2026年1月13日の夜、京王線新宿~調布間において2度にわたり任意確認乗車を行いました。
これまで私達が何度も抗議し続けた結果か、京王電鉄においても駅員・乗務員から直接の声かけは無くなった(女性客からは相変わらず声かけがよくある)のですが、今回の乗車会でもいろいろ考えさせられることがありました。
今回のルート
今回は京王新宿駅に19時に集合したあと、京王新宿駅~調布駅間で任意確認(非協力)乗車を行った。
そしてその後、調布駅から京王新宿まで引き返し、京王新宿駅~調布駅間で2回目の任意確認乗車を行った。
- 京王新宿→明大前(京王新宿19:12発 特急京王八王子行き)
- 明大前→調布(明大前19:29発 特急京王八王子行き)
- 京王新宿→明大前(京王新宿20:21発 特急橋本行き)
- 明大前→調布(明大前20:48発 特急京王八王子行き)

京王新宿→調布(1回目)
今回も「京王線・井の頭線一日乗車券」を使用。
集合場所に全員揃ったあと、改札口を抜けホームへの階段を降りて行った。
いつものことながら、この時間の京王新宿駅は人でいっぱいである。


目の前に停まっていた19:12発、特急京王八王子行きもすでにかなりの混雑になっていた。
私達は数人ずつ二手に分かれてそれぞれ別のドアから乗車。
京王線下り(八王子方面)の女性専用車は最後尾で車掌のいる車両でもある。
私達の姿が車掌の目に入ったのか、発車直前に肉声で「1番後ろの車両は調布まで女性専用車となっております。皆様のご理解ご協力をお願いします」と女性専用車案内放送を流した。
ドアが閉まり、京王新宿駅を発車直後にもまた同じ内容で女性専用車アナウンス。
車内はぎゅうぎゅう詰めのまま地下トンネル内を走行し、笹塚駅手前で地上に上がったが、そこでも
「調布まで1番後ろの車両は調布まで女性専用車となっております。」と、またまた肉声で女性専用車アナウンス。
車掌から私達に直接声かけはなかったものの、京王新宿駅を発車する直前から笹塚駅手前までの数分間で3回の女性専用車アナウンス。
これはしつこいとしか言いようがない。
列車は笹塚駅に停車。乗り降りはあまりなく車内はぎゅうぎゅう詰めのまま。
笹塚駅を発車して次の代田橋駅は通過。程なく明大前駅に到着。私達はここで一旦下車した。
後続列車に乗り換えて、少しでも多く任意周知するためである。


ホームに降り立つと、会員がホームから車掌に「女性専用とか表示するから男性乗車禁止だと勘違いする女性客が出てくる」と抗議していた。
列車が発車した後で会員に話を聞くと、乗車中に車内で後ろからその会員の肩をトントンと叩いてきた女性客がいて、以下のようなやり取りがあったとのこと。
会員A:今、私に触りましたね?何ですか?
女性客:いえ、触ってないです。気のせいではないですか。
用もないのに赤の他人の肩にトントンと触れて、それを確認したら「気のせいではないか」と返すとは、一体なにがしたかったのか。
突然赤の他人に触る行為は痴漢になる可能性が高い。
身体に触れたことを確認するとしらばっくれるということは要するに、その女性客も自分のしたことがまずいという自覚はあるということである。
白々しくとぼけるくらいなら、なぜ会員の身体に触れたのだろうか。場合によっては警察沙汰の大事になる事案である。
列車が発車したホームでしばらく待っていると「業務放送、何かありましたでしょうか?」という放送が流れた。
私達のことか?とその場にいた会員どうし顔を見合せたが、その後何もなし。
しばらくして後続の明大前19:29発、特急京王八王子行きが到着。車掌の目の前で乗車したが車掌は何も言って来なかった。
しかし明大前駅停車中に「1番後ろの車両は調布まで女性専用車です。皆様のご理解ご協力をお願いします。」と肉声アナウンス。
この列車もかなりの混雑で、何とかドアを閉めて発車。
発車後、次の下高井戸駅を通過しているあたりでもまた「この列車の最後尾、10号車は調布まで女性専用車です」
この車掌もアナウンスがしつこい。
列車は夜の住宅密集地を結構な速度で飛ばして行く。
そして次の停車駅の千歳烏山駅で乗客がまるで満水のダムを放流したかのように大量に降りた。
千歳烏山駅の出口がホーム最後部(つまり女性専用車に1番近い)にある関係で、利便性から女性専用車にかなりの数の乗客が乗っていたようだ。
千歳烏山駅停車中にも車掌が「この列車の1番後ろの車両は調布まで…」他線のみならず、京王線でも駅員や乗務員からの直接の声かけは無くなったが、その分アナウンスを強化しているのだろう。
車内はまだ混雑しているものの押し合い圧し合いでは無くなった。とは言え千歳烏山駅であれだけの乗客が降りてもまだこの乗車率。
千歳烏山駅発車後にもまた車掌の女性専用車アナウンスが流れたが、車内では特に声掛けなどはなく、無事に調布に到着。
私達は下車してすぐ反対方向(新宿方面)のホームに向かい、新宿に戻ることにした。
企画乗車券以外の切符やICカードでの乗車だと一度改札口を出て、入り直す(切符の場合はもう一度買いなおす)必要があるが、企画乗車券である一日乗車券ならその必要はない。
京王新宿→調布(2回目)
京王新宿駅に戻り、次に乗車するのは20:29発、特急橋本行きである。


車内は先ほどのようなひどい混雑ではない。立ち客は多いものの余裕がある。
私達はメンバーを組み換えて先ほどと同じように二手に分かれて乗車した。
私達の姿が目に入ったのか、発車直前に車掌が「この列車の1番後ろは女性専用車です」とアナウンス。
この列車では特に何事もなく、また明大前駅で下車。後続の20:48発、特急八王子行きを待つことにした。

ホームで待っている間にメンバー同士で会話していた。
会員B:京王はアナウンスがしつこいね。
会員C:前は新宿駅で車掌が直接声をかけてきたり、ここ(明大前)でも女性専用車位置に駅員がいてそいつがまた声をかけてきたりして、結構抗議したけどね。
会員B:だからその代わりに今はしつこくアナウンスしてるわけか…
会員C:声かけがなくなったのは私らで何度も抗議したからだろうね。
会員B:声かけがなくなったのはいいけど、男性が(私達以外)全然乗らない…
会員C:そうなんだよ。
声かけが無くなっても男性が乗らなければ結局、任意協力を抜け道に「差別である」という批判をかわし、1車両を事実上の「男性お断り」にしている鉄道事業者の思惑通りである。
とはいえ、乗る乗らないはそれこそ男性客の任意なので、私達が「女性専用車に乗れ」と言うわけにも行かない。
もう少し乗車する男性の数が増えればつられて乗ってくる男性もいるかも知れないが、私達も仕事を持ちながらの活動なので毎日自由に動けるわけでもない。
やがて20:48発の特急京王八王子行きがやってきた。
1回目の乗車の時ほどではないが、車内は結構混雑していた。どうやら先ほどの橋本行き特急が比較的空いていたのは、ラッシュが過ぎたからではなく、同じ特急でも橋本行きより京王八王子行きの方が混雑するということらしい。
この列車の車掌も「この列車の1番後ろは女性専用車です」と、女性専用車アナウンスを流したが、車内では特に声掛け等はなく、21時ちょうどに調布駅に到着。
ここで乗車会は終了となった。


