。
その後は特に何事もなく、一度、私たちは新宿駅で電車から降りたが、まだ時間があるので次の電車で大崎駅まで行くことにした。
新宿駅の駅員も私たちが乗ろうとしても手出しできず、問題なく大崎駅まで着き解散した。