2009年12月 関西本部:地下鉄御堂筋線 非協力乗車会

当会関西本部では、09年12月18日に、大阪市営地下鉄御堂筋線におきまして、非協力乗車を行いました。

以下、09年12月18日の非協力乗車会に参加したメンバーからの報告です。


2009年12月18日(金)に行った、関西本部非協力乗車会の報告

我々は当日20時に阪急梅田駅に集合、早速大阪市営御堂筋線梅田駅に向かった。

まずは梅田から北行きで新大阪まで乗車。

かなりすいておりこの間特に何もなかった。

我々を気にとめる女性客も全くなしである。

新大阪で南行き(天王寺行き)に乗車し着席。

斜め向かいの女性客が「女性専用車両」のステッカーと私たちの方を交互に見つめ、かなり気にしている様子。

彼女は自分の行為が男性排除=差別であることに気づいているだろうか?

しかし結局何も言ってこなかった。

梅田で駅員が私たちに気づき、ドア越しに「女性専用車両で~す」と2回ほど繰り返したものの、車内には入ってこず(今までと違う)。

ここで例の女性客がまた私たちを見つめた。

その後いつもホームに駅員がいる本町にもこの日はおらず、何事もなく過ぎていった。

しかしそれは「嵐の前の静けさ」だったのだ。

列車が終着の天王寺に着くと私たちは降り、ホームで整列して「これからどうするか」の話をしていた。

そこにめがねの駅員登場(名札はよく見えなかった)。

駅員:ここは女性専用車両の位置なんですが・・・。

会員:こんな男性差別に協力する気はありませんので・・・ 今も乗ってきました。

駅員:ご協力いただけませんか?

会員:出来ません。

駅員:そうですか、これからもご乗車になられると言うことですか?

会員:はい、乗ります。

ここで、当初天王寺までだった乗車予定を急遽変更し、さらに南の長居まで乗ることに決定

なかもず行き電車が到着、ドアが開き、降りる人に道を譲るために脇に下がっていると例の駅員がしつこくまたも声かけ。

駅員:かたまって乗らずに、分かれてご乗車いただけませんか。
(なぜ整列乗車の先頭にきちんと並んでいるのに、別の列の後ろに回らなければならないのだ!!)

会員:どこに乗ろうと自由でしょ!

駅員:ご協力いただけませんか?

会員:出来ません!!

その後かなり混雑した女性専用車両に乗って長居まで行ったのであった(一部メンバーは終着なかもずまで行き、さらに折り返し)。


翌19日朝、誤乗車ではないと分かっているのになぜしつこく「お願い」するのか。

なぜ「分かれて乗らなければならない」のか、電話で天王寺駅に抗議した。

特に「分かれて乗車」については我々をスリか痴漢集団と判断していた可能性もあり、差別発言・人権問題であると強く申し入れた。

また、なぜそのような発言をしたかの理由について、回答をするよう約束を取り付けた。

久々の、骨のある非協力乗車であった。

後日、天王寺駅から電話があり、当該駅員の名前を教えてくれるとともに「ご理解とご協力をいただくためにお声かけをした」とのことだった。

当会担当者は「はっきり協力する意志はないと言っている。

本局は誤乗車の場合にはお声をかけると言っているのに、なぜはっきりと非協力の意思表示をしている者に対して何度も『お願い』をするのか?

交通局長から文書で『運送契約上の義務を負わせるものではない』との回答をもらっている。

何度もしつこく『お願い』することは『お願い』ではなく強制だ!」と訴えた。

相手は「はい、はい」と言って聞いているだけであった。

最後に「このことはきっちりと上に伝えてください。」と言うと、「解りました。」とのことで、電話は終了した。

「なぜ分かれて乗らないといけないのか?」については、「ホーム、車内ともに混雑していたため、そのようにお願いした」という回答であり、女性専用車両に複数の男性が一緒に乗車しようとしたためであるとは認めなかった。

しかし混雑が激しいため空いているドアに分かれて乗車して欲しい、ということならば常識的に考えて列の最後尾の人に言うであろう。

列の先頭に並んでいた我々に対して「分かれて乗車して欲しい」と言ったことが女性専用車両と無関係とはどうしても思えないのである。

「女性専用車両は男性の任意協力の下に成り立っている」という鉄則が忘れられ去られていることを如実に感じさせる出来事であった。

(報告:関西本部長 山尾)

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