当会に寄せられたご意見(2014年5月~6月)

2014年5月~6月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


男性専用車両を求める投稿

●性別:男性

●国土交通省の取り組みについて

「痴漢のでっち上げ事件」について

されてもいない女性が、お金目的で、「痴漢のでっち上げ」も増えています。

やってもいない男性が、それ一つで、人生が台無しにされます。

「男性専用車両」の試験導入をお願い致します。

男女同じ運賃を払っています。

台湾などでは差別なので、女性専用車両は導入していません。

6両編成以上は、男性専用車両の導入が可能です。

男性専用車両の導入の要請お願い致します。

男女平等の社会です。

何もしていないのに、人生を狂わされる男性を、助けてください。

当会からの回答

※初めに断わっておきますが、当会はサイトに明記しておりますとおり、男性専用車両も含めて「専用車両」には反対の立場の団体です。

したがって男性専用車両の設置を求める活動はしておりません。

投稿者様には期待外れかもしれませんが、当会サイトなどをよくお読みいただき、考えていただきたいのです。

女性専用車両は痴漢対策と言われておりますが、実際には推進した政治家・政党の人気取り政策であり、痴漢対策は建前でしかありません。

ですから当然、「痴漢対策」の延長線上の存在に当たる、「痴漢冤罪対策の男性専用車両」などはまず作られないと考えたほうが良いわけです。

こんな状況で「女性の痴漢被害だけでなく、男性の冤罪被害も深刻なのだから男性専用車両を」と言えば、その時点で「女性専用車両=痴漢対策」というウソにだまされていることになります。

また、今の世の中では「男性専用車両も作るべき」という意見は「女性専用車両のみ設置に賛成」と同じように扱われます。

つまり、女性専用車両の賛否を問うアンケートなどで「男性専用車両もあれば良い」と答えると、それは「女性専用車両に賛成○○%・反対○○%」の「賛成」にカウントされてしまうことが多いのです。

結局、男性専用車両を求める考えというのは、したたかな女性専用車両推進派にうまく利用されるのがオチだと思っておいたほうが良いでしょう。

当会は表向き「痴漢対策」と言いつつ、実際には政治目的や営利目的(広告料収入など)で設置・運営されている女性専用車両が、本来同じ運賃を支払えば誰でも公平に利用できるはずの公共交通機関において推進されていることに異を唱えている団体です。

もちろん、当会といたしましても痴漢冤罪の実態もひどいものであることは認識しておりますし、痴漢やその冤罪を減らすための手段としての車内監視カメラの設置も提唱しておりますが、あなたが痴漢冤罪問題の解決や被害者の救済に主眼を置いておられるなら、痴漢冤罪被害者の団体などを当たられてはいかがでしょうか?


女性専用車両に関する考察のご意見投稿

●性別:男性

●20代半ばの会社員をしてます。私は女性専用車両に反対です。
初めての投稿で、色々な切り口から話したいですが今回は運賃の平等性と男女差別の契機について話します。

はじめに同じ運賃しか払っていないのに男性は乗れない雰囲気があるのがまずおかしいと思います。

痴漢対策らしいとのことですが、痴漢を避けたい気持ちと運賃は別件ではないでしょうか。

誰もが公共機関に乗る以上不快な思いをすることもあり、リスクもあります。他人の音楽、携帯電話、臭い、化粧、顔つき挙げたらキリがありません。

さて、痴漢に襲われている人は痴漢を検挙すればよい。その後どうしても怖いならタクシーかグリーン車に乗ればよい。お金を多く払わず、サービスを受けようとするのがおかしいのではないか。反復にはなるが運賃の平等と、痴漢は関係がない。

また、女性の方に考えていただきたいのは女性専用車両は女性卑下の大きな元になると考えます。

女性専用車両は男性の協力のもと成り立つとすれば、それは男性の慈悲と言い換えてもいいのではないか。

慈悲がある以上男女差別はなくならず、更なる男女差別の契機になると考える。

男性差別、女性差別どちらの面から見ても同じ運賃での女性専用車両は無くすべきだと考えます。

当会からの回答

※ご意見ありがとうございます。

この女性専用車両の問題もいろいろな角度、視点から見ることができると思いますが、少なくとも痴漢対策とは考えないほうが良いと思います。

理由はいつも当サイトで繰り返し述べている通りですのでここでは書きませんが、(もしまだ目を通されていないのであれば)当会サイトの過去の「活動報告」や「ご意見紹介」などもお時間のある時に目を通していただきましたら幸いです。

仮に痴漢対策だと認めたとしても、あなたのおっしゃる通り、だからと言って(痴漢ではない男性も含めた)男性すべてに不利益を与えて良いものではないですが、現実にはおよそ痴漢対策とは言えない実態があります。

ですから、なおさら男性であるというだけで男性に「公共の場での不利益」を与える女性専用車両は許してはならないのです。

「女性専用車両は女性卑下の大きな元」とのご意見ですが、残念ながら女性専用車両に賛成している女性にはそのような考えはないのではないかと思います。

逆に女性専用車両をはじめとする女性専用エリアを自分たちの「既得権益」のように捉えている者も少なくないのではないでしょうか?

しかし、女性がすべてそんな人かというと、そんなことはないと思います。

時折、当会に女性専用車両反対派の女性からご意見投稿いただくこともありますが、そういう人は大変知的というか、物事を「うわべ」で判断せず、そのウラ側もきっちりと見抜く、なかなか鋭い人であることが多いです。

そういう人なら、あなたの考えも理解してくださるかもしれません。


非協力乗車に疑問を持つ反対派からのご意見

●性別:男性

●私は女性専用車両には反対であり、貴団体の目的や思想には合致するところが多いのですが、 活動報告を見ていて、いろいろと思うことがあるので意見をさせていただきます。

非協力乗車を行っているとのことですが、周囲の人から見れば、「何やら訳の分からない人たちが乗っている」としか見られていないのではないかと思っています。

活動報告を見ていると、貴団体は「女性専用車を廃止すべく活動している」のではなく、「女性専用車にも男性が乗れることをアピールする」ことが目的になっている感が否めません。

非協力乗車ばかりでなく、鉄道会社相手に裁判を起こすとか、メンバーで女性専用車に反対する内容の本を書く(新書など)などの行動を起こしたほうが良いのではないでしょうか。

当会からの回答

※当会がなぜ「鉄道会社相手に裁判を起こす」のではなく、非協力(任意確認)乗車を行っているか、その理由をご説明いたします。

鉄道事業者は女性専用車両を「任意協力」にしています。

しかし普段、利用客に対しては任意協力であることを隠しながら、事実上の「強制」のような運用をし、それでいて訴訟を起こされると、今度は裁判所に対し、「任意だから問題ない」という主張を行います。

お分かりいただけましたでしょうか?

「任意協力」は鉄道会社の「訴訟対策」なのです。

つまり、裁判を起こしたところで「任意だから問題ない」という結果になるのは目に見えているわけです。(実際にそういう判例が過去、いくつもあります)

鉄道事業者は「任意協力」で、法的な問題に引っかからないようにうまく逃げ、その一方で利用者には「女性専用車両」という名前で強制的なものと思わせて、「利用者が勝手に協力している」ということにして片付けようとしているわけですから、当然私達とすれば「ならば実際に乗ってやろう」となります。

また、女性専用車両に男性が乗れることを世間にアピールすることは女性専用車両の形骸化につながりますし、最終的には廃止にもつながるでしょう。

そして、非協力乗車を行ってきたからこそ、当会を含む反対派の活動が徐々に世間に知られはじめ、一部マスコミでも取り上げられたりするようになったわけです。

そして、そうした中から女性専用車両問題に関心を持ち、インターネットなどで調べて「今まで何も知らなかったがそういうことだったのか・・・」と専用車両の問題性に気付く人も出てくるわけです。

あなたからすれば、「非協力乗車はわけの分からない人が乗っていると思われるだけで、無意味な活動」ということなのかもしれませんが、実際には当会の過去のご意見紹介を見ていただいてもお分かりいただける通り、批判ばかりではなく、支持・賛同の意見も多数届いています。

鉄道事業者相手に裁判を起こしても、先に述べたとおり「任意だから問題ない」で終わりですが、非協力乗車に関しては鉄道事業者も女性専用車両を「任意協力」にしている以上、実際に乗る男性がいても強制排除はできませんし、もしそれで何か問題が起きれば、結果として何らかの対応(社員教育など)をせざるを得なくなります。

以前は私達が非協力乗車していると、電車を止めてまでしつこく声掛けを行ったりしていましたが、今ではそういうことは少なくなりました。

これも鉄道事業者の対応の変化です。

そして、男性が専用車内にいることが珍しくなくなれば、女性客からの声掛けも少なくなってきます。

その結果、本来「任意協力」である女性専用車両に男性が乗ることの抵抗も少しずつですが薄れていきます。

本を出すことについては、過去に当会内で意見として出たことはあるものの、今のところインターネット上でも情報発信できることなどから、具体化はしていません。


背伸びがしたい人(?)のご意見

●性別:男性

●Youtubeの動画も見ての意見で、非協力乗車についてですが、女性専用車両は、名称はどうあれ、痴漢防止対策を目的とした一種のマナーであると考えます。

例えば、昨今携帯電話需要で利用者が増え、携帯電話に対する車内通話や、優先座席での携帯電話の使用は、鉄道会社では禁止されていますよね?でも、これを犯したからと言って法的には捌かれることは無いですよね?しかし、マナー違反であることには変わりありませんし、少なからず他人に迷惑をかける行為であることから、これらは禁止されていることは理解できますか?

そこを、例えば経済的に携帯電話を持つことが生活上厳しい人が居るとして、携帯電話は裕福層が持つ物として、これらを禁止されれば、裕福層に対する差別だ!とあなたたちは訴えますか?

たしかに、事細かに取り上げれば差別かもしれませんが、こんなこといちいち言う人も居なければ考える人も居ないと思いませんか?

今の日本、実際そこまで生活に困ってる人は居るにせよ、裕福でなくても大抵携帯電話は持っていますよね。

つまり、「非協力乗車」というのは、法で裁かれる事がないからといって行うマナー違反行為です。
マナー違反と性差別は別問題です。

もっと根本を考えましょう、あなたたちの行動を見ていると、子供の幼稚で稚拙なわがままにしか見えないですよ。

マナー違反はいけませんので、現段階で女性専用車両に乗ることは、即刻おやめください。

乗りたいなら、きちんと意見を通してください。

意見を通すことと、女性専用車両に乗ることは別です。

大人ならそれくらいのモラルは持って行動してほしいものです。

当会からの回答

※やたらと「上から目線」ですが、ご意見投稿なさる前にきちんと当会のサイトはご覧になったのでしょうか?

Youtubeの動画も見ての意見で、非協力乗車についてですが、女性専用車両は、名称はどうあれ、痴漢防止対策を目的とした一種のマナーであると考えます。

「女性専用車両は痴漢対策ではない」ということも、「女性専用車両はマナーではない」ということも、当会がサイトなどで過去、何度も申し上げてきたことですが、ご存知なかったのですか?
大体、一部の政党・政治家が痴漢対策を「建前」にして推進してきた人気取り政策、すなわち「政治目的に利用されてきた女性専用車両」を、「痴漢防止対策を目的とした一種のマナーであると考えます」などと大真面目で言っている時点で噴飯ものです。
マナー云々にしても、鉄道事業者自身が、「男性が女性専用車両に乗ってもマナー違反ではない」と認めていますし・・・http://t.co/fSSqdhw54Q

なぜ駅や車内のマナー啓発ポスターに、「男性は女性専用車両に乗らないで」というものが存在しないのか、よく考えてみれば分かるでしょう。

例えば、昨今携帯電話需要で利用者が増え、携帯電話に対する車内通話や、優先座席での携帯電話の使用は、鉄道会社では禁止されていますよね?でも、これを犯したからと言って法的には捌かれることは無いですよね?
しかし、マナー違反であることには変わりありませんし、少なからず他人に迷惑をかける行為であることから、これらは禁止されていることは理解できますか?

本人の意思でする・しないを決められる「車内通話」や「優先席付近での携帯電話の使用」を禁止することと、本人の意思や努力ではどうにもならない「性別という属性」で人を排除しようとする女性専用車両は根本的に異なるということも、これまで過去に何度も当会サイトで述べて来ていますが、ご存知なかったのですか?

大体、法治国家の日本において、公共の場である車両から、本人の意思や努力では変えることのできない「男性」という生まれつきの「属性」を理由にして排除を行うことは、それ自体、「人種という属性」を理由に黒人を公共の場から排除したアパルトヘイトと同じと言われても仕方の無いものであり、そちらのほうが法的に非常にまずいことであることは理解できますか?

それゆえ、鉄道事業者は男性の乗車を禁止していない(できない)のです。携帯電話を優先席で使用したからと言って法的に何も言われないのとは、全くわけが違うということは理解できますか?

先の「痴漢防止対策を目的とした一種のマナーであると考えます」という発言にしてもそうですが、これらのことから、あなたが当会サイトもろくに読まずに批判の投稿をしてきているのが丸分かりです。

そこを、例えば経済的に携帯電話を持つことが生活上厳しい人が居るとして、携帯電話は裕福層が持つ物として、これらを禁止されれば、裕福層に対する差別だ!とあなたたちは訴えますか?
たしかに、事細かに取り上げれば差別かもしれませんが、こんなこといちいち言う人も居なければ考える人も居ないと思いませんか?今の日本、実際そこまで生活に困ってる人は居るにせよ、裕福でなくても大抵携帯電話は持っていますよね。
つまり、「非協力乗車」というのは、法で裁かれる事がないからといって行うマナー違反行為です。
マナー違反と性差別は別問題です。

言っていることが支離滅裂ですよ。例え話で当会を説き伏せようとしているつもりかもしれませんが、大体、「貧しい人がいるからと言って携帯電話の使用が禁止になったら、それを裕福層に対する差別だと訴えますか?」などというあなたの発想自体、あまりにも馬鹿馬鹿しいです。

しかも、それ(携帯禁止)に対して、「裕福層に対する差別だ!」などと主張することと、当会が(痴漢対策は表向きで実際にはウラのある)女性専用車両に反対していることを、何の根拠もなく一緒にして、「携帯は裕福でなくても大抵誰でも持っている。だからこんなことでいちいち裕福層に対する差別だと騒ぐのはくだらないことだ。つまり非協力乗車は法で裁かれないからといって行うマナー違反行為なのだ。」などと支離滅裂な自論を展開した挙句、「マナー違反と性差別は別問題です」という”正論”を述べているつもりになっているのだとしたら、呆れてものが言えません。

あえて言うなら、「マナー違反と非協力乗車は別問題」でしょう。

これらを見る限り、あなたはかなり思い込みの激しい人ではないでしょうか?
周囲から、「君の言っていることは、わけが分からないよ」と言われることが多くないですか?

もっと根本を考えましょう、あなたたちの行動を見ていると、子供の幼稚で稚拙なわがままにしか見えないですよ。
マナー違反はいけませんので、現段階で女性専用車両に乗ることは、即刻おやめください。
乗りたいなら、きちんと意見を通してください。
意見を通すことと、女性専用車両に乗ることは別です。
大人ならそれくらいのモラルは持って行動してほしいものです。

あなたがもっと根本を考えましょうよ。当会サイトもろくに読まずに、非協力乗車は「マナー違反」だとか、「携帯の車内通話と同じ」などと、過去に反論済みのことを主張して来たり、支離滅裂な例え話をしてきたりでボロ出しまくりなのに、当の本人がそれに全く気付かず、「上から目線」で一生懸命に大人ぶっているのですから笑止千万です。で、そんなあなたが、「あなたたちの行動を見ていると、子供の幼稚で稚拙なわがままにしか見えないですよ」と言っても説得力のかけらもありません。あなたが大人になってください。

こんな調子では恐らく、周囲からも軽く見られて一人前扱いされていないのではないでしょうか?
何だか、あなたの投稿を見ていると、「俺は最低の存在じゃない!こいつら(当会)よりは上なんだ!」というあなたの「心の叫び」が聞こえてくるような気がします。

あなたは否定されるかもしれませんが、本当に人の上に立てる「立派な人」なら、自然と周囲の人から信用・尊敬されるので、あなたのような行動をとる必要は無いのですよ。

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