2008年7月 関東本部:つくばエクスプレス(TX)任意確認乗車会とTXの対応について③

活動履歴

3.TXが再び面会を拒否、電話にて猛抗議

6月30日の当会顧問の兼松信之氏からの報告を受け、同じく当会顧問の小坂英二・東京都荒川区議会議員が、翌日の7月1日にTXに電話をかけました。

応対した運輸営業課担当課長の三田地氏の相次ぐ不適切な対応や発言に、小坂議員は毅然とした態度で猛抗議を行いました。

なおTXは警察を呼んだことを否定していますが、警察は「駅長さんからね、困りますよと。鉄道警察で何とかして下さいよと言われたら、私達やんなきゃならないわけにはいかないでしょ」と発言しており、双方で言い分が食い違っています。

以下、当会顧問・小坂英二氏からの報告です。


今日、面談の日時を決定すべくTXの本社に電話しましたが、今も怒りが収まりません。

TXが面談拒否を貫くのなら49億円の株主である荒川区より
「例え見解の違いはあっても、面談は受けるべき。また、十分な説明をすべき。」
と言わせるように再度働きかけをします。最低限の対応はさせないと!

話のすり替え、ごまかし、慇懃無礼な三田地課長の態度は許せん!!

1回目:7月1日(火)11時から50分間

小坂:女性専用車両に反対する会の皆様と共に訪問をしたいと申し入れているが、結論を先延ばしされているが、きちんと説明をしてほしい。

つくばエクスプレス開業前の準備段階から現在までの合計で荒川区は49億円(株式額面総額1850億円のうち)出資し株主となっている。

開業前も開業後も株主として貴社に協力してきた。

女性専用車両に反対する会の方と共にその自治体の議員である私が面談に行くと言っているのに、「返事は一週間以内」などと結論を先延ばしばかりするのはどういうことか?

面談の際には、女性専用車両の不当性について、様々な観点から説明を求め、口頭でのやりとりだけでなく、文書でも公開質問状を渡し、明確な返答を求めるのでそのつもりで。

面談までの過程や面談での話を区議会議員としてのブログ(1日に600名以上が見ている)に公開することもあるので、公開されて恥ずかしくない対応をするように。

三田地:先延ばしというか、返事しましょうと言ったら兼松さんが「小坂議員から連絡するからいい!」と言って電話を切った。

小坂:そう言ったとしたら「1週間後」など話にならないからだろう。

日程を見てすぐに結論を出せば良い話だ。

見解の違いが有っても、聞く耳を持つべき。

会員の方から、今までのやり取りは詳しく聞いているので、細かい言い訳は無用。

ごまかしも通じない。結論を早く出せ。

三田地:当社はお客様の安全と安心の為に日夜励んでおり、人数も少ない。

女性専用車両は皆様より喜ばれており廃止するつもりもない。

それ故会っても、何も変わらないので、電話では話を聞きますが、直接会うつもりは有りません。

小坂:直接会うつもりはない?株主として出資している自治体の議員と沿線の国民が何度も面談を求めているのに拒否か?

そのつもりなら、1週間待てというのは、何だ!国民をばかにしているのか?

これは会社としての決定と理解して良いのだな?あなたの役職は?

三田地:(何度聞いても、1週間の件については答えずはぐらかす!)お会いしても変わらないので・・・。
会社としての決定というか私が責任者ですので・・・。役職は勘弁下さい。

小坂:議員を馬鹿にするな!偉ぶるつもりはないが、議員は地域から投票で選ばれて仕事をしており、その自負と誇りを持って活動しているのだ!

その議員に対して、しかも、株主自治体の議員に対して自分の役職を教えられないとは何だ!

役職も名乗れないような、いい加減な仕事をあなたはしているのか!

三田地:馬鹿にしているなんてとんでもない・・・。役職は・・・。担当課長です。運輸営業課 担当課長です。

小坂:最初からそう名乗ればいいんだよ!馬鹿にするな!

また、痴漢摘発件数の推移は?「プライバシー」といった詭弁で会員には答えなかった上、脅したそうだが?(※参照)データの公表無しに、「痴漢防止に効果有り」と言われても、説得力ゼロ。

統計が無いというのは、嘘。

そのようなことは有り得ない。

出せ!手元に無いなら有るところから持ってこい!

※2008年2月に当会会員5名がTX秋葉原駅の応接室で助役と面談した。
 その席で痴漢件数の推移を問うと、助役は「プライバシーの侵害になるので、痴漢件数は答えられない」と回答した。
 さらに「公明党からの圧力といった政治的なことで女性専用車両を導入したのか?」と質問すると、助役は急に表情が変わり「そういうことを言うなら退出してもらう」と発言した。

三田地:警察が取り締まりをしているので・・・・。統計が手元になくて・・・。(さんざん渋った後に)

平成17年度(8月24日~3月31日) 0件

平成18年度 4件

平成19年度 3件(うち1件はトイレ盗撮)

小坂:統計、あるじゃないか!議員でなくても、聞かれたらそのようなことくらい、答えるのが地域への説明責任だろ!それにこれのどこが個人情報だ?

だいたい、会の方に対して「面談をするスペースが無い」などという、嘘をついて断るなど言語道断。

馬鹿にしているのか?本社ビルが8階建ての全てを使っていることなど、調べればすぐに分かることだ!沿線の自治体はそれぞれ株主として出資しており、その自治体(都、埼玉県、茨城県、千葉県をはじめ各市区町村)沿線住民は納税者であるから間接的な株主である。

それがわかっていて、馬鹿にした対応をとるのか?

三田地:「面談するスペースが無い」なんて私は言っていない。コールセンターの者が勝手に言ったのかもしれない。

小坂:「女性専用」という偽装表示についても、会の方から度々、抗議をしているはずだ。

「専用」=「もっぱら」の意味がわかっているのか?

あなた方が勝手に設定した決まりの中でさえ、男性の子供も障がい者も乗れる現実と違うでしょ?

景品表示法にも違反していると思いますよ!おかしいと思わないですか?

男性を犯罪者予備軍と決め付けた制度自体、おかしいでしょ?

こうした指摘が初めてだなんて嘘をつくな。今まで指摘しているはず。

三田地:専用、もっぱら・・・辞書が手元になくて、不勉強で・・・。

偽装表示と言われましても・・・。現実は多くの方に喜んでいただいて(小坂注:そんなこと聞いてない!)・・・。

名称については同業他社を参考にしたので、特段疑問は感じなかった。そのような考えもあるのですね。

小坂:今年の6月には非協力乗車に対して、警備員か警察を使って排除したと聞いているが、その件についても、違法であり、明確な説明を求める。

知らないわけないでしょう!あなたの会社の電車内で起こったことなのだから!あなたの会社が指示をしなければ、警察や警備員は排除に来ないでしょ!しらを切るのでなく、手元に情報がなければ調べて答えを報告しなさい。

沿線の出資自治体の議員に対する最低限の義務だ。調べたり、答える気はないだと?抗議乗車した方からは既に聞いている。

そうではなく、「強制排除はダメ」という国土交通省の見解を無視してそうした対応をとったことについての経過と認識の説明を求めているのだ!それができないのか?

三田地:よく知らない。抗議乗車した人に降りてもらったことは聞いた。それ以上のことは知らない。
調べて報告といっても、われわれがやったのではなく、抗議乗車した人に聞いて下さいよ。良く分からないですし、調べて、答えるのはできないです。(あと、ごにゃごにゃ、話題を逸らしてばかり・・・)

小坂:ごまかそうとしても、やりとりの詳細は聞いているんだ!馬鹿にするな!あなたと話をしていても埒が明かないので、部長と話をするので代わってくれ。

三田地:今は部長も次長も留守で、自分が責任者です。

小坂:それじゃ、後ほど、部長から小坂に電話(携帯電話)をするようにしてほしい。必ず、今日中にだ!部長本人からだぞ!

今日中に面談決定の返事をするように求める。

三田地:(さんざん渋った後)分りました。今日中に私の方で確認をとって電話します。

部長本人というより、私から確認を取りますので・・・。

2回目:7月1日(火)17時過ぎから

本日17時過ぎに、部長からではなく、三田地課長から折り返し電話が有りました。

20分間程、話しましたが、まあ、先に書いたようなやり取りの繰り返しでした。

部長に直接電話するから、名前を教えるように言っても、教えない体たらく・・・。
「部長も沢山いますので・・・(直属の上司となる部長は一人だろ!)」とか何とかごまかした挙句、名前は教えるつもりは有りませんとのこと。

結論として、会う気はない、部長にも話をしてそう答えることにしたとのこと。

 一度電話を切り、運輸営業課の上の部長ということで、代表電話から回してもらったが、17時30分を過ぎているせいか「既に席にいない」とのこと(本当か?)。

「社長室の秘書課に該当する部署の責任者に回してほしい」と言って代表電話から取り次いでもらったのが総務課長。

三田地氏とのやりとりについて話をすると、失礼については詫びるとのこと。

だが、基本的な態度(異論を言うのは自由だが、面談するつもりはない)は同じ。

 「女性専用」という偽装表示についても「他社との横並びで行った。当社だけ別の名称にはできなかった」とか・・・。

先日の強制排除については、三田地氏よりは、明確に応えていました。

警察がやったことにしても企業としての認識は?と聞いても答えず・・・。

「女性専用車両から降りていたたいたと聞いてはいるが、警察が強制したとは知らなかった。

明確に答えておくが、当社としては、警察を呼んで排除を頼むようなことは絶対にしていない。

状況としてサミット間近で警察は極度の警戒状況にあり、ネットで様々な情報を仕入れて、「現場」になりそうなところ(適法なものでも、犯行予告のような違法なものでもどちらも)通常と違うことが有れば、そこにに必ず行くという取組をしているので、その一環だと思う。

車内とは言え、警察が行ったことについてコメントする立場に無い。」 

(先にも少し触れたが、6月27日の非協力乗車の際、鉄道警察の成田警部が「こんなことで逮捕されることないでしょうよ!駅長さんからね、困りますよと。鉄道警察で何とかして下さいよと言われたら、私たちやんなきゃならないわけにはいかないでしょ。」と言っていたことを思い出していただきたい。警察とTX側で明らかに言い分が食い違っており、どちらかがウソをついているのだ)昨年、TXに対して送った公開質問状について、回答が無いことを話し、面談は別にしても、文書での回答はきちんとするのが、企業としての当然の責任だ!と話をしました。

その点については、明日は会議等がたてこんでいて回答できないが、明後日位には、担当部署(三田地氏のところ!)に確認して、対応をさせていただくことと連絡を必ずするとの答え。

万が一、質問文が見つからないようなら、すぐに渡すので、いずれにせよ、きちんと「会の質問状」に答えるように求め、感触としては、せめてそれくらいはしそう。三田地氏よりは、かなりましな感じ。

まずは、回答を待ちます。

面談については、明日以降、部長と直接話をしても、回答は変わらないでしょう。

時間はかかっても、株主の荒川区からも「意見の違いは有っても、議員との面談拒否はするな」との一点から面談を認めさせるべく、働きかけます。

荒川区議会議員 小坂 英二


並行して、警察にも女性専用車両の見解を確認してみました。

その結果は?

続く

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