2013年12月 新大阪駅抗議の報告

2013年12月9日の日中、個人的にJR線で非協力乗車していた当会会員が、ある女性客からしつこく暴言を吐き続けられ、新大阪駅で駅員を呼んだところ、その駅員も女性客の暴言にはお構いなしで、一方的に当会会員だけに「降りてください。あなたが降りないと電車が発車しない」などと強く迫り、さらにその後、車掌や他の駅員等も多数現れ、結局、当会会員が「数の圧力」に屈する形で隣の車両に半ば強制的に移動させられるという事件がありました。

乗車活動に慣れた者であれば、駅員を呼ぶ前に女性客を降ろし、女性客が暴言を吐いたことを理由に、侮辱罪(さらに、もし手を出した場合は暴行罪)などで身柄を確保し、警察に突き出すなどの対応をとったところですが、その会員は入会してまだ半年ほどの「初心者」であったことや、そのとき単独だったこともあり、結局、脅しに屈して無理矢理隣の車両に移動させられる羽目になりました(しかも、その後の当会からの抗議に対しても、JR側はそれを「お願いしたら理解して移動くれたと認識している」の一点張りで全く取り合う気なし)。

本来なら、車内トラブルがあればまず、当事者双方に降りてもらって話を聞くのが筋ですが、それをせず、一方的に男性だけを降ろして事情聴取しようとしたこと(しかも脅迫まがい)からしておかしいですし、また女性専用車は「任意協力」であることを認めながら(JR西日本のお客様センターに問い合わせると必ず「任意協力」であることを認める)、実際にはこうして脅迫まがいのことまでして半ば「強制移動」させるなど、非常に悪質であると思われることから、12月15日の関西本部非協力乗車会のあと、新大阪駅に直接抗議に行くことにしました。

当会サイトを以前からご覧くださっている方はご存知かと思いますが、JR西日本は今から約2年前(2011年の暮れ)にも、JR宝塚(福知山)線塚口駅で、尼崎駅の助役らが車内に乗り込み、個人で非協力乗車していた当会会員(今回の被害者とは別人)の両腕をつかんで力ずくで引きずりおろした挙句に駅事務室まで連行し、住所や名前などの個人情報を聞き出そうとした事件(塚口事件)を起こしています。

その際は、尼崎駅の助役と大阪支社の課長代理が当会会員のもとを直接訪れ謝罪すると共に、またJR側に対し、「今後の再発を防止するためにJR大阪支社管内で任意協力であることの周知を徹底する」という約束も取り付けたのですが、またJRが今回、このような事件を起こしたということで、当会としても今後、粘り強くJRに対し抗議していかなければならないと認識しています。

なお、12月15日の乗車会についてはこちらをご参照下さい。

以下、当日参加の会員からの報告です。


新大阪駅事務室へ

関西本部の非協力乗車会を終え、私達は新大阪駅の事務室に向かうことにした。

今回の乗車会の約1週間前(12月9日)に、個人的に非協力乗車していた当会会員が、新大阪駅で不当な扱いを受けたため、それに対して抗議するためである。

今回の参加者は9名。その中には今回の被害者であるS氏はもちろん、2年前の「塚口事件」の被害者であるH氏もいる。

新大阪駅事務室

改札からしばらく歩いて、新大阪駅の事務室に到着。

私達が呼び出しベルを押すと、しばらくして出てきて対応したのが新大阪駅の佐野という職員だった。

対応に出てきた佐野氏に対し、私達から挨拶を行い、まずは事情を説明した。

以下、佐野氏と当会メンバー(主に山尾関西本部長)とのやり取りである。

新大阪駅でのやり取り

反対する会・山尾(以下、山尾):12月9日に男性客が女性専用車に乗っていたそうなんですけども、その人がですね、女性客から暴言を吐かれてですね、「出ていけ!」とか「お前がいたら不愉快なんじゃ!」という数々の暴言がありまして、そのために「そんなこと言われる筋合いはない」とか「あんたこそ静かにせぇ!」とかちょっと言い返したりもしたそうなんですよ。
ところがその女性は暴言をやめずにずっと続けておったんで、男性客は新大阪駅で駅員さんを呼んだんです。女性専用車は任意の協力で…。

新大阪駅・佐野(以下、佐野):ええ、そうですね。

山尾:私達(会の名刺を指さして)こういうのをやっているんで、あちこちで伺っているんですけれども、まあおそらく女性客は(任意性を)ご存知なかったのかなと思います。まあ実際のところは分かりませんけれども。

佐野:まあそうですね。女性専用車両はサービスとして行なっているだけですから。

山尾:それでですね、男性客があまりにも暴言を吐かれてですね、女性客が目の前に来て「降りろ!!」と詰め寄るので、男性客が駅員さんを呼んだんです。
そうしましたところですね、駅員さんがですね、「まあまあまあ」とおっしゃられて、その駅員さんと男性客と遣り取りしている間に、女性客はこともあろうに「この人は痴漢だ」とまで言ったんですよ。
何もしていない男性客を痴漢といったのですから「でっちあげ」ですね、これは。
その際にですね、男性客に事情を聞くために「電車を降りてくれ」、ということをかなり強く迫ったりして…。

これもまあ問題かなと思うんですけども、いきなり噛み付いてきて暴言を吐きまくったのは女性客ですよね。
ところが、駅員さんは女性客には何もお構いなしで、男性客だけに「事情を聞くから降りてくれ」と言っておるんですけども、この対応はどうなんですか?

佐野:ちょっとそこまでは…私共は状況を把握していないもんですから、そこまでは何とも言えないんですけれども、一旦そちらの事情をわかる者が調べないと何とも言えないんですよ。
なので、12月9日でしたら、誰がどこからどこ行きの電車に乗られている状態でということがわかりますかね?

山尾:えーとですね、東海道線1195C(列車番号)ですね。
(佐野がメモを取る。ここで会員Sが出てくる)

山尾:(Sを指して)本人です。本当です。
名前出てませんですけども新大阪の係長さん、係長さんで間違いないですか(Sうなずく)、降りてください移動してください、というようなことを言われた。

佐野:私ちょっと一回聞き取らないと、対応した係長がいるかどうか確認しないと分からないもので、一旦ちょっとこちらで列車が…1195Cですね、新三田行きご利用だった時ですかね。わかりました。
5号車の女性専用車両に乗られていたということで、それでちょっとまあ、女性のお客様と、といった形で…

会員S:一方的に、はい。

山尾:(事件当時の)録音あるんですけれども、聞かれます?

佐野:あ、そこまではちょっと。それはちょっと私らではできない場合もございますので。
あの、一旦こちらをどういう状況でなったかをこちらでまとめるかそういうので、山尾さんですかね、またお返事した方が宜しいですかね。

山尾:それはもう、ぜひ。お願いします。

佐野:12月9日にそういう罵声を浴びて、なぜ(鉄道側が)そういう対応をしたかということですね。

山尾:「電車を発車できない」ということを言われて、実際5分ほど遅れているみたいなんですけれども、まるで男性客のせいで「アンタが降りないと発車しないぞ」というような迫り方をされた。
いきなり罵声を浴びせられてですね、精神的にもショックだったと思いますよ。
「降りろ!」「おったら気分悪いんや!」というようなこと…それから彼も多少そういうことを言われたら興奮してしまいます。どうしても人間ですから。
彼も言い返したりしたけども、「お客様センターに聞いてもあくまで任意協力だと答えている」ことを彼は“猛獣女”に言ったところですね、その“猛獣女”は「お前は『お客様センター』って、テレビか冷蔵庫でも買ったんか!!」ってわけのわからんことを喚きだしてですね…。

佐野:いろんなお客様がおられますからね。それはどうしても…

山尾:ですから、そういうことを言うお客様はお咎めなしで、ただ乗ってた男性客に「降りて事情を聞かせてくれ、あんたが乗ってたら電車発車しない」、乗ってたら発車しないのは女のほうじゃないんですか!?

佐野:私ら何て言っていいのか本当にわからないんですけれども、それはどっちが非があるかは私共には分かりかねる部分がありますので、当日そのお客様とその暴言されたお客様とご一緒に降りていただいてご確認したらよかったと思うんです。それは。
なので、そこは私は言える立場ではないんですけれども。

会員F:本来なら、何か乗客同士のトラブルがあれば当事者同士で降りてもらって、というのが本来の対応だとは思うんですけどね。

佐野:こちらで一旦話を確認させていただいてもよろしいですかね。ちょっと時間がかかるとは思うんですけれども。

山尾:またですね、今、口頭で申し上げましたんですけども、録音はちょっと聞けないということでおっしゃって、口頭で伝えるのと実際の現場の雰囲気ではニュアンスが違うこともあると思いますし、違う部分もあると思いますので、佐野さんですか、佐野さんでご無理でしたらどなたか是非確認していただいた上で現場がどうだったかをちゃんと把握した上でお返事いただきたいな、と。

佐野:わかりました。一旦その内容だけ上司に回すので、上司に相談の上という形でも…。
今相談できる方が宜しいですかね?それか今から時間が掛かるようなら後日お電話か…。

山尾:あまり時間が掛かるようでしたら後日でも結構ですけれども。

佐野:把握するのに時間が掛かると思うんですよ。
当日誰がどういう担当だったかというのをこちらで確認しないといけないので。
だいぶお時間が掛かると思いますので、そこまではちょっと。
一旦こちらで…こちら(会の山尾の名刺)のほうにお電話で御連絡する形に致しましょうか?

山尾:皆さんそれで宜しいですか?
(一同頷く)

佐野:あまりなにか、そそうや何かということになれば、私共で関係が出来ない可能性もありますけれども。

山尾:え?何?

佐野:そういう色んな、例えば被害届を出すとかそういったことはそこまでは分かりかねますけど、内容とかどういう状況だったかというのはこちらでは分からないもので、すぐにお答えできなくて申し訳ないですけど。

山尾:とんでもないです。じゃ、宜しくお願いします。

佐野:山尾様宛に、電話だけで宜しいですかね?

山尾:「こうなりました」ということで電話いただいて、もし「録音聞きます」とおっしゃる答えが出たなら、「じゃまたいつ来ます」とかそういうことで後あと…ですね。

佐野:まあそういう遣り取りに…

山尾:結構(=了解)です。

佐野:上司からになると思うんですけども。
じゃこちらの方に連絡させていただきます。
お時間帯とかは?

山尾:仕事中とかはなかなか電話には出られないですけれども、留守番電話に入れていただいたら何とか折り返ししたりしたいとは思います。

佐野:わかりました。では内容等はこちらのお名刺でわからせていただきますので、返答あるということで、どういう状況かまた教えてほしいということ、また責任者の者から連絡させていただきますので。

山尾:どうもありがとうございました。

(文中敬称略)

新大阪駅からの回答

後日、新大阪駅のやまむら(山村?)氏から、当会の山尾関西本部長に電話があり、しばらく話したとのことだが、これがとんでもない対応であった。

山尾本部長が9日の事件の録音を聞かせようとしても頑なに「録音を聞くのはご遠慮します」と言って結局、聞こうとしなかったとの事(おそらく暴言女の暴走ぶりを見せつけられると、「トラブルを起こしたのは暴言女」であると認めざるを得なくなるからであろう)。

また、当会会員Sを移動させたのは(Sが乗り続けていると)「また他の女性客との間でトラブルになってはいけないという思いがありあのような処置を執った」などと、言っていたらしい。

しかしながら、それなら両方とも降ろせば良い話で、男性(当会会員)だけを降ろそうとしたことを正当化する理由にはならない。

「私(=やまむら氏)が到着したときにはもう男性も着席してトラブル状態ではなかったのでそれ以前がどのようなことがあったのかは分からない」などと言うので、「分からないまま対応したの?双方から事情を聞かなきゃだめでしょ」と山尾が追及しても、のらりくらり。

「お願いの繰り返しは強要だ、本人は複数に囲まれて怖かったと言っている」・「彼は当会の会員で、納得して移動するとは考えがたい」と山尾が言っても「お願いしたら理解して移動くれたと認識している」の一点張りで全く取り合おうとしなかったとのこと。まるでお話にならない。

ちなみに、2年前の「塚口事件」の際にJR西日本は、「再発を防止するための指導・教育を大阪支社管内全域で徹底する」という約束をし、そして謝罪したJRの社員も「(女性専用車に)男性客が乗っていても悪いことではないということを、(女性客から)クレームを受けた際に伝える」と言っていたのだが、どうやら「その場しのぎの言い逃れ」だったようである。

それだけではないJR西日本のトンデモ対応。

しかもJRのトンデモ対応はそれだけではない。

実は、私達が新大阪駅に抗議に行く前(12月10日)にも、当会の他のメンバーがJR西日本に抗議の電話をかけるなどしたが、対応に出た相手が「女性専用車に協力していただけないのは残念です」などと言っていたらしい。

どうやら、(男女同じ運賃を取りながら)「男性が女性専用車に協力するのは当然」と考えているようだ。

また、新大阪駅での対応と同様、こちらが録音して証拠を残していることに対し、「録音内容を徹底して無視」している。

同じJR西日本内とは言え、新大阪駅とお客様センターという、全く別の部署(?)が同じ対応をとっていることから考えて、恐らく「反対派が録音した音声は聞かない」・「聞かされても相手にしない」というマニュアルがすでにあるのだろう。

「そうすれば反対派は撃退できる」と踏んでいるのだろうか?

そして、「そういう態度を取り続けていれば、いずれ反対派は諦めるだろう」とでも思っているのだろうか?

以下その内容。

会員:昨日、1195C列車が遅延したと聞いたのですが

社員:何列車ですか。もう一度、お願いします

会員:1195C列車です

社員:確認します

社員:5分遅延していますね。申し訳ございませんでした。迷惑行為があったと聞きました

会員:女性客から男性が迷惑行為を受けました(ここで15時50分からの新大阪に着くまでの経緯を説明)

会員:女性客から通報があった場合は女性客に任意であることを伝えてください

社員:お客様が乗ったのですか

会員:知人です

社員:間違えて女性専用車に乗られたのですか

会員:任意の協力で成り立っており、男性も乗れると聞いているので意図的に乗りました

社員:お客様は乗っていらっしゃらないのですね

会員:はい。ですが、音声は残っております

社員:それは個人情報なので、私どもでは伺うことはできません
(これを繰り返す。2回目以降は「お客様は当事者でないから、伺うことができません」や「その時の様子を存じていないのですね」と返してきたので取りあえず、音声を1分ほど流した)

社員:(わざとらしく)よく聞き取れませんでした。個人情報なので私どもでは伺えません

会員:とりあえず、遅延しないよう、今後は女性客から通報があった場合は女性客に任意であることを伝えるよう車掌区に伝えてください

社員:それはできません。ご協力をお願いしますと放送しており、女性専用車には他のお客様が協力していらっしゃるのに、協力していただけない方がいらっしゃるのは残念です。

会員:女性客には任意の協力で成り立っていることは伝わっていません。それに、他の鉄道会社では残念という、そういう言い方はしませんよ」

(去年、12月に東急東横線・自由が丘での乗車会中の出来事を抗議した際は「残念」でなく、駅員のN氏から「いつも、ご利用いただきありがとうございます」と返事の中で数回出てきたことを元に説明)

社員:お客様からのご意見は伝えておきます。
ただ、その方(会員S)に協力していただけないのは残念だと伝えておいてください

(男性客から女性客と同じ運賃を取っておきながら、「男性は女性専用車に協力して当たり前」と考えているようだ。公共交通機関でありながら、よくこのようなことを言えるものだと驚くばかりである。)

また、同じ会員がメールで問い合わせたところ、返ってきた返答が以下のとおり。

いつもJR西日本をご利用いただきまして、ありがとうございます。

また、ご連絡が遅くなりましたことをお詫びいたします。

お客様からいただきました貴重なご意見に対し、ご回答させていただきます。

女性専用車は、女性の社会進出にあわせて高まりつつある社会のニーズやお客様の声にお応えするとともに、「お客様がご利用しやすい鉄道づくり」の一環として導入しました。

ご指摘のとおり法的な強制力はございませんが、男性のお客様にご協力いただきながら設定しております。

ポスター等を作成し、女性専用車へのご理解を高める取り組みをすすめるとともに、社員への周知にも継続して努めてまいりますので、ご利用のお客様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒、ご理解ご協力賜りますようお願いいたします。

今後ともJR西日本をご利用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

「お客様が利用しやすい鉄道作り」と言うが、ここでJR西日本の言う「お客様」とは、女性客のことのみを指すのか?

少なくとも、女性専用車があることで男性客が鉄道を利用しやすくなるようなことは、およそ何もない(「女性専用車が冤罪防止になる」などというのは愚論である)にもかかわらず、女性専用車を「お客様が利用しやすい鉄道作りの一環」だと言う、ということはJR西日本にとっての「お客様」とは女性客のことであり、実は男性客など「お客様」とは思っていないということになる。

また、2011年にJR西日本が女性専用車を終日化した際、自らのHPで「痴漢など迷惑行為対策の強化について」という表題をつけた告知を出し、「女性専用車=痴漢対策」を前面に出していた(http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175071_799.html(アーカイブ)=現在はリンク切れ)のだが、今回の会員へのメールでの回答(上記)では「痴漢対策」という文言が全くない。

これでは、混雑のない時間帯にまで、「昼間や休日もラッシュ時と同じくらい痴漢が発生している」という、こじつけのような理由をつけて女性専用車を毎日完全終日化した挙句、それが元で「痴漢対策」という理由を疑われだしたために、「今度はなるべく『痴漢対策』という言葉は使わないようにしてきているのか?」と思われても仕方がない(当会サイトで度々述べている通り、JR西日本の女性専用車は女性客獲得のための「営利目的」だと思われる)。

もちろん、「『お客様がご利用しやすい鉄道作り』の中に痴漢対策も含まれている」などという「言い訳」はいくらでも出来るだろうが・・・

私達が乗車活動をする理由

ネット上などではよく、「女性専用車両に抗議するなら、鉄道会社に直接抗議するべき」などという意見を見かけるが、私達は電話やメールでの抗議はもちろん、実際に過去に何度も鉄道会社の本社・本局に足を運んで抗議している。

しかしながら鉄道会社に直接抗議しても、ここまでご覧いただいたとおりで、暖簾に腕押し、糠に釘・・・全くお話にならないのである。

JR西日本だけでなく、女性専用車両実施の鉄道事業者のほとんどが、「女性専用車両は任意協力」としている。

任意協力だと言っていない鉄道事業者も、まず(公式に)「女性専用車両は強制」とは言わない。

そういう鉄道事業者は、任意かどうかを聞いても話をそらし、ごまかそうとする。つまり、「強制」とは言えないのだ。

しかしながら、鉄道事業者は女性専用車を「任意協力」ということにした上で、それを利用客に知らせないようにして、法の網をかいくぐりながら、法的にグレーゾーンの存在である女性専用車両を維持しているのだから、私達としてはそこを突くしかない。

つまり、「本当は男性が乗車しても法的に問題ない」という事を広く世間に周知すると同時に、実際に乗車してそれを証明して行くしかない(言うまでもないが、鉄道会社のウソを許さないための活動であり、女性専用車両の女性客に抗議したり喧嘩を売ったりするのが目的ではない)。

ただ、JR西日本の場合、「任意協力である」ことは一応(言葉の上では)認めながら、実際には半ば強制(脅し)とも取れる排除を行い、さらにそれを「ご理解していただいたから移動して下さったので問題ない」と言い張るなど、「任意協力」を隠す鉄道会社よりもある意味、さらに悪質であるといえる。

そして当会としても、JR西日本がそういう態度で来るなら、今後も徹底して乗車活動を行い、粘り強く抗議活動を続けていかなければならないと認識している。

しかし、当会会員の多くが仕事を持ちながら活動している状況であり、なかなか思ったように乗車会に参加出来ないのが現状である。

そのため、どうしても「毎日のように大勢で乗り込む」というところまではなかなか行かない。

この活動をもっと盛り上げていくためには、活動に参加する人数自体をもっと増やしていくしかない。

当会サイトをご覧の皆様、もし女性専用車両がおかしいと思われるのであれば、そして、鉄道事業者の取る態度がおかしいと思われるのであれば、どうか一人でも多く私達の活動にご参加いただきたい。

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