当会に寄せられたご意見(2016年6月~7月)

2016年6月~7月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


名古屋市交通局に抗議された方からのご投稿

●性別:男性

●名古屋在住の者です。日頃利用している名城線に女性専用車両が導入されることになり、頭にきたので名古屋市交通局に質問を送りつけました。その内容を貴会の方にもぜひお読みいただきたいと思います。

>>交通局への投稿

毎日名城線を利用している者です。この度導入されることになった女性専用車両について質問させていただきます。

東山線での終日実施決定を報じた中日新聞(14年12月29日)の記事には「東山線以外の路線は痴漢被害が少ないため、女性専用車両を実施する予定はない」と書かれていました。これがわずか1年で一転名城線に導入されることになったのはなぜですか。

実際のところ貴局は女性専用車両の拡大にどれだけ前向きなのでしょうか?名古屋市議会の議事録を拝見しますと、貴局の幹部は女性専用車両に積極的な答弁をしているというより、推進派議員(特に公明党)からの圧力に屈しているように見えます。この記事が誤報でなければ、今回の決定は貴局の意に反して行われたのではないですか。

 私が問いたいのは女性専用車両の是非より、拡大決定前に利用者の声を十分に聞いたかという点です。利用者の自由が制限されるデリケートな問題にも関わらず、広く意見を募って本格的に議論された形跡がありません。確かにパブリックコメントという形で市民から意見を募集したこともあるようですが、そのとき寄せられた反対意見には明確な回答を避け、拡大ありきの方針を示されています。また、平成27年10月6日の土木交通委員会で貴局が明らかにした女性専用車両への意見の内訳は賛成18件、反対51件、その他104件でした。決して少なくない反対意見に耳を貸さず、拡大を強行するのは至って不誠実です。

 本来ならば現状の痴漢件数がどれだけ深刻かを客観的な数値をもって市民・利用者に投げかけ、多様な意見を戦わせてもなお女性専用車両が必要という結論になれば、その根拠をはっきりと示して理解を求めるべきと思います。市が運営する公営交通ならなおさらです。「なぜ名城線に必要なのか」「代替手段はないのか」という点も含め、合理性のある理由を具体的に説明してください。貴局が公に掲げる「女性が安心して乗車できるようにするため」では足りないのです。

 何にせよ、これでは一部議員の言いなりになっている印象が拭えません。「議員は市民に選ばれている」という考え方もあるかもしれませんが、利用者は市民だけではありませんし女性専用車両が選挙の争点になったこともありません。

 営業的な言葉でなく、貴局としての本音をお聞きしたいです。納得のいく回答をいただけるまで、私は女性専用車両には協力しません。

>>交通局からの返信

日頃から、市バス・地下鉄をご利用くださいまして誠にありがとうございます。

「ご意見・お問合せフォーム」にてお寄せいただいたお問合わせにお答えいたします。

女性専用車両は、女性のお客さまに安心して乗車いただけることを目的として導入したものです。

女性専用車両の拡大につきましては、賛成・反対を含めた様々な意見を踏まえたうえで、局内で慎重に検討した結果、東山線に次いで利用客の多い名城線・名港線へ拡大する運びとなりました。

お寄せいただきました女性専用車両についてのご意見につきましては、今後の事業運営の参考とさせていただきます。

 このように、まったく回答になっていません。貴会のHPからの情報をもとに、公明党の関与を裏付けたい思惑もあったのですが、この点には一切触れられず完全に逃げられました。

 「局内で慎重に検討した結果…」とありますが、慎重に検討したようには見えないので私も「利用者の声を聞け」と批判的に書いたのです。本音を聞きたいとわざわざ文末に加えたのに、やはり事務的な回答しかできないのかと落胆しました。

 それにしても市議会の議事録を初めて見ましたが、本当に公明党による誘導はたちが悪いですね。貴会のHPに抜粋されている部分だけかと思っていましたが、委員会が開かれるたび執拗に女性専用車両の導入を迫っています。そのほとんどは公明党のH議員によるものです。このオバさん、HPを見ると「女性の視点で」とか「女性の声を」とか、やたら女性であることを強調しています。並べてある実績も女性に偏ったものばかりで、まるで女性のことしか考えてないようです。なぜこの人が土木交通委員なのかわかりませんが、こんな人の独り善がりな政策に一般男性が振り回されてはたまったものではありません。

 H氏は交通局に「実際の痴漢事件の件数に関わりなく」と迫っていますので、痴漢が多かろうが少なかろうが女性専用車両を導入させる気なのです。今回の名城線への導入もその延長でしょうし、このままではさらなる時間拡大、他路線への拡大も現実になるのではと危惧しています。

 もちろん、少数であっても痴漢を許すことはできません。しかし、世間で弱者と呼ばれるのは痴漢被害者だけではありません。高齢者・障がい者などさまざまな弱者が存在する中で女性専用車両とは釣り合いがとれていない政策です。公明党も少し頭を冷やしたらどうでしょうか。

 女性専用車両に反対する会のみなさんは私の意見、並びに交通局からの回答をどうお考えですか?

当会からの回答

※この度は当会にご意見投稿くださいまして、ありがとうございます。

まず交通局の回答ですが、仰る通り完全に逃げていますね。

このところの名古屋市交通局の動きについてはご指摘の通り、

  • 「東山線以外には拡大しない」と言っていながら、その後わずか一年ほどで名城線に拡大決定
  • 交通局に寄せられた意見も18対51で、反対意見が圧倒的多数であるにも関わらず、事実上それは無視

など、おかしなことばかりですが、投稿者様が真剣にお書きになられた質問・抗議に対しても、都合の悪いことには一切答えず、あまりにも誠意のない対応だと思います。

よく、「女性専用車両に不満があるなら、女性専用車両に無理やり乗りこむのではなく、直接鉄道会社に文句を言うべき」などという人がいますが、あなた様の質問に対する交通局の対応を見ても、鉄道会社(交通局)に直接抗議の意見を送っても、「それだけ」では効果は薄いというのは良くお分かりいただけると思います。

やはり、鉄道事業者に意見を言うだけでなく、実際に男性が女性専用車両に乗って、鉄道事業者が対応を取らざるを得ない状況にしなければ、何も変わらないのです。

現在、当会では関東と関西で活動を行っている他、名古屋でも会員募集を行っているところですが、関東・関西に比べると、名古屋はまだまだ人数も少なく、また各自仕事などがあるので、乗車会などの活動するにもなかなか各自の予定が合いません(特に平日は)。

関東・関西も名古屋と同様、やはり各自仕事などがあるため、実際に乗車会などに参加できるのは在籍している会員の一部にとどまりますが、それでも会員数自体が多いため、たまたま都合の付く人間だけでも、何とかそこそこの人数で集まれるわけです。

名古屋では現時点ではまだ平日に多人数での乗車会を度々行えるまでにはなっていません。

もしよければ当会への入会もご検討ください。

次に、推進派議員の姿勢などについてですが、やはりこうした議員は女性専用車両をはじめとする女性優遇政策を「ほぼノーリスクで女性からは高い評価を得られる、ローリスク・ハイリターンな美味しい政策」と考えているのではないでしょうか。

これが日本以外の他の先進国だと、こうした政策を掲げる政治家は対抗勢力だけでなく、世間からも結構批判されたりする(もしよろしければ、昔廃止された女性専用車両を復活させようとしたイギリスの政治家の事例も調べてみてください)のですが、日本ではそれがありません。

だから、女性優遇策をどこまでも推し進めようとする議員も出てくるのではないでしょうか?

つまり、所詮は「痴漢対策など建前」ということです。

しかし、ほとんどのマスコミは真実を伝えず、世間の人々の多くは女性専用車両を今でも痴漢対策だと信じていますから、女性専用車両に疑問の一つも抱かず、逆に反対する人間のことを「痴漢被害者のことも考えられない、幼稚な連中」などと非難してくる者も少なくありません。

私達としては今後もサイトや街宣活動その他によって、マスコミが伝えない、女性専用車両の真実を少しでも多くの人に伝えて行き、「痴漢対策」や「弱者保護」の美名のもとに拡大され続けている女性専用車両に対し、これからも反対運動を続けて行きたいと思っております。


いつも当会の活動報告をご覧くださっている方からのご意見投稿

●性別:男性

●毎回、皆様方の活動報告を拝見させてもらう度に公共の施設の腐敗を感じます。活動報告によれば関西方面には4両編成中1両が専用車両の会社もあるようですね(注:これは2016年4月の活動報告の神戸電鉄のことです)本来なら長編成も防犯カメラ、人員による警備の強化で犯罪防止に策を取るのが普通の発想だと思いますが、4両に1両で明らかな女性客への好感度アップにしか思えないのですが、こうして法的周知など欠片も無く真実を深い所に沈めて、活動されてる皆様方が何で真実を掘り起こして、それ自体が現実は社会の逆風に曝されてしまうような女性客専用の偽善には呆れるばかりです。

女性専用車両の犯罪防止効果は嘘をつかない数字により効果が薄い事が見てとれます。都合の悪いデータを公表しなくなったのは女性客専用が現時点では偽善の証です。見知らぬ他人を気持ち悪く思うのは各々の認識にて、単にそれを理由に全てを風潮で誘導するなんて最近の鉄道事業の不祥事に匹敵する公共利用客に対する無礼ですよ。しかし徐々に皆様方の活動の意義が公共交通や施設にても見てとれるようになりました、属性による専用ではありませんが要件による専用席とか私の周辺の施設も専用席と言った文言が消えつつあります。それだけ公共交通は社会の手本と言うことだと思います、確かに犯罪の犠牲者は救われるべきですが、犯罪防止が今一つピンポイントで無いことが残念です。全体を排除してしまうリスクは計り知れないものがあると思います。

当会からの回答

※いつも当会サイトを閲覧いただき、ありがとうございます。

仰る通り、女性専用車両は痴漢対策と言っていながら、実は痴漢件数は目に見えて減っておらず、鉄道事業者は痴漢件数を非公開にしながら、男性を一人も乗せないよう一生懸命になっているわけで、これだけでも女性専用車両が痴漢対策から完全に外れてしまっているのが分かります。

そして、導入している理由を「痴漢対策」から「女性に安心して乗っていただくため」と、さりげなくすり替えるなど、もはや痴漢対策として成功した・失敗した以前の問題であり、これでは鉄道事業者は人や社会を騙して女性専用車両を続けていると言われても仕方がないでしょう。

しかし、一般の利用客の多くはまだ女性専用車両と言えば痴漢対策だと思っていると思われ、私達といたしましても、地道な活動ではありますが、これからも引き続き、「おかしなものはおかしい」と言っていきたいと思っております。

今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。


「男性=悪」がはびこる世の中を嘆くご意見

●性別:男性

●女性専用車両と関連はある内容です。「男というだけで…。」ゲームセンターの「プリクラ」で「男子禁制、男性による利用を禁止いたします。発見した場合は、撮影した写真を回収し、代金も返金いたしません。警察にこ通報いたします」と言っているゲームセンターがあるみたいです。男性=犯罪者というレッテル貼りを思わせる内容だと思います。単に撮影しただけなのに、無理やり回収すれば、所有権の侵害にもなると思います。今の世の中、男性が近所の子供にあいさつすれば「声かけ」だと疑われ、迷子の子供を助けようとすれば「誘拐」だと思われる時代だと思います。女性や子供が倒れていても、男というだけで疑いをかけられるおそれがあり、助けられない時代になってきていると感じます。倒れた女性を見つけ119番通報して、オペレータから、応急処置を指示されても「触った、痴漢騒がれれば、冤罪になってしまうので、できません、電話を切らせていただきます。」と言わなければならない、そんな世の中が悲しく感じます。実際に迷子の子供を見つけて110番した男性が、警察官から「最寄の交番まで連れてきてください」という指示を「誘拐と間違われるので」と言って、すべて断った事例もあったようです。

 男=犯罪者、起訴されれば、何もしていなくても99%有罪、犯罪と何の関係もない男性までも男というだけで、犯罪者予備軍に見られてしまう世の中が悲しく感じます。特に女性専用車両については、公共交通機関なのに…って思います。

当会からの回答

※どうも「男性を排除すると、女性の客足が伸びる」と考えている経営者が結構いるみたいですね。

恐らく、ご紹介のプリクラのあるゲームセンターの経営者もそんな感じではないでしょうか?

女性専用車両も世間では痴漢対策ということになっていますが、実際には女性客に対する集客効果を期待しているようなフシが、特に関西の鉄道事業者(JR西・阪急など)で見受けられます。

また、(こちらは商売的な目的とは別でしょうが)世間では男性が近所の子供にただ挨拶しただけで、「不審者による声掛け」扱いにするなど、やたらと男性を一方的に悪者に仕立て上げる風潮がこのところ目につきますが、これには何かウラがあるのではないかと直感的ながら感じております。

当会は女性専用車両の問題に取り組む団体であり、それ以外の分野について手を伸ばすというわけには行かないのですが、あなた様ももしお時間に余裕があるなら、今のこういう世の中を少しでも変えていくための団体を立ち上げるなど、活動を始められてみてはいかがでしょうか?

やはり、ネット上ではなく、実際の世の中で活動しないと何も変わりませんから・・・


乗車活動についてのご意見(1)

●性別:男性

●いつも動画の配信を楽しみにしている者です。

ステッカーを指差して「ルールだから降りなさい!」と主張してくる女性に対する抗弁で「白人専用だったらどうするの?」、や「日本人専用だったら問題になるでしょう!」というだけだと、どうにも相手の女性にはピンと来ていないように見受けられるので、「25歳以下の女性専用車両って書いてあったらあなたは黙って従うのですか?」と言ってみてはいかがでしょうか。この場合は相手の女性の年齢を確実に下回る数字を意識することが重要になりますが・・・

自分は一日中車の運転を生業としている都合上、非協力乗車を実践できずにウズウズしておりますので、ドクター差別さんを始め、有志の皆さんの活躍ぶりを自身が乗車しているような感覚で視聴させてもらっています。

どうか皆様、痴漢冤罪だけはでっち上げられないように細心の注意を払って御活動ください。

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございます。

まあ、女性専用車両を強く主張してくるような女性はたいてい話が通じないことが多いですが、だからといって「25歳以下の女性専用だったら・・・」とやるのは、会則で「性差別をしてはならない」と規定している以上、申し訳ないですが、当会といたしましてはそれはちょっといたしかねます。

やはりここは、相手が手を出すなど、法に触れる行為をした場合に私人逮捕するなどして対応するしかないと考えております。

投稿者様におかれましてはちょっと期待外れかもしれませんが、何卒ご了承のほど、お願いいたします。


乗車活動についてのご意見(2)

●性別:男性

●最近では鉄道会社各社狭い上り下り兼用ホームですら男性立ち入り禁止を自演しているようですが、ただですら黄色い線の内側を歩きにくい状況に女性専用車両乗降口に駅員や警備員配置して男性を迂回させる風潮撒いて、そんな暇があるなら終日人員による警備をホームや車内強化したほうが元々の犯罪防止の大義なんじゃないですかね?

今や女性専用の法的な誤りを車外であるホームにまで感染させて風潮にて男性を排除するばかりか乗客全てに法律を周知しないと言った悪い方法にて女性客への集客好感度を上げる始末には呆れるばかりです。非協力に対して非協力を周囲に知らしめる駅員やら、これでは募金に協力しなかった個人を周囲に言いふらす行為そのものですね。極端に言えば協力は協力を拒む人間を前提と考えて後に真実を説明して根気よく迷惑にならない程度に協力を要請するのが筋道で、毎度の非協力乗車と周囲に晒すなどは法律無知どころか反逆そのものですね。お声かけの理由として間違えて乗車?知らずに乗車?結局これらの理由が各駅入れ代わり立ち代わりの降りるまでの実質的な協力の強制なんですね、あれだけ大きな嘘のステッカーやホーム案内にアナウンス、知らずにとか?間違いじゃなくて女性専用車両に男性が居たら法律重視で単に非協力乗車と言うことで声かけなんて必要ないし、これこそ女性専用車両の強制的な誤りを扇ぐトラブル原因なんですがね。周知をしてしまえば男性が乗ってきてしまうとか熟男性を侮辱した考えで、逆に法律を常識に周知したら男性は大半が紳士的で犯罪予備者でないと言う活動の皆様の考えに私も賛成で、これを原点に変えていくべきだと思います。

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございます。

女性専用車両は任意協力であるということを隠蔽して、その上で何とか女性専用車両を守ろうとしているのが、仰るような鉄道事業者の姿勢だと思います。

まあ、「女性専用車両に男性を乗せるな」という女性客の声に応えるべく、「女性の皆様、私達はきちんと仕事をしています!これだけ言っているのに降りない男性客が悪いんです!」という、遠まわしなアピールをしているのでしょう。

いわば、女性客に対する「言い訳」ですね。

鉄道事業者が「女性専用車両」という、事実に反する名称を付け、案内するから、本当に女性専用だと思いこむ女性客が出てくるし、また私達のように「実は任意である」と知っていて乗車してくる男性がいると、何が何でも排除する姿勢を示して女性客に言い訳しなければならなくなるわけです。

しかし、一向に「女性専用車両」という名称を変更しようとしない鉄道事業者の姿勢を見ていると、このまま続けていれば反対派のほうが諦めて、いずれ問題は起きなくなるだろう、という腹づもりがあるのかもしれませんね。

もちろん私達は諦めるつもりは一切ありませんが・・・


男性差別に関心を持ち始めた高校生の方からのご意見投稿

●性別:男性

●高校3年、最近男性差別に興味を持ち始めました。

日本は昔から男性の権力が強い傾向にあり、女性差別が未だに根強く残ってしまっているということは学校で学びました。差別=女性差別という認識が強いですね。確かに女性差別は悪いことです。日本の歴史においての女性差別は、忘れてはならない大きな問題であったとこれからも伝えられるべきです。しかし、女性差別についての問題はよく取り上げられますが、今の社会ではむしろ男性の立場が弱くなり過ぎているのではないでしょうか。男女公平の社会を目指した結果なのでしょうが、個人的に今の状況は納得いきません。

本題に入ります。女性専用車両というものに昔は全く違和感を覚えなかったのですが、最近になってからこれは差別なのではないかと思いここに投稿させていただきます。女性専用車両の目的として痴漢の被害が主となると思うのですが、これが導入されてから減っているのか。現実は分かりませんが、導入してから非公開にした鉄道会社が多くなったというのを聞き、とても減少しているとは信じ難くなりました。成果が出ているなら公表しない理由はないと思います。

また痴漢の被害の答えとしての女性専用車両ならば冤罪の被害防止の男性専用車両も作るべきなのではないでしょうか。痴漢はその人に大きな心の傷をつけるものとして許せない行為です。しかし冤罪はどうでしょうか。これもその人の心に傷、というより人生そのものを壊しかねない絶対にあってはならないことです。女性がこの人痴漢ですと言って疑う人はいない。けれども男性の意見は誰も聞かない。これは明らかにおかしい。男性はいつ犯罪者になるか不安になりながら電車に乗るのです。ならば男性専用車両もあるべきではないのか。

話が少しずれてしまいましたが、要するに目標を成し遂げていない女性専用車両の存在に意味があるのか、という私の意見です。

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございます。

すでにお気づきかと思いますが、女性専用車両は「痴漢被害の答え」ではありません。

当会サイトでも過去に何度も取り上げている通り、鉄道事業者の多くは女性専用車両導入後の痴漢件数を非公開にしており、中には「当社では痴漢の統計は取っていない」と言いながら、実際には過去のマスコミ報道で痴漢件数が報じられているなどというケースもあります。

言ってみれば、痴漢対策と言う名の「化けの皮」がはがれたようなものですが、それでも導入・継続の理由を「痴漢対策」から、「女性に安心して快適にご乗車いただくため」などと少しずつすり替え、女性専用車両を継続しています。

男性専用車両についてですが、これはまず作られることはないと思います。

そもそも女性専用車両が設けられた経緯というのが痴漢対策ではないので、痴漢対策の延長線上の存在である男性専用車両など作られるわけがないのです。

まあ、男性専用車両を作れば票になると考えて、鉄道会社に強く圧力をかける政党でも出てくれば話は別でしょうが、現実的にそのようなことはまず考えられません。

現在の女性専用車両の問題を的確にとらえるには、まず「女性専用車両=痴漢対策」ではないということを見抜く必要があります。

痴漢対策としての目標を成し遂げている・いない以前の問題なのです。

学校教育でもそのようなことは全く教えられないでしょうし、また今のマスコミもそうしたことは全くといっていいくらい報じません。

そうした中、あなたは今の世の中の現状に疑問を持たれました。

その気持ちを忘れず、今後もご自身でいろいろとお調べになって見識を広めていってください。

世の中、おかしなことがいっぱいあります。

そしてそうしたものに対して、常に疑問を持ち、流されない・騙されない、自分の意見をしっかりと持った大人になっていただきたいと思います。


痴漢被害者のための車両の必要性を主張するご意見投稿

●性別:女性

●痴漢件数どうこうではなく既に痴漢に遭われてしまった人が、次から電車に乗ることが怖くならない人なんていないと思うのでそういう一部のトラウマ被害者からしてみれば救いの車両なのかもしれません。だから反対するのもいいんだけど、最近女性専用車両ができてからその一部の人が救いの思いですがるように、せっかく安心して利用していたのにまた廃止されてしまったらと思うとショックだろうしトラウマを思い出しやすくするんじゃないかと。だからそういう人のための車両は男性女性と付けずとも必要だと思います。

痴漢防止車両や冤罪防止車両…でもそれだけじゃ言葉の意味を理解するのも面倒になり皆適当に乗っちゃいそう。防犯カメラは満員電車だと写らなさそうです。トイレのように男女分けられるはずもない。ならば…

全ての車両に警備員を配置するのは無理なので、質問のところにあった思いやり車両という名の車両に目立つ制服を着た乗務員(警備員)が一人でも常に乗っていてもらえばいいのかもしれませんね。

確かに被害者は圧倒的に女性が多いし、女性は男性より恐怖を感じやすい生き物というのは事実。見ず知らずの人からナンパ手紙なんかも相当怖く喜ぶのは一割にも満たないでしょう。逆に男性は手紙を貰っても怖い人もいれば十中八九嬉しいと感じると聞きました。だからといって弱い男性も救うべき。

痴漢されると頭が真っ白になり声が出せなくなる人が多いと聞きます。声を出しても誰も助けてくれないもしくは刺されたりするかもしれない。仮に廃止されたとしても考えることをやめてはいけないと思います。差別なくね。

当会からの回答

※すでに当会サイトでも過去に何度も触れておりますが、女性専用車両が問題なのは「差別であること」に加え、「痴漢対策・犯罪対策から大きく外れている」という点です。

地下鉄など公営の交通機関では、一部の政党・政治家が選挙対策や実績作りのために推しており、またJR・私鉄などでは女性専用車両限定で女性向け広告を割高な広告料を設定して募集し金儲けをしたり、あるいは「男性のいない快適な車内」をウリに、集客効果を期待するようなことをしている(特に関西の一部の鉄道事業者で顕著です)わけで、このようなものを何が何でも残さなければならないのかということです。

本当に被害者のことを思うのなら、痴漢被害が減っていない上に、痴漢対策からも外れてしまっている女性専用車両を何とか守ろうとするのではなく、防犯カメラなど実際に痴漢件数が減った施策にも注目するべきではないでしょうか。

「満員電車だと写らない」というのは、鉄道会社などが監視カメラをやりたくないためによく使う「理由」ですが、混雑が激しいJR埼京線でも「痴漢件数6割減」という結果が出ているわけですから、「満員電車だから効果がない」と言っても説得力はないでしょう。

そもそも「写らなければ効果がない」というのが、実は「ただの思い込み」です。

あなたの言うように、本当に多くの女性が痴漢被害に怯え、大変な恐怖を感じながら電車に乗っているのなら、女性専用車両の設定されている電車は今頃、女性専用車両だけにしか女性客が乗らず、女性専用車両以外の車両はほぼ男性しかいない・・・ということになっているはずです。

しかし実際には、女性専用車両の設定があるにも関わらず、女性専用車両以外の車両での痴漢や冤罪が絶えず、ラッシュ時でも女性専用車両だけが空いていたりするケースが少なくないことからも分かるように、多くの女性客は痴漢云々よりもどの車両が自分が利用する駅の改札や階段に近いか(=利便性)のほうが優先で、あなたが言うほど痴漢を気にしていないということです。

しかもその上、女性専用車両に賛同している女性客の7割以上が「臭いオヤジがいなくていい」・「空いてて快適」など、痴漢対策以外の理由で賛同しているわけですから、もう何をかいわんやです。

あなたの仰るような、「痴漢被害が恐ろしくて、電車に乗るのもやっと」みたいな人は恐らくごく少数でしょうから、女性専用車両を設けなくともそういう人には女性警官などが付き添いで同乗するなどの個別対応で十分のはずです。

広告料の割高な「女性専用車両限定広告」で広告料収入をあげたり、JR西などのように「男性のいない車両は快適ですよ」と言わんばかりに女性専用車両を宣伝している鉄道事業者の姿勢を見ていれば、鉄道事業者が痴漢被害者のことを思って女性専用車両をやっているのではない、ということはお分かりいただけると思います。


正義の味方気取り(?)のご意見投稿

●性別:男性

●いうなれば、女性専用車両に男性が乗ることをルールで禁止していないことをたてにとり、乗り込んで、女性専用車両を有名無実化しようとしている貴殿らは、すくなくとも相撲と野球に対し以下の見識であるべきでしょう。

1 大相撲の白鵬もたとえ大横綱でもルールに反しない限りどんどん変化して勝利を追求しろ、不調なんら引退あるのみの横綱である以上勝利第一は当然文句たれるやつはアホ

2 高校時代の松井秀喜に対する連続敬遠も立派な作戦だから引け目を感じることはなく文句たれるやつはアホ

だって不文律なんぞ知ったこっちゃない 明文化されたルールさえ守ってりゃなにしても良かろうという主義なら、そうあるべきでしょう。

そう私は思います。

異議があるなら返信お願いします。もししっかりとした異議があり筋を通そうと思うならしっかりとした反論がありますことを期しております。逃げないでくださいね。

痴漢など性被害にあった女性たちにしてみれば避難できる場所があるだけでどんなに安心できることか、それを妨げることがどんなに野暮なことか、分別ある大人ならわからぬはずはないでしょうに。

当会からの回答

※異議があるなら返信お願いしますとのことですので、返信しておきます。

別に逃げたりはいたしませんが、ここに掲載した以外にも当コーナーには多数のご投稿をいただいており、実際のところその全てには対応しきれていない(返信できなかった方、すみません)状況ですので、あなた一人をいつまでも相手にし続けることは出来ないということはご了承ください。

女性専用車両に男性が乗ることをルールで禁止していないことをたてにとり、乗り込んで、女性専用車両を有名無実化しようとしている貴殿らは、すくなくとも相撲と野球に対し以下の見識であるべきでしょう。

1 大相撲の白鵬もたとえ大横綱でもルールに反しない限りどんどん変化して勝利を追求しろ、不調なんら引退あるのみの横綱である以上勝利第一は当然文句たれるやつはアホ

2 高校時代の松井秀喜に対する連続敬遠も立派な作戦だから引け目を感じることはなく文句たれるやつはアホ

大相撲の変化技や高校野球の連続敬遠は、単に勝つための手段として(一応、ルールに反しない範囲内で)やっていることで、当会が鉄道事業者のウソを許さないためにやっていることと一緒にするのはナンセンスというものでしょう。

私達は鉄道会社が「実際は女性専用ではない車両に『女性専用車両』とウソの名前を付けて運行」し、しかも表向き「痴漢対策」と称しておきながら、実際には「広告料収入源として、女性専用車両を金儲けに使う」などするから、そうしたことを許さないためにやっているのであって、「ルールに反しないギリギリの範囲内」で汚いことをやっているのは他でもない、ウソだらけの女性専用車両を運行している鉄道事業者のほうです。

そういう意味ではむしろ鉄道会社のほうが大相撲の変化技や高校野球の連続敬遠みたいなことをやっていると言えるでしょう。

痴漢対策と言うのは建前で、実際には(特に関西の鉄道事業者で顕著ですが)客寄せ・金儲けの手段になっています。

あなたの言葉を借りるなら、鉄道会社の見識は以下のようになるでしょう。

1 公共交通機関の鉄道もたとえ大手でもルールに反しない限りどんどん女性優遇して利益を追求しろ、不調なんら没落あるのみの鉄道である以上利益第一は当然文句たれるやつはアホ

2 女性専用車両の女性客に対する女性向け広告も立派な作戦だから引け目を感じることはなく文句たれるやつはアホ

私達はそうした鉄道会社のやり方に対する抗議活動を行っているのであって、当会が大相撲の変化技や高校野球の連続敬遠に例えられる筋合いはないということです。

白鵬の対戦相手となる力士が汚いことをして勝とうとしているから、その抗議の意味で白鵬が「変化技を使ってでも・・・」と言っているのでしょうか?

松井秀喜と対戦したチームが松井秀喜が不正なことをしてホームランを連発するからその抗議の意味で、連続敬遠にしたのでしょうか?

どちらも違いますね。

だって不文律なんぞ知ったこっちゃない 明文化されたルールさえ守ってりゃなにしても良かろうという主義なら、そうあるべきでしょう。

そう私は思います。

先にも述べた通り、「実際は女性専用ではない車両に『女性専用車両』とウソの名前を付けて運行」し、しかも表向き痴漢対策と称して世間を騙しながら、実際には「広告料収入源として、女性専用車両を金儲けに使う」鉄道会社のほうこそ正に「不文律なんぞ知ったこっちゃない 明文化されたルールさえ守ってりゃなにしてもよかろう」という主義に他ならないでしょう。

痴漢など性被害にあった女性たちにしてみれば避難できる場所があるだけでどんなに安心できることか、それを妨げることがどんなに野暮なことか、分別ある大人ならわからぬはずはないでしょうに。

女性専用車両に賛同・利用している女性の多くが本当はどのような理由で賛同しているか、一度よくお調べになられてはいかがでしょうか?

「女性専用車両に乗っている乗客は、その多くが痴漢等の被害にあって傷つき、避難してきた人々で、女性専用車両のおかげでようやく安心して乗車できるようになった」と、本気でそのように思っていらっしゃるのなら、これは「幻想」と言われても仕方がないでしょう。

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