【関東】2023年1月 都営大江戸線で任意確認乗車会

活動履歴

2023年1月18日、痴漢対策の名目で都営大江戸線に女性専用車が導入され、当会としても導入当日の1月18日と、その2日後の1月20日に任意確認乗車を行いました。

ここでは1月20日の乗車会の模様を報告します。


個別の声掛けがないためか、男性の乗車多数

各駅ホームでは警備員が「こちらは女性専用車になっております」連呼

大江戸線に女性専用車が導入された本当の背景

日本若者協議会という団体が火付け役となり、それに応じて首都圏の公明党や共産党が動き出し、その結果、2023年1月18日におよそ痴漢対策とは思えない女性専用車が、政治の力で導入強行されてしまった都営大江戸線。

女性専用車を推進した公明党・共産党の議員達のツイートを見ても「やればできる」「もっともっと!」と言わんばかりで、女性専用車の拡大が自らの成功体験や自己満足になっている感がある。

また、「#東京選挙区 は #竹谷とし子 へ」とアピールしているように選挙での(女性)票集め(人気取り)や実績作りのネタになっている感も否めない。

(※公人のため、画像や名前を消す処理をしていません)

少なくとも、「女性専用車の裏に政治あり」ということと、

女性専用車が「必要とされて、あるいはやむを得ず導入されたものではない」ということはお分かりいただけるだろう。

女性専用車は設置・拡大すること自体が目的化しており、痴漢対策(を主張すること)の方が、女性専用車を増やすための手段と化している。

一方、ツイッターなどネット上では以下のような批判も見られる。

さらに、共産党の幹部が前年(2022年)の10月23日に駅の女性トイレに侵入して、仕切りの上からスマホで女子高生を盗撮したとして、今年1月12日に逮捕されるというようなこともあった。(下記)

【速報】トイレ盗撮疑い、共産党県幹部を逮捕 17年衆院選に出馬 JR西千葉駅

駅の女子トイレで盗撮したとして、千葉中央署は12日、建造物侵入と千葉県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで市川市大野町1、共産党県委員会書記長、大西航容疑者(42)を逮捕した。

千葉日報オンライン:https://megalodon.jp/2023-0204-1218-49/https://www.chibanippo.co.jp:443/news/national/1017064(魚拓)

その逮捕された共産党幹部も以前、ツイッターで「痴漢ゼロの実現へ、痴漢の実態調査、相談窓口の充実、加害根絶のための啓発や加害者更生、国の体制強化ーー出来ることはたくさんある。」と述べていた。

これでは「痴漢ゼロの実現へ」といっても「説得力ゼロ」である。

一方、交通局はポスター・モニターその他で「痴漢撲滅キャンペーン」「痴漢ゼロへ。対策が進み始めています」「痴漢対策の一環としてお客様のご理解ご協力のもと・・・・」など、繰り返し女性専用車が痴漢対策であることを強調し、マスコミは「専用車は女性優遇ではなくやむを得ない」「やむを得ず導入された制度だと理解してほしい」などと、女性専用車が推進された本当の背景(政党のごり押し)にはまったく触れずに偏向報道を垂れ流す。

交通局もマスコミも本当は痴漢対策ではないことを分かっていて、わざと世論を誘導しているようにしか見えない。

まるで「女性専用車は痴漢対策を建前にしているだけだ」という一部の批判をかき消し、無かったことにしようとしているようにも見える。

念のために言っておくが、当会は「女性専用車が不適切だと言っているだけ」で、痴漢対策自体には反対していない。

女性専用車を設けたところで、痴漢が他の車両で悪さするだけで痴漢を減らす効果は無い。女性専用車があっても痴漢は何も困らないのだ。

(だからこそ一部の賛成派は「女性専用車はシェルターだ」などと言い出す。こう言っておけば痴漢が減らなくても女性専用車を正当化できるから)

また、女性専用車と名前がついていても憲法上、女性専用車を強制にすることは出来ない。

それをさも強制力があるかのように装って、利用客を騙しながら「女性専用車と名のつくただの一般車両」をいつまでも運行し続けているのが、今の鉄道事業者である。

「いい加減、女性専用車が痴漢対策としては破綻していることを認めたらどうだ」と言いたくなるが、推進側(政党)は痴漢対策として有効かどうかは二の次で、とにかく「痴漢対策」を錦の御旗にしながら女性専用車をどこまでも拡大して人気取りなどをするのが目的化しているのだろう。

また鉄道利用客で「女性専用車が出来たと言って喜んでいる層」の中にも、痴漢対策云々は関係なく「とにかく女性専用車をどんどん増やしてほしい」という人間が一定数いるであろうこと(※2009年にJR埼京線で試験的に設置された車内監視カメラが「痴漢6割減」の実績を出したというニュースに喜ぶのではなく、女性専用車が監視カメラに取って代わられては大変とばかりに、「監視カメラごときに何が出来る!」と、監視カメラ叩きの声が多数上がったのが良い例)を考えると、この先も表向き痴漢対策と称して、実は痴漢対策の「ち」の字もない女性専用車が、推進側(政党)と拡大を喜ぶ一部利用者(賛成派)の利害の一致のもとに、進められていくのであろう。

世間が女性専用車を痴漢対策だと思いこんでくれているのを良いことに・・・

だからこそ一人でも多くの人がこの、痴漢対策の名のもとに進められている「偽善」に気づく必要がある。

もう一度言うが、当会は女性専用車が不適切だと言っているだけで、痴漢対策自体には反対していない。

乗車会の概要

さて、前置きが長くなったが今回は2つのグループに分かれ、以下のルートで乗車した。

Aグループ:都庁前~両国~大門~都庁前

Bグループ:光が丘~都庁前~大門~両国~都庁前

都営大江戸線は光が丘から途中、都庁前を通り、新宿・六本木・門前仲町・飯田橋などを経由して再び都庁前に戻ってきてそこで終点という、数字の「6」のような形の路線だが、要はAグループとBグループとで路線の両端から同時に逆方向で乗車したわけである。

途中、門前仲町のホームで両グループが顔を合わせ、最終的に両グループとも都庁前で落ち合い、そこで終了である。

今回筆者はAのグループで乗車したので、そちらでレポートする。

Aグループ

都庁前~飯田橋

今回は午前7:00に都庁前駅の改札に集合である。まだ朝早いせいか駅のコンコースに人の姿はまばらだ。

集合時刻が近づき、徐々に参加メンバーが集まってきた。

今回は「都営まるごときっぷ」を使用して乗車する。他都市の地下鉄にもよくある「1日乗車券」である。

都営まるごときっぷ

都庁前からの参加予定メンバーがそろったので、改札を抜け、ホームに降りた。

ホームもやはり、まだ朝早いためか人の姿は少ない。

大江戸線の女性専用車は中ほどの車両、4号車である。

女性専用車位置には駅員・警備員が立ち「こちらは女性専用車になっております。皆様のご協力をお願いします」と呼びかけていた。

ただ、上から「乗客に対して個別の声かけはしないように」と指示されているのだろう。

周囲全体に対し呼びかけるだけで、個別に声をかけてくることはなかった。

今から10数年前は、ほぼ全国どこでも男性が乗りこんだら個別声掛けが当たり前だったが、やはり当会をはじめ反対派の活動の結果、鉄道事業者側の対応も変わってきているのだろう。

私達は7:19発の飯田橋方面行に乗車した。

もちろん駅員・警備員の目の前で乗りこんでも(誰もいない方向に向かって)「こちらは女性専用車になっております・・・」と用意されたセリフを言うだけである。いわば人間スピーカー状態だ。

大江戸線ではここ都庁前だけでなく、すべての駅の女性専用車位置に駅員または警備員が立っており、どこも同じような対応であった。

これからしばらくはこういう対応をするのだろう。

女性専用車のステッカー、駅構内のポスターその他掲示類、そして各駅に立っている警備員の給料も税金から出ているのだろうし、表向き痴漢対策と綺麗ごとを言いつつ、実は政党の人気取り目的で進められたものに税金がつぎ込まれているのを見ているようで「何だかなあ・・・」と正直思った。

都庁前停車中の時点で、車内はところどころ空席がある状態で比較的すいている。

ドアが閉まりそのまま発車した。

次の新宿西口でもホームに駅員がいた他、自動放送でも4号車が女性専用車であると流していた。

ここで男性客が1人乗車してきて着席したが、すぐに女性専用車と気付き移動しようとしたので、

参加メンバー達が「任意なので移動する必要は無いですよ」と言ったが、やはり「移動します」と言って、隣の車両に行ってしまった。

女性専用車は新宿西口の時点でもまだ空席があったが、隣の車両はすでに立ち客が出はじめていた。

新宿西口からの男性客は移動してしまったが、次の東新宿からは女性客に交じって、男性が複数人乗ってきた。

筆者の近くだけで3人。もちろん当会メンバーではない。

東新宿の次は若松河田。若松河田発車後に車掌が肉声で「只今のお時間、この列車の4号車は・・・」と女性専用車アナウンスを流したが、乗車していた男性客は全く動かなかった。

牛込柳町で近くに立っていた男性客1人が下車したが、まだ筆者の近くに2人の男性客がいる。

遠くの方を見ると、他にも男性がいるようだ。この時点でも女性専用車はまだわずかに空席がある。

一方、隣の車両は、まだ混雑というレベルではないが立ち客が目立つ。

牛込神楽坂を過ぎ7:32に飯田橋に到着。ここで一旦下車し、後続の列車に乗りかえることにした。

これは少しでも多く任意周知するためである。

見送った電車

飯田橋~門前仲町

飯田橋駅ホームの女性専用車位置には警備員が2人立っており、自動放送での女性専用車案内が数十秒おきに流れ、時々肉声でも女性専用車の案内アナウンスが流されていた。

そして電車が発車した後は、ホームにほとんど人がいなくなった。

本格的な朝ラッシュはまだこれからだろうか。ほとんど人がいないホームに虚しく、女性専用車アナウンスが壊れたスピーカーみたいに流れる中、7:39発の後続列車が到着した。

1本前の列車と同様、やはり女性専用車はまだ空席がある。

ひと駅進んで次の春日で下車。やはり女性専用車位置に警備員と駅員が立っていたが、私達は駅員警備員の目の前で女性専用車の乗車位置に並んだ。

先ほどの飯田橋駅よりはホームに人がいるが、それでもまだ朝のラッシュという感じではない。

ここ春日駅はエレベーターが女性専用車の目の前だった。もちろん個別に声かけはして来ない。

やがて7:44発の後続列車が到着した。この列車もやはりまだ空席がある。

一人の女性客がこちらを見てきたが、声はかけてこなかった。

発車直後、車掌が肉声で女性専用車アナウンスを流した。

途中、本郷三丁目でも警備員が「只今の時間、4号車は・・・」と、人間スピーカー状態になっていた。

さらに進んで上野御徒町で下車。

ここでも例によって警備員がいた。他に、腕に腕章をつけた交通局の職員と思われる人物もいた。

上野御徒町駅にいた警備員。この他、交通局の職員と思われるスーツ姿の男性もいた

ここでもホームの女性専用車位置でしばらく並んで待って、上野御徒町7:53発の後続列車に乗車した。

ここまで来てもまだ車内は比較的すいており余裕がある。

上野御徒町停車中の車内。まだ余裕がある

時間的にもうそろそろ朝ラッシュの混雑時間帯に突入しそうな感じだが、東京の都心部の地下鉄にしては随分と静かだなあという印象だ。

そう思っていると、次の新御徒町でややまとまった乗車があり、その中に男性が複数人混じっていた。さらに蔵前や両国からも男性が乗車し、車内は少しずつ立ち客が増えてきた。

筆者の近くだけでも当会メンバーではない男性が4~5人くらいいる。

当会メンバーや遠くのほうにいる男性も含めたら、その数はかなりのものだろう。

導入後間もない今だけでなく、この先もずっとこういう状態であってほしいものだ。

いつも言っている通り、女性専用車という名前でもあくまで任意協力であり、誰の乗車も禁止していないのだから。

だんだんラッシュ時らしくなってきたなあと思っていたら、森下あたりで本格的に朝のラッシュに突入し始めた。ホームで待っている乗客の数がこれまでの駅より明らかに多い。

清澄白河でもさらに乗客が乗車してきて、車内は混雑し始めた。

私達は次の門前仲町で下車した。

門前仲町駅ホームで

門前仲町のホームには警備員が2人女性専用車位置に立っていた他、先の上野御徒町と同様に「スーツ姿で腕章をつけた交通局の職員らしき人物」も立っている。

手に書類のようなものを持っており、何かの調査をしているような感じだった。

私達はここでしばらく留まり、何本か列車を見送り、乗車率などを見ることにした。

女性専用車と他の車両で混雑格差が生じているかも見ておきたいと思ったからだ。

またここで、私達とは逆方向の列車で光が丘から乗車活動しているグループと一旦顔を合わせる予定になっている。

ホームには列車を待つ人々が多数、列を成している。先ほどの飯田橋や上野御徒町あたりとは対照的な光景だが、それでも殺人的な混雑かと言うと、それほどではない。

列車が到着するたびに、ホ―ムに並んでいる人々が車両に流れ込み発車して行くのだが、特に女性専用車の隣の車両は結構な混雑になっていた。

明らかに女性専用車と混雑差が生じている。そして他の車両にも女性客は当たり前のように乗車している。

門前仲町のホーム。ラッシュ時になり人が増えてきている

よく「女性専用車で困るのは痴漢ぐらいのもの。反対する奴は痴漢」などと馬鹿げたことを言う者がいるが、そもそも痴漢は女性専用車に反対する必要がない。

女性専用車があったとしても他の車両でやりたい放題だからだ。つまり「女性専用車で痴漢が困る」というのは、言っている人の妄想であり、推進派や鉄道事業者の詭弁だ。

女性専用車を導入しても痴漢が減っていないのが何よりの証拠。

もし本気で「女性専用車で困るのは痴漢ぐらいのもの。反対派は痴漢」などと言っているのなら、もう少し考えてものを言っていただきたいものだ。

もちろん男性の痴漢えん罪対策にも全くならない。

2009年にJR埼京線で車内監視カメラが大きな成果を上げ、その後、他の路線にも監視カメラが徐々に広がってきており、痴漢を減らすならそちらの方が明らかに有効である。

しかし、マスコミ等も今ではこれらの事実を完全に黙殺しているし、共産党は「痴漢ゼロを目指して」と言いつつ、痴漢の減らない女性専用車をものすごい勢いで推している。

何本か発車する列車を見送り、女性が他の車両に普通に乗車している一方、女性専用車に男性が乗車していく姿も確認できた。

近くでは一部の当会メンバーがホームに立っていた交通局の職員らしき人に、

「任意協力ならそれをきちんと言うべき」「言わないから混雑差が生じるし、男性がいるだけで非難する女性が出てくる」等、抗議を行った。

さらにはメンバーの1人が「女性専用車両 法律上も契約上も 誰でも乗れます」と背中に書かれたジャンパーを着て、ホームで並んでいる人々に任意周知も行っていた(写真は過去の乗車会の時のもの)。

ここで光が丘から乗車してきたBのグループとホームで合流した。

ホーム上でしばらく話をしたあと、私達はさらに後続の六本木方面の列車に、そして光が丘からのグループのメンバーは反対方向の飯田橋方面の後続の列車にそれぞれ乗車し、どちらも終点の都庁前を目指して門前仲町を後にした。

門前仲町~(大門・六本木)~都庁前

私達は門前仲町8:29発の列車に乗車することにした。

ここ門前仲町は女性専用車がちょうど階段を降りた位置なので、そのためか女性専用車位置に並ぶ男性がよく見かけられる。

警備員がホームを歩きながら「こちら女性専用車となっておりまーす」と、呼びかけて回っているが、それでも何人かの男性客が私達と一緒にそのまま女性専用車に乗車した。

乗車直後、一人の男性客が女性専用車と気づき、降りようとしたが「任意だから移動する必要は無いですよ」と言って引き止めた。

ドアが閉まり発車。車内を見ると、すでに複数の男性客が座席に座っていた。

門前仲町の時点ですでに車内が結構混んでいたことから、この男性客の方々は結構前の駅から乗車してきていたのだろう。

月島発車直後、車掌が肉声で女性専用車の案内アナウンスを流した。

勝どきで多数の下車があり、車内はやや空いてきた。

汐留あたりからは立ち客がほぼいなくなり、座席が埋まっている程度になった。

さらに乗客が減ってきて赤羽橋あたりからは空席も出てきた。ラッシュ時間はもう過ぎたということだろう。

ここでもまだ、当会メンバーではない一般の男性が座席でスマホを見ている。

六本木を過ぎ、青山一丁目からも別の男性客が乗車してきた。

車掌がまた肉声で女性専用車アナウンスを流すが、男性客は移動せず。

新宿駅で男性が1人下車したが、代わりに2人男性客が乗車してきた。

まもなく終点の都庁前である。都庁前到着直前の時点で私達以外に男性客が4人。

車内は空席もあるくらいの乗車率だったので、結構男性比率が高いといえる。

9:01に終点都庁前に到着し、先ほど門前仲町で一度顔を合わせた光が丘からの「Bグループ」のメンバー達とここで再合流。

乗車会はここで終了となった。

Bグループ

(ここから先は、光が丘から乗車したもう一つのグループのメンバーによる報告である)

光が丘~練馬

7時になってホームに降りたところ、女性専用車前には18日(導入初日)と同様にスーツを着た都営の職員らしき人が数人(3人だったかな)と1人の警備員がいた。

職員らしき人や警備員も次の便から4号車が女性専用車である旨を全体に声かけしていた。男性が女性専用車前に並んでいても個別声かけはなし。

光が丘から7:04発の女性専用車の1番列車に乗車。光が丘発車時点では通勤ラッシュにしてはまだ時間が早いからか、女性専用車も両隣の車両もまだ空いていた。

女性専用車にも他の車両と同様にとは行かないまでもたくさんの男性客の乗車が確認できた。

そして、いくつかの駅をやり過ごし、最初の後続乗り継ぎ駅である練馬に到着。練馬では多数の乗客が一気に乗車してきた。

私達は降りたが、この時点で女性専用車とその両隣の車両で見るからに混雑差が発生。

当然女性専用車はまだ乗車余裕があるものの、両隣の車両は乗車率100%を超えているのではないかと思えた。

練馬~中井

練馬駅ホームでも都営の職員らしき人と警備員が全体に向けて「次に来る列車の4号車が女性専用車である」旨の声かけをしていたが、やはり女性専用車の前に並んでいる多数の男性への個別の声かけはなかった。

私達は次の練馬7:17発の後続便に乗車した。

様子は先程の便と同じで、女性専用車に多数の男性も乗車するものの、他の車両へ乗る男性がより多く、女性専用車はまだ乗車余裕があるがその両隣の車両は既に満員に近い状態だった。

そして列車は発車。新江古田、落合南長崎と満員の車両にさらに乗客を拾いつつ、次の降車予定駅である中井に到着した。

中井でもほとんどの乗客は降りず、乗車客が増えていくばかりである。ここまでで女性専用車も空いているとは言えなくなってきたが、まだぎゅうぎゅうとまではいかない状態であった。

中井で今乗ってきた列車を見送り、次の後続便に乗るまでホームの様子を観察した。

中井~都庁前

やはり中井でも練馬同様で、女性専用車付近で立っている警備員からの個別の声かけはなかったが、全体に声かけしていた。

それ以外、特筆する点もなかったので次の中井7:30発の便に乗車。車内の様子は先程の便と同様だった。

そして列車は東中野、中野坂上と停車していくが乗客変動はほとんどなし。
その次の西新宿五丁目で乗客がどっと降り、更に次の都庁前でも乗客がどっと降りた。

ここで私達も降車し、後続便に乗りかえた。

都庁前~新宿

都庁前では都営の職員数人と警備員がやはり全体に声かけしていたが、個別の声かけはなかった。

そして次に来た都庁前7:43発の便でも乗客がどっと降りたあと私達は乗車し、次の駅の新宿へ。

1駅だけ乗って新宿でも降車した。

新宿では今度はたくさんの乗客が乗車して私達の乗ってきた便は発車していった。
やはり女性専用車は比較的空いていて、その両隣の車両でも5号車より3号車の方がかなり混んでいた。

新宿~門前仲町

新宿にも都営の職員と警備員がいて全体に声かけしているが、個別の声かけはなし。

私達は後続の新宿7:50発の便に乗った。後続の便でも乗車傾向は同様。

そして列車は六本木・大門方面へ発車した。この先、しばらく途中降車予定はない。


乗客は青山一丁目と六本木でこれまたほとんど降車して、車内は女性専用車も両隣の車両もガラガラになった。

各途中駅でも警備員の全体声かけが聞こえてきていた。

六本木から先、ガラガラのまま、次の降車駅である門前仲町に到着。

門前仲町~森下

門前仲町では先に到着していた、都庁前発のAグループと一旦顔合わせ。
お互いの乗車してきた感想など、情報交換をしつつホームでの様子を観察しながら2~3便見送った。

ホームの様子は他の駅同様だが、門前仲町は都営の観察重点駅なのか、女性専用車付近に都営の職員らしき人は3人、警備員は片方向につき2人いた。
やはり全体の声かけはするが個別の声かけはしないようだった。
なので、女性専用車には多数の男性も乗車していた。

やがて、8:30になったので引き続きそれぞれの向かう方向に出発。門前仲町から上野御徒町方面は大門方面よりもだいぶ空いていた。
女性専用車への男性の乗車も十分にあった。

列車は清澄白河で少々停車。この間にホーム上の警備員から女性専用車の全体の声かけはあるものの、男性の誰一人降りることはなかった。

そして、その次の森下で後続の便に乗るために一旦降車した。

森下~上野御徒町

森下で、途中から参加のメンバーが合流した。

後続の便を待っている間、やはり警備員が女性専用車の全体声かけをしていた。

私達は後続の森下8:42発の便に乗車&着席。乗車時に個別声かけされることもなし。
通勤ラッシュも過ぎたあたりの時間で列車はガラガラ。

列車は両国、蔵前、新御徒町と停車していき、私達はその次の上野御徒町で降車。

上野御徒町~都庁前

上野御徒町でも乗客の入れ替えは少なく、警備員が女性専用車の全体声かけしているだけ。

私達は後続の8:54発の便に乗車。
やはり列車はガラガラ。だが、私達以外にも男性の乗車が数名確認できた。
女性客も数名である。

この先は途中降車せずに都庁前まで行った。

都庁前までの途中の各駅では警備員がやはり女性専用車の全体声かけをしていた。

都庁前には9:14に到着し、先に外回りで都庁前に到着していたAグループに合流して、乗車会は終了となった。

乗車会終了後

地上に上がると、乗車会を開始する前(早朝)はどんよりと曇っていた空も、見事な快晴になっていた。

地上に上がると、空は快晴だった

この後、午後から東京都交通局を訪問する予定になっているので、近くの喫茶店に立ち寄って交通局に提出する抗議文の内容について細かく打ち合わせを行うことにした。

交通局訪問については改めて別ページで報告する。

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