2019年2月24日(日)の日中、大阪からJR神戸線と神戸市営地下鉄西神・山手線で非協力乗車会を行いましたので、報告します。
今回、神戸市営地下鉄で、変な女性客と遭遇しました。
神戸市交通局、西神・山手線で変な女性客出現
しつこく声掛け・挙動不審・最後は車内で、「よいしょお──っ!」と大声を発し、注目浴びる。
まずJR神戸線に乗車
今回はJR大阪駅13時集合。
13:08発須磨行普通に乗車するため、一本前の列車が出た直後からホームの専用車位置に並んだ。
近くには警備員がいたが、私達が専用車位置に並ぶと、いつの間にか離れた場所に移動していた。
しばらくすると、線路を挟んで向かい側のホーム(JR京都線・高槻・京都方面)に高槻行の普通列車が滑りこんできた。
車内を見ると、女性客に交じって男性客が数人。
しかし、男性の乗車が見られたのは良いのだが、専用車とその隣の車両の乗車率の差が一目瞭然の状態だった。
しばらくして、こちら側のホームに私達が乗車予定の須磨行が滑りこんできた。
列車が停車し、ドアが開くと、降りてくる乗客の中に複数の男性客がいるのが確認できた。
大阪駅でほとんどの乗客が入れ替わるが、私達は乗車してすぐ、三手に分かれて車内の違った位置に数人ずつ着席した。
乗車してすぐ車内に、「前から●両目、車内に案内表示のある車両は終日女性専用車です・・・」と車内アナウンス。
車内は座席がほぼ埋まる程度で、数分ほどの停車時間のあと、ゆっくりと大阪駅を発車した。
大阪駅を発車してすぐ、「前から●両目、車内に案内表示のある車両は終日女性専用車です・・・」と、再び女性専用車アナウンス。
今日は日曜日なので、他社ではほぼ女性専用車を実施していない(土日祝日も女性専用車をやっているのはJR西と神戸市営地下鉄だけである)。
そのためか、いつもより女性専用車内に男性客が多いのかもしれないが、何とか少しでも男性を乗せないよう、アナウンスをこまめにしているのかもしれない。
しかし、そんなアナウンスをしたところで、任意協力であることに変わりはないのだが・・・
それにしても今日は良い天気である。
このところ寒い日が続いていたが、車内に差し込む日差しは温かく、「春近し」を思わせた。
次の塚本駅で、まとまった数の乗客が降りて、車内は早くも空いて来はじめた。
途中、甲子園口でふと辺りを見わたすと、男子高校生3人が遠くのほうの座席に座って居るのが見えた。
また、芦屋駅では中年の女性客二人が乗車してきて、私達のことは全く気にする様子もなく隣に座って、何気ないおしゃべりをし始めた。
それで良いのである。
住吉駅で母親と中学生くらいの息子さんと思われる親子連れが乗車してきたが、息子さんのほうが「俺乗れないから」といって、母親の手を引いて自分から移動してしまった。
移動する必要はないのだが・・・
六甲道あたりから、少しずつ乗客が増えてきて、車窓の風景にも高いビルが目立つようになると、ほどなくして神戸の中心地、三ノ宮に到着。
ここで下車して神戸市営地下鉄、西神・山手線に乗り換え。
神戸市営地下鉄 三ノ宮~西神中央
JRを降りて、地下鉄の三ノ宮駅まで徒歩で移動。
ホームの「女性専用車両」と書かれている表示と乗客が並ぶための線が、いつのまにか貼り替えられていた。
以前はこんな目立つような色ではなかったと思う。
13:58発の西神中央行きの女性専用車両に乗るべく、ホームで並んでいると、私達の前に並んでいた母子のうち母親の方(とりあえず女性客Aとする)が、声かけしてきた。
女性客A:女性専用車ですけど・・・
会員A:分かっています。
この女性客Aは、これ以上何も言ってこなかった。
しかし、それで終わりかと思ったら今度は、後ろから別の中年女性(女性客Bとする)が、「女性専用ですよ」と声かけ。
こちらも、「分かっています」と返答すると一旦引き下がったものの、この女性客B、このあとかなりの変わり者であることが判明する。
しばらくすると、ホームに列車が入線してきて、私達はそのまま乗車したのだが、私達が乗車したのを見て、女性客Bが車内で再び私達に近づいてきて、(先ほど、ホームで並んでいる際にこちらから、「女性専用車だと承知している」ことを伝えたにも関わらず)またまた「ここ女性専用ですよ!」などとしつこく言ってきた。
女性客B:ここ女性専用ですよ!・・・あんたたち中国人?
会員A:しつこいですね、法律で決まってませんよ。余計なお世話ですので放っておいて下さい。
女性客B:そうですか・・・
よく、私達が女性専用車に乗っていると、私達のことを日本語が読めない外国人と勘違いして、英語で話しかけてくる者がいるが、この女性客Bとは先に日本語でやり取りしており、こちらが「日本語が読めない外国人」ではないことぐらい分かりそうなものだが、なぜここで「あんたたち中国人?」となるのだろう?
内心、「なんだこいつは」と思いつつも、これ以上やり取りするのはやめにした。
誤解している人が多いが、私達は鉄道事業者に異を唱えているだけであり、トラブルを期待しているのではない。
乗り合わせた女性客には基本、用はないのだ。
ただし、相手が手を出すとか暴言を吐くなどの、法に触れる行為を行った際は、それ相応の対応はする。
これは相手が男性客であったとしても同じ。
この女性客B、手を出したり暴言を吐くなどの行為はして来なかったが、私達のすぐ隣にぴったりくっつくように座って、そのままこの先の学園都市駅までずっと、座席に座ったまましきりにキョロキョロしたり、何度も足を組みなおしたり、時折貧乏ゆすりのような動きをしたりするなど、挙動不審で落ち着かず、そわそわしていた。
途中の名谷駅で、ベビーカーに乗った赤ちゃんを連れた夫婦が乗ってきて、父親も一緒にそのまま座席に座った。それで良いのだ。
先ほどの女性客Bはまだ、私達のすぐ隣で座っていたが、この夫婦には声掛けする様子はなさそう。
もしその夫婦にまで声掛けしていたら、こちらとしてもこれは見過ごせなかったかもしれない。
名谷からは、地上に上がり、この先、終点の西神中央まで、ほとんどの区間で地上を走る。
これまで地下を走っていたが、車内に日差しが差し込んでくると、なんだかホッとする。
しばらくして列車は学園都市駅に到着。
私達の横に座っていた女性客Bは相変わらず、キョロキョロしたりしきりに足を動かしたりしていたが、どうやらここで降りる模様。
しかし、そのまま普通に降りれば良いものを、座席から立ち上がる際、
「よいしょおーーーーーっと!」
と大声を出し、一瞬、周囲からの注目を浴びていた。
これには先ほど、この女性客に対応した会員Aも「思わず吹き出しそうになった」そうである。
このあたりから、車内はガラガラになってきた。
終点の西神中央に近づくころには私達以外に数える程しか乗客がいない状態になっていた。
終点の一つ手前の西神南駅で、先ほど名谷駅から乗ってきた、赤ちゃん連れの若い夫婦も降りて行った。
ほどなくして列車は、終点の西神中央に到着。
私達は一旦改札を出て休憩を入れることにした。
西神中央駅前の喫茶店で一息
西神中央駅近くの喫茶店で休憩を入れながら、ここまでの乗車会を振り返ったが、やはり先ほどの女性客Bは、他のメンバーにも異様に映ったようで、早速その話題になった。
実は、西神・山手線では以前にも、変な女性客に遭遇したことがある。
その時は、女性客が当会メンバーに、「ここ女性専用」などと声掛けしてきたので、こちらが移動するつもりはないと伝えたところ、「あんたたち神戸の人?この地下鉄は神戸市の税金で出来てる」などと、意味不明の言葉が返ってきて、唖然としたことがある。
●2017年10月 関西本部:神戸市営地下鉄 非協力乗車会の報告の報告
乗れる・乗れないは、運賃を支払っているかどうかであって、神戸市の税金を支払っているか否かではない。
偶然かもしれないが、なぜか神戸市営地下鉄西神・山手線では、こういう女性客とよく遭遇する。
まあ、関東などでたまにいるような、暴言を吐いたり手を出してくるような、「凶暴な女性客」に比べれば、何倍もマシではあるが・・・
その後は、当日参加メンバーの中に先日の札幌での乗車会に参加した者もいたため、札幌のお土産話になった。
そんなこんなで小一時間があっという間に過ぎ、私達は再び西神中央駅に戻ることにした。
神戸市営地下鉄 西神中央~三ノ宮
西神中央駅では、先ほど三ノ宮駅で女性客から次々と声をかけられたことについて、「任意協力なのに女性専用などと表記しているからではないか?」ということで、駅事務室に抗議を行った。
一度こうして抗議を行ったからといって、すぐに何かが変わるものではないが、やはりここは反対の声そのものが無いことにされてしまわないよう、反対派の存在も示しておかないと、ということでもある。
さて、西神中央駅のホームに戻った私達は、15:44発の谷上行で、三ノ宮まで引き返すことにした。
ホームにはすでに列車が入ってきていたが、発車までしばらく時間があるので、私達は乗車して、乗務員などが声をかけてこないか、見ることにした。
車内には私達だけで、他にはまだ誰も乗っていなかった。
しばらくして、車掌と思われる職員が車内を歩いてきて、私達の目の前を通ったが、何も言ってこず、そのまま通り過ぎた。それで良いのである。
やがて発車時刻になり、間もなく発車する旨の放送が入ったが、この時点でもまだ乗客は私達以外に女性客が数人だけの状態だった。
両隣の車両は座席がほぼ埋まっている。
行きの西神中央行と異なり、帰りは三ノ宮まで特に女性客からの声掛けはなかった。
途中、板宿駅で杖をついた高齢の男性が乗車してきて、次の新長田駅で下車していった。
JR神戸線 三ノ宮~大阪
三ノ宮でJRに乗り換え、16:33発松井山手行普通に乗車。
車内は座席がほぼ埋まるくらいで、男性客が私達以外に2人ほど乗車していた。
2人男性客のうち1人は女性と一緒に乗っている。
夫婦か恋人か?
次の灘駅で後者の男性客が下車した。
六甲道あたりから空席が出はじめ、芦屋あたりではガラガラになった。
芦屋で快速の先発待ち。
快速を先に発車させてから、私達の乗った列車も発車した。
この後も特に何事もなく、尼崎で高槻行普通に乗り換え。
こちらでも、私達以外に男性1名の乗車を確認。
そのまま大阪に到着。私達はここで解散した。