2018年4月 関東本部:つくばエクスプレス(TX)線と京王線で任意確認乗車会

活動履歴

反対する会・ 関東本部ではいつも乗車会を行っている京王線のほか、今回、久しぶりにつくばエクスプレス(TX)線でも任意確認乗車を行うことにいたしました。

それにしても、TXと京王で、どうしてこうも乗客の質が違うのか??

以下、その報告です。


「お通夜列車」のTX、相変わらずの京王

JR山手線を挟んで、東西で全く異なる客質

お通夜列車、TX

今回は、18:30に秋葉原で待ち合わせ。

しばらくしてからつくばエクスプレスの秋葉原駅に向かいました。

TX秋葉原駅改札口
駅標

今回乗車したのは、秋葉原から南流山の区間。

乗車した列車は、

秋葉原19:22発、各停つくば行き→北千住まで

北千住19:39発、各停守谷行き→八潮まで

八潮19:50発、通勤快速つくば行き→南流山まで

でした。

(左右とも)秋葉原駅ホームで

TXに関しては、今では男性が乗車していても、女性客が声をかけてきたり、強硬な態度で排除しようとしてくるようなことがほぼなく、また2008年に発生した、鉄道警察隊による強制排除事件のあとは、駅員や乗務員が声をかけてくることもなくなり、大変静かなため、当会内では「お通夜列車」などと言われていますが、今回も乗車した各列車ともに、女性客などからの声かけはありませんでした。

北千住では、我々の他に外国人カップルも乗車しました。

すでにご存知の方も多いかも知れませんが、2008年の鉄道警察隊による強制排除事件については、「反対する会」の名前で裁判が起こされ、結果、敗訴となっています。

しかし、この裁判は当会が起こしたものではなく、当会を除名された元会員が、当会に無断で「反対する会」の名前で起こしたもので、実は我々も裁判の存在自体、判決が出る直前まで知りませんでした。

インターネット上(ツイッターやブログなど)では、

「反対する会が、TXと警察相手に訴訟を起こして退けられた」とか、

「自分たちに都合の悪い結果が出たので、HPで報告せずひた隠しにしている」

などという発言もあるようですが、前述の通り、これは元会員が当会に無断で勝手に起こした裁判なので、当然このようなものを活動報告などに出したりはしません。

また、この裁判について「男性を強制的に排除しても良いと裁判所が判断した」などと曲解(歪曲?)しているツイートなどもありますが、これも事実と異なります。

この裁判は、女性専用車両そのものの是非を問うものではなく、当日の鉄道警察隊員の言動に非があるかどうかが問われた裁判です。

そして、訴えが退けられたのはその「鉄道警察隊の行為」についてであって、「女性専用車両への男性の乗車」が違法とされたわけではありません。

その元会員は「強制力がないものを強制したから警察に非がある」と訴えていたわけで、それが棄却された、つまり「警察に非はない」 となったというだけのことです。

また、当時の活動報告に小坂議員の名前が当会の顧問として出てくるので、こちらも触れておきますが。

小坂議員が保守系であるため、ネット上では当会のことを右翼系の団体だと誤解している人がいる(中には在特会の関連団体だと思っている人もいる)ようですが、当会はそのような団体ではありませんし、在特会とも何の関係もありません。

あくまでも、「女性専用車両は公共交通機関において、非常に問題である」という意識のもと、合法の範囲内で反対運動を展開する、「ただの市民団体」であり、いわゆる右でも左でもありません。

ただ、当会にお力添えを下さる人が、たまたま右寄りだったり左寄りだったりすることはあります。

つまり、当会の活動に賛同くださった小坂議員がたまたま保守系だったというだけで、当会自体は右でも左でもありません。

・・・さて、八潮から乗車した区間快速は、南流山駅に到着し、我々はそこで下車しました。

そして、京王線に乗車するため、南流山からJR線で新宿まで移動しました。

お通夜列車のTXとは違い、京王はやはり、相変わらずでした。

相変わらずの京王

まず乗車したのは、新宿21:25発 準特急京王八王子行き。

最後尾の乗務員室付近に乗車しました。

笹塚に停車した際、横にいた中年女性客が我々を指差しながら、車掌に我々が乗っていることを言い、車掌が我々に声かけしてきました。

このようなときは、その女性に一言、「男性が乗る場合があります」と言えば済む話です。

車掌:すみません、女性専用車両なんですけれども、もしよろしければ前の車両をご利用いただければと思いますので・・・

会員A:よろしくないって答えたらどうすればいいですか?

車掌:一応調布駅まで申し訳ないんですけど・・・

会員A:申し訳ないんなら言わなきゃいいんじゃないんですかそういうこと

車掌:いやぁ、でも・・・(と言いながら渋々後退、定位置に戻る)

会員B:一部の人にだけお願いしないで

その後発車し、我々は明大前で一旦下車しました。

次に乗車したのは、明大前21:43発 準特急京王八王子行き。

これも最後尾の乗務員室付近に乗車しました。

明大前にて乗車時に車掌から案の定、声かけあり。

車掌:すいません、女性専用車両にご協力いただけますか

会員A:協力?あなたの言うご協力って何?

車掌:あの、一番後ろの車両以外の車両に乗っていただけると助かるんですが・・・

会員A:それはどうして?私が痴漢にみえるから?

車掌:いえいえ

会員A:男性に見えるから?

車掌:そうですね

会員A:じゃ差別かな

車掌:はい・・・?

会員A:女性に見えるから声かけなくて男性に見えるからこう言ってくるのは差別じゃない?

車掌:そうですね・・・(と言って諦める)

扉が閉まりかけた際、(嫌気が差したのか?)1人の女性乗客が降りますと言って降車。

発車後、今度は女性乗客から声かけあり。

女性A:女性専用車。

会員A:そうですね、誰でも乗れる女性専用車ですけどどうしたんですか?

女性A:あの、9号車より前に移ってください。

会員A:ください・・・? くださいって指示ですかそれ。

女性A:指示です。

会員A:指示ですか(車掌室のドアをノックする)どんな権限あってそんな指示してるんですかね。

女性A:すいませんここ調布まで女性専用車なので。

会員A:うん車両名は知ってますけど。

女性A:あのー、9号車より前に移ってください。

会員A:いや断ります。

女性A:いや・・・(車掌の方をチラッと見て)女性専用車です。すいません。

会員B:乗車券持ってるんでお断り・・・というか、なんの権限があって指示してるんですか?

車掌が出てきたので抗議

会員A:すいませんこちらのお客さんが私らに前の車両に移ってくれと指示をしているんですけど。
指示ですかって聞いたら、指示ですって答えたんですよ。お願いじゃないですか?

車掌:ええ

会員A:何とかしてくださいよ

女性A:女性専用車・・・

車掌:ご協力をお願いしてる形なので・・・

会員A:車掌さんはお願いしてるじゃないですか、こちら(客)は指示と答えてる。全然違うじゃないですか。車掌より偉いんですかこの人?
乗車券買って正当に乗ってるのになんで指示されなきゃいけないんですか赤の他人から

車掌:(女性客Aに)あくまでもご協力いただいてる形なので、申し訳ございません。

このあとは、我々だけで女性専用車について雑談(あくまでも仲間内の雑談)をしていました。

そのときから、反対側にいた女性Bも何か言いたそうな雰囲気でした。

その後、今度は別のところから女性Cが、我々の雑談に割り込み、「もういいじゃないですか」と。

そうすると、先ほどの女性Bに加え、女性Dまでもがイチャモンをつけてきました。

1人の女性が言い出すと、周りの女性も言い出す。よくあるパターンです。

その中での女性Dの発言。

「(女性専用車と)言われたら素直に移動するのがスマートなやり方じゃないですか?」

・・・空いた口が塞がりませんでした。

そもそも、優遇されている側でありながら、図々しいにも程があります。

(「痴漢対策だから優遇じゃない」という意見もあるが、そもそも女性専用車両は痴漢対策ではない。それを建前にしているだけ。)

「男性がいると迷惑」だというのなら、「男性の乗車は禁止ではない」としている鉄道会社に文句を言えば良いことです。

まあ、単に「男性がいるから迷惑」などという言い分など、初めから通らないでしょうが。

しかし、これまでの鉄道会社の対応や、社会全体の女性優遇策の結果、こういった女性が実際いるということです。

調布到着後、車掌、そして以前にもお会いした助役に、しばらく抗議(講義)したのは言うまでもありません。

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