【関西】2026年1月 神戸市営地下鉄&JR神戸線で非協力乗車

活動履歴

2026年1月17日、神戸市営地下鉄で声かけや男性排除がないかの確認も含めて非協力乗車を行いました。

今回は途中で想定外のことが起こるなど波乱含みの内容でしたが、今回も女性客からの声かけが多く、まだ任意協力であることを知らない人が多いことが分かりました。

その後JR神戸線でも非協力乗車しましたが、こちらでは声かけはなく、神戸市営地下鉄とは対照的でした。


神戸市営地下鉄 三宮駅からスタート

今回は神戸市営地下鉄三宮駅に朝9:00に集合。以下のルートで乗車活動を行った。

  1. 地下鉄西神・山手線 三宮→西神中央
  2. 同上        西神中央→名谷
  3. 同上        名谷→湊川公園
  4. 地下鉄西神・山手線&北神線 湊川公園→谷上
  5. 地下鉄北神線&西神・山手線 谷上→西神中央
  6. 地下鉄西神・山手線 西神中央→新長田
  7. 地下鉄海岸線 新長田→三宮・花時計前
  8. 同上     三宮・花時計前→新長田
  9. 地下鉄西神・山手線 新長田→三宮
  10. JR神戸線 三ノ宮→尼崎

参加予定者が全員揃ったので改札を抜け、長いエスカレーターでホームに降りた。

今回も地下鉄1日乗車券を使用。これを持っていれば改札を抜けずに同じところを何度重複乗車しても問題ない。

地下鉄1日乗車券
三宮駅ホームへの長いエスカレーター

私達はホームを歩いて女性専用車両停車位置まで行き、そこで列車を待つことにした。

1. 地下鉄西神・山手線:三宮→西神中央

三宮駅9:08発の西神中央行きに乗車するため、私達はホームの女性専用車両停車位置に並んだ。

9:08発の西神中央行きに乗車
地下鉄三宮駅ホーム

周囲の女性客からは声かけなし。

足元にはホームで並ぶ際のラインが引いてあるのだが、女性専用車両位置のラインだけピンク色で非常に目立つ(他の車両の乗車位置にもラインが引かれているが色が違う)

女性専用車両位置のライン(三宮駅)
列車が到着

しばらくして西神中央行きが到着。他の乗客と共に私達も乗車した。車内は僅かに空席がある程度の乗車率で比較的空いている。私達の他に一組の男女が女性専用車両内にいたが、すぐに隣の車両に移動した。

隣の車両とこちら(女性専用車両)の間の扉の前に警備員が立っているのが見えた。

神戸市営地下鉄ではこの1月5日からワンマン運転を開始したようで、その関係で警備員が車内にいるということのようだが、まるで隣の車両から女性専用車両に男性が移ってこないように見はっているかのようである。

しかし、普段から神戸市営地下鉄を使っている会員によると(駅員や乗務員と同様に)警備員も女性専用車両に乗る男性には声をかけてこないとのこと。

ただこの警備員、私達の存在に気がついたようで隣の車内から時々こちらを見てくる。

当然だが私達はあくまで「女性専用車両が任意協力である」ということを確認し、また「任意協力」であることを世間から忘れ去らせないようにするため乗車しているのであって、女性客を威圧するために乗っているのではない。

なので、女性客が話しかけてこない限り、私達は粛々と乗っているだけである。

各駅で少しずつ乗降はあるものの、乗車率に大きな変化がないまま列車は地下トンネルから地上に上がり、名谷駅に到着。

名谷駅から先は終点の西神中央まで地上区間になる。

外は良い天気で車内に日光が差し込んでくる。夏の強烈な日差しと異なり、柔らかく暖かい日差しだった。

地上を走る神戸市営地下鉄
同左

総合運動公園駅あたりから車内に空席が出てくるようになった。学園都市駅でふと車内を見渡すと、遠くの方に男の子を連れた親子連れが乗っているのが見えた。

車内のモニターには時折「この電車の4号車は終日、女性専用車両です」という表示が日本語と英語で表示されていた。

終点1つ手前の西神南駅を発車して、9:41に終点の西神中央駅に到着。

西神中央に到着(車内から撮影)

2. 地下鉄西神・山手線:西神中央→名谷

西神中央駅に着いた列車は、このまま9:50発谷上行きとして折り返す。

終点なので他の乗客は全員降りたが、私達は1日乗車券を持っているのでそのまま乗車し続けた。しばらくして運転士が反対側の運転席に移動するためホームを歩いて行ったが、私達には声かけなし。

それは良いのだが、しばらくして私達の向かいの座席に着席してきた女性客2人のうちの1人(女性客Aとする)が私達のところまでわざわざ来て声かけしてきた。

女性客A:ここ女性専用車両だけど。

会員A:知ってます。

会員B:法的な根拠はありません

会員C:任意協力なのでいちいち声をかけないで下さい。

女性客A:知らずに乗ってるのかと思って。

どうやら私達が気づかずに乗っていると思って声かけしたようだが、いまだに任意協力ということを知らない者がいるのかと思うと少々ため息をつきたくなる気分だった。

しかしそれだけならまだしも、その後で乗車してきた別の女性客(女性客Bとする)がまた同じように「ここ女性専用車両だけど」と私達に声かけ。さすがに短時間に2度も声かけされて少々イラッときたのか、会員Cが一旦外に出て、ホームにいた警備員を連れてきて「女性専用車両が任意協力だということを知らない人がいるので、ちゃんと説明してください」と言った。

警備員は「まあ、確かに任意協力ではあるんですけど…」と、任意であることは認めたが、なんとも歯切れの悪い回答。

この女性客Bも「知らずに乗っているのかと思って…」と言っていた。

結局発車時刻になったので列車は西神中央駅を発車。

会員Cが連れてきた警備員がそのまま車内に残り、一緒について乗車してきた。

次の西神南駅で1人の男性客が隣の車両からこちらにやってきて、女性専用車両内(警備員のいる前)で着席。

この男性には声かけはなし。

神戸市交通局も含め、男性が女性専用車両に乗っても声かけはしない鉄道会社も多くなっている。任意協力であるという点では募金や献血と同じことであり、男性が乗車しているからと声かけするのは募金や献血をしない人に「なぜしないのか」といちいち声かけするようなものである。声かけはしないに越したことはない。

西神南駅の次の伊川谷駅あたりで座席が埋まった。

ふと気がつくと向こうの方で女性客2人が「ここは女性専用だ…」とか話しているのが聞こえた。恐らく私達が乗っているからそんな話をしているのだろう。

女性専用車両表示の「騙し力」はかなりのものだ。

これからも乗車活動は続ける必要があるが、それだけでなくもっと乗車活動する人数も増やさなければならない。

学園都市駅で西神南駅からの男性が下車。

総合運動公園駅あたりから立ち客も増えてきた。

名谷駅に10:02に到着。そこで私達は後続列車に乗り換えるため一旦下車した。すると、私達について乗車していた警備員も同じように名谷駅で下車した。

名谷駅
同左

3. 地下鉄西神・山手線:名谷→湊川公園

名谷駅でしばらく待って後続の10:10発、新神戸行きに乗車。

立ち客が多いが、混雑とまではいかない乗車率。この列車では声かけはなかったのだが、新長田駅あたりでふと気がつくと、女性専用車両の前半分だけ立ち客が多くなっていた。今、私達は車両の後ろのほうに全員まとまって乗車している。

湊川公園駅に10:25着。ここでも後続列車に乗り換えるため一旦下車した。

湊川公園駅の駅標

4. 地下鉄西神・山手線(&北神線):湊川公園→谷上

列車が走り去ったあとの湊川公園駅ホームは人影もなく閑散としている。

湊川公園駅ホーム

しばらく待って、10:33発の谷上行きに乗車。閑散としたホームと対照的に車内は立ち客が多い。

途中、県庁前駅で男性客が1人乗車。いくつかの駅に停まりながら多少の乗り降りはあったものの、立ち客が多い状態のまま三宮駅に到着。

三宮駅で乗客が入れ替わり、車内は座席がほぼ埋まっている程度になった。

そして次の新神戸駅でさらに降りて車内は空席が目立つようになった。両隣の車両はまだ少し立ち客がおり、乗車率に差がある。

これまで地下鉄西神・山手線を走ってきたが新神戸駅から先、谷上駅までの1駅間だけ路線名は「地下鉄北神線」となる。

とはいえ線路はそのまま続いており、列車も直通するので違う路線に入ったという感覚がない。

かつて新神戸駅と谷上駅の間が北神急行電鉄という別会社であったことの名残である。

また、1駅と言っても約8kmの距離があり、恐らく日本の地下鉄ではもっとも長い駅間だろう。

車内のモニター

新神戸駅を出た列車はひたすら長い地下トンネルを走る。

車内のモニターには「この電車の4号車は終日、女性専用車両です。」という画面が表示されていた。

そしてようやく地上に出たと思ったらすぐ終点の谷上駅に到着。

谷上駅到着後、列車はそのまま西神中央行きとして折り返すので、私達はここでも下車せずそのまま乗車し続けた。しばらくして目の前を警備員が歩いて通り過ぎたが、何も言ってこなかった。

谷上駅停車中

5. 地下鉄北神線直通西神・山手線:谷上→西神中央

谷上駅停車中の車内は比較的空いていたが、ホーム上で連絡する三田方面からの神戸電鉄と連絡し、そこからの乗り換え客が多数乗車してきて車内は賑やかになった。

谷上駅は地下鉄としては終点だが神戸電鉄との共同使用駅であり、同一ホーム上で神戸電鉄の列車と乗り換えることができるのである。

乗り換え客を乗せたところで列車は10:57に定刻通り谷上駅を発車。

発車後に「この電車の先頭車両から4両目は女性専用車両です。お客様のご理解ご協力をお願いいたします」という自動アナウンスが流れた。

神戸市営地下鉄は基本的に駅や車内で女性専用車両の放送はしないが、西神中央方面行きが谷上駅を発車した直後にはこうして自動放送を流す。

これも恐らく、谷上駅~新神戸駅間が別会社だったころの名残だろう。

新神戸駅で乗車してきた乗客の中に男性客が1人。

その次の三宮駅では新神戸駅からの男性客も含め多数の乗客が降りたが、入れ替わりに多数の乗客が乗車してきた。その中に男性客が4人ほど混じっていた。

三宮駅で乗車した男性のうち1人は途中の湊川公園駅を発車したあたりで車内を見渡してから隣の車両に移っていった。

「女性専用車両」表示の「騙し力」にやられたのだろうか。

この先の妙法寺駅で1人の男性が乗車。

名谷駅から地上に上がり、途中の総合運動公園駅で男性も含め多数の乗客が降りていった。

ここで車内に女性専用車両限定広告らしきものを発見。

「女性専用車両限定広告」は他の鉄道事業者でもやっているが、これは「女性しかいない場所に女性向けの広告を出すと効果が高い」ということで、他の車両とは別枠で割高な広告料で広告主を募集しているものである。

終点の西神中央駅には11:42頃に到着。西神中央駅でこの広告が女性専用車両限定であるかどうかを確かめるため、他の車両の車内広告も確認したが、やはり女性専用車両だけにしかない広告がいくつかあった。

念のために言っておくが、私達は広告主のクリニックや化粧品メーカーを叩きたいのではない。

公共交通機関であれば同じ運賃を支払っている以上、誰でも公平に利用できなければならないのが本来である(神戸市営地下鉄のような公営の鉄道事業者ならばなおさらである)が、それにも関わらず、痴漢対策を理由に「差別である」という反対の声を押し切ってまで女性専用車両を導入しておきながら、実際には混雑のない時間帯にまで終日運行して、しかもこのようなこと(女性専用車両限定広告)をしている鉄道事業者を批判しているのである。

車内広告を確認した後、階段を上り、昼食をとるため改札を出ようとしたところ、今度は改札口前に何やら立て看板が立っているのが見えた。

西神中央駅で女性専用車両中止の立て看板発見

「ラグビー開催に伴い女性専用車両の取り扱いを中止」とのことである。

西神・山手線の女性専用車両が中止になるなんて全く聞いていなかったし想定もしていなかったので結構驚いた。

だとすると私達が乗ってきた列車も女性専用車両が中止されていたのだろうか。

いや、今乗ってきた西神中央行きは谷上駅発車時点で「この電車の先頭から4両目は女性専用車両です」と放送していたし、車内で女性専用車両中止の案内などもなかったので、恐らく運用中だったのだろう。

同じ神戸市営地下鉄でも海岸線では時々、沿線でイベントがあるという理由から「毎日・終日実施」で、通常「中止される日や時間帯がない」女性専用車両をイベント開催時だけ【混雑するから】という理由で中止するが、西神・山手線でこれをやっているのは私達が知る限りでは今回が初めてだ。

そもそも、痴漢対策というなら混雑するときこそ必要なはずである。それを混雑しない日中や休日も含めて毎日・常時実施していながら【混雑するときだけ中止】というのはあまりにも本末転倒ではなかろうか。

しかも女性専用車両に「女性専用車限定広告」として女性向け広告を募集しているとなると、これは痴漢対策ではなく広告料ビジネスだと言われても仕方がない。

よく、「痴漢が完全に無くなることはない」と分かっていて、それを良いことに反対派を黙らせるためにわざと「女性専用車両を無くしたいなら痴漢を無くせ」などと言う賛成派がいるが、痴漢を無くしても女性専用車両はなくならない。なぜなら「痴漢対策」は【表向きの理由】だからである。

(それゆえ、近年では女性専用車両の導入理由を「痴漢対策」とは直接言わず、「迷惑行為防止の観点から」などと言葉を濁す鉄道事業者が多くなってきている)

この後、私達は予定通り西神中央駅近くの飲食店で昼食をとることにした。

西神中央駅
西神中央駅近くの飲食店で昼食

6. 地下鉄西神・山手線:西神中央→新長田

昼食を終えて西神中央駅に戻った私達はこの後どうするか少し話をした。何分にも西神・山手線で女性専用車両が中止になるとは全く想定していなかったからである。

結局、私達は西神中央駅12:51発の谷上行きの女性専用車両のステッカーのある車両に乗車することにした。しかし他の男性客は女性専用車両が中止されたのを知らないのか、他の車両から乗車していた。

ただし、車内にいた障がいがあると思われる男性客とその介助の女性客はそのまま乗っていた。

発車前に乗務員が肉声で車内アナウンスしていたものの、女性専用車両を中止していることについては一言も触れず。

乗務員には女性専用車両が中止されたことが伝わっていないのか?とも思った(のちに新長田駅でこの列車を降りてから駅員に確認したところ「乗務員には伝えている」とのことだったが、ならばなぜ放送で案内しないのか)。

西神中央駅を発車して次の西神南駅でも男性の乗車はなかった。その次の伊川谷駅でようやく1人の男性客が乗ってきたと思ったらすぐに隣の車両へ移動。どうやら女性専用車両が中止になったことが乗客には伝わっていないようである。

そのまましばらくは特に何もなく何駅か過ぎたのだが、途中の妙法寺駅を発車後に隣に座っていた女性客(以下、女性客C)が声かけしてきた。やはり女性専用車両が中止になったことが乗客に伝わっていないようだ。これで今日の声かけは3回目。

女性客C:女性専用ですよ。

会員A:女性専用ではありません!

会員B:女性専用車両ならそもそも中止されてますけど? 駅に出てましたよね?

女性客C:すみません。

会員B:人に気安く声かけするのやめてもらえませんか。

新長田駅に13:12頃到着し、私達はここで一旦下車。

新長田駅西神・山手線ホーム

改札口にいた駅員に女性専用車両が中止になったことが乗客に伝わっていなかったことなどについて抗議した。

私達からは主に

「西神・山手線では女性専用車両が中止になっているはずなのに隣の座席に座っていた女性客から不快な声かけをされた。」

「運転士からの放送がなかった(今はワンマン運転で車掌が乗務していないため、放送は運転士がする)、中止になったことを運転士にも伝えていたのか?」

「ややこしくなるので特に土日祝の女性専用車両はなくすべきだ。」

「そもそも任意協力であり、土日祝はもちろん平日であっても健康な男性に見えたからという理由で声かけされる筋合いはない。」

といった旨を伝えた。

その駅員からは「上のほうにお伝えします」「回答は必要ですか?」ということだったので、後日に返事をいただくために会員Bが自らの連絡先を伝えた。

抗議のあとで新長田駅の改札口付近を確認すると、ここにもやはり女性専用車両中止の立て看板が立っていた。

新長田駅にも女性専用車両中止の看板があった

7. 地下鉄海岸線:新長田→三宮・花時計前

新長田駅で一旦改札の外に出て海岸線ホームまで長い通路を歩いた。

新長田駅の海岸線ホームまで歩く
新長田駅海岸線ホーム

そして13:40発の海岸線、三宮・花時計前行きの女性専用車両に乗車。

車内はガラガラだったので全員着席した。

先ほど西神・山手線の車内で女性客と少しトラブルになったこともあり、歩きながら通りかかった運転士に対し、会員Bが海岸線の女性専用車両が中止になっていないかどうかを確認。

運転士:海岸線は中止になってないですね。

会員B:わかりました。

どうやら今日、女性専用車両が中止されているのは西神・山手線だけのようである。

新長田駅停車中に少しずつ乗客が乗ってきたが、新長田駅発車時点でも車内はまだ空席があり、全体的に空いていた。

そして新長田駅を発車するが、この先も特に特筆すべきことはなく、結局13:56頃に終点の三宮・花時計前駅に到着。

終点に着くまで車内は空いたままであった。

なぜこんな状態の路線で女性専用車両が毎日・終日必要なのか。

8.地下鉄海岸線:三宮・花時計前→新長田

海岸線の車両

13:56に三宮・花時計前駅に着いた列車はそのまま14:00発の新長田行きとして折り返す。

このページの冒頭でも述べたとおり、私達は今日は地下鉄1日乗車券で乗車しているので下車せずそのまま乗車し続けた。

こちらも特筆すべきことはなく、終点の新長田駅には14:15頃に到着。

9. 地下鉄西神・山手線:新長田→三宮(女性専用車両中止)

西神・山手線ホームに移動し新長田駅14:19発の新神戸行きの女性専用車両(中止)に乗ると、先ほどとは違い多くの男性客が乗っていた。

私達が抗議した効果が出たのだろうか?

また車内のモニターにも女性専用車両の表示は全く出なくなっていた。

その後、車内で乗務員からの肉声アナウンスが流れた。

アナウンスによると、ラグビー開催の影響により列車が2分程度遅れているとのこと。

この電車では何事もなく、14:33頃に三宮駅に到着。私達はここで下車した。

地下鉄三宮駅の改札口を出て、ここでも女性専用車両中止の立て看板がないか確認したが、ここでは立て看板の存在が確認できなかったので念のため駅員に確認することに。

会員B:西神・山手線の女性専用車両は中止になっているのですか?

駅員:今日はラグビー開催のため中止になっております。女性専用車両が空いていて他の車両が混んだりするので、安全確保のため年何回か女性専用車両を中止しております。

会員B:いや、それでしたら普段から女性専用車両をなくしたらいいのではないですか?特に土日祝なんてカップルや家族連れも多い(そのような人々の中の男性が痴漢犯であるとは考えにくい)ので、なくすべきです。

ちなみに会員Cの乗車会後の話によると、三宮駅だけでなく名谷駅など他の一部の駅でもやはり「女性専用車両中止」の立て看板が置かれていなかったという。

周知が不十分なのも問題だが、さっきも言った通り「痴漢対策」と言いつつ混雑しない日や時間帯にまで終日設定しておきながら、混雑するときだけ中止する女性専用車両が痴漢対策だなんて説得力がなさ過ぎるのではないだろうか。

もちろん言葉を「痴漢対策」から「迷惑行為防止の観点」にすり替えても同じ事である。

10. JR神戸線:三ノ宮→尼崎

神戸市営地下鉄での乗車を終え、引き続きJR神戸線での非協力乗車を行った。

乗車するのは三ノ宮駅15:28発の京都行き普通列車である。

ホームで並んで待っていると「この電車には女性専用車があります。ご利用のお客様は足元の女性専用車マークの位置でお待ちください。」という自動アナウンスが流れた。

JR三ノ宮駅に到着した列車

電車が到着したので周囲の乗客と共に私達も乗車。私達のすぐ後ろから1人の男性客が乗ってきて座席に着席した。

発車後に車掌が肉声で「前から3両目は終日女性専用車です。女性専用車のステッカー表示をしております。皆様のご理解とご協力をお願いします。」とアナウンス。JR西日本では女性専用車アナウンスを通り一遍で済ませる車掌とやたら丁寧にする車掌がいるが、この車掌は後者のようである。

車内は座席はほぼ埋まっているが、立ち客はほとんどおらず空いている。

次のなだ駅で三ノ宮駅からの男性客は降りていった。

車内の男性客は私達だけになったがその後、数駅先のさくら夙川駅からも1人の男性客が乗ってきてそのまま着席した。

JR神戸線では女性客からの声かけ等は全くなく、女性客から何度も声かけされ、少々荒れた展開となった神戸市営地下鉄(特に西神・山手線)とは対照的であった。そしてJR尼崎駅に15:56頃に到着し、ここで解散。

今日の乗車会は全て終了となった。

神戸市交通局からの回答

新長田駅で駅員に抗議した際に「回答は必要ですか」という駅員からの問いに対し、会員Bが連絡先を伝えて回答を求めていたわけだが、後日神戸市交通局より会員Bに回答があった。

以下その内容である。

職員:まずはラグビー開催日に女性専用車両に乗っておられる時に女性客からの不快な声かけがあった事について不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。

会員Bそれ以前に西神中央駅の立て看板には『ラグビー開催に伴い女性専用車両を中止します』と書かれていたのに、その女性客からの声かけがありました。

職員:女性のお客様から「女性専用車両に男性が乗っている」と言われた場合には男性のお客様も乗られる場合があるという説明はさせていただいておりますが、まだまだ女性のお客様への周知する必要がありますね。

会員B:そもそも平日どころか土日祝にまで普段から女性専用車両を設定してるから、ここまでややこしい事になってるのですけどね。

職員:女性専用車両についてはできた時は痴漢対策ということで土日祝も設定させていただきまして、それで女性のお客様にも安心できるというご意見もいただいているという事で続けさせていただいておりますね。ですのですぐに廃止にすることは難しいかと思いますけどね。

会員B:いや、土日祝なんて明らかにカップルや家族連れも多いですので土日祝だけでもすぐになくすべきですし、それに男性客であってもほとんどの人は痴漢なんてしないのに健康な成人男性というだけの理由で疑っておられるのですか?

職員:いや、○○様(会員B)も含めてですが男性のお客様を疑っているわけではございません。

会員B:土日祝の女性専用車両なんて一体誰が望んでいるとおっしゃるのでしょうかね?特に土日祝などすぐにでも廃止すべきです。それと女性専用車両を導入してから痴漢件数はゼロになったり減ったりしたのですか?

職員:いや、統計は取っておりませんので詳しい件数はわかりません…

統計を取っていないということは、痴漢が多いという理由で(建前上は)痴漢対策として女性専用車両を導入したにも関わらず、(女性専用車両が主に男性客に負担をかけているというのに)その女性専用車両のやめどきを把握するつもりがないという意思の現れであり、男性客に対して不誠実極まりないことである。もし(外圧などがあり)やめるとなったら痴漢件数に関わらずやめるのだろう。

よって、賛成派がよく言う「痴漢がなくなれば女性専用車両もなくなる」は全くの的外れと言っていいだろう。

ちなみに、過去には女性専用車両導入後に痴漢が減るどころか逆に増えてしまったという情報もある。

●神戸市営地下鉄 2003年女性専用車両導入

(導入前の2002年:80件→導入後の2003年:91件) 

※情報元:2004年8月13日朝日新聞

こう言うと今度は賛成派の中から「痴漢がなくならないのなら女性専用車両は存続するのが当然」などと的外れなことを言い出す者が出てくるかも知れないが、そういう話ではない。

そもそも導入後に逆に増加する時点で、女性専用車両に痴漢を減らす効果はない。なぜならば、痴漢をする人間は女性専用車両がない路線でしか痴漢しない(=女性専用車両さえあればその路線で痴漢をしなくなるのか)のかと言えばそんなわけはなく、女性専用車両がある路線でも女性専用車両以外の車両に乗って痴漢をするだけだからである。

痴漢が減らない上に差別にもなる女性専用車両をいつまでも統計も取らずに続けるのではなく、車内防犯カメラなど過去に大きな効果(JR埼京線で痴漢6割減)を発揮した痴漢対策に切り替える方が(痴漢ゼロとまでは行かないものの)差別にもならないし、まだ建設的であるという話である。

会員B:そもそも任意なのに『❞女性専用❞車両』『Women only』という表記なので言葉が間違っていますね。百歩譲って設けるにしても、熊本市交通局のように女性【専用】という表記を避けて『優先車両』等としないと日本語が(英語も)おかしいですよ。

職員:そうですね、『男性のお客様のご協力により成り立っています』と表示したほうがトラブルにはならないですよね…

(↑こういう回答をするということは、この職員は熊本市電が『男性のお客様のご協力により…』と表示している事を知っているのだろうか?)

熊本市電の「男性の客様のご協力により運行しています。男性のお客様もご乗車いただけます」表示

会員B:20年くらい前まででしたら女性を優遇すればいいという風潮があったと思いますが、今は明治や大正どころか平成も過ぎて令和になってジェンダー問題があったり男女平等を目指すようになっていかないといけない時代なのに、まだこんな車両を続けようというのですか?

それに見た目が健康な成人男性に見えただけで声かけや半ば乗せないように表示している時点で『いじめ』の論理と同じじゃないですか。女性専用車両は男性差別なだけでなく女性に対する慈悲的差別でもあります。

職員:私達も時代に応じてやり方を考えていくようにしていきたいと思いますし、神戸市議会とも話し合っていきたいと思います。このようなご意見がありました事をお伝えしておきます。

会員B:お伝えしていただくようお願いいたします。お電話いただきありがとうございました。

職員:こちらこそお忙しい中ありがとうございました。

会員B:では失礼いたします。

職員:失礼いたします。

以下のコメント欄はどなた様でもコメントができます。

なお、コメントが当会にご意見・ご回答を求められている内容の場合には当会はコメント欄での返信は行わず、別途「ご意見・体験談の紹介」ページで当会公式の返答として掲載させていただく場合がございます。

※投稿コメントに[返信]がついた場合にも通知はされませんので、返信が気になる方は適宜見に来てください。
0 コメント
新しい順(降順)
古い順(昇順) 「いいね」の順
インラインフィードバック
コメントをすべて表示