2014年4月 関東本部:京王線で任意確認乗車会

活動履歴

当会関東本部では、4月11日に京王線で任意確認乗車会を実施いたしました。

今年2月に、当会及び、当会の友好協力団体とで新宿駅に、個別の声掛けは行わないよう要望書を出したにもかかわらず、今回また警備員からの声掛けがあったため、厳重に抗議いたしました。

以下、参加したメンバーからの報告です。

実施路線・区間:京王線 新宿→調布


京王新宿駅ホームで

いつもの京王線新宿駅3番ホームの乗車位置に並んでいると、早速年配の警備員(以前、ほぼ毎日勤務していた人は退職したのか、現在は別の警備員が何人か勤務している模様)が声かけをして来ました。

警備員:すいません。こちら女性専用車両になります。

会員:知っています。

会員:あなた、何で私らに声をかけたんですか、今?

警備員:女性専用車両ですので。

会員:私らが障がい者でないと、どうやって判断したの?

警備員:女性専用車両ですというご案内ですけど。

会員:ご案内?ここに書いてあるじゃない(と、足元の女性専用車両乗車位置表示を指さす)
だからね。放送とかで案内するのはいいですよ。
私らがなぜ声をかけられなきゃいけないの?
それにあなた、私が男性だってどうやって判断したの?

警備員:(しばらく沈黙の後)外見で・・・

・・・こんな感じで、女性専用車両前で約10数分間にわたって抗議。

会員からはこの後も、「体が男性で、心が女性の人がいたらどうするのか?そういう人への配慮はどうなっているのか?」「先日(今年2月7日)、ここ(新宿駅)に、個別の声掛けをしないよう申し入れたが、今、私達に声をかけたのは誰の指示なのか?」など、いろいろ問いかけが行われましたが、警備員はまともに答えられなくなり結局、助役を呼ぶことに。

呼ばれた助役は最初、「男性乗客には声かけすることになっている」などと言ったため、「そんな規則があるのか?」ということで、【旅客営業規則】を見せてもらうべく、一旦改札付近へ移動しました。

しかしその後、その助役は一転して「営業規則に規定はない」と言うなど態度を変え、結局、私達の言うことに反論出来なくなりました。

私達からは、男性乗客に(直接の)声かけをすることは、その男性がどのような事情で乗っているかわからない以上、声かけ自体がプライバシーの侵害に当たるため止めるよう、また警備会社にもそのように指導するよう要請しました。

最後の方では、その助役も「女性専用車という制度自体をよろしくないと思っている」というようなことをほのめかすなどし、今回のような要請があったことは本社へ報告すると私達に約束しました。

特急・京王八王子行きに任意確認乗車

ホームに戻って私たちは、その場に停車中の特急・京王八王子行きに乗車し、調布へ向かいました。

私達が車内で雑談をしていると、30代くらいの女性が私達に、何故この車両に乗車しているのかを(先に、「不快に思っているわけではない」ということを強調した上で)尋ねてきたため、いろいろな事情で(男性が)乗っているということを説明しました。

このような声かけなら、むしろ任意周知のよい機会と言えるでしょう。

結局、車内では特にトラブルもなく、無事調布に着きました。

(ご存知の人も多いと思いますが)京王線の下りの女性専用車両は調布で打ち切りとなるため、私たちはここで下車しました。

あとで、ツイッターを確認すると、(恐らく、新宿駅で抗議していた時のツイートだと思われますが)「オッサンたちがプライバシー云々言っている」などというツイートがありました。

当日参加していたメンバーのほとんどが20~30代の比較的若いメンバーで、見た目もまだ若いのにもかかわらず、どういうわけかオッサン呼ばわり。

これは今回に限ったことではないのですが、どうも専用車両賛成派(あるいは当会を快く思わない人々)は、実年齢や見た目にかかわらず、人をオッサン呼ばわりしたがる傾向があるようです。

当会の活動に対し、先入観だけで主張を述べる人々の誤解を解いていくためにも、私たちは今後も活動を続けていく必要性を感じています。

少しでも入会を考えている皆様、どうぞお気軽に入会申し込みフォームからお申し込みください。

こういう活動は人数が多いほど効果が大きいので、会員一同、お待ちいたしております。

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