当会関西本部では、2016年4月28日の夜、JR神戸線・神戸電鉄有馬線・三田線・JR宝塚線で非協力乗車を行いました。
普段はJR西日本線で乗車活動を行うことが多いですが、今回は当会ご意見・ご質問・他用件フォームに神戸電鉄での乗車会のリクエストがあった為、それに応える形で神戸電鉄線も含めたルートとしたものです。
以下、参加したメンバーからの報告です。
神戸電鉄有馬・三田線で非協力乗車
声掛け等は無し、しかし男性の乗車もほとんど無し
JR大阪駅から神戸・三ノ宮へ
今回は18:45にJR大阪駅集合。
平日のラッシュ時で、ホームは人でにぎわっている。
普段、当会関西本部の非協力乗車会はJR西日本で行われることが多く、最近になって阪急にも力を入れていかねば・・・という話になっている状況だが、そんなある日のこと、当会ご意見・ご質問・他用件フォームに、「もし今後の活動で神戸電鉄などもお考えいただければと思い、ご連絡いたしました」という文章とともに、当会への応援メッセージが添えられたご意見投稿が寄せられた。
神戸電鉄といえば、4両編成中に1両女性専用車両をほぼ終日実施しているという、実施時間の長さや、女性専用車両の割合の高さでは、全国でも有数の悪質路線である。
2004年春の導入当初、利用客から激しいブーイングが起きた為、その後同年6月からは、早朝から朝ラッシュ時にかけて、少しだけ解除にして、「それ以外、混雑のない日中も含め全時間帯で実施」という形になっているが、これもおかしな話である(こういうところからも痴漢対策などではないのが分かる)。
しかし、朝ラッシュ時解除になった途端、沿線住民からの抗議は沈静化し、また関西ではJR西日本が女性専用車両を派手に運行・推進・宣伝したため、いつしか神戸電鉄は、実施時間帯の長さや女性専用車両の割合の高さにもかかわらず、私達反対派の間でもあまり話題に上らない路線となってしまった。
・・・さて、神戸電鉄については後で詳しく述べることにして、私達は18:53発、西明石行普通で、神戸の三ノ宮駅を目指すことにした。
私達は、女性専用車両乗車位置に一斉に並んだが、周囲の女性客からの声掛けはなかった。
やがて、列車がホームに入線。
降りてくる乗客の中に一人、男性客の姿を発見。入れ替わりに私達は乗車した。
車内は夕方ラッシュ時ということもあり、立ち客が多いが、押し合いへし合いにはなっていない。
車両のドアの窓を見ると、今年2月に乗車会をした際に発見した、(女性専用車だけで掲出されている)女性向け美容外科の広告がまだ掲出されていた。
(下の写真は2月に撮影したもの)
これは、「女性ばかりが集まる場所に女性向け広告を出せば効果が高い」ということで、非女性専用車両の広告とは別枠で広告主を募集しているもので、「女性専用車両限定広告」と呼ばれる。
「女性専用車両限定広告」については、(JR西ではないが)こちらのページも参照していただきたい。鉄道事業者が、非女性専用車両よりも割高な広告料で広告主を募集しており、女性専用車両が美味しい広告料収入源になっているのが分かる。
広告主を責めるつもりはないが、鉄道事業者は女性専用車両を明らかに営利目的で運行しており、これでは仮に痴漢がなくなったとしても、それで女性専用車両が廃止されることはまずないだろう。
痴漢がなくなったからといって、鉄道事業者が美味しい広告料収入源を手放すのかどうか、良く考えてみればよいのだ。
「女性専用車両を廃止したかったら、痴漢を撲滅しろ」という賛成派の意見も表向きはもっともらしく聞こえるが、実は無知からのものなのである。
また、地下鉄など公営の鉄道事業者では、市議会等で特定の議員や政党がごり押ししているために、表向き「痴漢対策」と言いながら、実際には政党・政治家の人気取り・実績作りと化した女性専用車両がどんどん推進されてきたという経緯もある(今の名古屋が正にその状態)。
だから、痴漢被害が少ない路線や混雑のない時間帯にまで、当たり前のように女性専用車両が拡大されたりするのだ。そしてさらにそれを見て、他の鉄道事業者が「横並び意識」で同じように、痴漢対策とは到底思えない女性専用車両を当たり前のように拡大してくる。
「女性専用車両に反対する前に、なぜ女性専用車両を設置なければならなくなったか、よく考えろ!」という賛成派の意見も、言っている本人は、「女性専用車両反対派と違って、女性のことも考えてやれる”大人な自分”が、一人の大人として言ってやっている。自分は正論を言っているのだ。私は大人なのだ!」と思っているかもしれないが、実は「痴漢対策」という名の、「うわべの理由」に騙されているだけである。
さて、列車は塚本・尼崎と過ぎ、車内は若干空いてきた。
座席から隣の車両を見ると、乗車率が明らかに違う。
その後も、駅を出るごとに少しずつ乗客の数は減少、徐々に空席も出て来はじめた。
やがて列車は、この春開業したばかりの摩耶駅に到着。ホームも”新品”で非常に綺麗な駅だ。
しかし、開業当初から当たり前のように女性専用車両乗車位置目標が真新しいホームに貼ってあるのは、何だか、「女性専用車両はあって当たり前」という風潮をそのまま表しているかのような気がしてしまう。
ここまで、時折こちらをじろじろ見てくる女性客はいたが、私達に声をかけて来た者はおらず、またJR職員や警備員からの声掛けもなし。
当会サイトを以前からご覧くださっている方はすでにご存知かと思うが、女性専用車には特に熱心なJR西も、このところは以前ほど女性専用車に乗る男性客に声を掛けなくなってきている。
これは良い傾向だ。
私達は、女性専用車両に男性が乗っても、「声をかけられない」「何も問題が起きない」、そういう状態を望んでいる。
このところネット上で、私達反対派が、「女性客を攻撃する(嫌がらせをする)目的で女性専用車両に乗車している」といった誤った情報が流されているが、これは全く事実に反する情報である。
私達はトラブルを起こすために乗車しているのではないし、声をかけられることを期待しているわけでもない。
もっと言えば、そもそも乗り合わせた女性客には何の用もない。
女性客のほうから絡んできた場合のみ、仕方がないので対応しているだけである。
ではなぜ乗るのかと言えば、
- 女性専用車両は「女性専用」と名前がついているだけで、実際には専用ではなく、誰でも乗れる車両だから。
- そしてそんなものに「女性専用」と名前を付けて、利用客をだましながら、「同じ運賃を支払えばだれでも公平に利用できるのが大原則」の公共交通機関で、本来やるべきではない(法的にも強制できない)女性専用車両を、「任意協力」を逃げ道にして運行し続ける鉄道事業者のウソを許したくないから。
- そして(先にも触れた通り)「専用車両限定広告」で金儲けするなど、痴漢対策以外の目的で実施していながら、表向き、「痴漢対策」と称して、もっともらしいもののように見せかけ、反対しにくくしている鉄道事業者のウソを許したくないから。
だから私達は敢えて女性専用車両に乗車している。
「文句があるなら、鉄道会社に直接抗議するべき」などという人がいるが、私達も鉄道事業者には何度も直接抗議している。
しかし、抗議しても、あらかじめ用意されているテンプレ回答で済ませたり、都合の悪いことは答えずにダンマリを決め込んだりと、「糠に釘」なのだ。
もちろん、「直接抗議すること自体に意味がない」というつもりはないし、今後も抗議は継続して行くが、それ「だけ」しかしないのなら、いくら抗議をしたところで結局、鉄道事業者にうまくやり過ごされるだけである。
恐らくはそういう態度を取り続けていれば反対派が諦めて、抗議の声も出てこなくなるだろうと踏んでいるのだろう。
私達が敢えて女性専用車両に乗車しているのはそういう理由であって、乗り合わせた女性客を攻撃するためではない。
結局、下車した三ノ宮駅まで、鉄道員や警備員・女性客からも全く声掛けはなかったが、私達としてはそれで良いのだ。
もちろん、周囲が「女性専用車両は任意で男性の乗車を拒否できないものである」ということを理解した上で声をかけて来なかったのなら・・・ではあるが。
この先、新開地まで移動して、神戸電鉄に乗ることになっているが、今回はその前に、夕食とメンバー間の交流を兼ねて、食事をする予定にしていたので、私達は三ノ宮駅周辺で食事ができそうな所を探すことにした。
三ノ宮~新開地
私達は近くで中華料理の店を見つけ、そこに入った。
今回、夕方からの乗車会で、時間も比較的長くなることから、乗車会の途中で夕食に立ち寄ることにしたのだが、私達はテーブルを囲んで食事をしながら、何気ない会話でひととき、楽しい時間を過ごした。
当会外部からは、当会の内部の雰囲気が見えないため、入会をためらっている人もいるかもしれない。しかし、私達はこうしてメンバー間のコミュニケーションも重視しながら活動している。
食事をしながら話は尽きないが、あまり長く立ち寄っていると後々の予定もあるので、私達は店を出て、ここから阪急の神戸三宮駅まで行き、そこから神戸電鉄に乗り換えるため、新開地まで移動することにした。
ここから新開地までは、女性専用車両の設定はないので、非協力乗車ではなく、単なる移動である。
神戸電鉄 新開地~鈴蘭台
神戸三宮から乗車した阪急電車は、地下に潜り、数駅走って新開地駅に到着。
ここで神戸電鉄線に乗り換え。厳密には、新開地から次の湊川までの1駅間は、神戸高速鉄道南北線であるが、そこを走る列車は神戸電鉄の車両のみ(神戸高速鉄道は線路などの設備を保有しているだけ)で、事実上神戸電鉄の一部のようなものになっている。
さて、この神戸電鉄。
先ほども触れた通り、4両中に1両、平日ほぼ終日女性専用車両を実施という、「ちょっと狂っているのでは?」と言いたくなる路線だが、導入前の古いマスコミ報道によると、神戸電鉄も実は当初、「編成が短いから」という理由で女性専用車両の導入には積極的では無かったようである。
しかし、2004年になって突然、4両編成で女性専用車両を平日完全終日実施することを発表、実際に導入して当初、大騒ぎになったのは先に触れた通りだが、導入の前後で政党などからの圧力がかかった形跡はなく、どうやら神戸の地下鉄が土日も含めて完全終日実施(特に、地下鉄海岸線では4両編成で毎日完全終日実施)したのを見て、横並び意識でさっさと導入した可能性が高い。
そして先にも述べた通り、利用者からのブーイングの激しさに、導入してわずか2か月後に、始発から朝ラッシュ時にかけて、ほんの少しの間だけ女性専用車両を解除し、それ以外はほぼ終日実施という、ますます痴漢対策とは思えないような運用のされ方をするようになったのである。
当時のマスコミ報道では、「早朝の時間帯は、女性の利用率が高くないことが判明したから」などと書かれているが、そんなものは所詮、神戸電鉄側の単なる「理由づけ」であろう。
実際は利用客のブーイングに対し、「ほんのちょっとだけ譲歩」して、ブーイングの鎮静化を図ったものと思われる。
さて、新開地駅からは20:41発、普通三田(さんだ)行きに乗車。
車内は混雑はしていなかったが、座席がすでに埋まっていたため、全員立って乗車。
私達を見て、ホームを歩いてきた男性客が乗車しようとしたが、女性専用の表記を見て、慌てて降りていってしまった。
何も「女性専用」の表記に惑わされることはない。
これは鉄道会社がついている「ウソ」なのだから。
ふと見渡すと、両隣の車両には立ち客がかなり多数。
私達の乗車した女性専用車両とは明らかに乗車率が違う。
これを見て、メンバーの一人が、「残念な光景です」と一言。
普段からもっと女性専用車両に敢えて乗車する人(男性)が居れば、もう少しは形骸化するのかもしれないが・・・
やがて発車時刻になり、列車はゆっくりと新開地駅を発車。すぐに次の駅、湊川に到着。
湊川の先からは地上に出るが、夜なので辺りは真っ暗。
暗くて分かりにくいが、神戸電鉄は湊川を出ると、急勾配で山を上っていく。
平地が少なく、海岸線の近くまで山が迫っている神戸の街を内陸に向けて走っていくのだから、電車は見る見るうちに高度を上げていく。
列車の速度は急勾配を上るためか、ゆっくりだ。
長田・丸山・鵯越(ひよどりごえ)と、少々の乗降者はあるものの、乗車率はほとんど変わらないまま、沿線の主要駅である鈴蘭台に到着。路線はここで大きく二手に分かれる。
私達がこれから目指す有馬温泉・三田方面と、もう一方は粟生方面(粟生線)である。
粟生線は乗客が少なく、以前から大幅な赤字で、存廃問題も浮上しているような路線だが、こちらもほぼ終日女性専用車両がある。
最近では粟生線に女性専用車両のない3両編成の電車を入れるなどしているようだが、それでも4両編成は早朝以外いつでも女性専用車両がある状態である。
先の「女性専用車限定広告」と言い、この粟生線と言い、こういう現状を見ていると、鉄道事業者が痴漢対策のために女性専用車両を導入しているとは到底思えない。
鈴蘭台で結構人が降りたが、乗ってくる人も結構おり、車内の乗車率はあまり変わらなかった。
鈴蘭台ではしばらく停車時間がある。
停車中、駅のホームを駅員が歩いてきて、女性専用車両の前を通りすぎたが、私達には全く声をかけてはこなかった。
座席は埋まっているものの、それほど混雑していたわけでは無かったので、私達にも気づいていたはずだが、駅員は何も言わずそのままホームを通り過ぎていった。
そういえば、先ほどの新開地駅でも、ここまでの車内アナウンスでも、女性専用車両に関するアナウンスはほぼなかったように思う。
今年2月の神戸市営地下鉄乗車会の際も、駅や車内でのアナウンスで女性専用車両のことは全く触れられていなかった。
先にJR西日本が以前ほど声をかけてこなくなったと述べたが、神戸市営地下鉄と神戸電鉄は、声を掛けてこないだけでなく、駅や車内での女性専用車両アナウンスもあまりしていないようだ。
それ自体は私達にとって良いことなのだが、それで女性専用車両が形骸化しているかというと、どうだろうか。
少なくとも今回の神戸電鉄では終点三田まで、見た限り男性客は私達だけだった。
(JR西や神戸市営地下鉄の場合、列車によっては結構、女性専用車両に男性客が乗っていることがあるが・・・)
神戸電鉄沿線にお住いの方で、女性専用車両に疑問を持っておられる方、もしよければ当会入会申し込みフォームから申し込んでみてほしい。
鈴蘭台~三田
やがて列車は鈴蘭台駅を発車。
このあたりはかつて、新興住宅地として山を切り開いたところで、ここから北鈴蘭台・山の街と比較的乗降の多い駅が続く。
北鈴蘭台でややまとまった数の乗客が降りて、私達はここで全員座席に着席。
次の山の街駅でもまとまった降車があり、車内はかなり空いてきた。
しかし両隣の車両はまだ立ち客がいる。
列車は箕谷を過ぎて、谷上駅に到着。
ここでは、神戸市営地下鉄のメイン路線である西神・山手線(正確には、新神戸~谷上間は北神急行電鉄)と連絡する。
地下鉄はここが終点となっており、神戸電鉄の電車とは同一ホーム上で乗り換えができるようになっている。
神戸電鉄では新開地からここまで、急な勾配を上り下りしながら、途中に駅も多数あるのでかなり時間がかかるが、地下鉄だと、神戸市の中心部からここまで、地下トンネルであっという間に移動できる。
だから、谷上まで地下鉄に乗り、ここから神戸電鉄沿線に向かう人も多い。
私達が乗車した電車も、谷上到着前は座席が半分くらい空席になっていたが、谷上駅で地下鉄からの乗り換え客が多数乗車。再び立ち客が出る乗車率となった。
花山・大池・神鉄六甲と過ぎて、再び車内は空き始めてきた。
周囲の乗客はスマートフォンを見るなどして皆、無言で車内はいたって静かだった。
聞こえてくるのは列車の走行音のみ。
やがて列車は有馬口駅に到着。ここでも線路は二手に分かれる。
一方が三田線三田方面。
もう一方はあと一駅で、次が終点の有馬温泉方面である。
有馬線は新開地(湊川)から有馬温泉までの路線で、終点の有馬温泉の一つ手前の有馬口駅から、三田線が分岐しているのだが、実際には、新開地方面から来た列車の多くが有馬口から三田方面に向かっていき、有馬口から先の有馬線が一駅だけ、支線のような格好になっている。
有馬口駅の次の五社駅を出たあたりから、車窓は山中から田畑の広がる田園地帯へと変わる。
といっても夜なので外が真っ暗なことに違いはないが・・・
途中、岡場駅周辺などは結構街が開けている。
ここも神戸のベットタウンとして栄えているのだろう。
さらにその次の田尾寺駅でも、ややまとまった降車があった。
そして、横山駅を過ぎ三田に近づくころには、車内はガラガラになっていた。
やがて列車は右手にJR宝塚線(福知山線)を見ながら左にカーブし、終点の三田駅に21:41到着。
新開地発が20:41だったので、ここまでちょうど1時間掛かったことになる。
JR宝塚線・三田~大阪
私達は神戸電鉄の改札を抜け、すぐに隣接しているJRの三田駅に移動。
しばらく待って22:02発高槻行普通列車に乗車することにした。
やがて電車が到着し、私達は一斉に乗りこんだが、車内はガラガラで、私達以外に女性客が10人程度しか乗っていない。
三田を出て、しばらく田園地帯を走った後、道場駅付近から宝塚駅の手前まで深い山の中に入るが、先ほどの、ゆっくり走る神戸電鉄とは異なり、トンネルと橋梁で山の中を快調に飛ばす。
宝塚を過ぎ、川西池田駅で快速が先発するため、そちらに乗り換え。
こちらもやはり車内はガラガラで、私達以外の乗客は数える程しかいなかった。
私達以外に、男性客が一人乗車しているのを発見。
ちなみにJRは昼間も、普通列車はガラガラのことが多いが、こんなガラガラの時間帯に女性専用車両があるのもおかしなことである。
私達のように、専用車両反対運動をしている人間なら、女性専用車両が痴漢対策などと言うのは名ばかりだと知っているが、他の利用客はガラガラの時間帯も含め、女性専用車が土日も含め毎日終日ある(JR西は毎日終日実施)ことに疑問は抱かないのだろうか?
まあ、JR西に限らず鉄道事業者は、痴漢対策で説明がつかなくなると、「女性に安心して乗車いただくため」などと理由をすり替えてくることが多いが、こういうところからも、女性専用車両の設置がまず先にあり、後から理由をつけているだけなのが分かる。
結局、車内はガラガラのまま、22:52大阪駅に到着。
今回は終了が遅くなったので、すぐに解散した。