関東の路線の限定広告調査

関東の路線の限定広告調査

関東の路線 | 関西の路線

JR東日本

女性専用車中づりジャック

割高な広告料金で金儲け。
こんなおいしい【商売】はやめられません。

『女性専用車』と称している車両では実施時間帯になると不当に男性を排除して女性だけの空間が出来上がります。
それに目をつけて、ここに女性向けの広告を出せば極めて広告訴求効果が高くなるだろうと目論んだ一部の鉄道事業者は割高な料金を設定してスポンサーを募集してきました。

当会では「女性専用車中づりジャック」という名称で女性専用車両限定広告を募集した路線のうち、JR東日本 埼京線の事例を調査しました。

以下に記す企業名はこれまで女性専用車両限定広告を出した会社の一部です。

カルピス(撮影:2009年6月 場所:大宮駅)

9号車(非女性専用車)

10号車(女性専用車)

ロレアル(撮影:2009年11月 場所:新宿駅)

9号車(非女性専用車)

10号車(女性専用車)

9号車と10号車を比べてみてください。
9号車の中吊り広告(天井から吊り下げる広告)は一般的にみられる多種多様のものですが、10号車の中吊り広告は全て同じスポンサー(広告主)となっています。
これが後述する 女性専用車中づりジャック というものです。


では、一体どれだけ割高な広告料金なのでしょうか?
下記の表はJR東日本の関連会社で交通広告を請け負う ジェイアール東日本企画 のサイトに載っている 料金表 (現在はリンク切れ)を基に作成したものです。

プラン名 7日間掲示の料金 4,200枚あたりの料金
女性専用車(1両)中づりジャック  4,200枚  500万円  500万円
3線群中づり(1両A期) 22,050枚 2,250万円 約429万円
3線群中づり(1両B期) 22,050枚 1,900万円 約362万円
3線群中づり(1両C期) 22,050枚 1,600万円 約311万円

※女性専用車中づりジャック:
埼京・川越線、りんかい線、常磐緩行線、つくばエクスプレス線、中央線(快速)、青梅線、五日市線、中央・総武緩行線の女性専用車限定で1社で1両丸ごと中づり広告を独占する。

※3線群中づり:
京浜東北線群(京浜東北・根岸線、横浜線、南武線、鶴見線、相模線、埼京・川越線、りんかい線)、山手線群(山手線、常磐線、横須賀・総武線(快速)、つくばエクスプレス線)、中央線(快速)群(中央線(快速)、中央・総武緩行線、京葉線、青梅線、五日市線、武蔵野線)の3線群の各路線を走る車両の中づりに広告を掲示する。

※原則として1両当たり1枚だが『女性専用車中づりジャック』を実施している時の女性専用車は除外される。

A期:4/1~4/30・6/15~7/12・11/16~12/30・2/15~3/31
B期:6/1~6/14・7/13~7/26・9/1~11/15・1/5~1/10
C期:5/1~5/31・7/27~8/31・1/11~2/14

上記の表の『4,200枚あたりの料金』の欄をご覧ください。
『女性専用車中づりジャック』の料金は『3線群中づり(C期)』と比べれば60%以上、A期と比べても約17%割高です。

当然、鉄道事業者はそれだけ多くの広告収入を得ており、金儲けになっています。
どうでしょう、実においしい【商売】ではありませんか?

『痴漢対策』や『女性の安心』を名目に全ての男性を犯罪者扱いしておきながら、女性専用車両限定広告で金儲け…。
一体、これのどこが「痴漢対策」なのですか?
このような所業は断じて許せません!

企業には『営業の自由』があると言われていますが「何をやっても❝文字通り❞自由」というわけではありません。
特に鉄道のような認可事業はその事業の重要性から公平性を保たなければなりません

このような女性専用車両限定広告はジェイアール東日本企画が請け負うJR東日本各線やつくばエクスプレスのみならず、他社の路線でも見られます。
また、中づり広告以外の媒体もあります。

当会ではこのような営利行為を厳しく監視し、スポンサー企業とともに鉄道各社を糾弾して参ります。


これら以外にも『女性専用車中づりジャック』を利用して広告活動を行っている企業があります。

東京ドームシティ(撮影:2008年4月 場所:川越駅)

グリコ(撮影:2008年6月  場所: 赤羽駅)

ロレアル(撮影:2008年10月  場所: 川越駅)

SK-II(撮影:2009年12月  場所: 武蔵浦和駅/※埼京線非協力乗車会時に撮影)

埼京線ではかつて女性専用車の車体にも限定広告を貼り付けていました。
以下はその時の広告です。

コカ・コーラ(撮影:2007年4月  場所: 池袋駅)

BAND-AID(撮影:2008年4月  場所: 赤羽駅)

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